【日本百名山 No.37】【第2次九州遠征】九重山 坊ガツルにテン泊で周回

2021年06月19日(土) ～ 2021年06月20日(日)

• GPS: 14:04
• 距離: 26.0km
• 登り: 1,868m
• 下り: 1,853m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:02
• 休憩: 0:15
• 合計: 6:17

距離 10.1km 登り 900m 下り 712m

11:41 長者原
12:45 指山自然観察路分岐
13:27 13:28 雨ヶ池越
14:04 三俣山分岐
14:11 坊ガツル
14:15 坊がつる避難小屋
14:58 坊ガツル
15:03 15:04 坊がつる避難小屋
15:18 15:19 宇土山
16:16 16:17 段原
16:19 大船山避難小屋
16:35 16:44 大船山
16:56 大船山避難小屋
17:01 段原
17:43 17:45 宇土山
17:56 坊がつる避難小屋
17:58 坊ガツル

2日目

• 山行: 7:06
• 休憩: 1:46
• 合計: 8:52

距離 15.8km 登り 974m 下り 1,182m

5:37 坊ガツル
5:49 法華院温泉
6:15 6:27 鉾立峠
7:36 白口岳
7:49 7:50 稲星越
8:06 稲星山
8:16 8:23 中岳分岐
8:38 8:58 九重山
9:42 9:46 久住山
10:05 久住分れ
10:08 10:11 久住山避難小屋
10:13 10:14 久住分れ
10:41 北千里浜
10:46 10:52 諏蛾守越分岐
11:20 11:34 法華院温泉
11:47 12:24 坊ガツル
12:28 三俣山分岐
13:10 13:11 雨ヶ池越
13:44 指山自然観察路分岐
14:29 長者原

天候

一日目　曇りのち晴れ
二日目　晴れ！

アクセス

利用交通機関：

自家用車 飛行機

0835熊本空港着のANAで現地入り。搭乗前「現地視界不良のため，福岡に降りる可能性アリマース」とビビらされたが，無事着陸。
現地でレンタカー→長者原に11時過ぎ到着。行程1時間半ほど。

帰路は逆コース。温泉寄ってのんびりしてたら，結構ギリギリになる。1825熊本発伊丹行きで帰阪。

コース状況／危険箇所等

行程中の難路は，鉾峠～白口岳区間。序盤は藪の中。上の方に崩落個所がある。エスケープルートがあったが見つけられず，崩落個所を直登してしまった。反省。

行程全域でドコモは電波あり。

その他周辺情報

長者原からの帰路，近くに適当に温泉あるだろ，と思って走ってたら看板を見逃して，結局ナビの指示で「九重いやしの里ホテル大草原」に行く。地図見たらかなりの遠回りだった。が，いい雰囲気のひなびた温泉でこれはこれで良かったかな。

写真

6/19 11:46

長者原にレンタカー留めて出発。

6/19 11:49

曇天である。

6/19 11:52

森に吸い込まれていく人々。

6/19 11:53

真ん中に見える建物を終の棲家として居座りたい。

6/19 11:54

花を愛でる心を持たぬオッサンが写す花の写真。

6/19 11:56

少し青空もあるぞ？

6/19 11:58

注意書各種。山と高原地図そのまま使ってるのね。

6/19 12:03

森に入る。心地いい。

6/19 12:05

手軽にこういう場所に来れる九州の方々，羨まし過ぎ。

6/19 13:20

雨ヶ池越到着。視界が開け，例のアレが出迎えてくれましたよ！

6/19 13:22

男前山容

6/19 13:22

ポツンとムラサキ。

6/19 13:26

ホレホレ！

6/19 13:41

宿泊地はアソコか？まだ結構あるぞ？？？

6/19 13:57

これは・・・なんだっけ？アセビ？

6/19 14:02

ほげー！何なのこの解放感。

6/19 14:03

天気完全に回復。

6/19 14:09

画角，24mmじゃ狭すぎるんだよ・・・

6/19 15:07

マイハウス設営完了。ペグ，サクサク刺さって気持ちいいっす。

6/19 15:53

この日は大船山を目指す。中腹からは時折視界も開ける。

6/19 16:01

なんか咲いとるねえ！

6/19 16:10

うっすら見えるは阿曽かねえ。

6/19 16:10

こうしてみると確かに火山。

6/19 16:15

今日のラスボス。

6/19 16:15

改めてすごいところに来ていると実感。

6/19 16:23

花を愛でる心がないとミヤマキリシマをとってもこんな写真にしかならぬのである。

6/19 16:26

これはまた違うお花の散った残り香。

6/19 16:33

青！緑！ピンク！

6/19 16:38

6/19 16:38

アソコから登ってきたのか！

6/19 16:38

またまたピンク！

6/19 16:38

6/19 16:40

どっちを向いてもピンク！

6/19 16:43

うう，キリがねえ・・・

6/19 16:44

無事登頂。読み方は「たいせんざん」なんですね。

6/19 16:45

逆光は勝利！

6/19 16:47

眼下に広がるのは・・・どこなんだろ。

6/20 5:33

二日目出発前。

6/20 5:33

大船山の頭がちょっと見えてる。

6/20 5:46

日が照り始める。寒かったのにみるみる気温が上がっていく。

6/20 5:50

ここからならよく見える＝大船山

6/20 5:56

法華院温泉を左に曲がり，まずは鉾峠を目指す。

6/20 6:01

ん？鉾立峠？

6/20 6:01

木道が整備されていて歩きやすい道・・・なのは最初だけだった。

6/20 6:11

峠到着。

6/20 7:03

白口岳を目指す。時々視界が晴れるが，最初はずっと藪の中。

6/20 7:10

マイテント，どこ？

6/20 7:36

というわけで登頂。誰もいない。

6/20 7:36

6/20 8:05

次のピーク，稲星山を目指す。

6/20 8:10

6/20 8:12

傾いているのは山柱かそれともワタクシの心根か。

6/20 8:24

続いて最高峰中岳を振り仰ぐ。写真では出ないけど，なかなかの迫力。

6/20 8:40

6/20 8:47

九州本土最高峰到達！

6/20 9:02

見ろ！マイテントがゴミのようだ！

6/20 9:02

はっはっはっはっは・・・

6/20 9:03

池見えた！

6/20 9:16

池到着！

6/20 9:29

なんか絨毯！

6/20 9:32

ラスボスはアレかのお。

6/20 9:45

辿り着いたぜ！

6/20 9:45

あれ，他の山頂に三角点あったっけ？

6/20 9:47

こっちはなかなか荒々しい。

6/20 9:50

いろんな山，あるなあ。じっくり登りたいなあ。

6/20 10:03

ホント，いい季節に来ることができたぜ。

6/20 10:49

法華院目指して戻る。お花畑モードから雰囲気一変。

6/20 11:04

あれ，ゴリラに見えるよね？

6/20 11:10

ようやく戻ってきた。

6/20 11:35

法華院温泉でカレーをいただく。美味でした。

6/20 12:36

撤収して戻る。え，坊がつる賛歌って「みんなのうた」だったの？

6/20 14:16

森林歩きは楽しい。いつまでも続けていたいんだがクソ重いザックは一刻も早く降ろしたい。

6/20 14:31

晴てると長者原からも奥の方が見えるんだね。また来ること，できればいいな。

撮影機器：

Canon EOS 6D Canon

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック サブザック 非常食 飲料 コンパス ヘッドランプ ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 保険証 時計 サングラス タオル カメラ テント シュラフ トレッキングポール GPS

感想

犬丸42

　昨年3月に続いての九州遠征。九重山はピーク踏むだけなら日帰りでも組めるが，どうせなら坊ガツルでテン泊して周回するか温泉もあるしのんびり行けるっしょとか舐めてかかり返り討ちに遭う。

　ANAの事前割引を使って3月くらいにヒコーキは押さえた。天気がどうなるのか，一か八かだったけど，当日午前は小雨→駐車場空いてる→そこから回復，とかなり理想的な展開になった。いつも満車と報告が上がっている牧ノ戸の駐車場も，1030の時点でまだゆとりがあった感じ。

　11時過ぎに長者原に到着，モンベルでガスカートリッジを仕入れ，11時半過ぎ出発。同じことを考える人はいるようで，テン泊装備で出発するパーティーが何組かいた。森の中を歩いているうちはまだ曇り空だったが，雨ヶ池越に着くころには青空となり，気持ちのいい天気となる。2時間ほどかけて坊ガツル到着。使用料無料のテント場に驚愕しつつ設営を済ませ，大船山を目指す。時間的にちょっとタイトかなと思ってたが，何とか登頂を果たし，絶景を堪能。ピンクに包まれたこのピーク，なかなかにお勧めです。

　18時頃テントに戻り，法華院温泉で入浴し，19時頃からパスタを喰らい，すぐさま寝る。翌朝結構冷え込んだので放射冷却が強かったんだろう，ってことは星空もきれいだったのかな。爆睡したのでわからねえ。

　二日目は4時頃起床。棒ラーメンを食し，5時過ぎ出発。鉾峠から白口岳を目指すが，前半は藪の中，後半は崩落個所ありで結構苦労する。すれ違う人はなく山頂についても誰もいない。向こう側の中岳には多くの人がいるのが見て取れるが，これから向かう縦走路のアップダウンにため息が出てしまう。そういう道を自分で選んだんだから仕方がない。稲星岳を経て中岳のピークを踏み，御池を巡ってフラフラになりつつ，9時40分，何とか最後の頂に立つ。。彼方にワタクシの知らぬ稜線が見て取れて，それはもう素晴らしい光景が広がっており，しばし堪能する。

　あとは下山するだけ，といいながらこれが大変。九重避難小屋でトイレを済ませ，北千里ヶ浜への激下りにヒーヒー言いつつ11時過ぎ法華院温泉に辿り着き，カレーとスポーツドリンクを注入。テント撤収し，2時間ほどかけて長者原までなんとか無事戻ってオシマイとなった。

　というわけで，当初の目的通り中岳と九重山のピークには立ったものの，この山域の深さは想像以上で，実に面白そうである。いろんな登山口から様々なルートが組めそうで，改めて九州のヤマノボラーのミナサマが羨ましくなった。1か月くらい住み着いていろいろ回れたら面白いんだろうなあ無理だけど。