尾瀬 燧ケ岳・至仏山 1泊2日夏の縦走
- GPS
- 31:55
- 距離
- 31.6km
- 登り
- 2,206m
- 下り
- 1,791m
コースタイム
5:15 大清水出発
6:15 一ノ瀬休憩所
7:30 三平峠
8:00 尾瀬沼ビジターセンター(15分ぐらい休憩)
8:30 長英新道分岐
11:00 ミノブチ岳
11:30 俎堯15分ほど休憩)
12:30 燧ケ岳山頂(柴安堯15分ほど休憩)
15:20 見晴(山小屋)到着
2日目
5:00 見晴(山小屋)出発
6:50 山の鼻
10:30 至仏山山頂(15分ほど休憩)
11:30 小至物山
12:00 オヤマ沢田代
13:10 鳩待峠着
天候 | 1日目 : 晴れ夕方に雷雨 2日目 : 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
1日目は、尾瀬戸倉第一駐車場から大清水までタクシー(約3200円) 2日目は、鳩待峠から尾瀬戸倉第一駐車場まで乗合タクシー(900円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
○登山道について 大清水〜一ノ瀬 : 砂利の林道で問題なし 一ノ瀬〜三平峠〜尾瀬沼ビジターセンター : 整備された林道で木道も多く問題なし 尾瀬沼ビジターセンターから燧ケ岳(長英新道) : 尾瀬沼周辺は木道で問題なし、長英新道は晴天時はもんだいないが雨天時はぬかるみ必至 燧ケ岳〜見晴(見晴新道) : 全体的にガレた沢筋の道、浮石も多く要注意 見晴〜山の鼻(尾瀬ヶ原) : 快適な木道歩き 山の鼻〜至仏山 : 全体的に整備されていて木階段多数、森林限界を超えると滑りやすい岩(蛇紋岩)があるが注意してあるけば問題なし 至仏山〜小至仏山 : 稜線上で岩が多いのでストックよりも素手が良い 小至仏山〜鳩待峠 : 整備された林道で非常に歩きやすい 全体的に案内板も多く、道迷いの心配は少ないと思う 距離を書いた看板を増やしていただけるとありがたい(笑) 燧ケ岳と至仏山にはトイレがないので、登山される方は要注意 下山後、片品村の寄居山温泉 ほっこりの湯(500円)を利用 道路沿いの野菜直売所で販売されている「焼きとうもろこし」はどこでも甘くて美味 |
写真
感想
夏休み登山。
予定の目処がなかなか立たず、どうしようか悩んでいましたが、せっかくなので関東方面、尾瀬へ行くことにしました。
尾瀬は思えば2年前に観光がてら行きましたが、まさかあの頃はこんなに山に登るとは思ってませんでした。
お盆の尾瀬は空いているという噂?でしたが、確かに混んではなかったです。
ただ、朝夕は涼しくても日中はかなりの暑さ。
暑さにバテてしまいましたが、人混みが苦手な私たちは快適に過ごせました。
今回は縦走のため、大清水までタクシーを使いました。
メーターで3230円。
時間に余裕があれば、路線バスに乗るほうがお得ですが、私たちは1日目に燧ケ岳に登ってから見晴への行程だったので、出費は無視です。
尾瀬は全体的に木道がきれいに整備されています。
が、私は木道のかたさが苦手です。足にきます。
燧ケ岳は長英新道から登って見晴新道を下りました。
登りの最初は登っているのかどうか分からないような樹林帯の道が続きます。
なんか楽なのでサクサク行ってしまうと急登でこたえました。
しかも急登から日射しがガンガンと当たり、暑いわしんどいわ、もう嫌になりました。
登りも下りもよい間隔での休憩ポイントがありません。
頂上にはお盆のせいか、登山客より観光っぽい人が多かったです。
本当の頂上、柴安クラの方が広いし、ゆっくり休憩できます。
ただ、登り返しが辛い。。。
見晴新道はただただ、辛く長いガレ道。
小屋の方からも私らのルート(大清水から燧ケ岳に登ってくる)のはお勧めできないと言われました。断られる小屋もあります。
ビジターセンターでも1時間多めに見るようにと書いています。
健脚登山者は問題なくすいすい下りていかれました。
特に最初の急坂でかなりの体力を奪われました。観光客っぽい人は少しずつスピードが落ちてきます。
しかし、小屋の人に『大丈夫です!』と強がった手前、せめて15時過ぎには着かなくては。残り3キロ時点からスピードアップ。
futoの重いお尻を引っ張って進みます。
次第に雷も聞こえてきたので、さらにスピードアップ。残っていない体力を振り絞り小屋へ到着しました。
到着後、雨が1時間ほど強く降ったので、頑張って急いで正解でした。
2日目は尾瀬ヶ原をこえて至仏山へ。
尾瀬ヶ原の木道は長い。。。長すぎる。
朝もやの中、朝露に濡れながら、熊の登場に怯えながら、黙々と進みました。
至仏山は全体的にとても整備された道。
途中に休憩&展望ポイントもあり、歩きやすいです。
ただ、こちらも暑い!
2日連続、futoの水が足りなくなるかも状態になってしまいました。
蛇紋岩はつるっつるに滑る覚悟で臨みましたが、どちらかというとぬるぬる〜と滑る感じ。
尻もちをつくくらい滑ることはありませんでしたが、足が疲れてくるとぬるぬる〜と滑りました。
下りの木道もとても歩きやすいのですが、なんせ足にきて惰性で下りて鳩待峠へ無事帰ることができました。
鳩待峠からは乗合バスで。900円。
2日とも山頂からは尾瀬のすばらしい景色を楽しめました。
でも、登山するには暑かったので、次は違う季節がいいかなぁ。
夏季休暇は涼しい山に行きたかったので、少し遠かったですが尾瀬1泊2日縦走プランに決定
ルート選択は色々と考えたのですが、車を尾瀬戸倉駐車場にデポし、大清水から入って鳩待峠に抜ける縦走ルートで、尾瀬沼、燧ケ岳、尾瀬ヶ原、至仏山を経由する尾瀬全体を一度で満喫できる欲張りコースなので、結果的に距離も伸びて、初級者にはつらいコースになりました(笑)
尾瀬戸倉第一駐車場は、一日1000円で利用でき、ウォッシュレット付の水洗トイレもあって車中泊に適した環境です
朝4時に起床した時には、すでに乗合タクシーや普通のタクシーが準備し、案内役を兼ねた切符販売の女性もおり、鳩待峠の駐車場の空き具合まで教えてくれてサービスもよかったです
われわれは同乗者がいなかったので、個人タクシーで大清水までアクセスしました
尾瀬は全体的に登山道が整備されていて、木道や案内板、クマの情報まであって、きっちり登山者らしく行動すればとても素晴らしい環境です
ただし、下調べもなく来る一般観光客も多く、それらに対応するための苦労も多いようです
(鳩待峠にいて「尾瀬沼に行きたい」と切符売り場のおじさんに駄々をこねる観光客もいました(笑))
われわれが訪れた時は、午前は晴天、午後から雷雨という夏の天気だったようで、8時過ぎから13時ぐらいまでは陽射しを受けることも多く、期待していた夏山の涼しさではなく、普通の汗だくの夏山登山となり、本当にもうバテバテでした
逆に、夜は窓を開けて寝ると寒いぐらいでしたので、これは避暑としてはとても良かったです
宿泊は、見晴にある山小屋を利用しました
温かいお風呂、水洗トイレ、暖かいご飯をいただけ、水も潤沢にあってお世話になりました
コースですが、要注意なのはやはり燧ケ岳と至仏山のコース
燧ケ岳への登りに使った長英新道はコース自体は問題なかったのですが、この日は尾根筋で直射日光をモロに受けた上、アブ・ブヨ・ハチの類が非常に多くて、余計に疲れました
また、下りに利用した見晴新道は、2年前の大雨でコースが荒れたらしく、岩が多い上に浮石も多く、非常に神経と体力を使う状態でした
われわれはへっぽこなので、長英新道も見晴新道も標準タイムのプラス一時間でした
また、至仏山への登り道は、森林限界までは木段が主体の整備されたコースでしたが、それから上は滑りやすい岩(蛇紋岩)主体のコースとなります
注意して登ればそれほど難しくありませんが、皆さんが足を置く岩は磨かれていてツルツルになっています
至仏山から小至仏山への稜線歩きは、途中岩がゴロゴロしているところがあって、ストックよりも素手のほうが歩きやすいでしょう
今回の登山は天気が良かったので、色々多くの美しい景色に出会いました
・尾瀬沼からの燧ケ岳
・俎瑤ら見る尾瀬沼
・燧ケ岳周辺の高山植物
・燧ケ岳から見える尾瀬ヶ原と至仏山
・夕焼けの至仏山や燧ケ岳
・朝もやの尾瀬ヶ原や燧ケ岳
・至仏山から見る燧ケ岳と尾瀬ヶ原
・至仏山周辺の高山植物
どれも、歩きでへばっていたわれわれに元気をくれるものでした
夏山登山は面白いですねぇ
ただし、自分の実力にあったコース設定は必要ですよ!
↑ 自分に対して(爆)
燧ヶ岳&至仏山登山お疲れ様でした
一週間前にほぼ同ルートを周回してきましたが見晴新道の樹林帯からの岩場は歩きずらいですよね、崩れた感じのままの場所もあり下りに気を使いました。至仏山の登りの岩場は友人から事前情報(石は滑るのを前提で体重移動してけ)を得てたので大丈夫でしたが数回ツルツルしちゃいましたけどね
静かな尾瀬楽しめたことではないでしょうかね?
drunkyさん、コメントありがとうございました。
同じルートを日帰りされている!?とビックリしながら、記録は事前に拝見させてもらってました。
思ったよりも静かな尾瀬は楽しかったです。
今後もdrunkyさんの記録を楽しみにしていますので、頑張ってくださいね。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する