安達太良山を南北に縦走
- GPS
- 12:55
- 距離
- 20.0km
- 登り
- 1,987m
- 下り
- 1,544m
コースタイム
8/4(日)くろがね小屋⇒安達太良山⇒鉄山⇒箕輪山⇒鬼面山⇒新野地温泉(休憩含め歩行約5時間半)
天候 | 1日目:曇りのち雨 2日目:晴れときどき曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー
帰りは新野地温泉から福島駅までジャンボタクシーで移動 |
写真
感想
1日目
朝9時過ぎに郡山駅を出発して、銚子ヶ滝登山口へ。今回利用したタクシー会社は登山者を乗せることが滅多にないのか、より奥にある登山口を知らなくてそこまで車でアプローチできず、約15分の林道歩きを余儀なくされる。まずは日本の滝100選に選ばれている銚子ヶ滝に行ったが、いつもより水量が大分多いらしく形がきれいなだけでなく迫力のある滝だった。それから滝の上流に回って渡渉したが、水量が多くて渡るのに結構難儀した。それから標高を稼ぐと道の左側が垂直にすっぱりと切れ落ち、眼下に先ほど渡渉した川が見える箇所があった。藪が深くなるにつれて雨が降ってきて熊が出そうな雰囲気になってきたので、手持ちのペットボトルで時折木を叩いて音を出しながら歩いた。ほとんど破線に近いルートを歩き通せたのは6人のグループだったからで、ひとりではとても無理だったろう。予定より大分遅い16時近くになってやっと安達太良山に到着。展望のない山頂で小休止したあと一路くろがね小屋へ。山の中での温泉は格別だが、今回はずぶぬれ状態だったのでひときわありがたかった。夕食のカレーを食べた後はもう一度温泉に入ってすぐに寝るつもりだったが、NHKの「考えるカラス」を肴にプチ飲み会が盛り上がり楽しかった。
2日目
前日は展望が望めなかった山頂へ再び向かう。時折雲がかかるものの山頂からの360度の展望はなかなかのもので、まさに「ほんとうの空」だった。そこから牛の背、馬の背と快適な尾根歩きを楽しんだ。左手に見えた沼の平火口の地獄のような風景に圧倒された。
次のピークの鉄山で小休止を取っていると、黒い犬のような動物が尾根道の西側から東側へ走り抜けていくのが間近に見え、こんなところに犬連れてくる人いるんだなと思ったが、走る音が犬よりも重量感のあるドドドッという感じだったので、あれは犬ではなく熊の子供に違いないと皆の見解が一致した。近くに母熊がいるかもしれないと思いそこをそそくさと立ち去った。
その次のピークの箕輪山は安達太良連峰の最高峰だが、意外にしょぼいピークだった。最後のピークの鬼面山では檜原湖、小野川湖、磐梯山などの眺望を楽しめた。
下山先を予定の野地温泉にするか秘湯を守る会の会員宿の新野地温泉にするか迷ったが、皆の意見を聞いた上で新野地温泉へ。温泉もよかったが、入浴後に食べた地元の山菜ときのこがふんだんに入ったそばと地ビールのおいしさは格別だった。
今回通った南北縦走ルートは達成感は格別だったが、いささかきつかった。次回来るとしたら東西縦走ルートかBCスキーか。
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