針ノ木岳
- GPS
- 30:36
- 距離
- 18.4km
- 登り
- 1,885m
- 下り
- 1,876m
コースタイム
天候 | 7/23(金) 晴れのち曇り、にわか雨 7/24(土) 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路 扇沢ーアルピコ交通ーJR長野ー北陸新幹線ーJR大宮ー東武アーバンパークラインー春日部ー東武スカイツリーラインーせんげん台 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは針ノ木岳登山口にあります。 扇沢ー針ノ木岳登山口ー大沢小屋 登山道は良く整備されていて、特に危険な箇所はありません。 大沢小屋ー針ノ木峠 針ノ木雪渓は長く、時間を要するので気力を切らさないようにしましょう。 危険箇所にはピンクで案内されています。間違っても危険箇所には近づかないようにしましょう。 マヤクボ沢への進入には注意が必要です。 針ノ木峠への最後の急登はかなりきついので用心してください。 針ノ木峠ー針ノ木岳 岩場とガレ場の登山道で良く整備されていて、特に危険な箇所はありません。 針ノ木峠ー蓮華岳 緩やかな登山道で歩き易く、手を使う場面がありません。良く整備備されていて、特に危険な箇所はありません。 稜線歩きは退屈しない。北アルプスを代表する山々を周囲にあるため贅沢な空間を散歩している気分がします。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
サブザック
行動食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
12本爪アイゼン
虫よけスプレー
|
---|---|
備考 | 雪渓の冷気や稜線上では風の影響を受けるので, 防寒用にソフトシェルはあった方が良いでしょう。 雪渓通過の防寒対策に、ロープを保持する場面に手袋はあった方が良いでしょう。 |
感想
一昨年、鹿島槍ヶ岳の帰りカメラの故障で針ノ木岳山行を断念した経緯がありました。
この連休を利用して針ノ木岳に行って来ました。
登山ルートは扇沢から針ノ木雪渓をたどり、針ノ木峠から針ノ木岳、蓮華岳の2座を登頂して往復するコースとしました。
初日 扇沢⇒針ノ木峠⇔針ノ木岳 針ノ木小屋テント泊
二日目 針ノ木小屋⇔蓮華岳⇒扇沢
初日
新宿西口から夜行バスで信濃大町。早朝アルピコ交通バスで扇沢。
無風快晴。
身支度を済ませて、扇沢から針ノ木道登山口より取り付きます。
樹林帯と林道を交互に進むと美しいブナ林に脚を止めてしまいます。その後、大小の沢を渡渉すると大沢小屋に到着。ここに百瀬慎太郎の詠んだレリーフがあります。
この後、針ノ木雪渓の末端より雪渓歩きになります。12本爪アイゼンを装着して進みます。思うほど先に進まずに気が遠くなります。途中に「のど」と呼ばれる両岸から岩がせり出している箇所が傾斜が一番きついので頑張りどころです。
雪渓を過ぎ、最終水場で2Lの水を背負いました。(最終水場の呪文に負けて)ズシリッ! ここから針ノ木峠までの急登がたいへんでした。暑さと重さで急に脚が止まりヘタレ全開になってしまいました。
針ノ木小屋でテント受付をしますが、テント場一杯なので第二テント場を案内されました。そこは従来のテント場よりさらに200mほど針ノ木岳に向かった先にありました。登山道は厳しかったですが、展望があって良かったです。
雲行きも怪しくなっていて夕立の予報が出ていましたが、せっかくなので針ノ木岳を往復する事にしました。
行って大正解でした。山頂での展望がなかったのは残念でしたが、雷鳥を間近で見る事ができたからです。
登山道に這うように動く茶色のモノが動くので、最初スズメかと思いました。スズメがこんなに大きいか?と思い直してカルガモか?と疑ったが、カルガモがこんな処にいるか? だとすると・・・雷鳥!
周辺を見わたすとよちよち歩きの雛が3羽。それを俯瞰して「クゥクゥクゥ」と啼く親鳥に遭遇しました。ちょうど今は子育ての時期なんだと感心してしまい、にわか雨が降るにも関わらず彼女たちが見えなくなるまで目で追っていました。
テント場に戻ると急にガスが取れて本来の展望がそこにありました。
二日目
無風快晴。
蓮華岳を往復する事で日の出時刻に出発します。
緩やかに続く稜線上から朝日が昇るので少しずつ明るくなっていく周りを見ながら蓮華岳を目指します。あれがピークかなと思ったらP2754などのニセピークに翻弄されながら進みます。山頂直下ではコマクサが西斜面一面が花期を迎えた大群落に、こんな無防備で良いのかと思うほど驚きました。時間をかけて探せば白い花が見つかるかもしれません。
ほどなく蓮華岳山頂に到着。
山頂よりの展望は素晴らしく、北側に後立山の名峰が並び。
南側の七倉岳方面には蓮華の大下りの縦走路が伸びています。その奥には槍ヶ岳を代表とする北アルプスの名峰が連なって見えるのは圧巻です。
振り返って、針ノ木岳の雄姿を正面にテント場に戻り、下山しました。
特筆事項
*眺望
針ヶ岳峠、蓮華岳からの北アルプス周辺の山々の眺めは素晴らしい
*高山植物
シナノキンバイ・アオノツガザクラ・チングルマ・・・最盛期(針ノ木岳)
コマクサ・・・最盛期(蓮華岳)
*雪渓
天然のクーラー・・・針ノ木雪渓
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