記録ID: 3303904
全員に公開
アルパインクライミング
槍・穂高・乗鞍
【岳人1974年330号202〜203ページ】穂高岳 屏風岩東壁鵬翔ルート、四峰成城大ルート、右岩稜Aフェイスから前穂高岳
1974年05月02日(木) ~
1974年05月04日(土)



- GPS
- 56:00
- 距離
- 21.5km
- 登り
- 2,191m
- 下り
- 2,178m
コースタイム
1日目
- 山行
- 8:20
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 8:30
9:00
30分
T4尾根取り付き
9:30
9:40
20分
T4着
10:00
30分
鵬翔ルート取り付き
10:30
210分
大テラス着
14:00
屏風のコル
2日目
- 山行
- 12:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 12:00
6:00
240分
屏風のコル
10:00
120分
北尾根4.5のコル着
12:00
300分
T1発
17:00
60分
四峰の頭
18:00
3.4のコル
3日目
- 山行
- 9:50
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 10:30
天候 | 晴れ |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
2日快晴:T4尾根は込み合っていた。T4着、9時半。鵬翔ルート取り付10時、大テラスまでのさんピッチは容易。大テラス着11時半。上部はハーケン、ボルトの感覚も近く、よく効いていて快適だった。4Pで終了。14時。最低コルでビバーク。 3日快晴:コル発6時。4・5のコル着10時。D沢を下り、T1へのバンドを横断するが、雪の状態が悪く上部からの氷の崩壊が激しい。T1発正午。江南ルートの草付き上昇バンドを2Pを登り、左上している成城ルートに入る。ハーケンの利きが甘い。2Pで北条新村ルートのピナクル手前に出た。以下2Pで終了。 雪稜を登り四峰着17時。3・4のコルでビバーク。 4日快晴:急なC沢を下り右岩稜へ向かう。古川ルート取り付き七時、上昇バンド2P、クラック1Pでバンド下のテラスに出る。まず凹角を登り、右のバンドに立ち、再び左に登り、かぶり気味のクラックを強引に登る。次の凹角は雪が着いていたのでアイゼンを付ける。北壁川に出ると岩ももろくなり神経を使う。あとは雪稜を2Pで第2テラスへ出る。Aフェイスは凹角、クラックともに雪氷があり、アイゼンを付けて登る。2Pで終了。あとは雪稜を40m登り前穂へ出る。13時半。 この後は岳沢を上高地まで下る。 |
写真
感想
1974年は今から47年前。 写真が見つかり、当時を思い出しながら書いています。
大学3年の5月、都立南高校山岳部の1年後輩と長年温めていた、前穂高 屏風岩東壁 鵬翔ルート(大学一年の年末に大テラスで敗退)から、4峰 成城大ルートから新村・北条ルート、前穂高岳東壁 右岩稜古川ルートから北壁、Aフェースルートの継続登攀を停滞もなく順調に終了した。
屏風岩には大スラブ、雲綾ルートに登攀パーティが居り、皆 順調に進んだ。我々は屏風のコルでビバークし、翌日は快晴の中 北尾根を4.5のコルでビバーク。翌朝にはコルからガリーを下り成城大ルートを2P登り、新村・北条ルートを3ピッチ登り4峰迄登る。
3.4のコルに下る。コルでビバーク。
翌朝はCガリーを下り、右岩稜古川ルートから北壁、Aフェースを登攀し前穂頂上へ。右岩稜から北壁からAフェースの間にある緩傾斜帯には雪が残りアイゼン・ピッケルでの慎重な登攀となった。
前穂頂上には13時半には到着し岳沢を上高地まで下った。
松本で銭湯、夕飯を食べ、多分その日の夜行で帰ったと思う。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:770人
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する