槍ヶ岳 北鎌尾根(BBCバージョン)


- GPS
- 32:05
- 距離
- 42.0km
- 登り
- 4,732m
- 下り
- 4,721m
コースタイム
常念乗越11:30~東天井岳13:25~大天荘14:35~大天井ヒュッテ15:00/15:10~
貧乏沢下降点15:25~天上沢17:15~幕営17:30
8/11 撤収5:00~北鎌沢出合5:10~別行動6:50~左俣のコル9:15~穂先直下13:20/13:40~
槍ヶ岳14:25~殺生ヒュッテ15:30幕営
8/12 撤収4:55~水俣乗越6:20~ヒュッテ西岳7:25~赤岩岳7:50~ビックリ平8:50~
大天井ヒュッテ9:20/9:50~大天荘10:30~東天井岳11:10~常念小屋12:25/13:00~
王滝ベンチ14:45/15:00~登山口15:40~駐車場16:00
天候 | 8/10 晴れ 最低気温17℃(東天井岳)、最高気温23℃(胸突き八丁) 8/11 晴れ 最低気温10℃(天上沢)、最高気温24℃(P11付近) 8/12 晴れ 最低気温7℃(殺生ヒュッテ)、最高気温23℃(胸突き八丁) |
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過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
到着は00:20でしたが、ほぼ満車状態。 登山口までの路肩に、数台停められるスペースがあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
同行したyutak25さんの記録はこちら↓ http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-333116.html GPSログは、肝心の2日目北鎌尾根の後半部分は手書きです。ちゃんと記録されていませんでした。残念です。 ヒエ平~常念乗越 沢沿いの道で水が豊富。飲み放題です。 常念小屋~大天荘 上り調子の長い巻き道。 大天荘~貧乏沢下降点 大天井ヒュッテまでかなり下ります。ヒュッテから樹林帯の巻き道。ここまで大きな危険箇所なし。 下降点~天上沢 最初の藪で転ばないように注意。枯れたガレ沢を、安全なところを探しながら下りていきます。 しばらくすると水の音が聞こえて、水と一緒に下りることもあります。 北鎌沢 間違って左俣を行ったので、右俣の情報はyutak25さんの記録をご覧になってください。 水の流れを追って上がっていくと、雪渓に出ます。下のほうは凍っていてアイゼン無しでは歩けません。 右側の草付きを上がっていきますが、雪渓が左へ曲がるところからは雪の上を歩かなければなりません。 岩壁を左に回るところで、一度雪が無くなりますが、砂地が滑って雪の上より危険。 その後の雪渓は、背が高いことと、スノーブリッジ風だったので、右側の岩場を高巻きしました。 北鎌尾根 緊張の連続で、記録をつけていませんでしたので、詳細は他の方のレコをご覧になってください。 踏み跡は明瞭なので迷う心配はしていませんでしたが、ガレ・ザレ・ナイフリッジ・バンドの連続です。 残置シュリンゲがあってもそこが楽に登れるとは限りません。 殺生ヒュッテ~ヒュッテ西岳 水俣乗越まで一気に下って、ヒュッテまで一気に登るきつい道です。 西岳~大天井ヒュッテ 一番気持ちのいい稜線散歩を楽しめます。 下山後は、ほりでーゆ~四季の郷へ行きました。食事もそこで頂きました。 |
写真
感想
yutak25さんのお誘いで、憧れの槍ヶ岳・北鎌尾根へ行ってきました。
このルートは準備しすぎるに越したことは無い、と思っていましたが、全然準備が足りていませんでした。
1日目、一ノ沢の道を予想より早く上がれたので、天上沢まで下れたまでは順調でした。
これ以上無い好天に恵まれ、ButaModernさんにも会えて、明日の北鎌尾根を心配することもしませんでした。
同行しているパーティがいるというだけで、左俣に入っていることを疑いもせず、アイゼン無しで雪渓に入ったためにyutak25さんとは別行動を取らざるをえなくなり、稜線に出られたから良かったものの、あわや遭難という可能性も十分あったことは反省しなければなりません。ヘリがしつこく飛んできたのも肯けます。
稜線で出会って、しばし行動を一緒にした方が二人いましたが、詳細なデータをお持ちで、ネットも利用してルートを確認しておられました。相応の準備とはこういうものかと思わされました。
北鎌尾根自体は踏み跡がはっきりしており、ピークの越え方が技術技能によって違うというところです。
基本的に巻き道が用意されていますので、岩場歩きに慣れていて天候に恵まれていれば、さほど怖い思いはしなくて済みそうです。私が一番心配だったのは風でしたが、それも気持ちがいい程度に吹いてくれて楽しく歩くことができました。
とまあ、こんなことがあったためか、北鎌平まで来たとき、初めて山の中で泣きました。
結果的にはyutak25さんも、下山中に出会った経験豊かなパーティとともに右俣に入り、無事北鎌尾根を踏破されていました。3日目に偶然東鎌尾根で会えたときは、去年剱の山頂で出会ったとき以上の喜びを分かち合いました。
それからは別れた後のことや、下山後のyutakさんの山行計画(8/13鳳凰三山に行ってます。凄過ぎ)について話しながら、無事下山しました。
今回は軽量化のため、ろくな食料を持ってきていなかったため、入浴後は食べ過ぎるくらい食べて別れました。
以上、非常に幸運だった山行記録でした。
*槍の山頂で「北鎌は冬しか歩いたことがない」と言う人がいました。会社の山岳部でも、冬がいいと言っていました。なるほど~。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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北鎌はザイルワークの必要がある尾根と思ってましたが、無くても行けそうみたいですね。別の方のレコを見てもそう感じました。
実際はどんな感じですか???
HIDENORI-Tさん、こんにちは。
ザイルが無くても行けますよ。ザイルを持っていく方達は、ザイルを使わないと行けないルートを行くんですね。
登りは一回だけで、あとは全部巻いてますし、下降するところで、自分に合った安全なルートを見つけられるかが鍵でしょうか。
穂先の登りは上に行くほど緊張しますが、怖くは無いです。
今週中にyutakさんの記録も上がると思うので、ぜひ参考にしてください。
お疲れ様でした。
今、白州の温泉のPで書いてます。
青木鉱泉からドンドコ沢ルートで
地蔵岳と観音岳周っておりてきました。
いろいろ教えていただいて、ありがとうございました。
トマト美味しかったですね~
劔の時もそうでしたが、
山に向かってBBCさーんと叫ぼうと思った直後に
登場、再会‼ ほんと感動しましたよ~
yutak25さん、お役に立てたなら何よりです。
ご自宅まで運転お気をつけて。
昨日自分は、神奈川県に入ったとたんに大雨でした
自宅も停電したそうです。
BBCさん、こんばんは。
何はともあれ、おめでとうございます。
加えて、準備が万全でなかったと思われたこと、yutak25さんと別行動の後再会できたこと、初めてお山で泣いてしまったこと、、、。
この山行で色々な想いがかけめぐり、忘れられない思い出になったのでは、と。
これからもその想いを大切にしてください。
遠く南アからも槍は遠望できました。
もちろん、北鎌尾根は見えませんでしたが、BBCさんが格闘しておられるだろうと、、、。
あ、ヘルメットちゃんと持っていってくれたんですね。
ウレシイです。
憧れの北鎌尾根、いずれチャレンジしてみます
十分下調べし、天候の安定した時を狙ってやってみます。今年の9月に親戚の登山猛者(笑)にザイルを教わるので、色々相談にのって貰います。
ricalonさん、こんばんは。
北鎌沢を上がってから山頂まで、ですけどね。
自然落石の危険性は感じませんでしたが(つまり、しょっちゅうそんな音を聞くとか)、人的な落石はありますね。離れて歩いていればだいじょうぶです
yutakさんは独標を直登されたそうで、それを聞いただけでも再挑戦したいと思っています。
きっとまた行きます。右俣に行くかはわかりませんが
BBCさん どうもです!
計画にコメントしていたとは言え、大天井ヒュッテで声を掛けられて振り向くと、yutakさんとおられた事は凄く嬉しかったです
左俣:あそこは左側が大きいので、行きやすいですよね。 お二人に会わないので『何て速いんだ!』とsakuraさんと言っていたのですが、さすがに会わないので、マキ道/稜線の違いだったと思っておりました。
またユックリと話したいですね! あの場所に行った人だけが解る話がありますもん
BBCさん こんばんわ。 お疲れさまでした。
いつもながら素晴らしいレコ 有難うございます。 ホントに良いですね。 北鎌・東鎌はあこがれですが、もう 老いぼれには無理とあきらめています。・・・が、小屋泊まりで小刻みにやればなんとかなるかな~っと密かに思っています。ヤッパ 年寄りの冷や水かな~ ? 若い人が羨ましいです。 私は今夏は 安近短涼で中アの南駒・空木を狙いましたが 恥ずかしながらどう云う訳か3時間も歩けず撤退すると云う体たらくでした。また 素晴らしいレコおねがいします。
ijikemusiさん、こんばんは。
私も今のうちに、行けるところは行ってしまおうと焦っているところです。
いずれはijikemusiさんのような、渋い山行をしてみたいです。
ijikemusiさんも南駒・空木行きましたか。yutakさん、ricaloご夫妻と、最近あの山域の計画をよく聞きます。
これは何かのお告げかも。私もどこかで予定しようかな。
BBCさん おつかれさまでした
yutakさんのレコにもコメントさせていただきましたが
お二人ともめちゃくちゃ速いなって思っていたのです
それが左俣を詰めきってしまわれるとは、もう驚きです
ヤマレコの中でも貴重なレコになりますよきっと
なにはともあれおつかれさまでした
yutakさんとの東鎌での再会がいいですね、感動的です
また、BMさんつながりでどこかでお会いできたらいいですね
sakura0725さん、おはようございます。
お恥ずかしい限りですが、左俣ではもう登るしかなくて必死でした
稜線に出てからも無我夢中で、また挑戦したいと思っています。
お二人のペースに勝てるわけ無いじゃないですか
独標に上がられているとき、やっとコルですから
それにしても、最高の天気で良かったですよね。
こちらこそ、よろしくお願いします。
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