祝☆富士山開山！ 富士宮口から日帰りピストン（＋お鉢巡り）

2021年07月10日(土) [日帰り]

• GPS: 07:18
• 距離: 10.8km
• 登り: 1,483m
• 下り: 1,468m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:11
• 休憩: 1:04
• 合計: 7:15

9:39 富士宮口五合目
9:53 9:53 富士宮口新六合目
9:56 9:57 六合目雲海荘
10:35 10:39 新七合目御来光山荘
11:08 11:09 元祖七合目山口山荘
11:38 11:52 八合目池田館
12:24 12:31 九合目万年雪山荘
12:52 12:57 九合五勺胸突山荘
13:21 13:21 頂上富士館
13:24 13:35 富士宮口頂上
13:36 13:36 三島岳
13:46 13:57 富士山
14:02 14:03 西安河原
14:08 14:09 雷岩
14:20 14:20 久須志岳
14:24 14:25 吉田・須走ルート下山口
14:31 14:32 伊豆岳
14:37 14:37 朝日岳
14:42 14:43 御殿場口頂上
14:47 14:47 頂上富士館
14:59 15:00 九合五勺胸突山荘
15:18 15:19 九合目万年雪山荘
15:44 15:46 八合目池田館
16:06 16:06 元祖七合目山口山荘
16:24 16:24 新七合目御来光山荘
16:44 16:45 六合目雲海荘
16:52 16:52 富士宮口五合目
16:54 ゴール地点

天候

晴れ時々曇り
下界は擬似梅雨明けで快晴だが、朝7時時点では富士山頂は笠雲が三重にかかり強風が吹き荒れていた。
朝10時頃から徐々に雲は取れたが、終日強風で雲多し。特にお鉢巡り時は身体が傾く程で風速15m/s以上

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

開山日の7/10はマイカー規制が朝9時から開始。
期間中（7/10〜9/10）水ヶ塚駐車場よりシャトルバスが朝6時から1時間に1本、終発18時まで出ている。
30分ほどで富士宮口五合目に着く。
バス料金→片道1,170円/往復2,000円
水ヶ塚駐車場料金→1,000円

※初日のみシャトルバス始発は9:00。乗る前に検温など必要

コース状況／危険箇所等

・富士宮口五合目より富士宮口山頂
全体的にしっかり整備されていて道迷いなどの心配は無し。小屋もトイレも道中たくさんある。
ずっと先が見えているがなかなか着かない。
前半は砂礫の登山道、後半はゴツゴツした足場の悪い溶岩の道となる。
特に降り時、溶岩の足場の悪さは厄介

・お鉢巡り
危険な残雪もほぼ消えて通行に支障無し
この日は強風で風の通り道は歩くのに難儀した。
また吉田口山頂と御殿場口山頂の間辺りでホワイトアウトする場面がありルートを見失いかけた。

その他周辺情報

御体内温泉健康センター　　御殿場市の日帰り温泉。大人800円

写真

7/10 7:28

水ヶ塚駐車場到着。
もっと混んでいるかと思い早めに来たのだが、全然空いてるな…

富士山頂には分厚い雲。あれ取れるかなあ。
取れなかったら悲惨だわ

7/10 8:10

バスが出るまで1時間以上待つ羽目に。
検温などしてからチケットを買う方式らしいが、まだ検温の準備が整っていないらしい。
マイカー規制初日だからか

7/10 9:37

9時半過ぎにシャトルバスは富士宮口五合目に到着。
山頂は…雲の中だな

7/10 9:38

朝9時前ならマイカーでここまで来れた事を知りショックを受ける。
1時間半も無駄にしてしまった…
シャトルバス最終が18時なのは嬉しい誤算だった（件のHPだと17時だった）が、あまり時間に余裕のない山行になりそう。
お鉢巡りの時間は無さそうだ

7/10 9:39

放火の被害にあったレストハウスは立ち入り禁止な為、登山道上から雲海を見てみる

7/10 9:39

標高2,400mから登山開始！
もう9時40分か…

7/10 9:46

久しぶりに晴れの中の登山だ。
眼下に見えるのは愛鷹山かな

7/10 9:52

今日の富士山は強風との予報だが、ここら辺だとまだ風はそれ程でも無い。
逆に涼しく快適。
下界は今日30℃超えらしいが…

7/10 9:53

六合目雲海荘到着
思ったより登山者は多くないな。
まだ梅雨開けてないからか？

7/10 9:55

小屋の脇の本日9時に通行禁止が解かれた場所（と、下山後ニュースで見た）

7/10 10:09

宝永山に向かう登山者たち

7/10 10:26

新七合目が見えてきた。
更に上に八合目も見えている

7/10 10:31

新七合目御来光山荘。
六合目から40分ほどかかった

7/10 10:37

まだ序盤な為そのまま通り過ぎる

7/10 10:39

もう宝永山を見下ろす位置に。
富士宮コースは最短コースなだけありグングン高度を上げていく

7/10 10:42

ぐあー、急だなぁ

7/10 11:08

八合目の前に元祖七合目！？

7/10 11:08

だ、騙された…
新七合目から約30分で元祖七合目到着

7/10 11:08

元祖七合目山口山荘
小屋毎にアミノバイタルゼリーでエネルギー補給しながら進んだ

7/10 11:11

なんか段々と雲が上がって来てるような…

7/10 11:24

まだ道は歩きやすい。
登山者も多くないのですれ違いなどもあまりないので快適だ

7/10 11:29

眺望抜群だ

7/10 11:32

やっと八合目か。元祖七合目から大体30分かかった

7/10 11:40

八合目池田館。子どもの団体さんが休憩していた。
ここで今日一つ目のおにぎりでエネルギー補給

7/10 11:40

もう標高3,250mなのか！
前回は標高3,000m辺りから頭が痛かったが今回は何ともないな。
このまま高山病来ないでくれ〜

7/10 11:42

山頂の雲取れたな
ここら辺りから風がかなり強くなり一枚上に羽織った

7/10 11:54

もうすぐ昼になってしまう。
午後から雷とかになったら嫌だな

7/10 11:56

天空の鳥居

7/10 11:56

まだ半分くらいしか進んでないな…

7/10 12:05

前回も気になった謎の穴

7/10 12:09

鳥居2年前から直してないじゃないか

7/10 12:20

九合目到着。やはり30分位かかった。
ここでもアミノバイタルを食す

7/10 12:32

ここからがある意味本番か。
急登の始まりだ

7/10 12:35

湧き上がる雲に宝永山が飲まれそう

7/10 12:42

この角度から見ると北アルプスの焼岳みたいだな

7/10 12:49

胸突山荘　九合五勺　
軽い休憩だけで先に進む
風がビュービュー吹き付けている。
日が照ってなければ極寒だろうな

7/10 12:56

山頂方面、雲増えて来たな

7/10 12:58

最後の登り。
八合目から先はスピードがガクンと落ちている。
高山病というよりバテてる感じ

7/10 13:02

あと少しが長い。
九合目以降すれ違う下山者が増えて来た

7/10 13:10

風が強すぎて寒いが、山頂まで我慢だ

7/10 13:21

青空消えた…

7/10 13:22

富士宮口山頂到着。
登山開始より3時間40分。
前回より早いペースで来れたな
ここでミレーのティフォン50000を羽織り昼飯。
とはいえ時間ないのでおにぎり一個だけ

7/10 13:37

15分ほど休憩していよいよ剣ヶ峰へ。
このペースならお鉢巡り行けるかも？
なんとこの後フォロワーの方とすれ違い挨拶出来た。

7/10 13:39

剣ヶ峰への登り、ザレザレだとキツい坂だが最近の雨のせいか適度に湿りそれ程登りにくく無かった

7/10 13:39

前回19年は曇り空だったので素直に嬉しい晴れた火口！

7/10 13:45

2年ぶりに富士山登頂！
いや〜晴れて良かった

7/10 13:46

山頂より。眺め良いなぁ

7/10 13:46

お鉢を一望

7/10 13:47

7/10 13:47

やっぱりお鉢巡りしようかな。
まだ14時前だし行けるよな？

7/10 13:47

山頂なのに空いてる…
日本人じゃない人の方が多かった。
観測所の整備が行われていて登山者じゃない人も5〜6人いた。
こんな高所での作業は大変だろう

7/10 13:48

近くで休憩中の男性にお願いして撮ってもらった

7/10 13:52

山頂よりパノラマ

7/10 13:52

7/10 13:53

7/10 13:53

三角点タッチも忘れずに

7/10 13:57

さて、もうすぐ14時になってしまうのでお鉢巡りに出発

7/10 13:57

ここの残雪が多いとアイゼンなどが必要になるのだが、無事解けていた

7/10 14:02

とんでも無く風が強い！
西側からの風に身体が揺さぶられる

7/10 14:04

強風の中、大沢崩れを上から見る

7/10 14:05

この先が1番の強風エリアだった

7/10 14:07

剣ヶ峰を振り返る

7/10 14:08

後ろの外国人登山者たちの持つ旗を見ても風の強さがわかる

7/10 14:08

火口に段々と雲が流れ込んできた

7/10 14:09

7/10 14:12

白山岳が雲に覆われていく

7/10 14:16

7/10 14:17

すっかり雲の中

7/10 14:19

富士山の東側は視界が開けていた。
あの湖は山中湖か？

7/10 14:21

7/10 14:22

5年ぶりに来た浅間神社奥宮。
登山の無事を祈願する

7/10 14:23

7/10 14:24

この先は雲の中を歩く羽目になった。
まだ開山間もない為か工事関係の人が目につく

7/10 14:24

ここを左に行けば須山口下山路。
初めて富士山に登った2015年も下山時ホワイトアウト&強風だったなぁ…
富士宮口山頂まではここを右に進む

7/10 14:33

真っ白で道を見失いかけたがなんとか復帰。
雲も薄れ始め一安心

7/10 14:33

青空も見えてきた。
雲の流れがアルプスの稜線を歩いてるみたいな雰囲気だな

7/10 14:33

強風ホワイトアウトの中、トレラン3人組とすれ違う。
お互いの挨拶の声も聞こえないほど風がうるさく、自分のティフォンもバタバタと波打っていた

7/10 14:35

おぉ！海か？

7/10 14:35

雲の流れが早い

7/10 14:35

7/10 14:37

宝永山が美しい

7/10 14:37

風は弱まらないが、晴れて来たので気分も軽い

7/10 14:40

剣ヶ峰がまた見えた

7/10 14:41

御殿場口山頂到着。
歩荷の方が2人いた

7/10 14:41

ここはずっと閉館中らしい

7/10 14:42

7/10 14:44

なんとか15時前に富士宮口山頂まで戻って来た。
バスは最終18時だが、その前の17時に間に合うだろうか。
コースタイム的にはキツいか？

7/10 14:45

下山開始。
まぁトラブル無ければ18時には間に合うだろう。

7/10 14:48

こんな時間だが、登ってくる登山者が結構居る。
当然小屋泊だろうが、時間も遅いし風も強いので困惑だ

7/10 14:53

九合五勺には直ぐ着きそう

7/10 14:59

胸突山荘を通過

7/10 15:00

お鉢巡りでは全然人居なかったが、まだ結構人歩いてるな

7/10 15:17

九合目

7/10 15:44

17時に間に合わせたくて急いで降りるが、足元も悪くなかなか捗らない

7/10 16:04

元祖七合目。
ここでトイレを借りた

7/10 16:06

後50分で降れば間に合うが…ちょっとキツいな

7/10 16:16

何度も雲にに飲まれながら不死鳥の如く復活する宝永山

7/10 16:24

新七合目御来光山荘。
あと残り時間は30分…いよいよヤバいか

7/10 16:30

新七合目から先は走るように降った。
激しいポール使いに卸したてのポールキャップはツルツルに…（涙）

7/10 17:33

激闘の末16:55に登山口に到着、無事17時のバスに乗り込む。
身体中汗だくだ。
17時半には水ヶ塚駐車場に戻れた。
富士山はすっかり雲の影に

7/10 18:12

御殿場市の日帰り入浴施設、御胎内温泉で汗を流す

撮影機器：

iPhone 12 128GB SoftBank Apple

感想

kukaminn

新型コロナ対応で昨年開山しなかった富士山だが、7/1には山梨県側の登山口が、そして本日7/10に静岡県側の二つの登山口も開山した。
待ちに待ったとばかりに登山者が押し寄せたわけだが、実は私は開山日だと知らずに（久しぶりに天気良さそうだし、夏山の訓練に高峰に登って体を慣らしておこう…）といった感じで富士山に来ていた。

マイカー規制は朝9時からだと知らず、水ヶ塚駐車場に7時半に到着していたのに9時のシャトルバス始発迄待機してしまう痛恨のミス！
その為登山開始は9時40分、帰りのバスの事を考えるとお鉢巡りどころか剣ヶ峰を踏めるかも怪しい状況だ。

まぁ進捗が捗らずタイムアップとなったら途中で引き返せば良いか…と歩き始めたのだが、なんか今日は身体の調子が悪く無い。
2019年に同じく富士宮口から登った時は登山口で1時間待機し高度順応をしたにも関わらず、標高3,000m付近から高山病の症状が出始めて苦しんだのだが今回は全然頭が痛くならなかった。
朝3時半に目が覚めてしまい充分に睡眠時間を確保出来たとも言い難かったのだが…

そんな訳で、意外に調子良く登れだ富士山。
大体コースタイム0.7位で進み、流石に九合目より上の急登では息を切らせたが当初撤退と定めていた14時より前に富士宮口に到着。

HPの案内だと終発17時となっていたシャトルバスだが、バス乗り場での案内では18時が最終らしい。
となれば…

お鉢巡りも出来るな！！

というわけでお鉢巡りもして、更に17時のシャトルバスに間に合わすべく駆けるように下山（実際走ったのは6合目手前になってからだけど）
なんとか17時前にバス乗り場に辿り着けた。

終始吹き付ける強風で涼しく快適だったのも調子が良かった原因かと思う。
天気も曇りと晴れを行き来し、寒くなったり暑くなったり、日がでたりホワイトアウトしたりと飽きさせない山行、久しぶりの富士山は非常に楽しめた。


あまり頻繁に登る気はしない山だが、たまに来るとお祭り感があって良いなぁ