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Yamareco

記録ID: 333013
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

星と花と雲と・・剱岳

2013年08月10日(土) ~ 2013年08月11日(日)
 - 拍手
GPS
31:00
距離
17.1km
登り
1,936m
下り
1,927m

コースタイム

8/10 8:30室堂-9:20一ノ越-10:50雄山-12:40別山−北峰往復-13:20別山-14:20剱沢キャンプ場
8/11 4:00剱沢キャンプ場-4:45剱山荘-5:10一服剱-7:50剱岳8:30-11:05剱山荘-11:45剱沢キャンプ場12:55-13:30剱御前小舎-14:20雷鳥沢-15:30室堂
天候 8/10 ガス(夜は晴れ)
8/11 ガスのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・扇沢の無料駐車場は深夜1時で残りわずかでした。
・扇沢からのトローリーバスは6時半(臨時便)始発でした。
・室堂到着8:30頃
コース状況/
危険箇所等
・登山ポストは室堂ターミナルにあります。
・一ノ越〜雄山はかなりの渋滞がありました。時間の余裕を見る必要があります。
・雄山〜剱沢キャンプ場:富士ノ折立や別山からの下りはガレ場が多く落石等の注意が必要です。
・剱沢キャンプ場:一張500円。水は無料。
・剱沢キャンプ場〜剱山荘:何箇所か雪渓が残っていますが、ステップ切られています。
・剱山荘〜剱岳:カニのタテバイ(登り)、カニのヨコバイ(下り)ともに渋滞ありました。
・剱御前小舎〜雷鳥沢:ガレ場あり。(こけました(^^ゞ)
・雷鳥沢〜室堂:石畳の整備された道です。平らかと思っていたら結構UP/DOWNがあって堪えました(^^ゞ
・この日の室堂→扇沢の最終便は16:30でした。
・温泉は大町温泉郷・薬師の湯。JAF会員証提示で500円(100円引き)。
予約できる山小屋
黒部ダム。のんびり眺める間もなく、ケーブルカーに向かいます。
黒部ダム。のんびり眺める間もなく、ケーブルカーに向かいます。
ロープウェイの整理券は3番目。展望台にて光芒をみる。
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ロープウェイの整理券は3番目。展望台にて光芒をみる。
チングルマもまだたくさん咲いてました。
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チングルマもまだたくさん咲いてました。
雪渓もありますがステップしっかり切られてます。
雪渓もありますがステップしっかり切られてます。
一ノ越〜雄山までは大渋滞(^^ゞ
一ノ越〜雄山までは大渋滞(^^ゞ
稜線は終始ガスでした。別山でようやく剱沢が見えてきました。
稜線は終始ガスでした。別山でようやく剱沢が見えてきました。
硯ヶ池付近で雷鳥の親子に遭遇。
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硯ヶ池付近で雷鳥の親子に遭遇。
こちらはお母さん。お父さんは見かけませんでした。
こちらはお母さん。お父さんは見かけませんでした。
別山の上には青空も見えてきましたが・・・。
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別山の上には青空も見えてきましたが・・・。
剱はこれが目いっぱい。姿を見せてくれ・・。
剱はこれが目いっぱい。姿を見せてくれ・・。
ガスを見ながら夕食です。
ガスを見ながら夕食です。
キャンプ場の周りには花が点在していました。
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キャンプ場の周りには花が点在していました。
夜、目を覚ますと満天の星空。
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夜、目を覚ますと満天の星空。
やっと剱の姿を見ることが出来ました。
やっと剱の姿を見ることが出来ました。
明るいレンズを持ち出します。
明るいレンズを持ち出します。
剱岳の真上に北極星があることに気が付きました。1000秒一発撮り。
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剱岳の真上に北極星があることに気が付きました。1000秒一発撮り。
そうこうしている内に天の川も立ってきました。
ぼちぼち寝ないと・・。
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そうこうしている内に天の川も立ってきました。
ぼちぼち寝ないと・・。
あくる朝、4時に剱に向けて出発。
剱山荘の手前で空が赤らみ始めます。
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あくる朝、4時に剱に向けて出発。
剱山荘の手前で空が赤らみ始めます。
剱の頭には雲が掛り始めてます。
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剱の頭には雲が掛り始めてます。
素敵な朝。
コバイケイソウ
一服剱に向けて標高を上げていきます。
剱沢は眼下に。
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一服剱に向けて標高を上げていきます。
剱沢は眼下に。
一服剱の前で、雲が異様に赤らんでいるのを目にし、駆け上がりました。
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一服剱の前で、雲が異様に赤らんでいるのを目にし、駆け上がりました。
美しい光景です。
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美しい光景です。
神々しい雲。
武蔵谷。チングルマが朝日を浴びて輝いてました。
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武蔵谷。チングルマが朝日を浴びて輝いてました。
立山方面も稜線はガスが掛っています。
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立山方面も稜線はガスが掛っています。
カニのタテバイ。渋滞中。
カニのタテバイ。渋滞中。
渋滞のおかげで・・・晴れてきました。
渋滞のおかげで・・・晴れてきました。
北方稜線の雲も徐々に晴れて行きます。
北方稜線の雲も徐々に晴れて行きます。
幻想的。
眩い雲に青い空。
眩い雲に青い空。
徐々に山々が姿を現します。
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徐々に山々が姿を現します。
こんなところ登って来たんだ。。
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こんなところ登って来たんだ。。
右奥に室堂平まで見えてきました。
まだまだ居たいけど、ぼちぼち帰らないと。
右奥に室堂平まで見えてきました。
まだまだ居たいけど、ぼちぼち帰らないと。
帰りは岩稜も良く見えます。
帰りは岩稜も良く見えます。
カニのヨコバイでまたまた渋滞。
カニのヨコバイでまたまた渋滞。
良い山です。
この複雑な稜線はいろんな方向から見ないと全貌が判りませんね。
この複雑な稜線はいろんな方向から見ないと全貌が判りませんね。
剱沢は何度見ても良いですね。
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剱沢は何度見ても良いですね。
魅力の稜線です。
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魅力の稜線です。
コバイケイソウが下も、
コバイケイソウが下も、
上もいっぱいです。
上もいっぱいです。
剱御前は緑の素敵な山。
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剱御前は緑の素敵な山。
剱山荘前の池塘にて
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剱山荘前の池塘にて
チングルマ、少し盛りは過ぎてますが、素晴らしいお花畑です。
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チングルマ、少し盛りは過ぎてますが、素晴らしいお花畑です。
ナナカマドは今が盛り。
ナナカマドは今が盛り。
秋もさぞかしきれいでしょうね。
秋もさぞかしきれいでしょうね。
山には花畑が良く似合います。
山には花畑が良く似合います。
剱沢に戻ってきました。完璧に晴れたなぁ。
剱沢に戻ってきました。完璧に晴れたなぁ。
剱沢出発は13時。すっかり遅くなってしまいました。室堂に急ぎます。
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剱沢出発は13時。すっかり遅くなってしまいました。室堂に急ぎます。
ばいばい。またね。
ばいばい。またね。
雷鳥坂の下り坂で、コケてしまいました。着いた右手の指があらぬ方向に向いてます(^^ゞ 骨折かと思ったら脱臼でした。エイっと曲げたら直りました。
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雷鳥坂の下り坂で、コケてしまいました。着いた右手の指があらぬ方向に向いてます(^^ゞ 骨折かと思ったら脱臼でした。エイっと曲げたら直りました。
室堂平も美しいところです。
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室堂平も美しいところです。
振り向くと眩いばかりの夏山です。
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振り向くと眩いばかりの夏山です。
立山が美しい。もう一度来ないとね。
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立山が美しい。もう一度来ないとね。
沢の水で顔を洗いました。気持ちいい。
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沢の水で顔を洗いました。気持ちいい。
地獄谷。立ち入り禁止です。
地獄谷。立ち入り禁止です。
煙噴いてます。
良いところです。
良いところです。
血の池。
みくりが池。思ったよりアップダウンが多くてへこたれそうになりました。
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みくりが池。思ったよりアップダウンが多くてへこたれそうになりました。
気持ちいいところです。
気持ちいいところです。
何とか15:30に室堂着。疲れましたが良い山でした。
何とか15:30に室堂着。疲れましたが良い山でした。

感想

夏の長期休暇の初日、念願だった立山・剱に行くことにしました。勢力を強めつつある夏の太平洋高気圧も、日本海側を覆うまでにはあと一日必要と言うことは判っていたのですが、日程的な都合もあり、とりあえず行って見ることにしました。

土曜の早朝1時に扇沢に着き、いつものように車で仮眠。翌朝5:30頃に扇沢ステーションに行くと、6時半始発にもかかわらず、数十人がチケット売り場に並んでいます。間の乗り換えで少し待たされたものの、室堂に8時過ぎに到着。

まずは立山経由で剱沢に向かいます。噂には聞いていましたが雄山への登りは大渋滞。剱沢にたどり着けるのか心配になりましたが雄山から先は一転順調に進むことが出来ました。それにしても天気予報通り稜線はガス。漸く別山あたりで青空が見え始めましたが周囲の山は見えず仕舞いでした。

剱沢のキャンプ場では別山や時折剱御前が姿を現すものの、目指す剱は一向に姿を現してくれません。翌朝の天気も稜線にはガスが出やすいとの予報。いやな予感がします。食事の後、早々に床に着きましたが、夜9時過ぎに目を覚まして外を見ると満天の星。昼間に姿を見ることのできなかった剱岳もごついシルエットを露わにしています。暫く星空の撮影を楽しみ、翌朝は3時半に起きて剱に向かいます。

3時半の時点で山頂に向かうヘッドランプの列が見えます。腹ごしらえをして4時に出発。剱山荘の前で空もだいぶ明るくなってきました。五竜・鹿島方面の空が赤みを帯びてきれいです。ただ剱の山頂付近には雲が掛っています。剱山荘からの斜面を登って行くと、前方の雲が真っ赤に染まっています。目の前には一服剱。あわてて駆け上がりました。前剱にかかるガスが朝日を浴びて赤く染まっています。
太陽も赤く燃え上がり幻想的。いくつかの鎖場を越え、前剱のピークを過ぎて間もなく、カニのタテバイにたどり着きますが、すでに渋滞です。しかし、この渋滞のおかげで、ちょうど剱への登頂と同時に山頂の霧が晴れ始めました。雲の中から姿を現す山々を暫く楽しみました。さらに晴れていく気配はあったのですが、時間切れです。帰りは再びカニのヨコバイで渋滞に会い、剱沢のキャンプ用に戻ったのはほぼ12時でした。

昼ご飯を食べてテントを撤収し、剱沢を出発したのが13時。室堂には16時には着きたいので、ちょっと急ぎます。剱御前小屋まで30分ちょっとで登り切り後は下るばかりです。下り始めてすぐ、すれ違う人に道を譲ろうと横に除けたところで浮石を踏んでこけてしまいました。右手を見ると薬指がありえない方向に曲がっています。「あっ、折れた」と思ったものの痛みがほとんどないので引っ張って曲げて見るとあっけなくもとに戻りました(^^ゞ 

昨日は何も見えなかった立山の雄姿を楽しみながら雷鳥沢まで下り、水場で喉を潤し沢で顔を洗って一息。ここからは平たんな道だと思っていたら、結構階段があるんですね。重い荷物と階段が堪えます。何とか15時半に室堂に到着。結構疲れましたが良い山でした。

剱には登って見たものの、その魅力のほんの一部にしか触れていないんだろうなぁ。また地図をみて、他のルートを探しています。

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コメント

待ってました
usatakoさん、こんにちは。
2週連続の北アレコ、それも今回は剱とのことだったので楽しみにしてました(とは言っても8/15,16は山中にいたので、拝見出来たのはついさっきでしたが)。

立山も剱も素晴らしい山ですね。実は立山は35年前に親父に連れられて登っているのですが、その時の記憶が蘇ってきました。槍穂のみならず、立山も早々に再訪したいと思います(勿論剱も併せて)。
でも、この大渋滞を見ると、ちょっと萎えてしまいますが。
2013/8/18 0:56
やっと行ってきました。
papibanさんこんばんは。
「一番好きな山は?」って質問に、「剱」って答える人多いじゃないですか。憧れてたんですよね。だけど、ちょっと遠いし、お金も時間もかかるし、行くんだったら間違いなく天気の良い日に・・・って思っている内に機会を逃し続けてしまっていて・・。
今回も天気予報(最近ヤマテンに入会してます)は、今一つだったんですけど、来シーズンには回したくなかったんで行ってしまいました。初日は予報通りのガスでしたが、2日目の回復が少し早まってくれてラッキーでした
大渋滞ですが、雄山は+1時間見ておけば大丈夫ですよ。剱は一番混んでいる時間帯に登ってしまったようで、下る際にはタテバイの方は空き始めていました。
天気が良ければ待つのも苦にならないと思いますのでぜひ行って見てください
2013/8/18 20:36
プロフィール画像
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