白馬大雪渓 落石を目撃!
- GPS
- 56:00
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 1,266m
- 下り
- 1,844m
コースタイム
8/13 6:50白馬大池山荘-9:35小蓮華山-10:35三国境-11:50白馬岳-13:00白馬岳頂上宿舎
8/14 6:30白馬岳頂上宿舎-8:00岩室跡-10:30白馬尻小屋-12:00猿倉荘
天候 | 8/12 快晴 8/13 晴れ時々霧 8/14 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
http://www.alpico.co.jp/access/hakuba/ アルピコバス 白馬駅10:55ー栂池高原11:20 540円 http://www.nsd-hakuba.jp/green/tsugaike/panoramaway.html ゴンドラ+ロープーウエイ 1720円 ロープーウエイは通常20分間隔、混雑時10分間隔で運転 猿倉12:20ー八方バスターミナル12:42 900円 八方バスターミナルー白馬駅 タクシー約1000円 JR 白馬14:38ー あずさ26号 松本までなら自由席で座れるでしょう |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト ゴンドラリフトイヴ栂池高原駅近く と 猿倉荘 にあり 天狗原ー白馬乗鞍岳の間の雪田 トラバースあるもアイゼン要らない 白馬大雪渓 小雪渓のトラバース無し(雪渓は、歩道より上側のみに小さくなっていた) 大雪渓 軽アイゼン装備(持参をお勧めする。頂上宿舎で4本歯1100円で市販品は、装着しずらい) 落石目撃時刻:8月14日9時半頃。落石目撃箇所、白馬尻寄りの大きなクレバスを回り込み、下流から見て左岸の土の上を通過する箇所。最初に気がついた男性数名のパーテイの1人が「ラクッ」と叫んだ。見ると、落石は、その崖の上流左側に入り込んだ小さい沢の雪渓上を音もなく転がり落ちてきた。(たぶん)人頭程度の大きさの岩が雪をまき散らしつつ回転し、スピードを増しながら落下していった。落岩の行く手の崖裏の土の上に女性2名、土から雪渓上のコースに戻った女性1名が居た。崖が雪渓側に若干張り出しているため、彼女らの位置から落石は見えない。「ラクッ、崖の所に居る人危ない!」と私も叫んだ。崖脇の雪渓に降りていた女性が気がついてくれて、騒ぎながら土の上に戻った。岩は、彼女らのすぐ上側で、張り出した崖の壁に激突し、跳ねて、止まった。雪渓の上に岩が止まった。負傷者、死亡者無しだったが、最初に見つけた男性が隣で「音もなく来るんだ。殺人級の落石だった」と言っていた。付け加えると、落石が止まった後で、私たちがクレバス通過の為に、くだんの崖脇の土のコースに近寄ると、なんと、安全ポールに囲われて入れないようになっているクレバスの中に男性数名が居て、クレバスの探検だかをしていた。落石があと数メートル崖からそれていたら、おそらく崖の壁に激突して止まることなく落下し、クレバス上を通過する際に、クレバスに落ち込み雪の壁に突き刺さった可能性がある。となると、当時、落石の存在を知らずクレバス内に居た人の真横から岩が襲った可能性もゼロではなかったかもしれない。音もなく落石は来る。晴れて見通しがよかったこと、雪渓上で落石に気がついた人がいたこと、何よりも、落石が崖の壁にぶつかって止まったこと、幾つかの幸運が重なって皆が無事にすんだ。落石はよくあることなのだと実感した。 下山後の温泉 バス停八方バスターミナル近くに八方温泉第一郷の湯 硫黄臭くない 500円 プレハブのザック置き場有り ロッカーは鍵がかかる バスターミナルでビーチサンダル、Tシャツ販売あり 白馬駅のお弁当 鱒寿司(大)1300円、鱒寿司(小)130円、ぶり寿司1300円 リンゴアイスクリームなど |
写真
感想
U_paKaeru:
暑かった!下界が連日40℃近くの猛暑日であったが、栂池も猛暑、白馬乗鞍への道は熱中症になるかと思った。涼しかったのは、翌日の雪倉岳周辺の雪渓を渡る風を身に受けた箇所くらい。しかし、雷も夕立も無く奇跡的に3日連続の晴れであった。ありがとう。
落石を目前で見た光景は、帰りのあずさの中でも繰り返し眼の前に現れた。岩が雪をまき散らしながら回転し、徐々にスピードを上げていくのが手にとるようにわかった。岩の行く先を見て、そこに人が居ることに気がついたときには、思わず叫んでいた。誰にもぶつからぬよう祈っていた。クレバスの中を探検するという無謀の事をしていた方も含めて、皆が無事で何よりであった。やはり、霧の日や曇った日に白馬大雪渓は通りたくない。杓子岳は、見るからに崩壊しているし、大雪渓下部には、今年の7月の土石流の生々しい爪痕が見てとれた。無事カエル。我が蛙達と鱒寿司を食べながら、普通の日が、いかに恵まれた日であるか、肝に銘じた。溶けかかったリンゴアイスは美味だった。
Okuken:
一日目 登山届けを出すとき遅い・計画がいかがなものかと言われた。そうはいっても東京から電車で来るとだいたいこんな感じになってしまう。そう思って観光して松本前泊にしたのだが朝6:00の次が9:12というひどい大糸線のため新宿始発のあずさで来るのと1時間も差がないことに。また栂池自然園の道標には大池まで4:30とありぎょっとした。記憶では3時間台のはずだったので焦ってしまった。いったいなんなんだろうか。
白馬大池山荘の夕食はカレーであるのは有名だが、乗っているのはチキンカツだ。また辛いのがダメな向きにはお子様カレーがあるらしいので頼んでみてはいかがだろうか。
白馬大池での夜、ペルセウス座流星群極大の日で大いに期待していたが結果大変満足した。夜8時位に外に出たときには満天の星で感動した。天の川も久しぶりにはっきりと確認できた。夜11時位に再び外に出たときにはペルセウス座も上がってきていて尾を引く明るい流れ星も良く確認できた。
二日目 雷鳥坂でライチョウを探すがいない。かなり先でほかの人に教えてもらって見ることが出来た。もっと余裕で見られると思っていたのだが・・・。
この日はガスが早くから出て殆ど展望がないのが残念だった。
ウルップソウはほとんど終わっていたが小屋周辺には残っていた。
三日目 小屋でアイゼンを買ったが最初前後逆に付けていたらしく激しくずれてしまって困った。上の小屋で1100円、下の小屋で1000円。
件の落石にはびっくりした。かなり大きい石で人がいる直前に止まって良かったが、コースがわずかにずれていたらひどいことになっていたかもしれない。
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