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Yamareco

記録ID: 344091
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無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

仙丈ヶ岳(北沢峠から)

2013年09月14日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:16
距離
9.7km
登り
1,105m
下り
1,086m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

(0:30 自宅を車で出発 - 4:00 戸台口(仙流荘) 駐車場に到着 - 5:00 南アルプス林道バス(臨時運行)乗車 - 5:45 北沢峠に到着)
[入山準備] - 6:00 登山開始 - 7:00大滝ノ頭(5合目) - 7:45 小仙丈ケ岳山頂 - 8:45 仙丈ヶ岳山頂 - 9:45 山頂より下山開始 - 10:05 仙丈小屋 - 10:40 馬の背ヒュッテ - 10:50 薮沢小屋- 11:10 大滝ノ頭(5合目) - 下山 [帰宅準備]
(12:00 北沢峠 南アルプス林道バス(臨時運行)乗車 - 13:15 戸台口(仙流荘) 駐車場を出発 - 16:30 自宅に到着)
天候 天気は南に台風18号が発生、北には前線が南下しており不安定さが増してくる様子。朝〜夕方までは晴れ間が続きそうなのですが、北部高山域は昼くらいからグズグズしそうな雰囲気でしたので、北アルプスではなく南アルプスに。午前10:00くらいまでは風もなく、山頂付近でも気温が高く気持ちの良い晴れ間が広がっていました。
過去天気図(気象庁) 2013年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
ご存知の通り、戸台大橋から仙丈ヶ岳の登山口である「北沢峠」まではマイカー規制。戸台口の先、車を停める仙流荘近くの無料駐車場は第1、第2とあり350台が収容可能。仙流荘の前にある南アルプス林道バス営業所でチケット(片道1,100円+手荷物200円)を購入、バスに乗って1時間ほどで北沢峠に到着します。
この日は混雑が予想されるとのことで、行きはまだ暗い早朝5:00より運行を開始してくれましたので、1時間の待ち時間を節約できました。また、帰りもバス乗車人数が揃うと発車するピストン輸送状態で、13:00予定のところを12:00に乗車、1時間早く帰りの途につくことができました。

南アルプス林道バス:http://www.minamialps-net.jp/ACCESS/bustime_5.htm
コース状況/
危険箇所等
コース概況です。

標高差は北沢峠から仙丈ヶ岳山頂まで1,000mありますが、距離は片道5m未満、鎖場などの危険個所や険しい場所もなく、比較的緩やかな登りと平坦な道が交互に続き、全体的に歩きながら体力回復ができるコース。登り返しもありませんので気持ちも楽です。
そのためか、周辺の甲斐駒ヶ岳や北岳とは異なり、トレッキングシューズにジーンズといった軽装の方も目立ちました。コンディションが良ければ小学生でもおそらく全く心配なく日帰り登山ができそうです。
コースは登りを小仙丈尾根でいくのが登り途中の景観が素晴らしくお勧めです。

■登山口〜小仙丈ケ岳山頂
登山口〜5合目の大滝ノ頭の分岐まではどこにでもある低山域の登山道です。但し、険しくはなく非常に整備された歩きやすい印象があります。大滝ノ頭から先に登ると徐々にハイマツ帯へと入り、6合目で森林限界なのか展望が開けます。
背の低いハイマツ帯の中、緩やかですが長い小仙丈尾根の登りを登り続けると、先には小仙丈ヶ岳山頂が見えてきます。左手には雄大で格好の良い甲斐駒ヶ岳の山容が堂々と眺めることができます。

■小仙丈ケ岳〜仙丈ケ岳山頂
目の前には小仙丈沢カールを擁した広い稜線が続きます。ゆるやかで気持ちの良い稜線歩きが続き、途中にはこの仙丈ヶ岳で唯一のかわいい岩場がありますが高度感もなく危険はありません。左手には北岳や間ノ岳が望め、その先には北岳ごしに富士山も。日本第1高峰と第2高峰がセットでアングルに収まります。
小仙丈沢カールを擁した目前の小ピークに近づくと、ピーク右側をトラバースのように付いて進みます。右には藪沢カールが広がり、下に仙丈小屋が建ちます。正面最後にピークが仙丈ヶ岳山頂となり、そんなに苦も無く山頂に登り着くことができます。

■仙丈ケ岳〜藪沢ルート〜北沢峠
仙丈ケ岳山頂から右側に巻きつつ、藪沢カール基部に建つ仙丈小屋前を通り、その下にドラム缶に水がたまる水場があります。
その下の緩やかな背の低いハイマツ帯、ナナカマドの群生の中を下ります。丹渓新道との分岐あたりではもう森林帯に入り、鹿の食害防止網の中を下ると馬の背ヒュッテにたどり着きます。
その先の大滝ノ頭の分岐で、解りにくいですが沢を渡った先に登山道が続きますのでそちらに進みます。その先も何度か沢を渡りなが先に行くと、途中に無人小屋(夏場のみ管理人が居るという)の小さな仙丈薮沢小屋に。その先のに白いロープのかかった岩の張り出しを渡る個所がありますが、長すぎて役に立たずかえって危ないのでロープは使わないでください。
しばらく行くと登りの時に通過した大滝ノ頭(5合目)にたどり着きます。あとは登りの時に通った北沢峠までの山道を下るのみです。
予約できる山小屋
馬の背ヒュッテ
北沢峠 こもれび山荘
この日は早朝5:00から運行開始。
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この日は早朝5:00から運行開始。
1時間早い6:00前に北沢峠に到着。
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1時間早い6:00前に北沢峠に到着。
綺麗なトイレがあり、その横に登山口。
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綺麗なトイレがあり、その横に登山口。
整備された歩きやすい登山道が続く。
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整備された歩きやすい登山道が続く。
1合目にたどり着く。
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1合目にたどり着く。
2合目を通過。
コースもだんだん登山らしさが出てくる。
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コースもだんだん登山らしさが出てくる。
3合目は休憩する人が多い。
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3合目は休憩する人が多い。
4合目を通過。
登山道の傾斜が急になってくる。
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登山道の傾斜が急になってくる。
大滝ノ頭(5合目)の分岐で左は小仙丈尾根。右は藪沢ルート。
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大滝ノ頭(5合目)の分岐で左は小仙丈尾根。右は藪沢ルート。
だんだん空が開けてくる。森林限界が近い。
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だんだん空が開けてくる。森林限界が近い。
6合目で森林限界なのか展望が開ける。目の前に甲斐駒の雄姿。
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6合目で森林限界なのか展望が開ける。目の前に甲斐駒の雄姿。
低いハイマツ帯の緩やかな登り。
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低いハイマツ帯の緩やかな登り。
先に小仙丈ヶ岳山頂が見えてくる。
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先に小仙丈ヶ岳山頂が見えてくる。
小仙丈ケ岳(2,855m)山頂に到着。7合目なのか?
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小仙丈ケ岳(2,855m)山頂に到着。7合目なのか?
目の前に小仙丈沢カールを擁した広い稜線が続く。
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目の前に小仙丈沢カールを擁した広い稜線が続く。
仙丈ヶ岳で唯一のかわいい岩場。
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仙丈ヶ岳で唯一のかわいい岩場。
8合目にたどり着く。素晴らしい景観。
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8合目にたどり着く。素晴らしい景観。
左手に日本第1高峰の富士山、第2高峰の北岳がセットで収まる。
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左手に日本第1高峰の富士山、第2高峰の北岳がセットで収まる。
仙丈小屋への分岐。あの小ピークの先に女王が居る。
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仙丈小屋への分岐。あの小ピークの先に女王が居る。
右には藪沢カールが広がり、仙丈小屋が見える。
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右には藪沢カールが広がり、仙丈小屋が見える。
ピーク右側をトラバースのように付いて進む。
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ピーク右側をトラバースのように付いて進む。
よくある最後の登りがキツイというのがない。
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よくある最後の登りがキツイというのがない。
南アルプスの女王様 仙丈ヶ岳(3,033m)山頂ですっかり王様気分!
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南アルプスの女王様 仙丈ヶ岳(3,033m)山頂ですっかり王様気分!
二等三角点「前岳」
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二等三角点「前岳」
時間も余裕たっぷりだったので久しぶりに山頂ラーメン。
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時間も余裕たっぷりだったので久しぶりに山頂ラーメン。
山頂から隣の甲斐駒ヶ岳(2,967m)を望む。
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山頂から隣の甲斐駒ヶ岳(2,967m)を望む。
山頂は多くの人で賑わう。20人ほど滞在可能な様子。
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山頂は多くの人で賑わう。20人ほど滞在可能な様子。
藪沢カールを降り、仙丈小屋にたどり着く。
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藪沢カールを降り、仙丈小屋にたどり着く。
背の低いハイマツ帯、ナナカマドの群生の中を下る。
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背の低いハイマツ帯、ナナカマドの群生の中を下る。
丹渓新道との分岐を過ぎる。
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丹渓新道との分岐を過ぎる。
馬の背ヒュッテにたどり着く。
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馬の背ヒュッテにたどり着く。
大滝ノ頭の分岐。わかりにくいが沢を渡って先に進む。
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大滝ノ頭の分岐。わかりにくいが沢を渡って先に進む。
無人小屋の小さな仙丈薮沢小屋を通り過ぎる。
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無人小屋の小さな仙丈薮沢小屋を通り過ぎる。
沢を3回ほど渡る。
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沢を3回ほど渡る。
問題の岩張り出し。長すぎて危ないのでロープは使わない。
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問題の岩張り出し。長すぎて危ないのでロープは使わない。
こんな登山道を進み続ける。
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こんな登山道を進み続ける。
大滝ノ頭(5合目)にたどり着き合流。
3
大滝ノ頭(5合目)にたどり着き合流。
こういう最後のなんでもない下りが面倒になる。
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こういう最後のなんでもない下りが面倒になる。
登山道に着き下山。長衛荘でコーラを一気飲み。
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登山道に着き下山。長衛荘でコーラを一気飲み。
今日も事故もなく山行が終わり山の神様に感謝。
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今日も事故もなく山行が終わり山の神様に感謝。
第2駐車場も車がいっぱい。
2
第2駐車場も車がいっぱい。

装備

個人装備
1/25,000地形図
1
コンパス
1
GPSユニット
1
筆記具
1
ヘッドランプ・電池
1
1
ミニナイフ
1
ライター
1
ザックカバー
1
エマージェンシーシート
1
手ぬぐい
1
ハンカチ・ティッシュ・巻紙
1
カッパ(上下)
1
ヘッドバンド
1
ウォーターキャリー
1
1リットルの水
グローブ
1セット
ストック
1セット
サングラス
1
携帯電話
1
充電池予備
腕時計
1
食事
適宜
おにぎり・ラーメン
非常食
1
カロリーメイト等
行動食
適宜
チョコ・キャラメル等
保険証
1
健康・山岳保険
共同装備
ツェルト・ペグ・細引
1セット
救急セット
1セット
コンパクトカメラ
1
1
ホンダエリシオン(白)

感想

今日は天気良し、がしかし昼には高山域はグズっとしそうなのでショートコースをチョイス。久々に南アルプス!その女王と呼ばれる日本百名山の一座、仙丈ヶ岳(3,033m)に登ってきました。南アルプスの裏側からアクセス、マイカー規制によりバス利用マストとちょっと面倒はあるんですが、行っておきたい山だったので良いタイミングでした。危険個所も全くなく、コース難度、距離、タイムもあっけないほど楽でした。景観と雰囲気はさすがに3,000m峰の一座、女王の風格で素晴らしく、ゆったりと景色を楽しむ登山を堪能しました。[距離9.7km/累積標高差2,678m/所要時間6時間10分]

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コメント

taichiさん、こんにちは。
白馬を取り止め、仙丈ケ岳にされたんですね

北岳と富士山 のツーショット!!!堪りません

休日で始発が早くて良かったですね 。私の時は8時始発でしたから眺望が少し残念でした
2013/9/15 13:25
HIDENORI-Tさん
コメント、ありがとうございます。
そうなんです。白馬三山だと天気が持たなそうだし、ハードすぎる。この日はもうちょっと楽なものがいいなと思ってのチョイスです。
HIDENORI-Tさんのレコ見たばかりで、登山計画書にある仙丈を思い出しました。
始発も戻りのバスも本当に助かりました。
2013/9/15 17:42
プロフィール画像
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体力レベル
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