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Yamareco

記録ID: 3263966
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
尾瀬・奥利根

帝釈山・田代山でオサバグサ祭り♪

2021年06月11日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:53
距離
7.6km
登り
619m
下り
610m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:24
休憩
0:24
合計
4:48
8:21
39
9:00
9:00
65
10:05
10:10
24
10:34
10:34
49
11:23
11:26
57
12:23
12:39
30
13:09
馬坂峠駐車場
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
登山口までは長い未舗装林道が延びている。整備されていて普通車でも走行は可能だが、時々鋭い形の岩が路面から突き出しているのでパンクやホイールの破損に注意が必要。登山口にはキレイなトイレと登山届ポストあり。栃木県側の林道は通行止め。現在の所、檜枝岐村からのアプローチが唯一の手段となる。
コース状況/
危険箇所等
危険な場所は特にない。
その他周辺情報 林道の入口付近にある燧の湯が良かった。おすすめ。
長い林道のアプローチを経て、帝釈山登山口に到着。ちょっとのんびりしすぎて到着が遅くなった。いそいそと身支度を整えて出発する。
長い林道のアプローチを経て、帝釈山登山口に到着。ちょっとのんびりしすぎて到着が遅くなった。いそいそと身支度を整えて出発する。
登山道はのっけから急な登り。まだ温まっていない体が悲鳴を上げる。立派な木道だが、段差が大きめでちょっとつらい。
登山道はのっけから急な登り。まだ温まっていない体が悲鳴を上げる。立派な木道だが、段差が大きめでちょっとつらい。
さっそくオサバグサが登場!
さぁ、オサバグサ祭りの始まりですよ!
さっそくオサバグサが登場!
さぁ、オサバグサ祭りの始まりですよ!
そこかしこに咲いているオサバグサ。オサバグサ祭りの名に恥じない咲きっぷりだ。
そこかしこに咲いているオサバグサ。オサバグサ祭りの名に恥じない咲きっぷりだ。
オサバグサ意外にもタケシマランとか…
オサバグサ意外にもタケシマランとか…
ミツバオウレンや…
ミツバオウレンや…
イワナシなど、多彩な花が咲いていた。
否が応でもツートンのテンションは上がる上がる。
イワナシなど、多彩な花が咲いていた。
否が応でもツートンのテンションは上がる上がる。
木道が終わると急な角度はそのままに岩場の登りとなる。足があがらーん! 体がおもーい!と悲鳴を上げながら進んでいく。
木道が終わると急な角度はそのままに岩場の登りとなる。足があがらーん! 体がおもーい!と悲鳴を上げながら進んでいく。
ポッカリと明るい場所に出た。帝釈山の山頂だ。速っ! まだ登山開始から40分しか経ってないぞ。馬坂峠からだと帝釈山の山頂を極めるだけならば実に簡単だ。
2
ポッカリと明るい場所に出た。帝釈山の山頂だ。速っ! まだ登山開始から40分しか経ってないぞ。馬坂峠からだと帝釈山の山頂を極めるだけならば実に簡単だ。
山頂からの眺めはなかなか素晴らしい。
あれは…燧ヶ岳?
山頂からの眺めはなかなか素晴らしい。
あれは…燧ヶ岳?
会津駒ヶ岳はまだまだ白い雪に覆われている。
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会津駒ヶ岳はまだまだ白い雪に覆われている。
会津駒の後ろには遠く越後の山々も。去年登った平ガ岳あたりだろうか?
会津駒の後ろには遠く越後の山々も。去年登った平ガ岳あたりだろうか?
さて、40分登って下山というのも、あまりにもアレなので田代山まで往復してこようと思う。うーん、結構下るのね。帰りはもう一度登りになるが…まぁいいか。
さて、40分登って下山というのも、あまりにもアレなので田代山まで往復してこようと思う。うーん、結構下るのね。帰りはもう一度登りになるが…まぁいいか。
アズマシャクナゲは終わりかけ。ほとんどの花がしおれかけていた。比較的キレイに残っていたやつをパチリ☆
アズマシャクナゲは終わりかけ。ほとんどの花がしおれかけていた。比較的キレイに残っていたやつをパチリ☆
シャクナゲの足元の岩場にはイワカガミが盛りを迎えつつあった。ピンクの花部門、選手交代ってところか。
シャクナゲの足元の岩場にはイワカガミが盛りを迎えつつあった。ピンクの花部門、選手交代ってところか。
道は平坦になり、苔の林床と相まって日本庭園のような風情を醸し出している。
道は平坦になり、苔の林床と相まって日本庭園のような風情を醸し出している。
オサバグサ祭り、再開!
いやぁ、売りにするだけあって本当にすごい数のオサバグサが咲いている。
オサバグサ祭り、再開!
いやぁ、売りにするだけあって本当にすごい数のオサバグサが咲いている。
コミヤマカタバミも咲いていた。
コミヤマカタバミも咲いていた。
バイカオウレン。
福島以南の分布らしいから岩手では見れない。珍しいものを見れてラッキー。
バイカオウレン。
福島以南の分布らしいから岩手では見れない。珍しいものを見れてラッキー。
ウスバスミレ…でいいんかな〜。スミレはさっぱりだわ。
ウスバスミレ…でいいんかな〜。スミレはさっぱりだわ。
楽しみは足元ばかりではない。突然、目の前の木の枝にカワイイのが現れた。キクイタダキ? 特徴のある頭頂部が見えない…。
楽しみは足元ばかりではない。突然、目の前の木の枝にカワイイのが現れた。キクイタダキ? 特徴のある頭頂部が見えない…。
最低鞍部付近には未だ雪が残っている。とはいえ、通行に支障があったり、登山道を見失うようなレベルのものではない。涼風をもらってひと跨ぎといったところだ。
最低鞍部付近には未だ雪が残っている。とはいえ、通行に支障があったり、登山道を見失うようなレベルのものではない。涼風をもらってひと跨ぎといったところだ。
何やら騒がしいのがいるなぁと思ったらホシガラスだった。聞き慣れた鳴き声とちょっと違う感じだったから誰かと思ったら。
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何やら騒がしいのがいるなぁと思ったらホシガラスだった。聞き慣れた鳴き声とちょっと違う感じだったから誰かと思ったら。
鞍部から少し登り返すと木立の向こうに建物が見えてきた。大師堂兼避難小屋と新しくできたというトイレだろう。
鞍部から少し登り返すと木立の向こうに建物が見えてきた。大師堂兼避難小屋と新しくできたというトイレだろう。
ログハウスみたいでワクワクするな。
ちょっと中に入ってみよう。
ログハウスみたいでワクワクするな。
ちょっと中に入ってみよう。
おっと。外見とは裏腹に中は純和風だ。真新しい畳が青々としていて居心地が良さそうだ。弘法大師様も見守ってくださるぞ。
おっと。外見とは裏腹に中は純和風だ。真新しい畳が青々としていて居心地が良さそうだ。弘法大師様も見守ってくださるぞ。
小屋の前から続く木道をたどっていく。
小屋の前から続く木道をたどっていく。
するとすぐに林を抜け、目の前には一面の湿原が広がった。
ちなみに田代山湿原の周回コースは反時計回りで一方通行になっている。離合ポイントもほとんどないので、これは是非守ろう。
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するとすぐに林を抜け、目の前には一面の湿原が広がった。
ちなみに田代山湿原の周回コースは反時計回りで一方通行になっている。離合ポイントもほとんどないので、これは是非守ろう。
広々とした高層湿原は「別天地」と呼ぶに相応しい。景色ももちろんだが、この季節と言えばやはり楽しみは花ということになる。
広々とした高層湿原は「別天地」と呼ぶに相応しい。景色ももちろんだが、この季節と言えばやはり楽しみは花ということになる。
チングルマとタテヤマリンドウ。
チングルマとタテヤマリンドウ。
ヒメシャクナゲも祭りといっていいほど咲いていた。
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ヒメシャクナゲも祭りといっていいほど咲いていた。
案の定、ツートンの歩みは亀のように遅くなるのであった。
案の定、ツートンの歩みは亀のように遅くなるのであった。
お、タテヤマリンドウの群生だ。なかなか見応えがある。
お、タテヤマリンドウの群生だ。なかなか見応えがある。
ピンクの共演、イワカガミ&ヒメシャクナゲ。
ピンクの共演、イワカガミ&ヒメシャクナゲ。
写真ではわからないが、一面にヒメシャクナゲなどが咲いていて湿原がほのかにピンク色に染まっている。まさに天空の楽園だな。
写真ではわからないが、一面にヒメシャクナゲなどが咲いていて湿原がほのかにピンク色に染まっている。まさに天空の楽園だな。
楽園の外苑を守るかのようにそびえ立つ会津駒。これもかっこいいな〜。
楽園の外苑を守るかのようにそびえ立つ会津駒。これもかっこいいな〜。
湿原の中に唐突にT字路が現れた。左方向には猿倉登山口などの文字があるが、右方向については何の言及もない。
湿原の中に唐突にT字路が現れた。左方向には猿倉登山口などの文字があるが、右方向については何の言及もない。
それもそのはずで、右方向はこんな感じになっている。廃道…なのか。木道が途切れている場所にロープも張ってあるから一般登山道ではないのだろう。
それもそのはずで、右方向はこんな感じになっている。廃道…なのか。木道が途切れている場所にロープも張ってあるから一般登山道ではないのだろう。
分岐を左に進むと、もう一度T字路が現れる。これは右方向は猿倉登山口へ行く現役の道だ。我々は左手へ向かい、周回路を小屋がある方向へ戻っていく。
分岐を左に進むと、もう一度T字路が現れる。これは右方向は猿倉登山口へ行く現役の道だ。我々は左手へ向かい、周回路を小屋がある方向へ戻っていく。
帰りは湿原の真ん中を突っ切っていくコースだ。木道の脇には池塘が点在し、素晴らしい景観を作り出している。はぁ…、天国だな。
帰りは湿原の真ん中を突っ切っていくコースだ。木道の脇には池塘が点在し、素晴らしい景観を作り出している。はぁ…、天国だな。
田代山湿原の只中に田代山山頂の標識が立っていた。しかし、そこはどうみても周りに比べて低い位置にある。本当のピークは小屋のあるあたりのようだ。なぜここに標識立てたんだ?
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田代山湿原の只中に田代山山頂の標識が立っていた。しかし、そこはどうみても周りに比べて低い位置にある。本当のピークは小屋のあるあたりのようだ。なぜここに標識立てたんだ?
山頂標識の前から見る景色は、やはり見渡す限りの高層湿原だった。山頂という言葉が、これほどしっくりこない山頂も珍しい(笑
山頂標識の前から見る景色は、やはり見渡す限りの高層湿原だった。山頂という言葉が、これほどしっくりこない山頂も珍しい(笑
たっぷり一時間半ほどもかけて湿原を一周してきた。景色にも花にも大満足なひとときであった。いやぁ、いい山だね。
たっぷり一時間半ほどもかけて湿原を一周してきた。景色にも花にも大満足なひとときであった。いやぁ、いい山だね。
田代山に別れを告げ、下山の途に就く。下山とは言え帝釈山に登り返さなければならないんだけどね。
田代山に別れを告げ、下山の途に就く。下山とは言え帝釈山に登り返さなければならないんだけどね。
帝釈山山頂直下は、結構険しい道だった。下る時はあまり感じなかったのだが…。
帝釈山山頂直下は、結構険しい道だった。下る時はあまり感じなかったのだが…。
こういうメタボ返し的な狭窄部や…
こういうメタボ返し的な狭窄部や…
はしごが架かった岩など、なかなかアスレチックな感じの登山道だ。
はしごが架かった岩など、なかなかアスレチックな感じの登山道だ。
谷底から雲が湧いてきたな。いよいよ夏山らしくなってきた。
谷底から雲が湧いてきたな。いよいよ夏山らしくなってきた。
帝釈山に戻ってきた。暑さと寝不足で若干体調がよろしくない…。少し風に吹かれてクールダウンしていこう。
帝釈山に戻ってきた。暑さと寝不足で若干体調がよろしくない…。少し風に吹かれてクールダウンしていこう。
トントントンっと調子よく階段を下っていくと、突然目の前の木に一羽の小鳥が舞い降りた。
トントントンっと調子よく階段を下っていくと、突然目の前の木に一羽の小鳥が舞い降りた。
なんだかモジャモジャした鳥が現れたぞ。ファーマフラーつけたセレブみたいな?(想像の貧困)
…ん〜、ルリビタキのメス???
なんだかモジャモジャした鳥が現れたぞ。ファーマフラーつけたセレブみたいな?(想像の貧困)
…ん〜、ルリビタキのメス???
最後にカワイイ森の住人にも出会えて楽しい気分で下山してきた。お疲れさまでした。
最後にカワイイ森の住人にも出会えて楽しい気分で下山してきた。お疲れさまでした。
登山口でいただいたバッチ。
登山口でいただいたバッチ。

感想

過去に林道の通行止めに阻まれて登ることができなかった帝釈山・田代山に再挑戦してきた。今度は事前にアプローチ道の情報を仕入れ万全の体勢で臨む。
馬坂峠登山口では檜枝岐村の方から記念品のバッチをいただいた。特に山開きの日とかではなかったと思うので、これは思いがけないサプライズだった。聞くところによるとオサバグサ祭り?のような感じで6月20日までバッチを配っているのだとか。大盤振る舞いだなぁ。思わぬおもてなしに気を良くして入山したのだった。
最初の30分くらいは樹林の中の急登になるため少々苦しい時間となる。しかし足元にはこれでもかというくらいオサバグサが咲き乱れており登山者の目を楽しませてくれる。なるほど、祭りというだけあるわ。
序盤のオサバグサに始まり、田代山の湿原ではヒメシャクナゲを始めとする高層湿原に咲く花たちが百花繚乱。全体的に眺望を得られる場所も多く、終始楽しい山歩きができた。

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ハイキング 尾瀬・奥利根 [日帰り]
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5

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