【剱岳(富山・2999m)】「試練と憧れ」早月尾根日帰りピストン、2年ぶりに無事完遂
- GPS
- 10:16
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 2,377m
- 下り
- 928m
コースタイム
1000m地点 5:05(0:30)
1200m地点 5:38(1:03)
1400m地点 6:03(1:28)
1600m地点 6:27(1:52)
1800m地点 6:52(2:17)
2000m地点 7:27(2:52)
早月小屋 8:10(3;35)
2200m地点 8:32(3:57)
2400m地点 9:03(4:28)
2600m地点 9:35(5:00)
2800m地点 10:30(5:55)
頂上 11:23(6:48)
頂上 12:30(0:00)
早月小屋 14:48(2:18)
1000m地点 18:17(5:47)
登山口 18:51(6:21)
天候 | 雨のち曇り時々晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
公共交通機関がありません、駐車スペースは豊富にありますヨ。 最寄りの北陸自動車道・立山インターチェンジから1時間くらいで行けます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
迷う箇所はありません、一本道です。 登山道・標識も整備されています。 ただ、途中水場も、早月小屋以外は避難小屋もありません。 特に水の確保に注意してください。 早月小屋のホームページで、登山道の状況が分かります。 http://www.net3-tv.net/~hayatsuki/ |
写真
感想
2008年から年に一回は行っていた、早月尾根日帰りピストン。
昨年は、5月のあの滑落事故(http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-188598.html)で断念。
今年、ちょうど一年後に滑落場所へ行き(http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-292727.html)、リベンジを果たしたものの、「完全復帰」するには、早月尾根日帰りをしないとと思っていました。
2年ぶりの早月尾根日帰り(http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-129125.html)となった今回は、完全復帰できるのか?、また、どこまで回復したのかを確かめる山行です。
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立山インター近くのマックスバリュとセブンイレブンで食料を調達、馬場島へ着いたのは夜中の2時過ぎ。
既に数台クルマが停まっています。
一旦、数台停まっているクルマの隣に停めて仮眠の準備をしていると、続々とクルマがやってきます。
これでは気が散って眠れないと思い、河原のキャンプ場にクルマを移動させ仮眠。
4時過ぎ、辺りが白けてきた頃に起き準備して出発。
序盤は雨降りに見舞われました。
カッパを着ようか、それとももう帰ろうか、意欲が削がれます。
さらに、靴ひもを強く結び過ぎたのか、足の付け根に変な痛み、気になって何度も結び直し。
そして、途中で何人もの登山者に追い抜かされるたびに、さらに意欲が低下します。
おかげで、早月小屋には、2年前のペースに比べると30分遅れで到着。
小屋の前で朝食を、と思ったものの、食が進みません。
シャリバテを防ぐため、
・コンビニ弁当
・なすそうめん
・ますのすし3個
・大学イモ
・バナナクレープ
・ミニトマト
・ミックスフルーツ2個
・ゼリー飲料2個
・牛乳200ml2本
・ミルミル100ml3本
・ペットボトル1500ml2本
と、あと行動食、寝ぼけて買って詰めたものの、明らかに多すぎる(笑)
バナナクレープを水で流し込みます。
ここから一気に!
なんてできるわけがなく、牛のようにのっしのっしと頂上を目指します。
2600m地点(だったかな)から、大阪からいらしたHさんと、東京からいらした2人組の方に行き会い、以降ご一緒することにしました。
3人共初めてとのことですが、何回登ろうと関係ありません。
しんどいものはしんどいです(笑)
2800m地点からしばらく尾根伝いを歩き、
池の谷側のトラバースを渡るといよいよ鎖場です。
下りてくる人が結構いて、しばし離合待ちをしながら、慎重に登っていきます。
分岐点をやり過ごして、岩場を歩いていくうちに着きました。
やはり、祠がないので、何となく「え?ここなの?」という感じです。
毎回、登頂して感じます。
着いた喜びよりこの後の苦しみが…
ともあれ、記念撮影をして、昼食をと思いましたが、ここでもあまり食欲がありません。
結局、はごろもミックスフルーツでおしまいです。
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山頂では、30分ほど滞在していました。
時折、姿を現しては雲に隠れる立山、雲の上でしばし寛いでいました。
ふと、北方稜線方向へ行くと、何とライチョウ発見。
ヒナを守ろうとワザとお腹を上に向けてモゾモゾと、ケガをしたふりをしているのだろうか…。
自分が近づいても全く止める気配がありません。
2m位まで近づくとようやくムクッと起き上がって、ハイマツの方へ行って…
葉っぱをつまんでいました。
全く警戒心がありません(笑)
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さて、下山です。
登りと同様にのっしのっしと下りていきます。
2800m地点から、「あー、小屋着いたらコーラを飲みたい」と、頭の中がコーラしかありませんでした(笑)
早月小屋手前の森林限界付近から、何やら笑い声が。
早月小屋は、小屋は満室、テント場も張る場所がないくらいの大盛況、大きな団体さんがブルーシートを敷いて、お花見のように賑やかでした。
東京からの2人組は、ゆっくり下りるとのことでここで分かれて、その後はHさんと下山、いつもは単調な下りで退屈と苦痛との戦いですが、山談義をしながら楽しく下り、無事下山しました。
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「試練と憧れ」の早月尾根日帰りを、無事に成し遂げることができました。
前回よりも2時間20分早く出たにも関わらず、戻ったのはほぼ同じ時刻。
完全とまでは言えなくても、一応の復帰を果たせて、また、天気に恵まれて眺望もまずまずで、満足の山行でした。
★ 8/21 Hさん撮影の写真を追加
またまたやっちゃいましたね
そのパワーはどこからくるんですか
祠が改修で無くなってますね。少し残念ですが、祠の無い剱も体験してみたいです。
確かに登頂後の苦しみは別格です。早月でコーラ・・・私も飲みました(笑)。
正に試練と憧れの素晴らしいコース
お疲れ様でした
私はもう一度やる自信はありませんが・・・
新穂高から水晶へ行くのに比べたら、
大したことありませんよ 笑
パワーは元々ありませんが、
なぜか行きたくなるんですよねー
予定が入っていなければ、
今週末もアリかなと思ってたりします 笑
shirayamaさん、こんにちは!
今回はとんでもなくお世話になり、ありがとうございました。
要所要所で適切なアドバイスをいただき助かりました。
最後まで集中力を保てたのも一緒に下っていただいたお陰です。
しかし、ずっと1人で行動しておられたら、もっと早い時間に下山されていましたよね。申し訳無しです。
宿に着いてから冷静に考えると今回の剱岳登山ですが、
途中からガイドさんと歩いていたような気がしますよ 。
きっとまた、どこかでお目にかかる気がいたしますので、その時は気軽に声を掛けてやって下さいませ。
今週末も剱岳!頑張って下さいね(って決定事項? )
こちらこそ、ありがとうございました。
一人だったら早くなるどころか、どうしても集中力が切れてしまって、休み休みになったりしてペースが掴めなかったかも知れません 笑
しかし、無事に下りて来れて何よりでした
えっと、今週末は別の山へ行きますので、剱岳はしばらくお預けです 笑
きっと今度会う時も早月尾根ですねー
こんにちは。
人違いでしたらご容赦ください。
東京からご一緒させていただいた二人組です。
山頂で頂いたメモを無くしてしまい写真送れずにいましたが、ヤマレコを頑張って検索して、辿りつきました。
ヤマレコからメールを送らせてもらいましたので、あとで確認されてみてください。
途中で頂いたミニトマト嬉しかったです。
頂いた痛み止めが効果を発揮し、あのままだと真っ暗なまま1500メートルくらいのところで日が暮れてしまったと思いますが、何とか相方も一緒に1000メートルのところまでは頑張れました。
けど、そのあと、残り250メートルは真っ暗な中をひたすら進んで怖かったです・・・
筋肉痛がようやく今日くらいに落ち着いて、あとは日焼けの痛みと戦ってます。
今度はまた別の山に登ろうか(?)と思ってます。
また、偶然でもお会いできたら本当にすごいですね。
本当にありがとうございました。
いえいえ、人違いではありません 笑
こちらこそ、お蔭で楽しく歩くことができました!
ありがとうございました
早月小屋で分かれてから、大阪のHIROSAYさんと、時折、お二人のことを案じながら下りました。
痛み止めも効いて良かったです。
無事に下山出来て何よりでした
また、どこかの山でお会いしましょう
早月尾根で会ったりして 笑
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