五竜・鹿島槍・爺縦走:キレット小屋泊
- GPS
- 11:23
- 距離
- 26.3km
- 登り
- 2,858m
- 下り
- 2,969m
コースタイム
- 山行
- 5:17
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 5:58
- 山行
- 4:38
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 5:25
天候 | 1日めはほぼ晴れ 2日めは高層と下界に雲、稜線はガスなし |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
下山後は扇沢11:30発の信濃大町行きバスに乗って大町温泉郷で途中下車。薬師の湯に立ち寄って大町温泉郷12:45発のバスに乗り、13:05信濃大町駅着。13:10発のリゾートビューふるさとで白馬に戻った。大糸線は1日12本しか運行していないので、バスとの乗り継ぎに注意。 特急バスのアルペンライナーを使うと扇沢ー白馬間を短時間で移動できるが、1日2往復しかなく、時間が合わなくて使えなかった。 https://www.alpico.co.jp/traffic/express/hakuba_ogizawa/ |
その他周辺情報 | キレット小屋には有料の充電装置が1台だけあり。アダプタとコードは必要。 扇沢には食べ物一切なし。レストランはコロナの影響で休業中。食べ物は一切売っていなかった。ソフトクリームとか、売れそうなのに・・・ 下山後は薬師の湯。食事処や休憩処は雑然としているけれど、風呂は広くてぬるめでゆったりできる。水風呂もあり。 |
写真
感想
8月下旬まで白馬でリモートワーク中で、天気の良さそうな日は直前で有休申請して山に行くことにしている。
この間に五竜→鹿島槍の縦走だけは絶対行きたいと思っていたところ、11日から12日の昼過ぎまでまあまあの天気予報が出てきた。しかもそのあと2週間近くぐずつくらしい。「今でしょ!」って感じで前日にキレット小屋とタクシーを急遽予約。
*****
キレット小屋に15時までに着かなければならないというのが1つの課題だった。1週間前に五竜岳をピストンした時の所要時間を参考に計算すると、五竜テレキャビンが朝7時に運行開始する日ならテレキャビンに乗ってスタートでほぼ確実に間に合う。運行開始が8時15分の日はテレキャビンを使うと15時到着が怪しげになるので、6時台にエスカルプラザをスタートしてテレキャビン下の作業車用の道を歩いて登る方が確実だろうと思っていた。で、11日は幸い7時運行開始の日だったので、ありがたくテレキャビンを利用させて頂く。
五竜山荘まで、写真9の方とほぼ同じペースで、いろいろしゃべりながら登らせてもらった。自分の方はちょっとオーバーペースだったかも(笑)。
白岳あたりで風が強くなり、五竜山荘で半ズボンから長ズボンに変更(この日はコンバーチブルパンツだったので膝から下を付けるだけ)、アームウォーマーとグローブを付けた。五竜山荘を出てまもなく、レインウエアとヘルメットも付けた。
過去2回ガスガスだった五竜岳山頂は3度目の正直で文句なしの展望。山頂でお会いした3人の方々と「こんなのは今年初めてですよ」みたいな話がはずんだ。
鹿島槍への縦走路に入ると人はいなくなり、トレイルの様相もガラッと変わる。同じ岩場でも、五竜山荘〜五竜の区間と違ってガレザレが多く、気が抜けない。1つ岩峰を超えてもすぐ次の岩峰。でも、前後に五竜と鹿島槍が見通せて、展望は素晴らしい。15時までに時間が十分あって、気持ちに余裕が持てたのも良かった。
そんな岩稜帯歩きを2時間半近く続けて、ようやくキレット小屋に辿り着く。
キレット小屋は山好きのソロの男性ばかり、自分を含めて6人。小屋前、自炊室、食堂――いろんな場所で山談義に花が咲き、気が付いたら全員と知り合いになっていた。この小屋はアルプス平からも扇沢からも1日で辿り着くにはやや遠いので、山慣れた人が自然と集まる立地な気がする。
小屋の正面(西側)には剱岳と毛勝三山。到着から2、3時間するといったんそれがガスで隠れ、日没が迫るとまたガスが切れて、素晴らしい夕焼けが現れた。金沢からいらっしゃったという方と2人で眺めたあの夕焼けは忘れられそうにない。
翌朝、「昼から雨なので早めに行動して下さーい」というキレット小屋支配人さんの声に背中を押されるようにして小屋を出た。予定より早めに朝食を提供して頂けて感謝。
で、すぐに八峰キレット。自分がこれまで経験したルートで一番険しい。これがあるためにここ2年ほどこのコースには及び腰になっていた。でも、鎖と梯子がしっかり設置されていて、落ち着いて手足を1つ1つ動かせば問題なく通過することができた。
先に小屋を発った金沢の方とは、北峰ピストン区間ですれ違い、南峰山頂で再度お会いする。記念に2人の写真撮らせてもらえば良かったなあ。ちなみに同宿の6人のうち他の4人は五竜方面へ。
南峰からの下りと爺ヶ岳北峰付近では一時的に雨がポツポツ。いずれも数分でやんだものの、空は時間とともにどんより感を増していく。
種池山荘に着いて名物のピザを頂けるか伺ったところ、夏季のピザ提供は2日前で終わったとのこと・・・残念。まあ期間中でも10〜13時の時間帯限定だそうなので到着が早過ぎたんだけど・・・
これで踏ん切りがつき、雨が降り始める前の下山を目指して柏原新道はトレランモードで駆け下りてみた。
2日間の所要時間は標準タイムの56%。
久しぶりに達成感のある、思い出深い山行になった。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する