花にまみれた山歩き。霊峰白山、一泊の山旅

2021年07月29日(木) ~ 2021年07月30日(金)

• GPS: 17:05
• 距離: 15.6km
• 登り: 1,573m
• 下り: 1,595m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:58
• 休憩: 1:35
• 合計: 5:33

10:47 別当出合
11:42 12:03 中飯場
13:00 13:00 別当覗
13:44 14:51 甚之助避難小屋
15:36 15:36 南竜分岐
15:58 16:05 南竜道・エコーライン分岐
16:20 南竜山荘

2日目

• 山行: 7:54
• 休憩: 2:15
• 合計: 10:09

7:12 南竜山荘
7:39 7:52 南竜道・エコーライン分岐
9:08 9:20 弥陀ヶ原・エコーライン分岐
9:41 9:50 白山室堂
10:40 11:06 白山
12:44 12:51 白山室堂
13:06 13:06 弥陀ヶ原・エコーライン分岐
13:18 13:35 黒ボコ岩
14:10 14:11 南竜分岐
14:29 14:42 甚之助避難小屋
15:12 15:12 別当覗
15:57 16:22 中飯場
17:00 17:12 別当出合
17:21 ゴール地点

天候

雨/曇・時々晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

名古屋方面より
東海北陸自動車道白鳥ICより国道158号(中部縦貫道)を大野市まで進み、157号で白山市に向かう。
白峰を「白山」の表示に従って右折。県道33号を目的地の別当出合まで進む。
マイカー駐車場は別当出合登山センター手前にあるが、週末は乗り入れ規制があるため、4キロ手前の市橋ビジターセンターに駐車。シャトルバスを利用しなければいけない。

コース状況／危険箇所等

砂防新道は取り付いて直ぐに石段の急登がある。雨天の場合、石が滑りやすくなるため注意が必要。また南竜分岐からのトラバースルートは一部崩落している個所あり。踏み外しに注意。また砂防新道、十二曲がりの手前も一部崩落個所あり。
弥陀ヶ原から上に関しては危険個所はなし。
また、雨の日、または雨後は観光新道は使わないほうが良いとのこと。

その他周辺情報

白山麓の白峰に温泉街あり。

写真

7/29 10:48

別当出合駐車スペースから登山口に向かいます。
前日まで雨の予報ではなかったのに、当日なんと無情の雨…

7/29 10:51

別当出合登山口。いよいよ取り付きます。
雨が弱まるのを待って宇約一時間遅れでスタート。

7/29 10:51

7/29 11:04

先ず吊り橋を渡ります。

7/29 11:11

雨により、登山道に咲く花も艶々。これはこれでいいですよね。

7/29 11:13

入山していきなりの急登階段。雨で滑るので気を付けて。

7/29 11:16

雨の雫が良い感じに付いてます。

7/29 11:17

急登を一段づつ慎重に登っていく…。

7/29 11:50

いつもは見える別山も完全に雲隠れ。

7/29 11:56

中飯場に到着。ここで小休止。

7/29 11:56

山に雲が掛かって幻想的な風景。
雨は雨でいい感じなんですけどね。

7/29 12:17

センジュガンピ、今回も発見。
今のところ個人的にはここでしか観てないお花。

7/29 12:25

かなり雲が上がってきましたね。

7/29 12:51

眺望は残念ながらないけど、登山道に咲くお花が癒してくれます。

7/29 13:29

更に登る。そろそろ樹林帯を突破するかな？

7/29 13:47

7/29 13:49

雨が上がりましたね。幾分辺りが明るくなってきました。

7/29 13:52

登山道脇に咲くお花、いい感じです。

7/29 13:57

甚之助小屋に到着。

7/29 13:59

薄っすらと景色が見えてきました。
これはひょっとすると…

7/29 14:34

遂に晴れました！
男前！ 別山を観ることができました！！

7/29 14:36

別山を眺めながらの一枚♬

7/29 14:38

今からこの別山を眺めながらの山歩きになりますね。
ちょっと、いや、かなり嬉しい♡

7/29 15:07

朝の雨模様とは全く違うこの天気♬
歩を進める速度が一気に遅くなります(笑)

7/29 15:08

別山とコバイケイソウ

7/29 15:09

周囲の山々もしっかり眺望できます。

7/29 15:24

ゴゼンタチバナ

7/29 15:33

やっぱり晴れないと楽しくありませんね。

7/29 15:34

南竜分岐に到着。ここからトラバースして南竜山荘へ向かいます。

7/29 15:37

トラバースルートに入った途端にこの花の群生。
ここから斜面一面のお花畑となりますよ〜

7/29 15:38

イブキトラノオ咲いていました。

7/29 15:39

別山が格別に綺麗です。

7/29 15:50

ハクサンフウロ

7/29 15:55

気持ちのいいトラバースルートを歩きます。

7/29 16:09

エコーライン分岐に到着。

7/29 16:11

イワカガミ

7/29 16:12

チングルマ

7/29 16:14

これは珍しい。クロユリ咲いていました♬

7/29 16:16

漸く南竜山荘の赤い屋根が見えてきました。

7/29 16:17

南竜山荘を目指し、トラバース道を下ります。

7/29 16:19

ミヤマキンポウゲ

7/29 16:22

先ほど山小屋が目視できたのに、そこからが結構長い…(苦笑)

7/29 16:23

ダイモンジソウ

7/29 16:26

あと少し。

7/29 16:33

漸く山小屋に到着です。お疲れさま。

7/29 16:38

本日のお宿、南竜山荘。

たどり着いて早速生ビール(笑)
この一杯が美味い♬

山荘の夕食。
大変美味しゅうございました。

7/29 17:45

夕暮れが撮りたかったのに、再びガスってきてしまいました。
この調子だと星空も期待できそうもありません。
諦めて本日は早めに休みましょう。

翌日、外を見てみると…なんとまたガスガス…(涙)
ご来光も断念ですね。

7/30 5:23

暫く待ってみるも、中々雲が切れてきませんねぇ…

山小屋の朝食。

7/30 7:18

中々張れて来ないですが、そろそろ出発しないと。
小屋前で記念撮影して出発です。

7/30 7:23

朝靄の中を歩きます。

7/30 7:28

ニッコウキスゲ。夜叉ヶ池で残念な思いをしただけに、結構嬉しい。

7/30 7:30

昨日来た道を一旦戻ります。

7/30 7:45

エコーライン分岐に到着。
当初は南竜分岐まで戻って十二曲がりを登る予定でしたが、雨の問題もあるため、急遽本日になってエコーラインに変更。

7/30 7:55

綿毛になったチングルマ。もう綿毛になってる！
ちょっと早くないかい？

7/30 7:56

所々に綿毛のチングルマが。

7/30 7:57

気が付くと晴れ間が！

7/30 7:59

雲が引いてきました。これはラッキーかも♡

7/30 8:07

一気に晴れ渡ってこの青空。

7/30 8:09

山と空と雲のコントラストが美しい♬

7/30 8:12

お花も陽の光を浴びて輝きます。

7/30 8:15

絶景をバックに歩を進めます。

7/30 8:33

リンドウ発見

7/30 8:37

綿毛になっていないチングルマの群生も♬

7/30 8:38

斜面に物凄い数のチングルマ。もう中々前に進ませてもらえません(笑)。

7/30 8:41

傾斜が大分緩くなってきました。

7/30 8:43

遂に白山御前峰が姿を現しました。
男前な別山に比べるとなだらかでどこか女性的な山容。

7/30 8:44

今度は御前峰を目の前に眺めながら歩いていきます。

7/30 8:53

美しいですね。

7/30 8:56

下を向けば、チングルマの綿毛が…。

7/30 9:06

ハクサンコザクラ

7/30 9:11

沢山のお花たちのおかげで中々前に進めませんでしたが、遂にここまでやってきました。

7/30 9:18

室堂分岐に到着。ここで小休止。

7/30 9:43

この登りを終えると…

7/30 9:51

室堂に到着♬

7/30 10:01

そしてその奥にある「白山奥宮」

7/30 10:02

御前峰に向かいます。

7/30 10:04

室堂の裏側(御前峰側)に咲くコバイケイソウの群生。圧巻でした。
南竜山荘で今年はコバイケイソウは当たり年と聞いていましたが、まさかここまで群生するなんて…。

7/30 10:13

クルマユリも沢山咲いていました。

7/30 10:14

足元を見れば、ハクサンコザクラが所狭しと咲いています。

7/30 10:32

高天ヶ原。ここで御前峰とお池巡りと別れます。

7/30 10:33

御前峰の山頂へアタック。

7/30 10:37

振り返ると雲に包まれた室堂が。

7/30 10:52

頂に近づいてきました。
白山奥宮に到着。

7/30 10:54

山頂の山名柱と三角点。登ってこれましたねぇ♬

7/30 10:55

反対側の翠ヶ池を眺めます。

7/30 11:00

表側の室堂平。

7/30 11:00

白山御前峰石柱

7/30 11:00

恒例の三角点タッチ

7/30 11:02

そしてこれも恒例の「来た、見た、登った」ポーズ(笑)。

7/30 11:22

山頂からの景観(雲隠れして見れませんでしたが)を堪能(できた？)できました。
室堂に戻ってご飯にしましょう。

7/30 11:24

案外いい景観かも♡

7/30 11:53

やっぱりすごい、コバイケイソウの群生。

7/30 11:54

室堂まで降りてきました。お疲れさま。

7/30 12:46

奥宮で記念撮影。もっとふざけたヤツもあったのですが、一応真面目なこの写真を使います(爆)。

7/30 12:54

室堂で昼食タイム。

7/30 13:02

さぁ、下山しましょう。室堂を後にします。

7/30 13:21

下山は弥陀ヶ原、十二曲がり経由で砂防新道です。
当初は観光新道でしたが、雨模様のため危険を回避し、砂防に変更しました。

7/30 13:28

弥陀ヶ原石柱を囲んで記念撮影。

7/30 13:30

木道脇にもお花が満開。

7/30 13:32

黒ボコ岩からの眺望

7/30 13:40

十二曲がりを下ります。

7/30 13:42

振り返って黒ボコ岩

7/30 13:45

こちらの山の斜面にもお花が所狭しと咲き誇っています。

7/30 13:49

延命水。一口飲むと3年寿命が延びるとか。

7/30 13:51

完全にガスに囲まれてしまいました。

7/30 13:56

靄の中のイブキトラノオ

7/30 13:57

山の斜面をトラバース。視界が悪いので慎重に。

7/30 14:18

キヌガサソウ見つけました。

7/30 14:40

十二曲がりを越えたら、あとはグングン降りていくだけ。

7/30 14:41

途中、雨が降ってきました。

7/30 14:49

また空模様が不機嫌になってきてますね。

7/30 14:50

甚之助小屋で雨宿り。

7/30 15:25

雨はそんなに長く降りませんでした。再び陽が射す登山道。

7/30 15:50

別当出合が下の方にちょこっと見えてきました。

7/30 16:00

甚太郎谷の建設中の砂防ダム。しかしこれ物凄く迫力あります。

7/30 16:13

漸く中飯場に到着。少しゆっくり休みましょう。

7/30 16:34

休憩後、更にグングン降りていきます。樹林帯に入ってきました。

7/30 16:51

下山路は巻き道へ。一部一方通行になります。

7/30 16:52

う回路は旧登山道。ちょっと長くなりますが、こちらの方が石段ではないのでちょっと楽かな。(個人的見解です)

7/30 16:57

さあ、あともう少しで下山です。

7/30 17:02

遠くに別当出合の吊り橋が見えてきました。

7/30 17:03

往路との分岐に到着。ゴールはもうすぐです。

7/30 17:12

最後にこの長い吊り橋を渡って…

7/30 17:13

別当出合登山口に到着です。ロングルートお疲れさまでした。

7/30 17:40

今回も怪我無く無事下山することができました。

撮影機器：

D3300 ニコン

装備

MYアイテム

Kunisan0105

重量：-kg

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ 携帯トイレ インナーシーツ(山小屋指示)

感想

Kunisan0105

今年初めての高山(こうざん)は、霊峰白山。
例年はこの6月、7月は比較的早く雪が融ける八ヶ岳に登ることが多いのですが、今年は例年よりも約1ヶ月ほど遅くなりました。
今回の行程は一泊。前回は日帰りだったのですが、この大きな山を日帰りなんて勿体ないし、なんと言ってもハードすぎる。
やはりこの山はゆっくりと山の景色と花を楽しんで歩きたい。そう思って今回は一泊の山旅にしました。
初日は室堂まで行かず、別山と白山との鞍部にある南竜山荘で一泊。二日目に室堂、そして主峰、御前峰を目指します。
この時期はお花が綺麗に咲く時期。終始花に癒される山旅でした。
特に南竜道からエコーライン、そして室堂周辺。帰路の十二曲がりとお花が所狭しと咲き誇っていて、中々前を向いて進ませてもらえませんでした。
お馴染みの花、珍しい花、可愛らしい花、ちょっと可笑しい花(笑)…様々な花が迎えてくれ、癒される山歩きができたと思います。
それと同時にこの山の厳しさも久しぶりに体験させてもらいました。
やはりこの山は大きい。そして懐もでかいです。
霊峰白山。やはりいい山です。