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Yamareco

記録ID: 327830
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

北岳 〜最後に晴れた! 2泊3日

2013年07月29日(月) ~ 2013年07月31日(水)
 - 拍手
Tad その他1人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
48:06
距離
11.6km
登り
1,545m
下り
1,852m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

(GPSが衛星を捕捉しきれず広河原から二俣への途中までデータなし)

29日:広河原8:45 - 11:25二俣 - 12:05白根御池小屋
30日:御池小屋6:00 - 8:10小太郎尾根合流 - 9:05肩の小屋11:15 - 11:53頂上 - 12:45肩の小屋
31日:(頂上往復)肩の小屋6:35 - 8:10二俣8:25 - 10:20広河原
天候 29日:雨
30日:曇り
31日:晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
芦安に数ヶ所の市営駐車場 無料
芦安〜広河原 乗合タクシー 1000円+100円(協力費)
コース状況/
危険箇所等
■登山ポスト:広河原ビジターセンター、広河原山荘にあり
■道の状況:左俣コースの雪渓はまだかなり残っていて、雪渓上を歩く部分が多いらしい。落石も多くできるだけ避けて欲しいとのこと。
■入浴:芦安地域に数ヶ所の日帰り入浴可能な施設があるが比較的小規模。ゆっくりしたいなら少し下まで探した方が良いかも。
 
【1日目】小雨の中を登山道へ
2013年08月02日 06:18撮影 by  X20, FUJIFILM
1
8/2 6:18
【1日目】小雨の中を登山道へ
どんどん本降りになってきた
2013年08月02日 06:18撮影 by  X20, FUJIFILM
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どんどん本降りになってきた
二俣経由で白根御池小屋に到着
2013年08月02日 06:18撮影 by  X20, FUJIFILM
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8/2 6:18
二俣経由で白根御池小屋に到着
【2日目】雨は上がった
御池の縁にテントを張ったグループ
2013年08月02日 06:18撮影 by  X20, FUJIFILM
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【2日目】雨は上がった
御池の縁にテントを張ったグループ
急勾配の草すべりコースへ
2013年08月02日 06:18撮影 by  X20, FUJIFILM
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急勾配の草すべりコースへ
前日の雨の中で使ったのでカメラが曇っている
2013年08月02日 06:18撮影 by  X20, FUJIFILM
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前日の雨の中で使ったのでカメラが曇っている
稜線直下のミヤマキンポウゲの大きな花畠
2013年08月02日 06:18撮影 by  X20, FUJIFILM
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稜線直下のミヤマキンポウゲの大きな花畠
小太郎尾根の分岐に着いた
2013年08月02日 06:18撮影 by  X20, FUJIFILM
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小太郎尾根の分岐に着いた
時折り青空も覗くが
2013年08月02日 06:18撮影 by  X20, FUJIFILM
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時折り青空も覗くが
肩の小屋に到着
数分の間頂上が見えた
2013年08月02日 06:18撮影 by  X20, FUJIFILM
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肩の小屋に到着
数分の間頂上が見えた
休んでから頂上へ登ってみる
2013年08月02日 06:17撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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休んでから頂上へ登ってみる
ガスと岩の中に花畠
2013年08月02日 06:17撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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ガスと岩の中に花畠
頂上は完全に雲の中
2013年08月02日 06:17撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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頂上は完全に雲の中
なかなかガスが取れない
2013年08月02日 06:17撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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なかなかガスが取れない
夕方ほんの30分ほど頂上が姿を見せた
2013年08月02日 06:17撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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夕方ほんの30分ほど頂上が姿を見せた
甲斐駒ケ岳も見えてきて写真を撮りに走る人多数
2013年08月02日 06:17撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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甲斐駒ケ岳も見えてきて写真を撮りに走る人多数
のんびり景色を楽しむテント泊の人達
羨ましい
2013年08月02日 06:17撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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のんびり景色を楽しむテント泊の人達
羨ましい
【3日目】真っ暗な中に頭を出す富士山
山小屋の灯りが見える
2013年08月02日 06:17撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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【3日目】真っ暗な中に頭を出す富士山
山小屋の灯りが見える
薄明の鳳凰三山
上方に接近した木星と火星が光る
2013年08月02日 06:17撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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薄明の鳳凰三山
上方に接近した木星と火星が光る
頂上への途中で日の出を待つが、東の雲が取れず
2013年08月02日 06:17撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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頂上への途中で日の出を待つが、東の雲が取れず
甲斐駒と雲海上の八ヶ岳
好きな風景
2013年08月02日 06:17撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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甲斐駒と雲海上の八ヶ岳
好きな風景
頂上間近
間ノ岳稜線が染まっている
2013年08月02日 06:17撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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頂上間近
間ノ岳稜線が染まっている
今回2度目の登頂
2013年08月02日 06:17撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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今回2度目の登頂
光る雲海の奥に富士山
2013年08月02日 06:17撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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光る雲海の奥に富士山
存在感ある仙丈ケ岳
奥には槍穂〜乗鞍岳
2013年08月02日 06:17撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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存在感ある仙丈ケ岳
奥には槍穂〜乗鞍岳
影北岳も!
2013年08月02日 06:18撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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影北岳も!
小屋と右俣の尾根を見下ろして
2013年08月02日 06:18撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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小屋と右俣の尾根を見下ろして
テント場近くの花畠と富士山
2013年08月02日 06:18撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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テント場近くの花畠と富士山
今日はほんとにいい天気
2013年08月02日 06:18撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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今日はほんとにいい天気
小太郎尾根分岐直下の花畠と北岳
2013年08月02日 06:18撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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小太郎尾根分岐直下の花畠と北岳
右俣の広場
天国のような眺め
2013年08月02日 06:18撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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右俣の広場
天国のような眺め
二俣が近くなってきた
暑い;;
2013年08月02日 06:18撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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二俣が近くなってきた
暑い;;
大樺沢の流れ
涼しい!
2013年08月02日 06:18撮影 by  X20, FUJIFILM
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大樺沢の流れ
涼しい!
肩の小屋で一緒だった、山ガールの枠を超えてる自由形女子
元気だ…
2013年08月02日 06:18撮影 by  X20, FUJIFILM
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肩の小屋で一緒だった、山ガールの枠を超えてる自由形女子
元気だ…
吊り橋を渡って下界へ
2013年08月02日 06:18撮影 by  X20, FUJIFILM
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吊り橋を渡って下界へ

感想

今年の最大目標が北岳登山のOさんに同行。
負担を減らすために2泊3日で計画したが3日とも好天というのはなかなか見込めない。
最終日の天候が一番良くなるように見込んで日程を設定する。

【1日目】
芦安に7時半頃に着き乗合タクシーで広河原へ。
曇っていた空が歩き出す頃には小雨に変わるが、この日は御池小屋まで行けばいいので何とかなるだろうと歩を進める。
途中でだんだん本降りの雨になってきて登山道にも水が流れる。

二俣に着いて休んでいた3名の先行者に声をかけるが、このうちの一人が雪渓で転倒したか、落石を受けたかで顔を負傷していて同行者が補助しながら御池小屋まで行くところ。
この日の悪天で八本歯のコルへ向かうルートでは数名の事故があったらしい。
この負傷者は結局翌朝にヘリコプターで輸送された。

二俣からほぼ水平だが木の根を何回も乗り越す少し厄介な道を30分ほど歩いてお昼に御池小屋に到着。
平日だから空いているだろうという期待は裏切られて、結構な混み方だった。
この日は結局終日雨で、明日はせめて降らないで欲しいと祈りながら就寝。

【2日目】
雨は何とか上がり、全体に曇りがちな空。ルートの選択に少し迷ったが草スベリを登ることにする。
御池小屋から見上げる草スベリはかなりの勾配でちょっと心配するが、少しずつ増えてくる花を楽しみながらゆっくり登ると案外早く尾根に達する。
稜線はガスの中だが時折り青空も覗く具合。
少し重くなった足を運んで9時過ぎには肩の小屋に着いてしまった。

小屋で1時間ほど仮眠してからガスの中を頂上へ。
12時前に登頂。目的を達成して普段冷静なOさんも嬉しさを隠しきれず高揚している。
とは言え全く視界はなく、記念写真を撮って早々に小屋へ戻る。

この日は3000m付近の雲がどこも取れず、周囲の展望も冴えないまま。
それでも登って来る人は多く、小屋の中はどんどん埋まっていく。
午後はずっと外のベンチでビールを飲みながら時間をつぶす。

夕方近くになって30分ほどガスが引いて頂上が顔を出す時間があったので、テント場の下で花を入れた撮影を行う。
その後はまたガスが稜線を覆ってしまった。
が、これも織り込んでいたことなので、翌朝の好天を期待して8時前に眠りに着く。

【3日目】
3時頃に外へ出てみると、雲は少しあるが星もあり、周囲の山々も見えている様子。
Oさんに声をかけ、暫く小屋の前でまだ暗い景色を撮影した後、頂上へ向かう。

小屋裏の急登を登り切った所で日の出を待ちながら撮影。
あいにく東側に雲があって日の出の瞬間の太陽は見えず、山々も染まらない。
ちょっと残念だったが撮影を切り上げて頂上を目指す。

頂上には既に10名くらいの先行者。
昨日とは打って変って一面の雲海の上に全方向に山々が浮かんでいる絶好の景色。
太陽も雲の上に顔を出して東側の雲海が眩しく輝き始める。
山上でのみ味わえるこの上ない幸福感を十分楽しみ、足取り軽く小屋へ戻る。

小屋で弁当を少しだけ食べて下山。
登って来た時とは全く違う好天に恵まれ、景色と豊富な花を楽しみながら下りて行く。
右俣コースを二俣へ下りて少し休憩。天気に誘われて沢山の登山者が登って来る。

気温が上がって汗が止まらないが、沢に沿って下りて行くと涼しい風が心地良い。
既に1000m以上の標高差を下りて来たので足が棒になってくる。
まだかまだかと歩き続けて二俣から2時間近くかかってやっと広河原に戻る。

広河原山荘で少し早目のランチ。芦安に戻って入浴してから帰路に付く。
Oさんの目標達成に素晴らしい天気の下で立ち会えてほんとによかった。

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