富士山〜御殿場ルート
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- GPS
- 21:22
- 距離
- 21.4km
- 登り
- 2,431m
- 下り
- 2,419m
コースタイム
14:15 御殿場口入り口鳥居(1440m)
14:30 五合目大石茶屋(1550m)
15:40 次郎坊
15:50 標高2000m地点
17:55 新六合目(2590m)
18:50 六合目(2830m)
19:35 七合目 日の出館(3030m)
20:05 七合四勺 わらじ館(3050m)
20:10 七合五勺 砂走館(3090m)
21:20 七合九勺 赤岩八合館(3290m)
22:05 八合目 見晴館(3400m)
23:35 御殿場頂上(3700m)
4:50 御来光
6:50 剣ヶ峰(3776m)
〜8:35 お鉢巡り
9:00 下山開始
11:15 五合目大石茶屋(1550m)
11:25 御殿場口入り口鳥居(1440m)
11:35 御殿場新五合目駐車場
天候 | 晴れ時々曇り及びガス |
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過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
迷うところはないと思いますが、登ってる最中に分岐点がいくつかあり、大砂走り側の下山道と間違えないように看板をしっかりと確認することが重要です。ブルドーザーの道も何箇所か横断しますので、音を聞き取って近づいてないかを確認しましょう。視界がよければ問題ないですが、ガスの状態ですと音での判断が重要となります。大砂走りでは、時々踏み込んだ足がちょうど少し大きめの石を踏み込んだりすると、滑って踏ん張りが利かずにバランスを崩す場合があるので、調子に乗って降りていくと思いもよらない怪我をする場合があります。初めての人はその辺を頭に入れて降りるといいかと思います。ストックがあるとかなり安心です。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ 1
予備電池 1
ガイド地図 1
デジカメ 1
筆記具 1
塩飴1袋 1
水2リットル 1
スポーツドリンク500ml 2
タオル 2
携帯電話 1
計画書 1
雨具 1
防寒着 1
ストック 1
時計 1
夕食用弁当 1
非常食 1
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感想
富士山は毎年1回登っていて、今回で6回目。世界遺産に登録されたこともあり、一番人が少ないであろう
御殿場ルートを選択をしました。当日の天気予報は悪いことはわかっていましたが、入山料を払ってもらえる
記念バッジ欲しさに挑戦しました。入山料徴収の最終日でありましたが、箱の中にはたくさんの記念バッジが残っていました。
(余ったバッジはどうするのかちょっと気にはなりましたけどねw)
13時半頃に駐車場に到着したときには、すでにガスで山は覆われていました。準備をしながら1時間程度体を慣らして
14時半前に出発しました。最初からガスで前が見づらく不安でしたが、時々ガスが晴れて景色を眺めることが出来たので
良かったです。
それでも、7合目の山小屋に着くまではガスで視界が遮られ、太陽が直視出来るぐらいガスがひどかったです。
また、掛けてた眼鏡もガスの水蒸気で濡れて役に立たなかったので、外して歩きました。ガスでほとんど前が見えなかったので
掛けても外しても大した差はありませんでしたねw。後は過去の経験から高山病対策で呼吸は深くしながら歩きました。
7合目山小屋過ぎてからはガスから晴れて雲海もきれいに見ることが出来ました。
しかし、ガスが晴れた頃には日が落ち始めてきていたので、長くは見れませんでしたねw 日が落ちたときはちょうど
宝永山との分岐ルートを過ぎたあたりでしたね。時間的には19時を廻っていました。
夜間登山では景色を眺めるものもないなぁーっと思って前を向いてひたすら歩いていたのですが、ふと見上げると
星空がきれいで良かったですね。時々流れ星も観察できました。後は雲でほとんど覆われていたのですが、
下界のライトアップされた町並みも少し観察することが出来ました。
山頂に到着したのが、23時半前ぐらいでしたが、風がとても強くすごく寒かったです。イマージェンシーシートの寝袋タイプでどうにか
なるかと思っていたのですが、想像以上に自分の認識が甘かったです。とりあえず、風避け場所がないか少し歩いて、富士宮口
に行く途中にある少し高い岩で囲まれてる場所で朝が来るまで待っていたのですが、風は寝袋で防げたものの、地面から
体温が奪われてしまい、震えながら5時間ばかり過ごしてました。正直、寒すぎて寝ることすら出来ませんでしたし、
ちょっとでも目を閉じてると呼吸が浅くなる為か頭が痛くなって苦労しました。
まぁー下山したときに両目が充血していたので相当体にストレスがかかっていたみたいです。それだけきつかったのですが
山頂では空いっぱいに星が輝いており、とても綺麗でした。
そして御来光の時間のちょっと前の4時半ぐらいに体を起こしたのですが、御殿場口の山頂方面からは全く見えないことに気づき
慌てて、吉田口方面に移動しました。おそらく富士宮口山頂からも見えないのかな?いつもは日帰り登山でしたので、吉田口以外で
御来光を見たことがなかったので全く想定外でしたねw 上ならどこでも見れるかと思ってました・・・。御来光は少し雲空でありましたが
ぎりぎり雲の隙間から拝むことが出来たのでほっとしました。人もかなりいましたね。駅伝のせいか自衛隊の人も多かったです。
御来光を拝んだ後は冷えた体をすぐに温めないといけないと思い、急いで富士宮口に移動して頂上富士館でカップラーメンを
食べて体を温めました。人がごった返していて、やはり相当寒かったことがよくわかりました。その後は剣ヶ峰から時計回りにお鉢巡り
をして、元の御殿場口に戻ってきたのですが、中継用のヘリコプターらしきものが永遠と廻っていましたね。テレビを見ていた知り合いが
さすがにどこにいるかまではわからんといってましたので、旗でも振っておけばよかったかなw
下山は大砂走りに入るまでは天気もよく降りられました。途中、駅伝が始まっていたので山小屋での人だかりがすごかったですね。
登ってくるランナーに気を使いながら降りていたのですが、やはり山小屋あたりでは人で道が狭くなっていたせいなのか、ランナーが
声を荒げて道をあけろ的なことをいってましたね。ランナーも必死ですから見てる人も配慮してほしかったなぁーとは感じました。
大砂走りに入ってからは、とにかく自衛隊の人がいたるところに立ってました。おそらくランナーが勢い余ってこけたときの為かと思いましたが、その並んでる列を横目に下っていくのが、なんだか恥ずかしかったですw 20人ぐらい縦に整列してるところを横切っていくのは何かちょっと戦闘にいってくる的な変な気分になりましたw おかげで下山タイムがものすごく短縮することになりましたw 5合目の山小屋に戻ってくるちょっと前でランナーに追いつかれたのですが、ものすごいスピードで駆け下りていたのでびっくりしました。早い人は4時間半ぐらいで登って下るみたいで、すごいなぁーっと思いました。登りで9時間、下り2時間20分かかった自分にはとても信じられないタイムでしたね。
今回の富士登山はいろいろ苦労する場面もありましたが、高山病で苦しむこともほとんどなく、御来光を拝めて、駅伝も間近で見ることが出来たので良かったですね。ほんとは宝永山への迂回ルートや二子山のルートにも行きたかったのですが、体力の消耗が気になったので止めておきました。帰りに温泉によったときに5分ぐらいしか入ってないのに、立ち上がったときに一気に血圧が下がって倒れそうになったことなどから、相当疲れが溜まっていたので結果的にはいい判断でした。
その後は、やまだ食堂で富士宮やきそばを食べたのですが目の前で鉄板で作っていたので、結構見ごたえがありました。
大盛りを頼んだのですが、思った以上に量があってお腹一杯でしばらく動けなかったですw
来年も富士山を登るかはわかりませんが、今度は山頂でむちゃをしないように気をつけたいと思います。
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