常念岳【一ノ沢ピストン】
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 1,527m
- 下り
- 1,527m
コースタイム
6:00 大滝
7:00 胸突八丁
7:20-30 最終水場
8:00-8:10 常念乗越(常念小屋)
9:00-9:50 常念岳山頂
10:40-11:00 常念乗越
13:15 一ノ沢登山口
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
下山後は一ノ沢登山口に待機していたタクシーで、穂高駅まで(4,800円)。 登山口は携帯が入らないので、タクシーがいない場合には電波が入るところまで歩く必要あり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありません。 登山口からなだらかな斜面です。チョット急になるのは胸突八丁から先、特に常念乗越から山頂までですが、それほどキツくはありません。 |
写真
感想
♪グルグルグルグル グルコサミン〜♪
歩きながら頭の中でこの歌が駆け巡っていました(苦笑)
1週間前の尾瀬縦走の時、3日目の下山中に少し膝の痛みがあったんです。でもその時は下りの時に痛むだけで登りや平地では痛むこともなく、下山後は全く痛みが出なかったので殆ど気にしていませんでした。
今回も、登山前にチョット膝の事が頭をよぎったものの、問題ないだろうと考えていました。
尾瀬縦走で少し体力に自信がついたので、今回は一ノ沢〜常念〜蝶〜上高地を日帰りで抜ける計画を考えていました。問題なければ、一ノ沢5時出発、上高地15時〜16時着の予定でした。エスケープは山頂往復か、蝶には寄らずに横尾に降りる、またはどこかの山小屋に泊まる事を考えていました。
登山開始は5:10。予定より10分遅いものの、ほぼ予定通りのスタートです。
このコース、本当に歩きやすいコースで、登り始めから殆ど急斜面がありません。強いて言えば胸突八丁〜常念乗越〜山頂が少し急というくらいですが、両手を使わなければ登れないような箇所はゼロ。途中までは沢沿いの道で気持ちが良いですし、標識には距離と標高が記載されていて良いアクセントになりますし、休憩個所も多数あります。沢沿いのコースなので水の問題もありません。
実際、子供連れや明らかに登山に不慣れなツアー客も多数いましたが、このコースならガイドがしっかりして時間に余裕を持たせて歩けば、問題はないだろうと思います。もちろん、標高差約1,500メートル、山頂の標高は2,800メートルを超えているので初心者だけの登山はオススメしませんが、アルプスにチャレンジしたい方にはおススメだと思います(自分も北アルプス初心者ですが・・(笑))。
そんな気持ちの良いコースであるにもかかわらず、登り始めて数十分後から、膝に違和感が出てきます。1週間前に痛かった箇所と全く同じところです。でも、尾瀬の際も登りでは痛みが強くなかった事から、気にせず登っていきます。
常念乗越まではそれほど痛みは強くありませんでしたが、常念乗越から先、常念岳に一気に登るところで、だんだん痛みが強くなってきました。でも、久々に晴天の登山!絶景を見ながらゆっくり歩いていたら痛みが気にならなくなり、無事山頂に到着しました。
山頂は晴天!1週間前は何も見えなかったので、感動も一入です。あいにく、槍穂方面は雲が晴れたりかかったりの繰り返しで、周りの人は「今日は天候がイマイチで残念」なんて声も聞こえましたが、自分の中では100点です!雲の切れ間に槍穂が見え、それ以外もかなり遠くまで見渡せる景色なんて、年に1度あるかどうか(苦笑)。本当に大満足でした。
しかし膝は・・・。改めて山頂で休みながら膝を動かすと、足を曲げる時にかなりの痛みが走ります。この状態で、蝶まで行けるかどうか、行けたとして無事下山できるか、冷静に考えてみました。
もし行くなら、常念山頂出発のリミットは9:10。膝痛で予定より遅い到着となったため、10分しか山頂にいられません。という事は恐らく蝶に向かっても、予定より遅くなる事は確実。それならエスケープで考えていたピストンに変えてしまい、山頂でゆっくりした方が良いと判断し、山頂でこころゆくまでゆっくりしていました。
下山は、予想通り大苦戦!少し降り始めただけで、激痛が走ります。でもこのコースなら急斜面が殆どないので、ゆっくり行けば大丈夫だろうと思い、慎重に下りました。
しかし、やはり膝に激痛(泣)。小さい段差ですら怖いくらいに痛みが走ります。その時、財布の中に「万が一」のためにボルタレンを4錠入れていたのを思い出しました。ボルタレンのせいか、その後1時間くらいは少し痛みが引いたものの、1時間後にはまた激痛が。。。結局、途中でもう1錠追加で飲み、痛みをごまかしながらやっとの思いで下山しました。
幸い、一ノ沢登山口にはタクシーが待機(予約客を待っていたようです)していたので、運転手さんに事情を話し、別のタクシーを無線で呼んでもらって自分は待機していたタクシーに乗せてもらいました。もう温泉等に寄る気力もなく、駅に直行しそのまま帰路につきました。
翌日整形外科に行った結果、「腸脛靭帯炎」、いわゆる「ランナー膝」との診断でした(泣)。グルコサミンは関係ありませんでした(苦笑)
という訳で最低2〜3週間は登山はお休み。その後、ハイキングコースからゆっくり復活したいと思います。
紅葉までに完全復帰できれば良いけど・・・。
ワタシの膝は万全ではありませんが下りの激痛が来る時はたまりませんよね(その時は強打による打撲の痛みが出てきてたタイミングでしたけど)
頂上での判断、正しかったと思いますよ、『無事に下山して家に着いて初めて登山完了!』だと常々僕は思ってますのでタイムと相談してピストンにした判断はよかったと思います
ワタシも「ランナー膝」の予備軍だと思いますので休める時はたっぷり休ませてあげるようにしてます、じっくり休養して万全にして次の山楽しみましょうね
今回の山行前にdrunkyさんの素晴らしいレポを見ていたので、無事達成できたら「自分も北ア日帰りしました〜」とコメントしようと思っていたのですが、こんな結果になってしまいました
今回の原因は恐らくインソール。尾瀬に行く前日にインソールを変えたのですが、これが合っていなかったようで爪先の圧迫感が強く、下山後は足の小指の爪が真っ黒に
多分、爪先をカバーするために無理な姿勢で歩いて膝を痛めてしまったんだろうと思ってます。
勿論今回はインソールを外していますが、完全に治っていない状態だったので悪化してしまったのでしょう。
自分は公共交通機関利用の単独日帰り登山ばかりなので、事前の想定コースタイムとエスケープルートは常に意識しているのですが、最近の登山はこれが役立つ事が多く(高妻山、八ヶ岳、今回)、無事下山出来ている反面、中々満足できる登山が少ない感じです
ゆっくりと休んでまた治ったら、安全に登山を楽しみます
drunkyさんもお気をつけて下さい!
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