北岳、間ノ岳 〜夢にまで見た稜線のはずが…〜

2021年08月01日(日) ~ 2021年08月02日(月)

• GPS: 16:50
• 距離: 18.9km
• 登り: 2,428m
• 下り: 2,464m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:14
• 休憩: 1:10
• 合計: 7:24

6:39 広河原インフォメーションセンター
6:45 6:48 広河原山荘
7:09 7:09 白根御池分岐
7:46 7:48 第一ベンチ(1880ｍ)
8:10 8:18 第二ベンチ(2059ｍ)
9:02 9:03 白根御池小屋
10:35 10:42 草すべり分岐
10:49 10:58 小太郎尾根分岐
11:33 11:45 北岳肩ノ小屋
12:05 12:11 両俣分岐
12:31 12:45 北岳
13:05 13:11 吊尾根分岐
13:31 13:31 トラバースルート分岐
13:50 13:54 北岳山荘
14:06 宿泊地

2日目

• 山行: 8:20
• 休憩: 1:03
• 合計: 9:23

5:44 宿泊地
6:03 6:04 中白根山
7:01 7:20 間ノ岳
8:11 8:17 中白根山
8:57 9:07 北岳山荘
9:30 9:30 トラバースルート分岐
9:53 10:02 吊尾根・北岳山荘トラバース道分岐
10:15 10:16 八本歯のコル
11:55 12:14 大樺沢二俣
14:28 14:28 白根御池分岐
14:49 14:49 広河原山荘
14:52 14:52 広河原・吊り橋分岐
14:57 14:57 広河原インフォメーションセンター
14:58 14:58 広河原・吊り橋分岐
15:04 15:04 広河原インフォメーションセンター
15:07 ゴール地点

天候

両日共に早朝晴れ、午後から山頂付近はガス。一日目は午後2時ごろから激しい雷雨となった。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

芦安第二駐車場に停車。前日乗り込み車中泊したが全然寝られなかった。

コース状況／危険箇所等

コース状況は問題無し。大樺沢ルートの雪渓は殆ど無く、上を通過する必要はない。
しかし、下山時にルートミスして沢を降ってしまった。

その他周辺情報

一日目肩の小屋で昼食。
カレーライス1000円。
ジュース600円。

北岳山荘もジュース600円だったから相場なのだろう。

写真

8/1 4:46

芦安駐車場で車中泊するも慣れないのでほとんど眠れず。月曜日と言うこともあり、全員始発のバスに座れた。

8/1 6:35

1時間バスに揺られて広河原へ。ジュースの自販機はあるが、売店の類は無いのでご注意を。

8/1 6:40

ゲートは閉まっている。ここから先は徒歩で。

8/1 6:40

いよいよ吊り橋を渡る。

8/1 6:40

左側に本日の最終目的地北岳山頂が見える。

8/1 6:42

鳥瞰図。こういうの好き。

8/1 6:48

広河原山荘。今思うと、ここに前泊すべきだったかもしれない。

8/1 6:59

リアル南アルプスの天然水。

8/1 7:02

ホタルブクロですね。

8/1 7:33

第一休憩所。

8/1 7:43

花の名前は後で調べよう

8/1 8:43

水場の近く。こちらも後で調べる。

8/1 8:45

トリカブト。好きな花です。

8/1 8:46

名前は後で調べる。

8/1 9:00

白根御池小屋到着。

8/1 8:58

ペットボトルがよく冷やされている。

8/1 9:03

池がいい雰囲気ー。

8/1 9:03

北岳山頂が見える。これから急登の草すべりコースを登る。

8/1 9:10

少し上がるとマルバダケブキの群生が。

8/1 9:18

花の名前は後で調べる。

8/1 9:26

花の名前は後で調べる。

8/1 9:26

花の名前は後で調べる。

8/1 9:35

振り返って後ろを見れば鳳凰三山の見事な山容が見える。

8/1 10:03

あっちは大樺沢コースだと思う。（登山道は手前につけられているので登山者を確認することはできない）

8/1 10:28

草すべり丈夫の保護策。

8/1 10:28

まだまだ登る。

8/1 10:34

ウサギギクだったかな？

8/1 11:08

えーと、肩の子小屋ら辺だったかな？

8/1 11:25

肩の小屋到着。

8/1 11:34

朝ご飯をしっかり食べていなかったので、本日初のまともな食事。

8/1 12:19

偽ピークに騙された。本当の山頂はあっち。

8/1 12:27

北岳登頂。

8/1 12:33

ガスガスだけど、嬉しい。

8/1 12:36

山頂直下に咲く花々。

8/1 13:29

花の名前は後で調べる。
この後雷がゴロゴロ鳴り始めたので、猛ダッシュで北岳山荘まで走る。入れ違いに雷雨になった。

8/1 17:30

雷雨が止むと青い空が。北岳と八本歯のコルのあたり。

8/1 17:33

中白根山、間ノ岳方面。間ノ岳の山頂を拝むことはできない。

8/2 4:21

二日目。雲海に浮かぶ富士山。

8/2 4:44

綺麗だな。朝食後間ノ岳を目指す。

8/2 5:59

中白根山から、北岳と甲斐駒ヶ岳。

8/2 5:59

富士山。

8/2 5:59

鳳凰三山。遠くに見えるは八ヶ岳か。

8/2 5:59

8/2 6:00

反対側は中央アルプスだろう。

8/2 6:01

ついに間ノ岳山頂を視界に捉える。

8/2 6:35

花の名前は後で調べる。

8/2 6:59

間ノ岳山頂から富士山。

8/2 6:59

南アルプス南部の全景。

8/2 6:59

中央アルプス方面。

8/2 6:59

山名標識。

8/2 7:02

もう一つの山名標識。北岳と甲斐駒ヶ岳添えて。

8/2 7:06

どこまでも絶景。

8/2 7:15

iPhoneの広角で富士山。

8/2 7:15

iPhoneの広角で南アルプス南部。

8/2 7:18

iPhoneの広角で、北岳、鳳凰三山。

8/2 7:58

間ノ岳からの帰路。北岳と北岳山荘。

8/2 8:11

雷鳥の親子に遭遇！①

8/2 8:11

雷鳥の親子に遭遇！②

8/2 8:12

雷鳥の親子に遭遇！③カメラを向けても逃げない。

8/2 9:24

一旦北岳山荘に戻り、八本歯のコルから下山する。もう北岳を登り返す余裕はない。

8/2 9:28

八本歯のコルへのトラバース。素晴らしいお花畑だか、ここまでも結構キツかった。

8/2 10:02

ゴールは遥か先の広河原だが、歩いても歩いても近づかない。太腿の疲れが顕著になり休憩が多くなる。

8/2 10:19

北岳バットレス。この後写真を撮る余裕なし。

大樺沢コースで下山中に痛恨のルートミス。14時のバスを逃すと16:40まで待たなければならないので急いで下山。橋を渡った所で沢を高巻くルートが正しいが、焦っていたため沢を下ってしまう。普通なら登山道とはとても思えないルートだが判断力が低下。

300mほど下る。明らかにルートミスしているが沢を下るとあと100mぐらいで渡渉ポイントがあるので、そこで合流できるはずだと思い突き進んでしまう。

しかし、滑りやすい岩に乗って転倒。右足のドボンと左脇腹の強打、右手薬指と中指を突き指した。暑さの汗と冷や汗が入り混じって汗が止まらない。しかし、致命傷を負わなかったのは不幸中の幸いだった。

これで諦めがついた。

腹を決めて間違ったポイントまで登り返す事にした。一時間のタイムロスは痛いが、もうそんなことを言っている場合では無い。絶対に怪我をしないように慎重に沢を登り返した。

撮影機器：

LUMIX DC-GF9W ダブルレンズキット パナソニック

iPhone 12 mini 128GB au Apple

感想

もりもりもり

憧れの北岳、間ノ岳登山のはずが最後にやらかしてしまった。落ち着いて周りをよく見ればわかるはずのルートを見落としてしまい、大樺沢コースを逸れて沢を下ってしまった。

洪水の後のように大きな岩がゴロゴロしていて、落ち着いて考えれば登山道では無いことは分かりそうなものだが、暑さと焦りで正常な判断ができなくなっていた。

山小屋で少し喋った方が「大樺沢コースは直登だが、水の心配はしなくて良い」とおっしゃっていたのを聞いて、ずっと沢沿いのコースだと思い込んでいた。また、自分は帰りのバスの時間を調べて無かったが、下山時に会話した別の方が、14:00のバスは諦めて16:40に間に合うように下山する、とおっしゃっていて、自分はそんなに待ちたく無いと思い、CT2時間のところを1.5時間で降ろうとしてしまった。

転倒した時に致命傷を負わなかったのはラッキー以外の何者でも無かった。

また、なんとか自力で下山したが、今度は登り返しで大量の汗をかいた事も相まって熱中症の症状が。汗がかけなくなり、頭と首筋がすごく熱かった。

憧れの稜線歩きのはずが、あわや道迷い遭難になる所であった。

コメント

KOTOWAKA

ご苦労さまでした。
レコから焦る様子が伝わり、怪我をされても下山出来何よりです。
怪我の状況は如何ですか。
私も南アルプスでバス時刻が迫りくたくたになりながら焦って下ったことがありますが、注意力が散漫になり、今思うと危険な状況でした。
やはり道迷いから来る焦りと怪我は、絶対に回避しなければならないと自分自身きもに命じようと思います。

もりもりもり

KOTOWAKAさん
コメントありがとうございます。なんともお恥ずかしい限りですが、これを読んだ方の参考になればと思います。

帰りの時間が気になると疲れと焦りで平常時ではありえない判断ミスをするのだという事がわかりました。なぜミスしたのかもう少し落ち着いて考えてみたいです。

t-shio

お疲れ様でした。間ノ岳山頂でお話しさせていただいた「今年から隠居生活」の者です。下山時偶然にも大樺沢二俣でお遭いしましたが、私も広河原14:00のバスを目指して、先に大樺沢コースを下りました。確かに
沢を何度も横断し、道か川か区別も付かないような下りで大変でした。大怪我でなく本当に良かったです。お互い経験の浅い？低山登山者の様ですが、これからの頑張りを期待しております。

もりもりもり

t-shio さん

あ、あの時の方ですか！
わざわざありがとうございます😊

今回は事前の研究もかなりしたし、3月ぐらいから目標にしていた登山でトレーニングも慎重にしてきたつもりだったのですが、まだ甘かったのだと思いました。

今後のお互いの安全登山をお祈りいたします。

鷲尾健

北岳山行お疲れ様でした
300mの登り返しは言葉で言うほど簡単なものではないのによく決断されました

大怪我を負われなかったのは何よりですが帰宅された後も色々大変でしたね

どうぞゆっくりなさってください

もりもりもり

washioken さん
コメントありがとうございます。

私はよく遭難に関する本を読んでいます。
どの本にも「迷ったら引き返せ、下るな、登り返せ」と書いてあります。
当然頭ではその事は分かっているのですが、本に書いてある事が実際に出来るかというとそれは別の話だなと思いました。

私も転倒しなければまだ下っていたと思います。そして致命傷を負っていたかもしれません。やはり登山では登山道を外れた時点で、既に負け戦なのだと思いました。

無事に生還できた自分は単に運が良かっただけなのだと思います。