鳥海山トラブルめげず鉾立から 翌日月山 花の旅

2021年06月25日(金) ~ 2021年06月26日(土)

• GPS: 09:14
• 距離: 25.8km
• 登り: 2,201m
• 下り: 2,130m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:56
• 休憩: 0:06
• 合計: 5:02

10:30 鉾立登山口
10:34 10:34 鉾立展望台
11:13 11:13 賽の河原
11:33 11:33 御浜小屋
11:46 11:46 御田ヶ原
11:53 11:53 御田ヶ原分岐
12:04 12:04 七五三掛
12:11 12:11 外輪山・千蛇谷分岐
12:27 12:27 文珠岳
12:40 12:40 伏拝岳
12:45 12:45 行者岳
13:00 13:04 七高山
13:19 13:19 行者岳
13:24 13:24 伏拝岳
13:38 13:38 文珠岳
13:53 13:53 外輪山・千蛇谷分岐
14:10 14:10 御田ヶ原分岐
14:20 14:20 御田ヶ原
14:31 14:31 御浜小屋
14:49 14:49 賽の河原
15:24 15:26 鉾立展望台
15:32 15:32 鉾立
15:32 鉾立駐車場

2日目

• 山行: 4:10
• 休憩: 0:07
• 合計: 4:17

8:30 姥沢駐車場
9:29 9:31 牛首下
9:46 9:47 牛首
10:25 10:27 月山
11:07 11:08 月山
11:43 11:44 牛首
11:52 11:52 牛首下
12:47 12:47 姥沢口
12:47 姥石駐車場

天候

鳥海山は雲湧き気味だが，後半やや晴れ間も。月山は最初の小雨があがり晴れ間も

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

鳥海山鉾立コースは御浜まで一部残雪あるがツボ足で十分。
月山はリフト使わず入る，一部残雪あるがツボ足。リフトから姥ヶ岳へ登りはじめは下方からは急斜面トラバースに見える，

写真

6/25 10:28

新潟の相方と鉾立で合流の予定が相方車がトラブル。リカバリーできて2時間遅れながら鉾立に辿りつきスタート。迎えにいった鶴岡から見る鳥海山は上部は雲の中。

6/25 11:09

仁賀保高校の学校登山で，天気悪くどんどん下山してくる。上下ジャージだが足元は皆一応山靴。在学中3回は登るのでしょう。

6/25 11:09

緑優勢，すっかり夏の景色

6/25 11:11

賽の河原はチングルマ盛況。

6/25 11:12

イワイチョウも少々

6/25 11:12

6/25 11:13

いつも一面雪の上歩いていたので，こんな癒しの状況が意外。

6/25 11:35

御浜小屋近くはガスで風も強い，降りてくる方はしっかり雨具。この辺からはイチゲだらけに。このガスの中には鳥海湖

6/25 11:39

何層目かの外輪（御浜小屋）にでたら風が強く，ソフトシェルを一枚羽織っていたら，ガスが飛んで，鳥海湖とご対面。溶けかかってブルー状に

6/25 11:39

構図悪いが，イチゲ，ミヤマキンバイと鳥海湖。鳥海山きたらやっぱり鳥海湖も見ないとね

6/25 11:49

ガスも飛んで本山もかいま見えてきました

6/25 11:51

外輪コースなので，残雪を歩くのはここまで

6/25 11:51

ガスかかりながらもたおやか

6/25 12:09

さっきまでのガスと強風から嘘のように好転，テンションあがりますが，ペース早っ，，，

6/25 12:52

外輪もあれよあれよと登り，間もなく七高山。小屋が眼下に。トラブルあって出遅れたので今回は新山はパス

6/25 12:54

その前に新山をバックにイワウメ

6/25 13:00

七高山到着

6/25 13:00

稲倉山，いいですねえ。鳥海山のスケールが際立ちます

6/25 13:01

秋田側から結構登ってきてました

6/25 13:01

遠望はききませんが，里からみた「上部はすっぽり雲の中」はどこかいったよう，ありがたし。

6/25 13:02

トラブル2時間遅れが結果としてよかったみたい

6/25 13:17

外輪，ちょっとだけコメバツガザクラ

6/25 13:25

海岸線もみえてきました

6/25 13:32

またもイワウメ。中近景と足元，目に嬉しい歩きです。

6/25 13:32

ホソバベンケイソウ。確かにほそい

6/25 13:32

鳥海湖方面。この眺めもいいです

6/25 13:40

東北の山らしからぬスケール，これがあるので外輪コースを浮気できない

6/25 13:45

ひっそりアカモノも，と思ってとったが，あれれ，なんかちがうぞ

6/25 13:49

うむむ，葉っぱが違うアカモノじゃない。後で調べたら場所柄，エゾノツガサクラ。ただのツガサクラは花が開くがこれは壺状。

6/25 13:49

ミヤマキンバイも盛況でした

6/25 13:53

のびやかな稜線，往路と一変，すっかりみえます

6/25 14:08

草原ものびやか

6/25 14:10

イチゲも今年はほぼ見納めかな

6/25 14:13

振り返ると本山にガス。よいタイミングで登ったみたいです

6/25 14:14

ミツバオウレン？なんか違う？バイカオウレンか（梅花黄連）

6/25 14:15

オオバキスミレと思って撮影したはず，葉っぱはミヤマキンバイ？はてな

6/25 14:17

鳥海湖にはよらずに御浜小屋にきた道を戻ります。出遅れた分の飲みタイム優先で一致。

6/25 14:17

本山またみえてました，ありがたい

6/25 14:24

往路ではガスの中の鳥海湖もくっきり。季節季節で表情さまざま

6/25 14:24

御浜小屋手前からの鉾立方向。草原の先はすっぱり切れおちて滝もあるようにはとても見えません。

6/25 14:26

しつこく鳥海湖とイチゲ

6/25 14:27

ミヤマキンバイもしつこく

6/25 14:29

またも鳥海湖

6/25 14:29

本山も見納め　もしつこい

6/25 14:30

キンバイと鳥海湖

6/25 14:30

イチゲと鳥海湖　ほんとにしつこい

6/25 14:47

バイカオウレンかなあ。茎の色で見分けるみたいです

6/25 14:52

雪渓まだまだ。盛夏までには消えているはずです

6/25 14:57

どこかには万年雪ありそうに思ってしまう

6/25 15:05

こちらはミツバオウレン

6/25 15:06

往路で気付かなかったシラネアオイ

6/25 15:06

オオバキスミレ

6/25 15:07

ピンボケ　ゴゼンタチバナ

6/25 15:09

ウラジロヨウラク

6/25 15:18

スイカズラ科のよう。白っぽいタニウツギ？
本山やら滝やら詰め込みすぎ

6/25 15:22

展望台からの白糸の滝　本山もくっきり。朝とはえらい違い

6/25 15:23

ハクサンチドリ

6/25 15:27

マイズルソウ

6/25 15:27

何とかスミレ

6/25 15:27

うーん何だろう

6/25 15:33

鉾立に戻り。トラブルありましたが，相棒の本気のすごみを見せつけられ，トレランでもないのに5時間で往復。さすがにこたえました。

6/25 17:47

意図せず1台で西川町の大井沢に移動。朝日山の家に投宿。すぐ近くの大井沢温泉300円に行くのも面倒（早く早くビールが飲みたい）で内湯頂く。

6/25 18:36

期待の月山たけのこ，山菜。瓶ビールも旨い。

6/25 18:37

結構ボリュームあり。鮎の塩焼きカレー風味も旨し。同宿のソロの関東ナンバーのシニアに食べきれないと頂きました，ありがとうございます。

6/25 18:38

食堂から月山を見ながらのビールがまだ旨い。部屋戻って，とあるルートで原価で入手できた秋田新政酒蔵のシックスを堪能。

6/26 7:03

朝ご飯。岳温泉の常宿和楽荘は朝から食べきれない程のボリュームでしたが，ここは食べきれる量でOKです。

6/26 7:03

この後，品のある器でのヨーグルト。果実がのっかっているが食べてもよくわからない。サクランボを漬けたものとのこと。食後にコーヒーも淹れてくれて，ゆったり。

6/26 8:27

月山，姥が沢駐車場は老若男女（老女が優勢か）で賑わっています。

6/26 8:29

車道でいきなりミヤマオダマキさま，，，心の準備が

6/26 8:44

リフトは使わず酒抜き。意外にも雪解けでの水芭蕉

6/26 8:44

この時期の雪融けの花といえば水芭蕉にリュウキンカ。雪融け間もない色の中であまりにまばゆい鮮やかさです

6/26 8:50

オオバキスミレ

6/26 8:59

ズダヤクシュ

6/26 9:17

バイカオウレンかなあ

6/26 9:19

茎だけではなく花もミツバオウレンとちょっと違う

6/26 9:19

まだまだ雪解け始まったばかりで花はこれから。ちょっと残念。

6/26 9:27

ひえっひえっです。暑いのが苦手な相方は嬉々として登る

6/26 9:31

曇り空にうっすら朝日

6/26 9:47

昨日の鳥海山よりも標高低いですが雪はたっぷり

6/26 9:59

リフトからの登山者と合流すると一気に人が増えました

6/26 10:02

稜線は雪どけも早く，一気に花が増えました。やっぱ期待通り

6/26 10:04

いつもよくみるアカモノやアオノツガサクラと違うエゾノツガサクラ。初めてみました。ピンボケですが。

6/26 10:05

昨日の鳥海山でもみてて，結局後からヤマレコのコメント付けの中で判明。何十年も年登山していても，ほんの少しの時期の違いでで見れるもの，見れないものあるんですね。奥深いです。

6/26 10:16

ウスユキソウが咲き誇ってました。こんな群生も見ることがなく。梅雨の時期をさぼっていたことを改めて実感

6/26 10:17

リンドウはリンドウですが，大きさ的にはフデリンドウですが色が濃い。ポピュラーにはミヤマリンドウかな。リンドウもローカルネーム多くてスミレ同様判別不能

6/26 10:18

イチゲは終わりかけかな

6/26 10:18

ウスユキソウってこの時期なんですね

6/26 10:20

コバイケイソウ。今年は随所で目立ってます。当たり年あるようですが今年はそうなのかなあ。

6/26 10:24

6/26 10:26

歩き始めは小雨混じりでしたが

6/26 10:28

意外に展望でてきました

6/26 10:28

山頂

6/26 10:34

時間もあるのでもう少し先まで足のばす。これはアオノツガサクラ

6/26 10:34

6/26 10:38

中々スマホのピントが。。エゾノツガサクラ

6/26 10:42

アオノツガサクラ

6/26 10:43

月山らしい癒しの曲線

6/26 10:48

イチゲはこういうのがお似合い

6/26 10:48

ミヤマキンバイ

6/26 10:49

この辺までにして戻ります。行者返しのちょっと手前。

6/26 10:51

しつこくイチゲ

6/26 10:59

とんじゃいました　ウスユキソウ

6/26 11:14

戻りで相方が何だこりゃ？クロユリ。初めてみました

6/26 11:15

気を付けてないと見過ごしてしまいますが，お目当ての方も多かったです。

6/26 11:15

気品あります。コマクサ女王様，オノエランお嬢様，姫様ヒメサユリに続くネーミングは，貴婦人クロユリで決まり？

6/26 11:18

6/26 11:27

6/26 11:29

どうしてもピンボケのエゾノツガサクラ

6/26 11:34

ミネザクラ。下り途中で陽気な山ガール？に写真を頼まれる。老若男女の人気の月山だなあ。

6/26 11:38

ハクサンチドリ

6/26 11:46

雪渓の下りは早い

6/26 11:49

雪と緑と青空

6/26 11:59

ヒメイチゲ。早春の花の印象ですで，もう7月ではありますがこのシチュエーションで咲くんですね

6/26 12:03

やっとピントぴったし。ミツバオウレンではなくバイカオウレンのようです

6/26 12:10

マイズルソウ

6/26 12:13

ミヤマカタバミ

6/26 12:14

リフトコースにはない味わい

6/26 12:15

オオバ木キスミレ

6/26 12:24

これはミツバオウレン

6/26 12:24

竹藪の奥にサンカヨウ。写真撮っている間に相方は根曲り竹をとってくれました

6/26 12:27

帰りもリュウキンカ

6/26 12:30

リュウキンカと水芭蕉，雪解けならの組み合わせ

6/26 12:47

戻ってきました。小雨交じりのスタートでしたが昨日の鳥海山に引き続き，よいタイミングで登れました

撮影機器：

Xperia A SO-04E SONY

感想

yamkoi

前回の飯豊エブリのイチゲ詣での時はできなかった反省会。今回は終わりかけながらも鳥海のイチゲ⇒大井沢移動してから大反省会プラン。
金曜日にお互い休暇をとり，この梅雨時期にしては天気まあまあ。早朝，仙台，新潟それぞれから秋田鉾立を目指す。鳥海道の駅で一休みして，その前に気づいた相方からの着信とメール見ると鼠ヶ関付近で路上の異物を踏んで車底からオイル漏れ，走行不能でレッカー手配とのこと。一気に脳みそフル回転。JRで移動できそうというので鶴岡駅に迎えいくことに。便が少ない羽越線だが旨いこと合流。2時間遅れなので鉾立からでは山頂はキツイ，湯の台コースも考えたがタイムアウトで戻るとなるとあまりにも途上感が強く，予定通り鉾立からにする。相方は警察も呼んだりレッカーで車を運ばせながらも登山装備はきっちり残してリカバリーしてくるのがすごい。
鉾立につくと平日なのに大型バスが数台駐車していてなんだろうと思ったが地元にかほ高校の学校登山とのこと，先生らしきに聞くと風とガスが酷いので山頂にはいかず戻ってくるという，上下ジャージのフツーの若者がどんどん降りてくるという変わった展開。指導行き届いているのか，すれ違うと「こんにちわ」というのが素直っぽい。
御浜までは残雪の残る湿原をやたら挨拶しながらせっせと登るが，小屋まで上がると確かに風とガスが酷い。学校登山は撤退やむなしと納得しつつ，先に進むとガスが次第に晴れてくる。それにしてもスタートの2時間遅れで，山頂にはこだわりなく，反省会のビールが旨い位の汗をかければいいやあ，と思っておたが，相方はガリガリと休みなく進む進む。結果して新山はさておき，途上で戻ることなく，七高山に丁度2時間半で到着。あまりに早く，通常は時間が詰まる下りも同じく2時間半。トレランでもないのに5時間で往復。これはスタンダードにはしたくない。宿をとった大井川までの移動が，意図せず同乗で眠くなることなく移動。初めて泊まる「朝日木の家」は我々含めお客は3名。月山たけのこ，山菜他，ビールが旨い。リーズナブルな料金ながら部屋もキレイでありがたい。女将に聞くとやはり西川山岳会はじめ山屋や鳥屋もくるという，納得。翌日は帰るまでに酒抜きで月山へ。最初は小雨だが歩いているうちに晴れ間もでてくる。相方は不運な事故拾ったが，山は両日とも変わりやすい天候の中タイミングよく登れる。なんどか登った山でもほんの少し時期が違うだけでも花（特にクロユリ）も風景も大きく違い，何回か来た位で分かったような気になるのは不遜だなあと思う一方，これだから山は楽しいと思う。
帰りは新潟行きのバスがでる山形駅まで一緒に移動。折角なので産直で旬のさくらんぼを探してウロウロしながらもなんとか送る。いろいろありながらも結果して鳥海山と月山で景色と花を満喫し，ビールが旨くないはずがない。