水無川本谷
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 1,387m
- 下り
- 1,387m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
マスキ嵐沢&鬼石沢でご一緒させていただいたOさんと、沢登り初めてのNさんで水無川本谷へいきました。
自分はやっぱり20年近く前に何回か来ています。
上流部にあるF9は2度リードでチャレンジしたことがあって、1度目はすんなり登れて、2度目は全く歯が立たなかったことを覚えています。
今回遡行できることになったので、F9をまた登ってみたいと思いました。
以下、バタバタした山行記録を簡単に。
戸川林道が車両通行止めだったことと、戸沢出合でヒルを見てビビったこと以外は順調に入渓。
F3。水流近くに残置スリングが垂れていてこの辺を登るのかと思いましたが水流が強く、少し右から取り付いてトラバースするラインで登りました。ちょっと難しいかと思ったら後続2人は余裕で登ってきました。中間支点は残置がたくさんありました。
F5。かつて太い鎖がついていてロープレスでも登った滝ですが、今は鎖が切れてしまっています。中間部では少しもろいところもあります。残置もなかったのでハーケンを打って中間支点にして登りました。ハーケンは回収。
分岐を左に入ってすぐにF6。右の残置スリングを使って強引に登りました。
しばらくいくと遠くに大きな滝が見えてきました。F8です。かつて見たことのあるF8とは違って、落水が下部で広がって見事な様相に見入ってしまいます。
巻きは右のルンゼを登って、左側の岩場を乗り越えるとまたルンゼ。上のほうにフィックスロープが見えます。この部分が少し悪かったので後続にはロープを出して登ってもらいました。ここで重大なミスをしていましたがそれが発覚するのはまだあとのこと。
フィックスロープに導かれてF8を巻き終え沢に戻るとすぐに水量1:1の二俣で、記憶ではこのあたりで右に入るとすぐにF9だったはず。そこで右に入ると明るくて案外きれいな沢で、でも全然F9は出てこず源頭の雰囲気に。このまま上に抜けようとも思いましたがF9を見たい気持ちが勝り、同行の二人に許してもらって二俣まで戻ることに。結果的にこの判断は二つの意味で正解で、二俣を左に行くとすぐまた二俣で右にF9が見えていました。
久しぶりに見たF9は思ったよりも傾斜が強く、でも近寄ってみると弱点も多そうです。上半部に傾斜が立っているところがあってそこからがちょっとわからない。とりあえず途中までロープレスで水流の左を登ってみます。取り付いてみると少し水をかぶりますが全然簡単で、傾斜の立ったところが目前になってきたところで上を見るとなんとか登れそう。でもこれ以上は確保が欲しいので残置を探しますが当然のようにありません。ハーケンを打ってヌンチャクをかけてクライムダウンして。じゃあロープ付けて登りましょうということでザックを開けるとロープがない!なんで?最後にロープを使ったのはF8の巻きだっけ。回収忘れたか・・・。
それからは、F9に付けたハーケンとヌンチャクを回収、二人を待たせて一人でロープを回収に行って、もう時間も押しているのでF9は巻いて、そのまま沢に戻らず鹿道のついた斜面を登って表尾根の登山道に出ました。もうバテバテ。
二人にずいぶんと遅れて塔ノ岳につくと、二人のほかには尊仏山荘の小屋番さんがいるだけの静かな山頂でした。
今回の山行は、水量の多い沢、ダイナミックな大滝と大高巻き、静かな山頂で、いい意味で丹沢らしくない充実したものとなりました。
下山は大倉尾根。水切れで足に痙攣が来てしまい休み休み歩きました。
同行の二人には最後までご迷惑をおかけしてダメリーダーでした。すいません。
今日の教訓。
大倉尾根登山口と大倉バス停周辺の自販機はすべてつり銭切れでした。
大倉尾根登山口の自販機はペプシ500ml缶が110円という素敵な自販機ですが10円玉がなくて買えず。山ヤって小銭持たないんだよね。
それからヒルですが、ずっと3番目を歩いていたOさんは吸血されていました。
Nさんと自分は大丈夫でした。サラテクト最強かも。
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