前穂高岳〜奥穂高岳縦走(重太郎新道〜吊尾根)
- GPS
- 51:43
- 距離
- 29.8km
- 登り
- 2,527m
- 下り
- 2,521m
コースタイム
8/6 岳沢小屋5:20 → 紀美子平8:40 → 前穂高岳山頂9:30(写真撮影)→
紀美子平10:00 → 奥穂高岳山頂13:00(休憩)→ 穂高岳山荘14:30
8/7 穂高岳山荘6:00 → 涸沢ヒュッテ8:25 → 本谷橋10:20 →
(横尾大橋・徳澤園経由)→ 河童橋14:35
天候 | 8/5 雨時々曇り 8/6 曇り時々雨のち晴れその後ガスの中 8/8 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
8/5 上高地〜岳沢小屋 雨の影響で木道は滑り易く土道はぬかるんでいたが支障無し。 8/6 岳沢小屋〜前穂高岳〜奥穂高岳〜穂高岳山荘 重太郎新道は、雨のため滑り易い箇所多数。 前穂高岳山頂も、降雨後のため滑り易い箇所有。 吊尾根は、天候が好転し気になる箇所はありませんでした。 奥穂高岳山頂から山荘までは、ガスの中で視界不良でしたが支障なし。 8/7 穂高岳山荘〜河童橋 ザイテングラートで気になる箇所はありませんでした。雪渓はアイゼン無。 涸沢ヒュッテ下に雪渓が所ありましたが、アイゼン無で通過。 本谷橋までの山道下りで、石が湿っていて滑り易い箇所がありました。 河童橋までは、土道がぬかるんでいた箇所多数ですが支障なし。 ※ガイドさんの指示通りに行動 |
写真
感想
特別にお休みが取れたので、憧れの穂高に行って来ました。
ただ、一人で行く勇気が無かったので、地元旅行会社主催の登山ツアーに参加。
◇初日(8/5):上高地〜岳沢小屋
初日、金沢を観光バスで出発し、直接上高地バスターミナルに入りました。
さっそく準備して、11時にバスターミナルを出発。河童橋を渡って岳沢小屋に
向かいました。河童橋過ぎたあたりから雨が降り始め雨具着用。土道はぬかる
んで歩きにくい箇所があったり、岩や石と木の根が滑り易く、以外に気を使い
ながら小屋に到着。
◇二日目(8/6):岳沢小屋〜前穂高岳〜奥穂高岳〜穂高岳山荘
このツアーの核心部分、重太郎新道を上がり吊尾根を縦走して奥穂高岳に向かい
ました。出だしは、曇りで予報では回復するとのことでしたが、二つ目の梯子を
過ぎたあたりから雨が降り出し、雨具を着て重太郎新道を黙々と登りました。
重太郎新道は雑誌や本で読んでいた通り、梯子・鎖場・岩場の連続で、最初は
ビビリながら登っていましたが、段々慣れてきて雨で滑り易い状況でしたが、無
事に登りきることができました。
しかし、これは、ガイドさんの的確な指示があってのこと。一人だったら。。。
紀美子平で小休止後に、前穂高岳山頂に向け出発。事前の調査では難しくない道
と思っていましたが、ここまでの疲労や雨によるスリップ等があり、少々苦労し
ましたが、山頂からの360°の景色を見たら疲れが吹っ飛びました。天気も回復
して本当に良かった。写真撮影後、紀美子平に下山。一か所足場が分かりにくく
苦労しましたが、ここでもガイドさんの的確な指示により安全にクリア。
簡単に昼食休憩後、吊尾根に入っていきました。奥穂高岳まで見た目近いですが、
いざ歩き始めると、アップダウンがあったりガケギリギリのところを歩きスリル
満点な縦走になりました。途中、三つの雷鳥家族に会いました。親鳥の鳴き声や
ヒナが動き回るところを見て、少し心が和みました。
吊尾根では一か所長い鎖場がありますが、この頃になると慣れて鎖に頼らず登れ
るようになりました。
奥穂高岳山頂で小休止。霧の中から少しづつ姿を現すジャンダルムに感動。
写真撮影して平らな所で体を横にしましたが、日差しが強くタイツを履いていて
も痛みを感じました。その後、またガスに包まれたので、穂高岳山荘に移動開始。
途中はガレ場でしたが、山荘真上の梯子&鎖場には驚きました。写真で見てたよ
り、高度感もあり足場も見つけにくい箇所もあり、疲労MAXの状態でここにアタ
ックするのは、しんどかったでした。
◇三日目(8/7):穂高岳山荘〜涸沢ヒュッテ〜上高地
前日の疲労が抜けきれずに下山開始。ザイテングラートの岩場を一つづつクリア
して順調に高度を下げましたが、梯子&鎖場で若干の渋滞が発生しましたが、
タイミング良く抜けることが出来小休止。あとは緩やかな登山道を歩き、途中
黄色い花のお花畑や雪渓を通過して、涸沢ヒュッテに到着して長めの休憩。
この時間帯は、山頂付近に雲一つない状況で、岩稜の灰色と青空の青のコント
ラスト鮮やかな写真撮影が出来ました。
涸沢からの下山道で雪渓が二か所あり、アイゼン無しで歩行できましたが、
部分的に踏み固められて滑り易い箇所もあったので注意が必要です。
あとは黙々と下山。途中の林の中で枝葉の間から吊尾根が見える箇所があり、
もう少しで枝葉でハートマークの窓ができ、その中に吊尾根が入る構図の写真
が撮れそうでしたが、タイミング合わずうまく撮れませんでした。でも、
これは思い出になる一枚の写真になりそうです。
本谷橋まで下り、川沿いの道をヒタ歩き、徳澤園や明神を過ぎ、観光客で賑わ
う河童橋について、この山行が終了しました。
今回は山岳ガイドさんの的確なコース取りやアドバイスがあって初めて成り立
ったと思いますので、大変感謝してます。また、小屋に着いた後も、貴重な時
間にお話もできたので、収穫多い山行になりました。
今度は個人でお願いしたいですね。
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