娘(10歳)と百高山76 北穂高岳▲テント2泊 赤沢山 赤岩岳 西岳


- GPS
- 43:27
- 距離
- 58.5km
- 登り
- 3,502m
- 下り
- 3,429m
コースタイム
- 山行
- 10:08
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 11:33
- 山行
- 7:49
- 休憩
- 2:40
- 合計
- 10:29
- 山行
- 12:42
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 14:14
- 山行
- 5:32
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 6:38
2日目の徳沢通過時に、テント撤収。
北穂高と東鎌尾根へ2回登るルート取りで、テン泊装備を徳沢にデポすることにしました。
テント場前の登山案内所の方に尋ねてみたところ、無人でテントをデポする場合には費用は掛からないそうですが、1泊料金を支払っておきました。
ただし、風でテントが飛ばされたりしないように自己責任で、また熊対策のため食料・残飯・ゴミなどの放置は厳禁です。
ババ平のテント場は、利便性を取れば登山道と一体化した広場が便利ですが、すぐ先に「テント場」の看板から下りたところは静かなサイトになっています。景色も良いし、お隣さんの声も聞こえず、川も適度に近くて、砂地で水はけもよく、河原に近いところまでたくさんテントが張れます。
天候 | 毎日快晴。14時過ぎくらいから雲が発達。 周辺はほとんど雨は降らなくて助かりました。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
復路:さわやか信州号 (上高地→二子玉川)大型バス。乗客は私たち2人だけ。 16日(金) 竹橋22:30 → 上高地BT 05:20 まいにちアルペン号 20日(火) 上高地BT 15:50 → 21:20 二子玉川 さわやか信州号 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■涸沢〜北穂高岳 梅雨明け直後で、体が暑さに慣れていないのと、コロナで運動不足なのか、想定以上に時間がかかりました。水分不足に注意です。 残雪区間は、丁寧に雪の階段になっていて問題なく歩けました。念のため、娘はアンザイレンして通過。 ■槍沢大曲り〜水俣乗越 今期の通過記録が見当たらず、小屋に尋ねてみたがコロナのためよくわからないと言われ詳細不明だった。残雪やルートの荒れを案じて行ったが、勾配のきつめな普通の登山道で問題なかった。ババ平から槍沢大曲の分岐までの間の沢に赤沢などの地名がペイントされているが、沢には立ち入らず分岐の標識で曲がること。 途中で何度か涸れ沢を渡ったりするが、目印のリボンを見落とさないように。 ■水俣乗越〜ヒュッテ西岳 太い鎖の鎖場と、長い梯子あり。 長いハシゴは一番下まで下りず、数段上で横に逃げた方が安全。岩にも丸印のペイントあり。 登るときも右側を回ってからハシゴに取り付いた方が吉。 大下りあたりは岩場のトラバースがあるが、太い鎖もあるので、注意して通過すれば大丈夫。 ■西岳〜赤沢山 ヒュッテ西岳の小屋横を通って、その先のテント場終点からスタート。テン場から赤沢山を見て大きな岩の左側からハイマツの中を下ります。一部レポ―トには岩の右側からとのレポートもありますが、私たちは岩の左へ下りました。 下が見えないので、結構不安がありましたが、トラロープが張ってあるので方向はわかると思います。ロープが途切れたら、左右を見渡してリボン、次のロープを探してから次へ進みましょう。見落とさなければ迷いません。見つからなければいいルートではないと思います。最初の下りの後、右へ折れる箇所と、赤沢山への登り区間で紛らわしい箇所が2カ所ほどありました。帰りに間違って下ってしまわないように。稜線上はなだらかなのでハイマツはありますが下りでは気にするほどではないです。 山頂には、木の棒と三角点の標石だけ。シンプルな山頂ですが、展望は良いです。 西岳へ戻る際に、間違えやすそうな箇所を気にしながら戻り、登り返しの急斜面のハイマツは体力勝負ですが、短い区間なので、頑張りましょう。 手袋は、松ヤニで汚れるのでお気に入りの手袋は使わない方がよいかもしれません。 ■西岳〜赤岩岳 赤岩岳山頂への取り付きは見つけにくいです。 西岳から赤岩岳への取り付きポイントを探しながら歩きましたが、 怪しげな踏み跡が2,3本、その先に上向き矢印(↑)が岩に薄ーくペイントされている箇所があり、ここかと思い登ろうとしましたが、さらにあと少しだけ大天井の方へ進んでみたら、明確な踏み跡と、赤リボンが置いてありました。 踏み跡は崩れやすく、手掛かりにも注意です。山深い場所なので、小さな怪我でも大変なので念のため30mロープ使いました。 山頂からの景色は良かったです。山頂から南へ下りるルートがあるのか、踏み跡がありましたが、そちらは未確認です。 |
その他周辺情報 | 徳沢の「みちくさ食堂」でハムときのこのピザ、カレーライス、アイスコーヒーを頂きました。 お風呂に入ってからバスに乗りたかったのですが、日帰り入浴できる場所が見当たらず断念。ビジターセンターのシャワーは、今期はコロナのためシャワー営業はやっていません。 |
写真
感想
待ちに待った夏休み。
再びコロナが気になるところ。
同じ上高地スタートでも、人の少なそうな北穂高岳と、西岳方面へ。百高山 73座目から76座目の山歩きです。
■0日目
いつもの竹橋からの夜行バスは、高速での事故のため、途中で高速を下りたようだが、よくわからないまま、予定通りの時間に上高地バスターミナルに到着。
■1日目
目を覚まして、カーテンの隙間から空を覗く瞬間はいつもドキドキする。
今回はいい天気のようだ。
いつも通りの上高地。
NHKが登山者に「コロナ禍における登山について」インタビューしていたのを横目にみて、早速出発。
上高地バスターミナル〜河童橋付近、徳沢、横尾あたりには人がまとまっているが、思ったより人は少ない。
徳沢〜横尾あたりで、親子連れさんとお話しをしながら歩き、楽しかった。
少しだけ軽量化ということで、横尾のテント場に、テントを張らせていただいた。
テント場の代金を支払おうとしたら、無人なので、料金は無料でよいが、自己責任とのこと。
横尾から先は、気温も上がり、梅雨明け直後の体にはこたえる。
夏の暑い時期で、バテないように歩くペースを調整し、水を切らさないように注意した。
久しぶりの涸沢は、天気もよく素晴らしい景色。ビール行きたいところを我慢して、カレーをいただいた。(記憶に残ってない。。。)
そこからはいよいよ北穂への道を一歩づつ歩き、
途中、予定の16時を過ぎそうなので小屋に電話を入れる。前を歩くなん組かの登山者の姿を追いながら、ようやく山頂到着。
3000m峰コンプリート。いい山だ。
いつかテント泊もしてみたい。
案内された部屋には何故か先客が寛いでいて、別の区画でゆっくりする。
夕食は2回目。
噂の生姜焼き定食。
感動のためなのか、疲れたのか、暑さにやられたのか、いつもなら何杯もお代わりするのに満腹感でひと口しかいただけなかった。
娘にたくさん食べてもらう。
いつもと同じく24時、2時に目が覚め、星空もきれい。お布団、寝心地が良くて、寝坊してしまい、日の出を見逃した。
■2日目
寝坊したものの、朝ごはんはテラスで定番の雑炊。食後はキタホのコーヒー。満足感に浸る。
下り、一歩一歩降りて行く途中、元気な中国の女性2人組の1人が転倒。かすり傷で済んだようだがちょっと緊張。
最高のの景色を見ながら涸沢に到着。
休憩していたら、ジョッキパフェのメニュー看板を発見。ちょっと高いけどビールは飲めないし、聴くと今シーズン初とのこと。
冷たくて甘く、ヨーグルトの酸味も良い。
こんな素晴らしい景色中、手の込んだメニューをいただけて素晴らしい。
同宿の皆さんと抜きつ抜かれつしながら、横尾に到着。お昼ご飯は山菜うどんとスタミナ丼。
いつもなら2人でシェアするが、私はうどんで塩分と水分を補給し、娘はスタミナ補給。
テントを回収して、上高地へ帰る皆さんとお別れしさらに山奥、槍沢、ババ平へ向かう。
■3日目
3日目は荷物を軽くしてアタックザックで、百高山3座。赤沢山、赤岩岳、西岳山頂をゲット。
テントに戻ってカレーパスタ。
せっかく持ち込んだウィスキーの小瓶は封を開けぬまま持ち帰ることになった。
■4日目 最終日
もう少し歩きたい気持ちと、満足感、体力を考えゆっくりと帰ることにして、2時間以上かけて
朝ごはんとあと片付け。
お気に入りの、徳沢でピザとカレー。
カレーは4日間で3回。手軽でスパイシーなのがよいのか食が進むようだ。
今回の4座も思い出の山となりました。
私は3000m峰全山コンプリート。娘はあと1座。
そして2人で百高山踏破へ向けて頑張ります。
帰りのバス、さわやか信州号、上高地ー渋谷線は乗客2人で貸し切り。ゆったりと帰ってきました。
注意ポイント:
割と水の多いルートなので、適宜クールダウンしながら歩いた。
水場などでのどを潤した分を除いても、1人2リットルでは足りない。水だけでは塩分不足。
熱中症に注意。
来週は、無駄な荷物を減らして安全マージンを上げたい。
メモ: 水分は900mlのポカリ+2リットルの水+2リットルのハイドレーション+500mlのPETボトルお茶+ゼリー飲料6個。を持ち歩いた。
小屋でジュース、缶フルーツ、コーヒーなど。
お酒は、缶チューハイ500ml。梅酒500ml。小屋でビール。
お酒を飲む分も考えて、多めに水分摂取に配慮した。
以下、メモ書き ========================
娘(10歳)と一緒に パノラマルート〜北穂高岳(3000m峰全21座踏破。娘はあと1座)
9月の日本百名山完登の後、百名山ロス。
日々週末どこの山へ行こうかと天気予報と相談する毎日が終わり、好きなところへ行ってよいとなると、なかなか悩みます。
娘と2人でヤマレコ見返しながら、
父:「3000m峰21座完登まで、あと1座だから、北穂高岳行ってみようかな〜。」
娘:「いいよー。」
ってことで簡単に決定。
父は北穂で21座フィニッシュだが、西農鳥岳は娘が生まれる前に母と2人で行っており、娘はこれで日本3000m峰完登にリーチ!
残る農鳥は来年だね。
往復の運転はパスしたいので、直行バスルートで検討。
北穂高岳山頂でのお泊りも魅力的だけど、ちょっと間に合わない感じ。
北穂の小屋も最終営業日で満室とのこと。
安全を取って、1日目は涸沢泊として、2日は早起きして北穂行ってから下山のスケジュール。
帰りのバスの時間に間に合うか微妙。
前回の「前穂〜奥穂〜槍」の山行も時間に追われて厳しかったので、今回は、小屋泊として荷物を減らして楽させてもらいます。
いざとなれば、横尾からバスターミナルまで走るしかない。。。
バスはいつもの毎日アルペン号でもよかったが、帰りの出発時刻が10分遅く、お値段もお安いアルピコ交通。(子供料金がだいぶお安いです。)
空きが10席以上あるようなので、天気予報を見ながら、実施か中止かギリギリまで検討。
北穂はちょっと険しいから、雪がいっぱい積もったら中止するしかない。
さわやか信州号 ハイウェイバスドットコム
さわやか信州号カスタマーセンター (受付時間 8:00〜17:00) 0570-550-395
京王高速バス予約センター (受付時間 9:00〜20:00) 03-5376-2222
往き
さわやか信州号 8600円〜10400円 (Web決済で大人のみ400円引き、こどもはほぼ半額)
新宿(バスタまたは西口) 22:25 → 5:20上高地
まいにちアルペン号 往路 13300円
竹橋 2230→新宿都庁バスP2300→ 5:10上高地
約20000円弱 子供は2000円引きくらい
帰り
さわやか信州号 5150円〜
1500上高地 → 新宿直行バス
1610上高地 → 新宿直行バス
バス2500円 + あずさ
1640上高地 → 1830 松本
1730上高地 → 1909 松本 1930 → あずさ58号 → 2143 立川
コメント
この記録に関連する登山ルート

7月に入ってレポート報告が無かったのでちょっぴり心配していました
北穂高最高青空が広がり最高の天気でしたね
小生が登った時は山頂はガスっていてなんにも見えませんでした
穂高とは相性が合いませんでしたね
あと24座
100高山の立会ができるようトレーニングを積んでおきますからね
コメントありがとうございます。
6月は仕事の都合と天気が合わずほとんど歩けませんでした。
今回もいい天気で。うちは相性がいいみたいです。
来週からは台風とのタイミングがスケジュールを左右しそうなので、どうなるかわかりませんが頑張ります。
ラストのアサヨ峰へのバス、歌宿までの運行から、崩落個所だけ歩けばよくなったみたいなので、アプローチが楽になりそうですね。
成功に向けて、楽しみます。
お子さん連れで、赤沢山は凄いですね。
当方アラカンのおっさんで、赤沢山は道が無いのでビビッておりましたが、10歳に
負けられないと思い、週末トライの予定です。
レポ参照になりました。有難う御座いました。
コメントありがとうございます。百高山80座ですね。
もう赤沢山に向かわれていらっしゃるのでしょうか?
最初の下りが、ちょっとビビりますが、murasaki3378さんの山経験を拝見しますと下り始めてしまえば大丈夫でしょう。
松ヤニが酷いので、手袋は安物を推奨します。(笑)
ハイマツの花粉(?)も凄かったです。花粉症なのでマスクした方がいいかなと思ったくらいです。
気をつけて楽しんで下さい。
山行記録拝見しました。
横尾でお別れした時にババ平から西岳に向かうと言われていましたので気になっていましたが、無事目標達成できて良かったですね 。
山小屋のテラスで夕食前に槍を眺めながら一杯やっていたところ小さな女の子が突然現れ、年齢を聞いたら10歳😲
ザックの大きさと重さ、しかも自分で荷物を決めてパッキングしているとのことで更にビックリ‼
その重たいザックを背負って急な岩稜帯をバランス良く下山していたことに感心。
下山時、入れ替わるたびに娘さんが手を振ってくれて元気をもらいました。
お父さんと娘さんと山小屋や下山時にいろいろお話しできたことが今回の山行での楽しい思い出となりました。ありがとうございます。
100高山や都道府県別最高峰制覇頑張って下さい。今後の山行記録を拝見するのを楽しみにしています。
ところで後から下ってきた中国の女性の1人はしんどそうでしたが転倒していたんですね。先行していたもう1人は梯子を下った鎖場で順番待ちしていたら梯子を前向きに下りてきてヒヤヒヤでした。(人のこと言えませんが)
コメントありがとうございます!
ヤマレコレポート見つけていただけてうれしいです。
西岳、赤沢山、赤岩岳の3座をゲットしたくて、北穂と一緒のルートにしました。
来週のルートとまとめる案もあったのですが、さすがに10日間は厳しすぎるので分割しました。
帰宅後、娘のザック見てみたら、ストック用にまとめ買いしておいたゼリードリンク飲料が大量に出てきました。(笑)
中国人のお二人、一人が転倒されて顔を怪我したというのに、もう一人は心配する様子もなく先に下って行ってしまって、国民性の違いなのかフシギでした。
よかったら、フォローしていただいて娘の成長を見守っていただければ嬉しいです。
来週、頑張って楽しんできます〜
今回も大変な山行、お疲れ様でした!
そして4座ゲット、おめでとう🎉
yamanamichan、またたくましく成長しましたね!(いつも言ってるけど)
そのうちお父さんを追い越しちゃうかも⁉😁
末恐ろしい物凄い経験者の10歳❗
でも、ニコニコ可愛い女の子ლ(❛◡❛✿)ლ
どこまで成長するのか、また次を見たいです。
あ!農鳥なのかな?
楽しみに待ってまーす😃
こんにちは!
たくましく育っていますよー。
さすがに今回は無駄な荷物を背負ったせいか、小さな足にマメやら靴ズレやらで痛がっていました。
これで少しは無駄なものを持って行かなくなるでしょう。(笑)
それでも元気に歩いてくれるし、3日目のババ平からのピストンは、父より重い荷物で頑張りました。
といってもお弁当、水、雨具くらいですが。。。 私はロープと雨具。
ノウトリは夏休み後半かな。
ズル金、行かれたのですねー。国師ヶ岳のほうは行かないのですか?
せっかく峠までいったらセットで歩きたくなっちゃいます。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する