北岳
- GPS
- 09:44
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 1,769m
- 下り
- 1,771m
コースタイム
8:24 二俣
10:20 八本歯のコル
12:06 北岳
12:28 両俣分岐
12:40 北岳肩ノ小屋
13:07 小太郎尾根分岐
13:16 草すべり分岐
15:29 白根御池分岐
15:42 広河原インフォメーションセンター
天候 | 晴れ一時曇りか霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
最終便の時間が16時と早く、日帰りには厳しい条件です。 乗り遅れた場合は20km以上の林道を歩いて帰るか、 山小屋泊となります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありません。 北岳の日帰り登山はバス・タクシーの時間の関係で 極めて厳しい山行を強いられます。 体力・体調・天候など、難しいと考える場合は 決して無理をしないでください。 |
写真
感想
夏休みは、南アルプスと決めていましたが、
鳳凰三山か前衛辺りと考えていました。
友人に声を掛けたところ、北岳のリクエスト。
色々考え、前回雲の中だったこともあり、
その要望に応じることにしました。でも北岳の日帰り。
その過酷さを知らない彼には、最悪途中で引き返すこともあると
念を押し、その覚悟を確認しました。
今まで体験したことのない、時間との戦いです。
これまでは時間に充分な余裕をもち、体力を温存する登山を
嗜んで来ました。今回は、間違いなく限界への挑戦です。
休憩も最小限、水分補給も行動食も、歩きながら。
さて、天候も体調も申し分のない、格別の条件が揃いました。
多少ガスが出てきたものの、快晴の山頂を楽しめそうでした。
とにかくハイペースで、二股を目指します。
ほぼ予定通りに二股に着きましたが、ここから連れのペースが
徐々に遅くなります。懸念した高山病手前の、呼吸の荒さ。
体調維持は時間よりも優先されますから、
ここはとにかく呼吸を乱さないよう、慎重に登ります。
途中、息の荒さが気になり、ザックのショルダーベルトを
緩めるよう伝えました。ショルダーベルトは絞めすぎると、
肺の機能を制限してしまいます。大きく息が吸えるよう、
ある程度登ったら、時々調整すると良いですね。
それから行動食。
簡単に取れて直ぐエネルギーに変わる食べ物。
これまでの経験から、やっぱり糖度の高いものがベストです。
羊羮、吉備団子、チョコレートなどですね。
カロリーメイトはハイカロリーですが、
脂質が多く吸収が悪いので行動食には不向きです。
時間はかかってしまいましたが、無事に登頂(^o^)/
狭い山頂で食事をするのも憚られ、時間の問題もあり、
カロリーメイトで済ませました。これが、後で裏目に出ます。
景色は、甲府方向が完全にガスとなっていたものの、
反対側の景色は素晴らしかったです。
ただ、知らない山ばかりで同定も覚束ず。
いずれ登るかもしれない山々を、目に焼き付けました。
仙丈ヶ岳は地図から簡単に同定できました。
雄大な山ですね。いいなあ。
さて下山。12時を回り、4時間以内に広河原に着くよう、
急がねばなりません。
ルートはどこを選んでも大差ないと判断。草滑りから二股に
戻ることにしました。しかしこれは、今思えば白根御池に降りた方が
よかったかもしれませんね。草滑りは段差が多く、川原は岩だらけ。
そちらのルートを知らなかったのが、幸か不幸か。
私は途中で完全にシャリバテとなってしまい、
足が重くなってしまいました。仕方なくベビースターを口に流し込み、
血糖を補いました。昼食のミスが確実に出てしまいましたね。
川の水で水分を補いながら、無事に広河原到着。
最終便に何とか間に合いました。
個人的な要望ですが、
終バスの時刻をもう少し遅らせる事はできないでしょうか。
せめて日没まで。
閉鎖時間が理由で最終便が早いなら、配慮のほしいところです。
諸般の事情で林道のマイカー規制、夜間閉鎖など、
利用者には不便を強いられています。
しかし現在の状況は、無理な山行を強いられる厳しい条件です。
自然保護は最優先事項ですから、仕方ありません。
でも最終便を遅らせることは、その点で大差ないはずです。
あと1時間。それだけでも、山行にかなり余裕が生まれます。
怪我や事故を防ぐ意味でも、そうなるよう願わずにいられません。
最後に、現在のバス・タクシーの運行状況では、
北岳の日帰り登山は、全く推奨できません。
もし挑戦されるなら、基本的に単独が望ましいです。
複数名の場合、充分な経験を積んだメンバーでなければ危険です。
少しの体調不良、体力不足が、場合によっては命取りとなります。
引き返す勇気が必要ですし、その判断ができる充分な経験則も
必要です。ルートの時間計算ができなければ、その判断も不可能です。
ついでに言えば、北岳の絶景を楽しむなら、夜明けから午前中が
ベストです。つまり、宿泊するべきなのです。
日帰りを強行することのメリットは、ほとんどありません。
ただひとつ、健脚を自負できるステータスにはなります。
その程度です(笑)
良いお天気で良かったですね。
公共交通機関での日帰りは厳しいところはよくあると思いますが、健脚を自負するステータスには一度挑戦してみたくなります。
普段から山に登っている方であれ
ば、北岳の日帰りは難しくないと思います。終バスの時間にさえ気を付ければ。Chinyamaさんなら、可能だと思いますよ(*^^*)
こんばんは、日帰りとはすごいですね、でもやはり山頂からの夕焼け朝焼け、ご来光富士山をみたいですね。
終バスの件、ひがえりでなくてもあと一時間おそいとゆっくりできるのになと思います、妻と行くと余裕がないのですね。一時間はおおきですよね、バス会社にみんなで陳情しましょうかお疲れ様でした。北さんから
そうですね、誰もが健脚ならそれでいいかもしれませんが、あと一時間の余裕は欲しいですね(^^ゞ バス・タクシーの運営会社に掛け合ってみようかと、ちょっと本気で考えています。
ご来光、富士山、南アルプスの大パノラマはやっぱり、明け方なんでしょうね。間ノ岳と合わせて稜線を楽しむためにも、この次は一泊してみたいです(*^_^*)
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