折立-薬師岳-雲ノ平-水晶岳-鷲羽岳
- GPS
- 79:00
- 距離
- 68.5km
- 登り
- 4,531m
- 下り
- 4,495m
コースタイム
- 山行
- 6:34
- 休憩
- 3:28
- 合計
- 10:02
- 山行
- 4:33
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 5:26
- 山行
- 7:14
- 休憩
- 3:22
- 合計
- 10:36
- 山行
- 6:01
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 6:58
8月12日
5:50折立-8:50五光岩ベンチ-9:50太郎平小屋10:10-10:30薬師峠キャンプ場11:30-12:55薬師岳山荘-13:55薬師岳14:30-15:10薬師岳山荘-16:10薬師峠キャンプ場
8月13日
6:00薬師峠キャンプ場-7:55薬師沢小屋8:10-10:10アラスカ庭園-11:45雲ノ平山荘-12:05雲ノ平キャンプ場
8月14日
4:40雲ノ平キャンプ場-5:15祖父岳5:40-6:10岩苔乗越-6:55水晶小屋7:05-7:30水晶岳7:40-9:20鷲羽岳9:40-12:05日本庭園付近-13:05スイス庭園-13:20雲ノ平山荘(昼食)13:55-14:15祖母岳-14:55雲ノ平キャンプ場
8月15日
5:40雲ノ平キャンプ場-7:50薬師沢小屋-10:00太郎平小屋-12:40折立
天候 | 8/12 晴れ 8/13 晴れ 8/14 晴れ(夕方少しだけ曇り) 8/15 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
薬師沢小屋からアラスカ庭園までの急登は、日かげのため滑りやすい岩もあり特に下りで注意が必要。 このルートではアイゼンが必要な箇所は皆無でした。 下山後は北陸道に向かう途中の日帰り温泉「吉峰温泉 ゆ〜ランド」で汗を流しました。 結局眠くなってしまい渋滞に耐えられそうに無かったので、急遽富山市内のホテルを予約し1泊。16日AM中は北陸道、上信越道、関越道ともに車は多かったですが渋滞には引っかからずに帰れました。 |
写真
感想
夏休みを利用して北アルプスの雲ノ平と、その周辺の薬師岳、水晶岳、鷲羽岳に登ってきました。
今回は初めてのソロテント泊。折立からスタートし折立に戻るプランです。
折立の駐車場確保が大変そうとのことで、帰る方がいるのを狙って前日夕方入り。運良く空きを見つけて停める事ができましたが、トンネル付近まで続く路駐を見ると当日朝だと厳しそうですね。
折立からしばらくはやや急な登り。いつもながら「何でこんな辛い事してるんだろオレ」の葛藤と闘いながら2時間ほど登ると展望が開けます。自分は立山方面が初めてだったので、ここからの草原風景が新鮮で結構気持ちよく歩けました。ただ、木道は良いんですが一見整備されているように見える石ころの道が歩き難くて、道の端の平らなところを選んで歩く人も。
太郎平小屋には予定より早く着き、薬師峠キャンプ場には10:30に到着したので、テントの場所は平らなところを確保できましたが、午後入りだと厳しくなりそう。テント設営後、小ザックに荷を詰め替えて薬師岳へ。結構疲れていて最初は行くのを躊躇しましたが、美しいカールと頂上の展望で満足度は相当高く、来て良かったと思いました。夜はテント場でAM3時くらいに外を眺めたら、ペルセウス座流星群の流れ星を10個以上見る事ができ、これまた思わぬ収穫。
2日目は雲ノ平に向かいますが、太郎平小屋からせっかく稼いだ高度を下っていきます。帰りにこれを登り返すかと思うと今から憂鬱。そして薬師沢小屋から雲ノ平への急登は、、、ハンパ無く辛かったです。何度小休止したことか。さすがにカメラを構える余裕も無く、ザックにしまいっぱなしでした。
やっとのことでアラスカ庭園に着いてからは、本当は雲ノ平を満喫しながら山荘まで歩く、というところでしょうが、疲れに疲れて景色を撮る余裕も無く、山荘でそそくさと手続き&ビールを購入し、テント場に着いて設営後はビールを飲んで石ころの上で寝転がっていました。この時は日焼けの恐ろしさをすっかり忘れていましたが。。。
3日目は早めに起き、祖父岳で日の出、その後水晶岳と鷲羽岳のピークを踏んで、あとの時間を庭園散策にあてました。鷲羽岳の手前のワリモ岳が意外に手強く、行きと帰りの2度登るため結構足にダメージが。また、とにかく日差しが強くて、山頂に長居するのがむしろ辛いくらい。顔は痛いわノドは渇くは、後半はずっと「甘〜いフルーツポンチが食べたい」だけが頭を支配していました。
雲ノ平への帰りに日本庭園に寄ろうと三俣に向かう道を進みましたが、それらしきものが分からず。。。なんとなく花畑で景色の良い場所でお茶を濁しました(笑)。でもその帰りに雷鳥に遭遇!その後テント場の近くでも見かけ、むしろ天気が心配になってしまいました。
その後スイス庭園やらアルプス庭園やらを散策しましたが、正直、無理やりとってつけたような名前じゃね?と感じてしまいました。途中山荘でビールを飲んでしまったせいで、感性がおかしくなっていたのかな。。。単純にコバケイソウの群生などがキレイなのが印象的でした。
4日目は朝5:40スタートで一気に折立に。12:40着でほぼ7時間くらいで下りる事ができましたが、麓まで下りて温泉に入って蕎麦を食べたら眠くなってしまい、とても帰りの渋滞に突入できないと察したので、富山市内のホテルを予約して1泊して帰りました。せっかくなので初めてブラックラーメン食べましたが、、、高血圧気味の自分を殺す気か!!と思うほどの塩分量でした。
全日とも天気に恵まれ、景色は最高に良かったのですが、かわりに猛烈な日差しで無対策の顔面と腕が日焼けで真っ黒に。すれ違った方に「黒いですね〜!」と言われ、やばい!と思ってもあとの祭り(笑)。
道中も水分消費量がハンパなく、1日で3Lがカラになったのは初めてで、自身では初めて水場の重要性を思い知りました。
スケジュールはほぼ予定通りこなせた上、さらには13日の明け方に薬師峠キャンプ場でペルセウス座流星群のピークを見れたり、雲ノ平では初めて雷鳥に遭遇するなど、満足度の高い内容となりました。また、テント場でお隣になった方々と色んな話ができ、なかには2週間前の北岳山荘で3つ隣りにテント張ってた方もいて、何か山の神の力を感じてしまいましたね。
雲ノ平は日本最後の秘境と呼ばれているらしいですが、確かに周りの山々から眺めると、不思議な場所だなとは感じます。3〜4年周期でしか花をつけないというコバケイソウも今年は当たり年だそうで、かなりのお花畑状態でした。
天気、流星群、高山植物、雷鳥、そして出会った人々などなど、いろいろとラッキーで良かったです。
↓すべての写真はこちらに置いてあります
https://globalbonsai.myportfolio.com/2013-kumonotaira
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