息子と富士山へ、弾丸じゃないけど、ほぼ弾丸? 吉田口ルート〜須走
- GPS
- 17:28
- 距離
- 18.3km
- 登り
- 2,113m
- 下り
- 2,124m
コースタイム
- 山行
- 7:46
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 8:19
- 山行
- 6:49
- 休憩
- 1:56
- 合計
- 8:45
23日1:24八合目元祖室-2:08山小屋で夜食-4:30頃山頂-5:30頃下山開始-8:42下山
天候 | 晴れたり、ガスったり、強風が吹いたり 雨は、降らなかったので良かった。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
飛行機
羽田からツアーバスでスバルライン5合目に行きました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
もう、登山というか観光地を歩いていく感じなので、迷うことはないと思いますが、雨が降ったりすると岩場は滑りやすいと思います。あと須走ルートは、もの凄い砂埃の中を延々と3時間近く歩く辛い道でした。 |
写真
感想
富士山に登ってみたいなあ〜という気持ちは、あったのですが余り人が多い場所が苦手な私は、「まあいつかキッカケがあれば登ればいいっか」ぐらいに思っていたのですが、2ヶ月ぐらい前に友人が「息子と富士山に登ろうと思うので一緒に行こう」と誘われ、今回の富士山ツアーとなりました。
友人親子は、登山未経験、もちろん装備等も一切ないので、この日までに、一緒に最低限必要な物を買いに行ったり、「登山はこんな感じ〜」という事で、中国山地の山に一緒に登ってみたり(1度だけですが)しながら、22日を迎えました。ツアーとかでなく、自分たちで段取りをして行きたかったのですが、山小屋を予約しようとネットで調べてみると全て満室。どうやらツアー会社が全て押さえているのか。結局、初めての富士山だし、良くわからないのでツアーで行く事に、広島空港から羽田、ツアーバスでスバルラインで15時頃、スバルライン五合目へ。
全国各地から集まった方たちと一同集められ、登山ガイドの紹介があり出発。一時間ぐらいは、高度順応の為、のんびりするのか思っていたのですが、ついて30分ぐらいで出発になりました。正直、標高2Mぐらいの所で育った私としては、「高山病」というのが、とても恐く、頭痛持ちだし、車も酔いやすいし、できるだけの予防がしたかったのですが、着いてすぐの出発ということで更に不安に。。。
登山ガイドは、どちらかというと余り、無駄なことは言わず、「黙ってオレの言うことを聞けば、山頂に連れて行ってやるよ!」タイプだし、早くもツアーを選んだことを後悔し始める。そんなこんなで、出発をしたのですが、本当にビックリするぐらい、ゆっくり歩くんですね!まさに牛歩です。ツアー以外で登ってる方たちが「ツアーの奴ら邪魔だなあ〜」という感じで、どんどん抜いていく。。。でも、これが高山病対策か、高山病対策のはずと思いながら、我慢してペースを合わせて歩く。息もあがることなく、ゆっくりゆっくり進んで行く。
しばらく歩くと、岩場が始まり、見上げると沢山の山小屋が見える。今まで見たこと事がない景色である。自分たちが泊まる予定の鳥居荘という山小屋も、すぐ近くにあるように見える。しかし、何度も書くが「牛歩戦術」の為と、山小屋毎に休憩が入るので、時間ばかりが過ぎていく。結局、もう牛歩にも慣れて、ヘッドライトがいるぐらい暗くなった頃に、鳥居荘に到着。登った高度を見ると、まだ500M台、中国山地でいつも登ってる標高よりも全然低い。
明日は、もしかしらた子どもたちには、キツイかもしれないと思う、、、そして初めての山小屋、ここも軍隊のようにテキパキと指示さて、「ハイ、カレー食べてください」「ハイ、おかわりしてください!」「ハイ、食べたら寝てください」という感じで、どんどん進められていく。山小屋なんて、そんな感じなのかもしれませんが、「山では、のんびり」を味わいたい私にとっては、「なんだこれ?」でした。折角の富士山で、のんびり星でも見ようかと思う、雰囲気でもない。そして、狭いとは思っていたのですが、予想を上回る狭さでの就寝。当然、すぐに寝付けず、寝たか寝てないかわからい様な状態のまま、起床!時計を見ると、まだ日付も変わってなく23時ぐらいである。これじゃあ、弾丸ツアーと変わらないのではないかと思うが、自分で選んだツアー、しょうがない。。。23時30分頃、初めてのヘッドライトをつけての登山開始。気温も10℃ぐらいで、あまり寒くなく星も見えている。
このままだと、ご来光が見えるかも!という期待だけを胸に、牛歩戦術で登っていく。
8合目あたりの山小屋の中で休憩して、なにか食べたい人は食べてくください!という事で、私はカップラーメン、息子は肉うどんを食べる。息子もペロリと食べたのだが、食べ終わった直後ぐらいに「アタマがちょっと痛い」と言い出した。ここまで来て高山病か?と思ったのだが、息子は大丈夫!という返事、また頂上を目指して出発するが、休憩前と比べると、急に元気がなくなり辛そうである。時々、「大丈夫かあ?」と声をかけると小さい声で「だいじょうぶ」と応える。返事もするし、大丈夫そうである。途中、息子の背負うザックから、私のザックに荷物を移したりしながら、励ましながら登っていく。
風も、どんどん強くなり見えていた星空も消えている。
登山ガイドが、9合目にあがった時に、今以上に風が強くなっていたら暫く待機、もしくは下山をしないといけないかもしれないと言っている。
頂上まで、あと少しなのに、そりゃないな〜と思ったが、しかたない。それからは「風、止んでくれ〜」と思いながら進んでいく。
たしかに時々、吹く突風は気を抜いていると、少し体を持って行かれるような感じである。
頂上の方まで、ヘッドランプの光がたくさん、続いているが、
事前に聞いていた感じでは、もっともっと渋滞とかあるかと思っていましたが、待ってばかりで、殆ど歩けずという程でもない。
まだまだ、上かと思いながらあがっていると、ガイドが「ハイ、左に寄って停まってくださーい!頂上に着きましたオメデトウございます」と
言っている。暗いし、風強いし、あまり状況がわからないまま、いつの間にか頂上に到着。
あまり、「やったー!」という気持ちはなく、「もう着いたんだ」という感じだったが、富士山の山頂にたどり着きました。
残念ながらお鉢めぐりは、強風の為、アウト。本当の最高峰には行くことはできませんでした。
山頂には、もう凄い人数の登山者の方がご来光待ちをしている。しかし、ガスも風も強い。
日の出時間になっても、ガスがかかり太陽は見えないが、時々、ガスの隙間から見える太陽は、本当に感動的でした。
帰りは、須走ルートの8合目ぐらいから、自由下山
日が出ると、一気暑くなるだろうと思い、早めに衣類調整をして、赤い砂埃を立てながら下っていく。
下りばっかりだし、景色は変わらないし、正直、楽しくない道が続くが、遮るものが何もないので、
山中湖を中心に、ずっと絶景が少しは、心を和ましてくれる。これで、雨とかガスだったら、本当に辛いだろう。
時々、短い休憩を入れながら、黙々と下っていく。
そして、8時45分ぐらいに、漸く下山。無事、高山病や怪我とかもなく
全員、下りることが出来ました。
初めての富士山、中国山地の熊笹の中を自由に歩きまわっている私にとっては
正直、あまり楽しさというのはなかったですが、とりあえず初の2000M3000M越えの山、
そして、高山病にもならなかったし、今後の県外遠征に向け、いい勉強になりました。
でも、ツアーを利用しての登山は、もうないかな。
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