白峰三山 北岳・間ノ岳・農鳥岳
- GPS
- 56:00
- 距離
- 23.3km
- 登り
- 2,271m
- 下り
- 2,988m
コースタイム
07:28広河原07:50-07:30第一ベンチ08:45-09:20第二ベンチ09:30-10:20白根御池小屋10:30-11:40昼食12:20-13:10小太郎尾根分岐-13:50北岳肩の小屋14:20-15:10北岳15:30-16:30北岳山荘
7/13(土)
05:00北岳山荘06:00-06:30中白根山-07:30間ノ岳07:40-08:40農鳥小屋09:00-09:45西農鳥岳09:50-10:30農鳥岳11:30-12:00大門沢下降点-14:50大門沢小屋
7/14(日)
05:00大門沢小屋07:00-08:30八丁坂08:40-09:10広河原庵-09:40奈良田第一発電所-10:00奈良田
天候 | 7/12晴れ 7/13ガス時々雨 7/14晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
奈良田から広河原のバスは1,100円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
道は整備されていて歩きやすい。急登も所々あるが長くは続かないのでそれほど辛くはない。が、何しろ長い。上りも稜線も下りもとにかく長いので体力はそれなりに必要。 この山行を実行するにあたってヤマレコで質問をさせて頂きました。非常に有力な情報を事前に得られたので助かりました。 質問URLはこちら。 http://www.yamareco.com/modules/plzXoo/index.php?action=detail&qid=1372 この中でアイゼン・ピッケルですが結果からいうと使用しませんでした。多分、この質問と回答が来たあとに梅雨が明け、非常な猛暑日が続いたことで雪解けが進んだことが原因だと思われます。例年並の気候なら安全確保のため持っていった方が良いでしょう。 下山後は奈良田と芦安に温泉がある。奈良田は9:00から温泉に入れ、10:00から食事ができる。奈良田でバス待ちする間に温泉に入るのがいい気もするがそれだと着替えを山に持っていく必要があるので考えどころ。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ 1
予備電池 1
1/25,000地形図 1
ガイド地図 1
コンパス 1
笛 1
筆記具 1
保険証 1
飲料 1
ティッシュ 1
三角巾 1
バンドエイド 1
タオル 1
携帯電話 1
計画書 1
雨具 1
防寒着 1
ストック 1
水筒 1
時計 1
非常食 1
軽アイゼン 1
ピッケル 1
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共同装備 |
ツェルト 1
ファーストエイドキット 1
医薬品 1
カメラ 1
車 1
|
感想
GWに甲斐駒・仙丈ヶ岳に登った時にその稜線のかっこ良さに惚れ、北岳に登りたくなったので行って来ました白峰三山。これまでにない標高差の上り(1,700m)、その稜線の長さ、そして下り(2,200m)。そのスケールの大きさに去年は断念しましたが今年こそ行けるのではないかと思い、挑戦してみました。
7/12(金)は午前2時半に起きてお風呂と朝食?を食べて午前3時半に出発。6時に芦安駐車場に無事到着。着替えや荷物の準備をしてちょっと一服していたらバスの座り座席が埋まってしまい折角早く着いたのに立ち席に。。。一時間立ちっぱなしは足にくると思い、私は周りの目も気にせず座らせて頂きました。他の方々は行儀良く立っていましたが私が立っていたら恐らく登りきれなかったのではないかと思います。
広河原にも無事着き、午前8時登山開始。白根御池小屋までは第一ベンチ、第二ベンチと調度良い休憩場所もあり、まあまあ急登でしたが良いペースで登れたと思います。白根御池小屋からの草すべりはあまり基準となる休憩場所がないので大体1時間毎に10分休憩位のペースで歩きました。所々急登がありますがそれ程辛い道ではありませんでした。肩の小屋で北岳山荘に電話して小屋の予約をとおもいましたが特に必要なかったみたいです。まだ、連休前だったからですかね。
肩の小屋を過ぎ、北岳山頂までは森林限界も超え、南アルプスは鳳凰三山、甲斐駒・仙丈ヶ岳、そして八ヶ岳が綺麗に見え目を楽しませてくれました。
北岳山頂につく頃には暑さのピークも過ぎ、疲労もだいぶ溜まってきていました。これまで標高差1,700mというのは経験が無かったので気が付かないうちに大分体力を消耗していたようです。水もお昼ごはんに使用した分も含めると2L以上飲んでいました。
二股までほぼ一緒に登っていたご夫婦と話していた時、一日目を肩の小屋までにするか北岳山荘まで行くか迷っていますと伝えたところ、絶対に北岳山荘まで行っておいた方が良いと言われ何とか北岳山荘まで頑張れました。あの会話が無かったら多分、北岳肩の小屋まで登ったことに満足して白峰三山縦走は無理だったでしょう。
普段は山荘に着いても消灯時間まで時間を潰すのに苦労していたのですがこの日は相当に疲れていたのか消灯時間を待たずに寝てしまいました。しかもいつも楽しみにしている日の入り、日の出を見ることなく寝ることを優先させてしまいました。これには自分でもビックリ。余程1,700mの登りが体に堪えていたんだなぁと実感。
7/13は楽しい稜線歩き のはずでした。朝、北岳山荘から出発する時は稜線もくっきり見えていたのですが中白根山についたらガスの中。その後も間ノ岳、西農鳥岳、農鳥岳とピークを踏んでも全部ガスの中で眺望はゼロ。なんのご褒美もなく、大門沢下降点に着いてしまいました。この日は前日の白根御池小屋で少し話した三重県から来ていた方とずっと行動を共にしてお昼も一緒に食べました。朝の出発時間がほぼ同じだったのでどちらともなく一緒に大門沢小屋を目指すパーティになっていました。眺望もなく淡々と歩くだけでしたが一人でなくて良かったと思います。
稜線上は終始10m/s程度の風が西から吹いていて寒いくらいでした。しかし、これだけずっと風が吹いていてなぜガスがはれないのか不思議でした。
大門沢下降点からの下りはすぐ樹林帯に入ることもあり、風もなくなり暑くなります。大門沢小屋まで1,200m位下るので結構、モモにきました。一気に下る人は更に900mも行くのですから嫌になりますね。時間的には可能かもしれませんが私は嫌です。この日もトレランで一日で白峰三山縦走している女性の方がいらっしゃいました。凄いとは思いますがやってみようとは決して思いませんでした。ゆっくりのんびり山を十分に感じながら歩くのが私には合っていると思いました。
7/14は帰りの奈良田からのバスの時間と相談しながらくだらなくてなりません。奈良田からのバスは何故か8:50と13:00という時間になっています。8:50に乗るためには3時間半のコースタイム+αを考えると4時半から5時に出ないといけません。翻って大門沢小屋の朝食の時間は5時からです。何かチグハグしています。私はバスの時間を気にしながら歩くのも好きではないので13時のバスに乗ることにして朝食を取って用を足してから7時に出発しました。予定では11時前には着くはず。そこでのんびり昼食を取って13時のバスに乗ろうと考えました。
八丁坂に着いて休憩と時間のログを取ろうとスマホを探すとどこにもありません。あれっ、と思うと同時に5,6本の髪の毛が白髪になったと思います。
あれか、大門沢小屋で用を足した時確かスマホ持っていったな・・・あの時、スマホどうしたっけ???
大門沢小屋にあることは確かなのですがそれをどうするかです。もう1時間半も降ってきたのでこれから取りに戻るとなると13時のバスは諦めなければなりません。その次の15時のバスも間に合うかどうか微妙です。
答えはすぐに出ました。奈良田に着いてから考えよう!
道中、色々とケースを考えながら歩いたのでどんな道だったかあまり記憶にありません。頭のなかをGreeenのキセキが何故か流れていました。
奈良田に着き、奈良田の里温泉が営業していたので公衆電話を借りようとすると公衆電話はないとのこと。お店の電話をお借りして大門沢小屋に掛け、スマホの忘れ物がないか問い合わせるとあるとのこと。良かったぁと思い、何とか自宅に郵送してもらえないかとお願いすると日数はかかるけれども可能とのこと。手に戻ってくることが確定したので着払いでの郵送をお願いした。と、ここで横で電話を聞いていたN・Fさんから神の声がありました。大門沢小屋主人に電話して頂き、下山者に預けて奈良田の里温泉まで持ってきてもらえると言う。これなら明後日には私の自宅に届くと。当然、そういうプランも考えてはいたのだが自分から話を切り出すのはなんだか躊躇われたので実に有難かったです。N・Fさんのご好意に甘えさせて頂きなんとかスマホ問題は解決。
奈良田の里温泉(というかN・Fさん)にはお世話になったので予定はなかったが温泉にも入り、昼食もちょっと高めのものをチョイス。普段より多くお金を落とさせていただくことでご好意に答えたつもりです。
こちらをご覧になられているか分かりませんが私のスマホを大門沢小屋から持ってきていただいた金沢在住のM・Fさん、この場を借りましてお礼をさせて頂きます。ありがとうございました。
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