北岳・間ノ岳・農鳥岳〜白峰三山縦走

2013年07月13日(土) ~ 2013年07月15日(月)

• GPS: 16:44
• 距離: 28.1km
• 登り: 3,244m
• 下り: 4,277m

コースタイム

1日目：
　720広河原センター-730広河原山荘(トイレ)-925白根御池小屋-1300北岳肩ノ小屋-1430北岳山頂-1530北岳山荘

2日目：
　400起床-530出発-600中白根山-650間ノ岳-840西農鳥岳-920農鳥岳-1010大門沢分岐-1230大門沢小屋

3日目：
　430起床-600出発-830林道-930奈良田

※白根御池小屋の手前でGPSロガーの記録忘れに気がつきました

天候

1日目：曇りのち雨・強風　2日目：ご来光の後、曇りと強風　3日目：曇りのち晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

（往路）
　新宿西口からバス移動
（復路）
　奈良田BS〜広河原BS〜甲府ST〜新宿西口BT(渋滞で約二時間遅れ)
　※3連休なので仕方ないですよね

コース状況／危険箇所等

強風には注意。
西農鳥岳〜農鳥岳のガレ場の通過は注意してください。
また大門沢小屋への下りは体力を使います。

写真

7/13 7:07

南アルプスの偉人

7/13 7:16

広河原センターを後に出発！

7/13 7:18

吊り橋を渡ってスタート

7/13 7:48

花1：コアジサイ

7/13 8:28

白根御池を目指します

7/13 8:35

花2：

7/13 8:46

7/13 9:00

くもりでコケも活き活きとしています

7/13 9:16

花3：

7/13 9:25

白根御池小屋

7/13 9:26

花4：

7/13 9:56

なかなか雰囲気の良いテン場です

7/13 9:58

花5：

7/13 9:58

花6：

7/13 10:04

花7：

7/13 10:08

花8：

7/13 10:09

花9：

7/13 10:11

花10：ウマノアシガタ

7/13 10:20

花11：

7/13 10:21

花12：

7/13 10:22

花13：

7/13 11:32

大樺沢の雪渓を登る人たちが小さく見えます

7/13 11:39

花14：

7/13 11:43

花15：

7/13 11:44

7/13 11:53

花16：

7/13 11:55

草すべり

7/13 11:58

7/13 12:12

花17：

7/13 12:12

7/13 12:14

谷からガスとともに風が吹きあがる

7/13 12:15

7/13 12:15

花18：

7/13 12:35

花19：

7/13 12:35

時々ガスが切れて稜線が姿を見せる

7/13 12:40

花20：

7/13 13:14

北岳より肩ノ小屋を振り返る

7/13 13:27

7/13 13:52

来ました〜北岳！

7/13 13:52

7/13 13:53

三等△北岳

7/13 14:06

7/13 14:09

こんなお花畑が沢山

7/13 14:10

花21：

7/13 14:10

花22：

7/13 14:11

花23：

7/13 14:19

花24：

7/13 14:24

7/13 14:29

7/13 14:41

八本歯のコルあたりではハシゴを登る人

7/13 14:49

7/13 14:51

北岳山荘が見えてきました

7/13 14:53

犬の横顔に見えませんか？

7/13 16:08

テン場はいっぱいでしたが何とか場所確保

7/14 4:17

2日目朝です。なんかいい予感

7/14 4:47

今回の山行ベストショット！
北岳八本歯ノ頭あたりからのご来光が中白根山を照らす
そして正面には凛とした富士山

7/14 4:48

7/14 4:48

光も強くなってきましたが、この後ずっと曇りでした

7/14 5:32

北岳を振り返ります

7/14 6:03

7/14 6:04

7/14 6:04

7/14 6:05

花25：シャクナゲの仲間？

7/14 6:06

こんなに吹いています

7/14 6:08

7/14 6:21

7/14 6:28

7/14 6:50

間ノ岳、日本で4番目に高いんですね

7/14 6:50

三等△間ノ岳

7/14 6:54

間ノ岳山頂下には、こんな小雪渓もあります

7/14 6:59

このあたりガスで視界20mほど

7/14 7:01

岩場が続く道。とくにガスっている時には、この案内は心強いです

7/14 7:07

花26：

7/14 7:09

一角獣！

7/14 7:12

こんなガレた坂が続きます

7/14 7:18

農鳥小屋が見えてきました

7/14 7:20

7/14 7:32

7/14 7:37

農鳥小屋に着きました

7/14 7:38

7/14 8:26

7/14 8:29

7/14 8:32

花27：

7/14 8:33

花28：

7/14 8:33

花29：

7/14 8:39

花30：

7/14 8:41

西農鳥岳

7/14 8:45

7/14 8:49

花31：

7/14 8:51

7/14 9:04

鳳凰三山

7/14 9:04

オベリスクを望遠でとらえます

7/14 9:22

農鳥岳ではガスが晴れてくれました

7/14 9:24

二等△農鳥岳

7/14 9:24

こちらもおなじみの山梨百名山標識です

7/14 9:53

農鳥岳を下りたころからはガスが晴れましたが、風は強くなりました

7/14 9:57

花32：

7/14 10:00

花33：

7/14 10:01

シャクナゲ？の群生

7/14 10:06

7/14 10:12

ここから大門沢に下ります

7/14 11:08

花34：

7/14 11:49

7/14 17:20

大門沢小屋のテン場からは富士山が正面に見えます

7/15 5:51

3日目朝の富士山

7/15 6:46

豊富な水量です。

7/15 6:51

所々沢を渡る

7/15 6:58

7/15 7:24

静かな森

7/15 7:32

7/15 7:37

ブナの大木

7/15 7:45

7/15 7:56

木漏れ日が差し込んできました

7/15 8:06

1つ目の吊り橋

7/15 8:18

2つ目の吊り橋

7/15 8:29

3つ目の吊り橋

7/15 8:30

デッカイ堰堤

7/15 9:08

奈良田に向かう道ではすっかり晴れてます。これが昨日だったらな〜

7/15 9:16

沿道の花

7/15 9:19

温泉嬉しい〜

7/15 12:33

奈良田バス停近くの沿道にも沢山お花が咲いています

7/15 12:34

7/15 16:56

帰途、高速バスから北岳方面。また来るからね

撮影機器：

PENTAX Optio WG-2 PENTAX

感想

ちょっこうさん

7月三連休！
やって来ました南アルプス、北岳

天気予報は「曇り時々雨か霧」のまんまの天候となりました
強いて言うと「一瞬だけ御来光」でした

■1日目

広河原に着いたときは曇り
2日前からカーボローディングでパスタを普段の倍の量を消化し
体重1kg増で挑んでいるため足取りも軽やか

白根御池小屋についても、まだまだ余裕があります
ちなみにこの小屋、ソフトクリームが名物！
食べている人みな美味しそう
でも曇りで肌寒いのでコーヒーを頂くことに
これがまた美味

元気いっぱいで草すべりにとりつきますが、この頃から雨がチラホラ
やっと小太郎尾根分岐についたら雨と霧

北岳肩ノ小屋につく前には強風も混じりテントを諦めて小屋泊も考えました
とにかく何か元気が出るものをと思い、「おしるこ」を頂きました

これが冷えた体とテンションがた落ちの心に火を着けてくれました
「今日中に北岳を踏もう」

ところがこのあとが辛かった
強風で頬に叩きつける雨の痛いこと
思わずミゾレ？と疑うような感覚

それでも不思議と目指す頂があると人間は頑張れるもの
北岳山頂では満面の笑みです

あとは下って北岳山荘でテントを張って1日目終了
ゴーゴー！バシバシ！という強風雨の音を聞きながら眠りにつきました

■2日目

相変わらずの風で目を覚ますが、あれ？雨の音がしない！
そうです雨が止んでいます

祈りが通じたのかうっすらと空も明るい、もっと良いことに風も止んできました
急いで朝食を済ませテント撤収

と、ここで事件発生
フライシートを片して畳んでいるときに突然の突風
地面が岩が多かったためペグ打ちせずにフライの張力でもっていたテントが
そっくり風にもっていかれました

慌てて30mほどダッシュして取り押さえましたが、
これが山頂に近いところならアウトでした
ペグ打ち確認、打てないときはザックでもなんでも押さえを効かさないと！

なんとかザックに詰め込み終えたところで「一瞬の御来光」
八本歯の頭あたりからの御来光が中白根山を紅く照らし、
しかも富士山が凛とクリーンに見えます

思わず拝む、そんな気持ちが良く分かります

さて2日目
このあとは間ノ岳〜農鳥岳とずっと強風
油断すると体ごともっていかれそうです
稜線では風で飛ばされる小石を見ました

「今回のクライマックスは北岳！」と思っていましたが、いやいや！
農鳥小屋から見る西農鳥から農鳥岳にかけての山様
何と言うかスケールが男らしい！
一瞬でファンになりました

農鳥で出会ったお父さんは、「午前中に大門沢小屋に着くよ！」
と涼しい顔でおっしゃってました
「よし」と思い、ついて行くのですがすぐにはなされました

大門沢分岐からの下り
太い等高線を一気に10本くらい落ちてやっと大門沢小屋に着きます
農鳥で体力を使った体にこの急降下はこたえました

昼ごはんを作る気に慣れずビールを飲んでいると山のオジサン二人
一人は山のベテラン、一人は沢のベテランと
あとは爽やかな青年と4人で酒盛りが始まりました

やっぱりこうでなくっちゃ！
みなさん総合的に経験豊富で山の話で盛り上がりますが、
でも一番盛り上がったのはSさんの山ナンパの話
いろいろと勉強になりました

あとこのテン場からは正面に富士山が見えます
一瞬一瞬で表情を変える姿を楽しめます

■3日目

いよいよ最終日
やはり昨夜は雨でした
でも不思議とあがる気がするんですよね
案の定起きるころには、うっすらと富士山が見えてきました

朝食を平らげ出発
昨日の下りでダメージを受けた足も快調
沢を何ヵ所か渡りながら徐々に高度を下げていきます

森林限界上のお花畑も「ガンバレ〜」と応援されているようで好きですが、
静かな広葉樹の深い緑の森も心落ち着きます
大好きなブナの森。やはりブナは最高です

次第に木漏れ日が指すようになり沢の音が心地よく感じます

地図を見ると吊り橋、吊り橋、吊り橋
3つ！
これが結構な高さです
看板には「危険なので一人づつ渡ること」の指示があったりして
思わず足がすくみます
ただ、こんな険しい山道に吊り橋を渡していただいた人々に感謝です

そのうち、山道が終わり、すっかり晴れた林道に出て奈良田温泉に向かいます
「女帝の湯」、最高でした
源泉？のぬるい風呂、熱くした風呂が疲れた心身を癒してくれました

昨日、一緒に乾杯をした好青年と奈良田のバス停で再会
「じゃあ、また何処かの山で」と言って別れました

初日の雨風で2日目撤退も考えたのですが
奈良田、広河原から甲府に着く頃には後ろ髪を引かれる思いが…
聞いていた通りのスケールのデカイ山様と天空のお花畑

これで晴れていたらどんなに爽快だったことか！
いつかきっと、晴れでリベンジしたいと思います
また来るね〜

コメント

lifter175

白峰三山縦走 お疲れ様でした
naoykさん　こんばんは！

お待ちしておりました、白峰三山縦走レコ！

お天気ちょっと残念でしたが、大門沢小屋での
酒盛り楽しそうで羨ましー
（一番盛り上がったっていう、ナンパ話が気になる・・・ ）


それにしても、ガスで絶景は今一つのようでしたが、
お花 もたくさんで、私的には楽しく拝見させて頂きました。

私も今夏に大好きな北岳含め、三山縦走考えていますので、
大変参考にさせて頂きました。
ありがとうございました

それと、最後に・・・カーボローディング、
私も筋トレが趣味なので、大変興味深いところです。
今度の山行で私も実践してみようかと思います

ちょっこうさん

コメントありがとうございます
lifter175さん、いつもありがとうございます。

なかなかの強風でしたが、それはそれで楽しめました。
キタダケソウみたいな花はあったのですが、それがキタダケソウかどうか判別付かず。。。

「カーボローディング」は「なんちゃってカーボローディング」です。
いわゆる、炭水化物を多めに摂るだけ。。。
でも調子は良かったですよ〜
普段あんまりお米を食べないせいかも知れません。

ナンパの話は残念ながらトップシークレットのため教えることは出来ません。

。。。なんて、トホホ系の話で失笑も含め、おじさん達の生態に大いに笑わせてもらいました。
何度も言いますが、やはり山の上のバカ話は最高です！

夏の北岳、晴れるといいですね。
レコ期待してますよ〜