記録ID: 3458776
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳
丹渓新道→仙塩尾根
2021年08月27日(金) ~
2021年08月28日(土)
体力度
10
2~3泊以上が適当
- GPS
- 30:13
- 距離
- 41.9km
- 登り
- 3,835m
- 下り
- 3,951m
コースタイム
1日目
- 山行
- 8:39
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 9:11
距離 20.8km
登り 2,519m
下り 1,723m
15:58
2日目
- 山行
- 6:56
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 8:20
距離 21.1km
登り 1,316m
下り 2,235m
12:57
・仙塩尾根は思った以上に樹林帯の区間が多い。
・熊ノ平小屋は2Fとテント場、トイレ、水場(すぐ横の沢)が使用可能だった。8/29の朝までは管理人がいた。素晴らしくきれいでただで使用するはとても気が引けるくらいだった。本当に感謝しかない。申し訳ないので、1000円を募金しようと渡しにいったら、丁重にお断りされた。それでも・・・とお願いしたら、手ぬぐいと交換ということで受け取ってくれた・・・というより、購入になるのかな?。ちなみに8/29以降はトイレのみ使用不可となる。
・2日目は朝から谷風が10m/s程度あった。谷風が収束するコルに建っている農鳥小屋のテント場では、つむじ風が吹いてテントが二張り、吹き飛ばされたそうです。谷風が吹いている時は、同様の地形の北岳山荘も要注意です。
・鳥倉林道のバス停は、登山口降りた所です。駐車場ではありません。8/29以降はバスの運行無いので注意。
・熊ノ平小屋は2Fとテント場、トイレ、水場(すぐ横の沢)が使用可能だった。8/29の朝までは管理人がいた。素晴らしくきれいでただで使用するはとても気が引けるくらいだった。本当に感謝しかない。申し訳ないので、1000円を募金しようと渡しにいったら、丁重にお断りされた。それでも・・・とお願いしたら、手ぬぐいと交換ということで受け取ってくれた・・・というより、購入になるのかな?。ちなみに8/29以降はトイレのみ使用不可となる。
・2日目は朝から谷風が10m/s程度あった。谷風が収束するコルに建っている農鳥小屋のテント場では、つむじ風が吹いてテントが二張り、吹き飛ばされたそうです。谷風が吹いている時は、同様の地形の北岳山荘も要注意です。
・鳥倉林道のバス停は、登山口降りた所です。駐車場ではありません。8/29以降はバスの運行無いので注意。
天候 | 8/27、28とも晴れ、 8/27の気温20℃、風は微風、8/28の気温11〜18℃、稜線の最大風速8m/s程度 |
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過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー 自家用車
自転車
http://www.inacity.jp/smph/kankojoho/sangaku_alps/minamialps/minamialps_jikokuhyo.html 駒ヶ岳ICからグーグルマップで誘導されると国道152号線で仙流荘へ導かれるが、あと10分位のところで通行止めとなりたどり着けない。国道152号線は、地蔵峠から北へは崩落で5km区間ほど通行できない。そのため、一旦南へ走り、美和湖の北側まで回り込んで約50分かかって仙流荘へ行き、なんとか始発バスに間に合った。 正しい道順は、小黒川SAのスマートインターチェンで降りて、三峰川沿い、県道209号を東に進み、美和湖沿いに国道152号を南下するルートとなる。 〇仙流荘→丹渓新道登山口 南アルプス林道バス(平日始発は6:05、土休日、祝日は5:30) 6:05 仙流荘にて、南アルプス林道バス。 運賃 850円+手荷物料220円(私は間違えて往復代を買ってしまった) ※チケットは券売機で事前購入。 乗車の際に運転手に丹渓新道登山口(歌宿の少し先)で降車の旨、伝えておくと停まってくれます。 〇鳥倉登山口→仙流荘 伊那バス(9:10と14:25のみ) 14:25 鳥倉登山口→16:15 JR飯田線、伊那大島駅 運賃 1690円+手荷物料 850円 8/29まで運行。それ以降は運行無し。例年、同じ位の時期に運行がなくなるらしい。 https://www.ibgr.jp/general-route/torikura_off2/ 16:27 JR飯田線 伊那大島駅→17:45伊那市駅 運賃 680円 乗車券は窓口購入 JR伊那市駅→徒歩3分で伊那バスターミナル (もし伊那市駅から白川タクシーで仙流荘へ行くなら8640円) 18:50ラスト(平日は18:07、19:40も) 伊那バスターミナル→19:13 JRバス関東の高遠駅バスターミナル この区間、約9km 運賃 530円 JRバス関東 http://www.inacity.jp/smph/kurashi/kotsu_jikokuhyo/bus_rosenjikokuhyo/busjikokuhyo/bus_takato-hase/bus_takatosen.html 高遠駅バスターミナル→仙流荘 白川タクシー(TEL0265-72-2151) 約30分 運賃 約5000円 この区間、約11.6km。タクシー高いので歩いても良いと思う。 http://www.valley.ne.jp/~greencab/index.htm 注意点としては、今回の南下パターンは下山日に仙流荘の車に戻れるが、北上パターンは伊那大島駅からのバスの時間が早すぎて鳥倉駐車場には戻れない。翌日戻りとなる。自転車利用で戻ると45キロ位で、アップダウンがあるので、チャリダー以外は現実的ではない。 ・・・予定では上の通りだったが、鳥倉登山口でバス待ちしていたら、神様のようなおじちゃんが、「伊那大島駅まで車で送ってやるよ」と言ってくださり、ご厚意に甘えさせていただいた。私のほか、同じく仙流荘まで戻るバス待ちのご夫婦の3人で伊那大島駅へ。 伊那大島駅からは伊那市駅まで電車で行き、そこから3人で白川タクシーで仙流荘まで行った。8640円。 私もこの恩はどこかで返そうと思う。情けは他人のためならず。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・丹渓新道登山口〜仙丈ヶ岳:最初から急登。道は良く危険箇所無し。以外にも結構整備されている。 ・仙丈ヶ岳〜熊ノ平小屋:危険箇所無し。仙丈ヶ岳から降りて行ったところから三峰岳の登りまでは樹林帯。そこから間ノ岳までは森林限界。熊ノ平小屋へ降りて行くと再び樹林帯。道は良く危険箇所無し。ハイマツを刈り取って整備中だった。 ・熊ノ平小屋〜鳥倉ゲート:たまに森林限界を超えて景色が良いが基本的に樹林帯。塩見岳付近は森林限界。塩見岳の下りはザレ場で滑落や落石注意。それ以外は危険箇所無し。安部荒倉岳と新蛇抜山山頂は登山道から外れたところにあるため見落とし注意。自分は安部荒倉岳の山頂(山頂まで1分)への分岐点を見落としてしまった。 |
予約できる山小屋 |
馬の背ヒュッテ
|
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
サロモンとモンベル半袖シャツ
モンベルトレイル短パン
モンベルウィックロンジオサーマルロング
ロングパンツ(モンベルリッジライン薄手)
カーフガード
アームガード
帽子
大門沢手ぬぐい
非防寒テムレス
レインウェア上下
シューズ(サロモンスピードクロス)
ザック(グラナイトギアクラウン2の38L雨蓋とフレーム抜)
食パン5枚+パン2個+ナッツ類200g(消費)
アルファ1個(消費せず)
レトルトカレー2個(1個消費)
棒ラーメン3束(2束消費)
プルーン1袋(消費せず)
真空パック豆3袋(1袋消費)
非常食(柿の種+バランスパワー10個位。消費せず)
水2.0L(27日は2.0L消費。24日は0.5L消費)
地図(地形図)
ヘッドランプ(レッドレンザーMH5を2個)
予備電池(単三型リチウム4本+エネループプロ6本)
GPS(ガーミンmap66s2台)
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
スマホ
シナノトレランポール115
ココヘリ
ヘリテイジトレイルシェルター(旧版)
プリントフット
シュラフ(モンベルダウンハガー#3)
シュラフカバー
sotoストーブ
soto100ccOD管
お風呂保温用銀マット(5mm
70cm×120cmにカット)
アミノバイタル6個(消費)
プラティパス1L水筒
総重量13.5kg
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感想
D-chanさん、kamasenninさんのレコを参考にさせて頂きました。
鳥倉から仙流荘戻りの経路など、とても詳細なレコ、ありがとうございました。
そして、熊ノ平小屋でお会いした70代と60代のおじちゃん、車で送っていただいた神様おじちゃん、山口のご夫婦。普段の生活では絶対にお会いできない皆様方とお会いでき、そして色々とお話できて本当に楽しかったです。こういった出会いが人生の大切な思い出となりますね。登山って、人生の幸せと作る良い趣味だなあってしみじみ感じます。
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コメント
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相変わらずハイスピード、凄すぎです。
1年で蝙蝠岳やこのルートを制覇するとは・・
今日、熊ノ平の管理人さんだと思いますが会いましたよ。
広河内岳で。東海フォレストの方だそうで。
トイレ等店じまいしてきましたっていってましたので。
帰りながら登山道整備して帰るとの事で、今頃、笹山でテント泊してると思います。
今日ですか?もしかして、めちゃくちゃニアミスだった?
最近南アルプス通ってますが、北アルプスよりもきついですね。累積標高が多いのと、下りが走りにくいので、イメージとしては登りばかりといった感じです。
笹山、伝付峠あたりの整備が進んだら南嶺、行きやすくなりそうですね。
でも、樹林帯なので気が進まないなあ。
ちなみに自分より速い方や重量のあるザックでも難なく行けるかたはいくらでもいます。
上には上がいますので・・・。人とは競わずに自分自身のチェレンジまでにとどめておこうと思っています。
それと、山を本当に楽しんでいる方や自分の力量と見合った山で安全に楽しんでいる方のレコは、とても魅力的だなあ・・と思います。もちろん、楽しみの中にはロング(日数ではなく)というものもありますけれど。やっぱり縦走は良いなあ・・・。
最近のgreenriverさんの足取りを見て、なんとなく今週は仙塩尾根に行くような気がしてました。
自分も行こうかなと思いましたが、鳥倉からテント担いで一気に熊ノ平に行ける自信が無く辞めました。
ただgreenriverのログと、管理人さんのしゃべりの感じから、小屋は開放してた??
であればテント必要なかったな。もし行ってたら会ってたと思います。
もう小屋は完全締めたって言ってたので、もうテント持っていくしかないですけどね。
久々に南アルプスに行きましたが、やっぱりきつい。
仙塩尾根や蝙蝠尾根を2日で歩き切るgreenriver さんの体力が恐ろしいですわ。
自分はどう歩くか、出来ればテント無で身軽に行きたいですね。
小屋が再開する頃に行こうかと考えてます。
ちなみに伝付峠付近は笹山から南下するルートは整備したと聞きましたが、東からのルートは野性味溢れるルートのようで。フォレストの方も手を付けてないと言ってましたね。
自分のコース予定、やっぱりなんとなくわかります?(笑)。
熊ノ平小屋は閉めたのはトイレだけで小屋の2階は今まで同様に開けておくと言ってましたよ。
あそこは立地条件良いので、寄ってみてください。
それと伝付峠へのルート情報ありがとうございます。南嶺は、できれば奈良田から笊ヶ岳まで一気に行きたいと思ってますが、水場がほとんど無かったと思うので、水を担ぐのが辛そうです。もう少し涼しくなってからなら楽できるかな。景色も無さそうですし、優先順位は低いかなあ、、、と。
先に鋸やアサヨを考えてます。
ちなみに、いちも下山後はヘロヘロですm(__)m。たまにゾンビ。
hushiyamaとneo-nさんが昨年、奈良田から笊ヶ岳まで行ってますね。
1泊するなら伝付峠に水場あるし、山と高原地図を見ると、奈良田越えを少し超えた辺りと、生木割山を少し超えた辺りに水場があり、そんなに水場は問題無いかも。とにかく伝付峠に水場あるというのは大きいと思います。後は伝付峠以降のルート状態がどうだかって感じですが。
ちなみに鳥倉から仙流荘はバスがあるんですね。知りませんでした。
この情報は大きいです。
私もこの方法で行ってみようかな〜。参考になりました。
ちなみに今日は体が重いです。やはり大門沢の下りで体が結構ダメージ受けてるよう。
あのルート2回目ですが、やっぱり長すぎですわ。
そういえば確か伝付峠に水場のマークありましたね。枯れないと良いけれど。
ご紹介いただいたレコも見てみますね。一度見た記憶があるけれど、台風や大雨で状況一変するのでどうだろう?
鳥倉から仙流荘へは、バス、電車、バスのですが、鳥倉から伊那大島駅へのバスは8/29までなので、今年は昨日でおしまいです。ヒッチハイクか自転車かタクシーですが、結構長いと思います。自転車で仙流荘までいくとすると、最短距離の国道152が通行止めなので無理かな。もしかしたら自転車位なら通れるかもしれないけれど、県道事務所に確認が必要ですね。ただ、国道152号線、車両の通行がないためか、あきらかに獣が多すぎです。テンyアナグマ、シカなど、違和感あるくらいにいっぱいいました。クマもでるかも。
以前の蝙蝠から先の情報を拝見して今回行ってきました。
今回塩見あたりですれ違ったみたいですね〜〜!!
本当ですね。塩見岳~塩見小屋の区間ですれ違っているはずですね。
ご存じの通り、いつもdrunktochanさんのレコは拝見させていただいており、すれ違ったら気が付くと思っていましたが・・・。とても残念です。次回すれ違いましたら、ぜひお声をおかけください。
それにしましても、今回もまた2日間で相当にタフなコースいかれてますね。脱帽ですm(__)m。しかも、これまた楽しそうなコースです。椹島ロッジから赤石岳の区間はまだ歩いたことが無いので、今度機会を作って、ぜひ行ってみようと思います。
それと、(自分にとっては)せっかくの機会ですので、もし差し支えなければ、トレランのことについてご教授いただけないでしょうか。私の周囲にはトレランをしている人がおらず、生の情報に飢えています(笑)。
ご検討いただけると嬉しく思いますm(__)m。
しかも理由が安全だからって…、行動と矛盾してるような?
仙塩尾根いいですね〜、しかも余裕で間ノ岳ピストン入れ込むとは流石です。
ゴミを捨てるなどは論外ですが、南アのビバークは同感です。メジャールートで無ければアリかなと個人的には思います。
地図見ながら距離と標高差考えて登山ルート考えるのは大好きなのですが
公共交通機関使ったアクセス考えるのは大の苦手です。
なので来年丸パクリしようかな?私が行ったときも神様おじちゃんが現れることを期待して…(笑)
私は安全安心を愛する登山者なので、危険やスリルは極力避けてます。ひとえに美しい景色を見たいだけなので。
ただ、多少の危険地帯や藪地帯を通過しないと辿り着けない絶景があるから行くしか無いときがあるのが困ります。まあ、今のところ、細心の注意と完璧な計画によって、安全安心な登山だけしか経験してませんので、最小限のリスクに抑えられてますが。実際、大きな怪我も遭難もしてませんし、死ぬような経験もありませんし、それらのことには余裕を持って対応できているかと。ですので、行動と矛盾しているように感じられるのは気のせいだと思います。
今後も安全安心絶景を楽しんでいこうと思います。kiyaさんも同じ志を有する同士だと思っていましたが?(笑)(笑)。
ちなみに今回の戻る手段は、私が考えたのではありませんが、本当に素晴らしいと思います。
ぜひパクってください。
追記 途中からは冗談ですので、ご容赦を。完璧計画、いつも安全安心などあり得ません。いつもビビリ登山です。私の冗談はわかりにくいようなのでm(_ _)m
私と同じ匂いがしましたので調子に乗りました。
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