飛騨高地・天生峠から天生湿原─籾糠山周遊
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- GPS
- 04:48
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 645m
- 下り
- 641m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
通常は7時半開園のようだけど、管理人が早めに出勤してたため、6時台でも入山できた。 県立公園なので、多くの道は階段状にしっかり整備されています。 人が多いのが苦手なひとは、カラ谷登山道を避けたほうが無難。 |
その他周辺情報 | 「道の駅 庄川」でランチ |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
半袖シャツ
アームウォーマー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
時計
携帯
タオル
スパッツ
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感想
弟子(妻)との月例ハイクの2021年6月分は、山梨県の甘利山・千頭星山を計画していたけど、COVID-19感染がなかなか収束しないうえ、80代の御老人が行方不明になって見つからない遭難も発生したことから、弟子が乗り気では無かったため、比較的な近場の天生湿原・籾糠山へのハイクに企画変更した。
天生湿原・籾糠山の登山口となる国道360号は劣悪な「酷道」として有名で、より通行量が少ない河合側からのアクセスを予定してたけど、高速道路の威力は凄く、白川郷I.C.経由のほうが圧倒的に早く着くので、前夜になって白川側からのアクセスに急遽予定変更(苦笑)。
朝4時半起床で、5時に『キャラメルハウス』(自宅)を出発。白川郷I.C.から国道156号を少し走り、国道360号に入る。展望台への道のほうが立派なのでそっちに行きかけたけど(苦笑)修正し、6時20分頃に天生峠に到着。山のなかに突然整備された広い駐車場が現れてビックリ! 時間が早いため、余裕でクルマは駐められた。クルマのなかで朝食喰って、トイレを済ませ、登山届書いて協力金を支払って6:39に入山。
林のなかの道を湿原目指して歩く。いきなり「熊に注意」の看板や熊除けの鐘が現れる…(汗)。湿原まで1.1 kmまでの標識で大きく左に曲がると道幅が大きく狭まり、フツウの登山道になった。しかし、階段状にステップが切られてて、歩き易い。展望の無い林のなかの道が続くけど、1ヶ所パッと開けたところがあって、槍から穂高にかけての北アルプスがよくみえた。天生湿原が近づくと、一旦沢に下りて登り返し、防獣ゲートをくぐる。すぐに天生湿原の北分岐に到着。湿原は木道の渋滞回避のため時計回りの一方通行になっている。左側の道に入り、湿原の木道を往く。花の写真を撮ってるひとが居たり、訪問者それぞれのスタイルで湿原を楽しんでた。クマ対策のため何箇所かに、クマ除けの音出し用の一斗缶が吊るされてる。これを叩いて音を聴いたら、往年のハナ肇の銅像芸を想い出した(爆笑〜!!!)。頭上に降って来た一斗缶や金盥、こんな音だった(苦笑)。
湿原の奥まで至ると、籾糠山へ至る山道と、湿原入口に戻る道に分かれる。籾糠山への道を採ると、防獣柵を通過してカラ谷分岐まで下る。分岐からは木平探勝路に入る。カラ谷分岐にある「←トイレブース」を字面の印象で「トレイルコース」だと思い込んでて、弟子に訂正される(苦笑)。カラ谷分岐までは家族連れなどが歩いててにぎやかだったけど、木平探勝路に入った途端、静かになった(苦笑)。最初のうちは急な上りだけどそれも長くは続かず、湿原が近くなると緩やかになり、7:57に木平湿原横のベンチに到着。木平湿原はこぢんまりした湿原。8:26に木平分岐まで下りたけど、全く誰にも会わなかった。
天気は曇りで、たまに陽が差すくらい。ちょっと涼しく感じた。木平分岐まで下ってから、今度は籾糠山までの上り。最初は急な上り。それが緩むと籾糠分岐に出る。ここからまた急な上りになり、籾糠山手前のピークに出る。残りは0.3 kmだけど、ここから一旦下ってからの頂上までの上りが一番急。頂上の手前に何箇所かベンチがあるのは、頂上が狭くて登山者があぶれた時用? 急に東側の視界が開けるようになり、左から回り込むと、10人くらいの登山者が憩う籾糠山の頂上に9:10に到着。
東海北陸道随一の長さを誇る長大トンネルの飛騨トンネルの真上に位置する籾糠山から見渡せるのは、下小鳥ダム湖以外は山ばかり。頂上に着いた時には、槍も穂高も乗鞍も御嶽もみえたけど、休憩してる間に雲がもくもく上がって来て、みえなくなった…。頂上の標識はクマにかじられたのか山名が判読できなくなってたので、三角点のプレートで記念写真を撮る登山者も多かった。谷を挟んだ向こうには猿ヶ馬場山がみえる。すぐに着けそうな距離感だけど、ここからの縦走は禁止されてる。休憩スペースが少ない頂上を9:25に出発。
帰りはどのコースを選ぶか弟子と相談したけど、木平分岐まで戻ってアップダウンが少なそうなカラ谷登山道を選んだけど、この選択は間違ったよう。というのは、途切れることなく上りの登山者とすれ違ったから。籾糠分岐からブナ探勝路に入っていたならここまで人は多くなかったハズ。その代わり、弟子からひとけが無くて怖かった…って叱られたかもしれないケド(苦笑)。頂上から1時間6分でカラ谷分岐まで下り、天生湿原南分岐からは一方通行の続きで西半分を半周し、北分岐に出た。あとは天生峠の登山口に戻るだけ。11:28に元の登山口に到着。すれ違った登山者の数が凄かったので、天生峠の駐車場が満車であふれたクルマが国道に路駐されてるのでは…と思ってたけど、満車どころかまだ駐車スペースに余裕があったくらいだった。
平坦な湿原歩きが多かったため、登った〜!…というよりは歩いた〜!…という印象。梅雨のさなかのためあまり展望には期待していなかったけど、意外に展望に恵まれた。
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