天城山 (天城縦走路を歩く)
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 05:10
- 距離
- 19.5km
- 登り
- 867m
- 下り
- 1,461m
コースタイム
- 山行
- 4:30
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 5:09
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
熱海 7:22 =(JR 伊東線)= 7:49 伊東 7:55 =(東海バス・天城東急リゾートシャトルバス)= 8:50 天城縦走登山口 ※ バスの運賃は 1020円 (IC 不可) です. 帰り : 昭和の森会館 =(東海バス・C50系統)= 修善寺駅 ※ バスの運賃は 980円 (IC 不可) です. |
コース状況/ 危険箇所等 |
天城縦走登山口〜万二郎岳 天城縦走登山口のバス停を降りて,道の向かいにある登山口からコースが始まる.四辻までは若干のアップダウンを繰り返しながら,ほとんど平坦な道を進む.四辻をすぎてしばらくの間はなだらかな道となっているが,徐々に傾斜が増していく.道幅も狭まり,万二郎岳の山頂直下は行き違いもしづらいので,お互い譲り合いながら進む.その坂を登り切ると万二郎岳の山頂部に出る.山頂部は平な樹林帯となっており,休憩スペースは十二分にあるが眺望はほとんどない. 万二郎岳〜万三郎岳 万二郎岳から天城山主峰の万三郎岳に向かう尾根は馬の背と呼ばれる.馬の背といえば細い尾根によくつけられる名前だが,それほど尾根が痩せているわけではない.ただし,コース上ほぼ唯一と言っても良い岩場があり,小さいながら梯子のかけられている箇所もある.しかし,高度感があるわけではなく,難なく通過できるだろう.また,木の階段が崩壊したまま放置されて歩きにくくなっている場所もあるので注意.一旦,鞍部まで降った後は若干のアップダウンを繰り返したのち,万三郎岳の山頂に向けて一気に登り返す.万三郎岳の山頂は万二郎岳よりも狭く,休憩スペースは限られている.また全周が樹林で覆われているため眺望は全くない. 万三郎岳〜八丁池 万三郎岳から少し降ったところに,天城縦走登山口方面と八丁池方面の道が分かれる.多くの人が天城縦走登山口方面へと帰っていくが,八丁池方面に進む.分岐から分かれて片瀬峠に向けて100mほど高度を下げる.その後60m登り返すと小岳の山頂部に至る.小岳山頂部はだだっ広い平坦なブナの原生林となっている.山頂標を通り過ぎ少しダラダラと降った先から,一気に150m〜200mほど急斜面を降りることになる.踏み跡がいく筋もあって分かりづらいこともあるので,道標が建てられているところを目安に歩きやすい踏み跡を辿る.戸塚峠がこの下りの最下点となり,その後はずっと稜線をトラバースして高度を保ちながらひたすら距離を稼ぐ.ほとんど平坦で危険な箇所は特にないが,何箇所か細くなっているところはあるので,踏み抜かないように注意する.何かの建物跡と思われるコンクリートの基礎が現れたら八丁池はすぐそこである.八丁池にほとりには広いスペースがあるので,お弁当を広げて食べるのには最適. 八丁池〜天城峠〜天城峠バス停 八丁池のほとりを歩き,天城峠方面の道へ進む.八丁池を当目に見ながら少し高度を上げたところに公衆トイレが建っている.その向かいの分岐から見晴らし台方面に道が伸びている.この見晴らし台がコース上ほぼ唯一のビュースポットとなる.その後はひたすらこれまでと同じような道を歩きながら,徐々に行動を下げていく.向峠を過ぎると一旦尾根に乗り943mのピークに登る.このピークを過ぎるとやや斜度が急になり,天城峠まで下る.天城峠を以降も降り続けると,やがて急天城トンネルの入り口に出る.その後はコンクリートの階段を降っていき,天城トンネル脇の車道に出る.登山口側に河津駅方面,反対側に修善寺駅方面のバス停がそれぞれある. 天城峠バス停〜昭和の森会館 天城峠バス停から先は車道か遊歩道を歩く.遊歩道は浄蓮の滝や,さらにその下の方まで整備されているので,湯ヶ島温泉までなら遊歩道だけでいくことができる.車道は歩けないこともないが,国道で交通量も多いので,あまり歩くのはお勧めしない. |
その他周辺情報 | 駐車場 ・天城縦走登山口 天城縦走登山口バス停の横にかなり大規模な (100台程度の) ハイカー用駐車場が用意されている.こちらは料金無料で誘導員の指示に従って駐車する.また,ハイカー用とは別にゴルフ場利用者用駐車場もあり,ハイカー用駐車場が満車の場合はそちらに誘導される場合もある. ・天城峠周辺 旧天城トンネルの入り口前に若干の駐車スペースがあるが,一般車両が駐車しても良いかは不明.水生地などの観光スポットにも駐車場が整備されている.道の駅 天城越えにも広大な駐車場があり,帰りに買い物をする予定があるなら停めておいても良いかもしれない.ただ,天城峠からはかなり下った場所にある. トイレ 天城縦走登山口の駐車場内と八丁池から徒歩5分程度の山中,及び旧天城トンネル入り口にそれぞれ無料の公衆トイレあり. 水場 特に指定された水場はない.ただし,向峠の近くに湧水があり水場として使えそう.(季節的なものの可能性もある) 売店・食事 天城縦走登山口側のゴルフ場クラブハウスの売店・レストランを利用可能.ただし,クラブハウスということもあり,泥だらけや汗だくでの利用は控えるべきだろう.道の駅天城越えにも売店とレストランあり.山中に有人小屋はないので,必要なものは入山前に揃えておく必要がある. 温泉 伊豆半島にはたくさん温泉地があるので,どちら側の登山口に降りても困らないだろう.ただし,どちらの場合もバスで移動しないと温泉はないので,多少我慢して移動する必要はある.今回は湯の国会館 (https://www.yunokuni-izu.com/,大人1人880円) を利用した. |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
計画書
予備電池
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
ファーストエイドキット
|
---|
感想
今回は約1ヶ月ぶりの百名山制覇の山行です.これで100座中53座制覇したことになります.そろそろ,「そうだ,山へ行こう!」みたいな軽いノリで前日に準備していける山に行き尽くしてしまったので,冬に行こうと温存しておいた天城山に,梅雨前最後の山行としていくことにしました.
最近,東京マラソンに当選したこともあって,トレーニングになるように20km程度のコースを組んでみました.距離的に言えば先月の丹沢山とほとんど変わりませんが,今回はかなり地形が平坦で,とても歩きやすいコースであったと思います.
しかし,正直,期待外れの山行だったと言わざるを得ません.
まず,全くと言って良いほど眺望がありません.標高が低いこともあって,森林限界上に出ることはありません.そのため,コースの全行程が樹林帯の中を通ることになり,開けている場所もほとんどありません.伊豆なので富士山はすぐ近くですが,コース上で富士山を拝めるのは,万三郎岳先の樹間からわずかに覗く場所と,見晴らし台くらいです.富士の眺望を期待しているのであれば,達磨山や愛鷹山塊など他の山域に行った方が良いでしょう.
また,コースが平坦すぎて歯応えがありません.丹沢山の主脈縦走では,累積標高が2200mほどありましたが,今回はその3分の1程度でした.水平距離20kmと言っても走っていたわけではないので,トレーニングとしても少々物足りなかったと思います.
あと,季節的に仕方ないですが,山頂に虫が多いです.特に万三郎岳の山頂は,おちおち休憩できないほどハエが飛んでいて,他の登山者もさっさと通過して行ってしまいました.逆に八丁池など水辺に虫があまりいないのも少し不思議でした.
とここまで悪い点ばかりを上げてしまいましたが,天城山は初心者にとってはいい山だと思います.天城縦走登山口から万二郎岳と万三郎岳の周回にしてしまえば,3時間程度で2つのピークを踏めて百名山を制覇できます.また,20〜30kmのコース採りも可能なうえ,比較的アップダウンが少ないので,トレイルランニングの入門には最適なんじゃないかと思います.
あと,森林浴が好きな人にとっても良い山だと思います.特に5月の新緑の時期,木漏れ日を受けながら樹間を吹き抜ける初夏のそよ風を感じて歩くのは,なかなか乙なものでした.(私は岩山の方が好きなのですが・・・)
こんな感じで,天城山は最初のうちに登っておいた方が楽しめるんじゃないかなあと思いながら,今日は道を歩いていました.どんなに天気が良くても眺望はありませんし,どうコースを作っても負荷が軽いので,他に色々と山を登っていると,やはり物足りない感が拭えませんでした.
そろそろ,初ボーナスの時期なので,テントを買って宿泊ありの山行に繰り出そうかなと考えています.梅雨の時期であまり山には行けないと思うので,6月中にしっかり準備を進めておきたいと思います.
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する