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Yamareco

記録ID: 347715
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

第一ケルン→唐松岳→五龍山荘→五龍岳→鹿島槍ヶ岳→爺ヶ岳→扇沢駅

2013年09月21日(土) ~ 2013年09月22日(日)
 - 拍手
体力度
9
2~3泊以上が適当
GPS
18:14
距離
29.8km
登り
3,422m
下り
3,740m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

【1日目】
08:00 八方池山荘
08:36 八方池
10:29 唐松岳頂上山荘
10:51 唐松岳
11:14 唐松岳頂上山荘
13:29 五竜山荘

【2日目】
03:50 五竜山荘
04:51 五竜岳
06:58 口ノ沢のコル
07:52 八峰キレット小屋
09:37 鹿島槍ヶ岳北峰
09:54 吊り尾根分岐
10:26 鹿島槍ヶ岳南峰
11:11 布引岳
11:47 冷池山荘テン場
11:54 冷池山荘
12:20 冷乗越
13:21 爺ヶ岳中峰
13:42 爺ヶ岳南峰
14:09 種池山荘
15:30 ケルン
16:06 扇沢出合
16:25 扇沢駅
天候 1日目:晴
2日目:薄曇後曇
過去天気図(気象庁) 2013年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
八方尾根第五駐車場→八方尾根ゴンドラリフト乗り場 徒歩約15分
http://www.snownavi.com/happo/map/

八方駅→第一ケルン 1400円+荷物代400円(15kg以上)
http://www.snownavi.com/happo/map/

扇沢駅→信濃大町駅 バス1330円
http://www.alpico.co.jp/access/hakuba/ogizawa/

信濃大町→白馬 480円
白馬駅→八方尾根第五駐車場 徒歩約30分
無料駐車場は連休初日7時前でこんな感じ。
2013年09月21日 06:03撮影 by  NEX-5N, SONY
9/21 6:03
無料駐車場は連休初日7時前でこんな感じ。
中間地点でこの眺め。素晴らしすぎる。
2013年09月21日 07:49撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/21 7:49
中間地点でこの眺め。素晴らしすぎる。
五竜、鹿島槍。テンションあがります。
2013年09月21日 07:55撮影 by  NEX-5N, SONY
9/21 7:55
五竜、鹿島槍。テンションあがります。
白馬岳方面。あっちも人気があるのもうなずけます。
2013年09月21日 08:00撮影 by  NEX-5N, SONY
9/21 8:00
白馬岳方面。あっちも人気があるのもうなずけます。
大きく切れ落ちている所が不帰嶮のキレットでしょうか。
2013年09月21日 08:23撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/21 8:23
大きく切れ落ちている所が不帰嶮のキレットでしょうか。
八方池。美しい。
2013年09月21日 08:39撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/21 8:39
八方池。美しい。
角度を変えて、白馬三山を撮ってみましたが、さっきより風が出て水面が乱れていたのが残念。
2013年09月21日 08:43撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/21 8:43
角度を変えて、白馬三山を撮ってみましたが、さっきより風が出て水面が乱れていたのが残念。
どこから水がでてくるんだろうか。
2013年09月21日 08:47撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/21 8:47
どこから水がでてくるんだろうか。
五竜岳へ続く遠見尾根もいつか歩きたい所。
2013年09月21日 09:04撮影 by  NEX-5N, SONY
9/21 9:04
五竜岳へ続く遠見尾根もいつか歩きたい所。
所々に秋の彩を感じます。
2013年09月21日 09:05撮影 by  NEX-5N, SONY
9/21 9:05
所々に秋の彩を感じます。
色鮮やかなトリカブト。いつも見てるのはもっと薄い色だけれど種類が違うのかな。
2013年09月21日 09:14撮影 by  NEX-5N, SONY
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色鮮やかなトリカブト。いつも見てるのはもっと薄い色だけれど種類が違うのかな。
唐松岳のピークはなかなか見えません。
2013年09月21日 09:47撮影 by  NEX-5N, SONY
9/21 9:47
唐松岳のピークはなかなか見えません。
小屋の前に来てようやく唐松岳ピークがわかりました。向こうには剱岳。
2013年09月21日 10:38撮影 by  NEX-5N, SONY
9/21 10:38
小屋の前に来てようやく唐松岳ピークがわかりました。向こうには剱岳。
唐松岳山頂から五竜岳。
2013年09月21日 10:52撮影 by  NEX-5N, SONY
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唐松岳山頂から五竜岳。
唐松岳頂上山荘下のジグザグにつけられた道の踊り場にテントがはってありました。一番下の段だとトイレなどが苦労しそう。
2013年09月21日 10:53撮影 by  NEX-5N, SONY
9/21 10:53
唐松岳頂上山荘下のジグザグにつけられた道の踊り場にテントがはってありました。一番下の段だとトイレなどが苦労しそう。
立山連峰の中でも一際異彩を放つ剱岳。
2013年09月21日 10:58撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/21 10:58
立山連峰の中でも一際異彩を放つ剱岳。
五竜岳までの道のりはまだ長い。
2013年09月21日 11:02撮影 by  NEX-5N, SONY
9/21 11:02
五竜岳までの道のりはまだ長い。
大黒岳周辺はかなり険しいです。
2013年09月21日 12:00撮影 by  NEX-5N, SONY
9/21 12:00
大黒岳周辺はかなり険しいです。
すでにテン場は埋まりつつありました。(最終的には非テン場もテントで埋め尽くされるほどだったので、この時点では大分マシなのですが)
2013年09月21日 13:21撮影 by  NEX-5N, SONY
9/21 13:21
すでにテン場は埋まりつつありました。(最終的には非テン場もテントで埋め尽くされるほどだったので、この時点では大分マシなのですが)
テン場は空きがあるように見えますが、斜面や通路などの立地条件が悪い所で、これでいっぱいいっぱいです。
2013年09月21日 17:35撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/21 17:35
テン場は空きがあるように見えますが、斜面や通路などの立地条件が悪い所で、これでいっぱいいっぱいです。
徐々に空が白んできました。
2013年09月22日 04:51撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/22 4:51
徐々に空が白んできました。
五竜岳山頂。月明かりに照らされる山頂も一興。
2013年09月22日 04:56撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/22 4:56
五竜岳山頂。月明かりに照らされる山頂も一興。
唐松岳山頂小屋付近の明かりがはっきりわかりました。
2013年09月22日 04:57撮影 by  NEX-5N, SONY
9/22 4:57
唐松岳山頂小屋付近の明かりがはっきりわかりました。
このグラデーション、いつ見てもいい。
2013年09月22日 05:00撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/22 5:00
このグラデーション、いつ見てもいい。
刻一刻と変化する空模様。
2013年09月22日 05:22撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/22 5:22
刻一刻と変化する空模様。
朝陽に染まる鹿島槍。やっぱり早起きは重要。
2013年09月22日 05:30撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/22 5:30
朝陽に染まる鹿島槍。やっぱり早起きは重要。
雲間からようやく太陽が顔を覗かせます。
2013年09月22日 05:33撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/22 5:33
雲間からようやく太陽が顔を覗かせます。
朝陽で光り輝く五竜岳。
2013年09月22日 05:59撮影 by  NEX-5N, SONY
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朝陽で光り輝く五竜岳。
月下の剱岳。
2013年09月22日 06:11撮影 by  NEX-5N, SONY
9/22 6:11
月下の剱岳。
北尾根の頭。全体的に標識が粗末な印象。
2013年09月22日 06:41撮影 by  NEX-5N, SONY
9/22 6:41
北尾根の頭。全体的に標識が粗末な印象。
鎖場は数知れず。
2013年09月22日 07:23撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/22 7:23
鎖場は数知れず。
まだかまだかと思いつつ進んで、ようやくキレット小屋に到着。辺鄙な所にある避難小屋程度のものを想像していたら、立派なつくりにびっくり。
2013年09月22日 07:50撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/22 7:50
まだかまだかと思いつつ進んで、ようやくキレット小屋に到着。辺鄙な所にある避難小屋程度のものを想像していたら、立派なつくりにびっくり。
流石に3連休はどこも混雑しているようです。
2013年09月22日 07:53撮影 by  NEX-5N, SONY
9/22 7:53
流石に3連休はどこも混雑しているようです。
小屋の横からいきなりの急登。
2013年09月22日 08:03撮影 by  NEX-5N, SONY
9/22 8:03
小屋の横からいきなりの急登。
キレットの崖の間から剱岳。
2013年09月22日 08:19撮影 by  NEX-5N, SONY
9/22 8:19
キレットの崖の間から剱岳。
吊尾根直下から鹿島槍南峰を望む。左手は北峰。
2013年09月22日 09:16撮影 by  NEX-5N, SONY
9/22 9:16
吊尾根直下から鹿島槍南峰を望む。左手は北峰。
鹿島槍北峰から五竜岳。この辺りからどんより空模様。
2013年09月22日 09:37撮影 by  NEX-5N, SONY
9/22 9:37
鹿島槍北峰から五竜岳。この辺りからどんより空模様。
鹿島槍南峰を望む。
2013年09月22日 09:38撮影 by  NEX-5N, SONY
9/22 9:38
鹿島槍南峰を望む。
憧れの槍ヶ岳が見えました。
2013年09月22日 09:39撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/22 9:39
憧れの槍ヶ岳が見えました。
日本の氷河と認定された三ノ窓雪渓、小窓雪渓。これだけ雪が残っていればさもありなん。
2013年09月22日 09:41撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/22 9:41
日本の氷河と認定された三ノ窓雪渓、小窓雪渓。これだけ雪が残っていればさもありなん。
鹿島槍北峰。
2013年09月22日 10:19撮影 by  NEX-5N, SONY
9/22 10:19
鹿島槍北峰。
鹿島槍南峰山頂。
2013年09月22日 10:26撮影 by  NEX-5N, SONY
9/22 10:26
鹿島槍南峰山頂。
これから向かう冷池山荘方面。爺ヶ岳、種池山荘は遥かかなた。
2013年09月22日 10:30撮影 by  NEX-5N, SONY
9/22 10:30
これから向かう冷池山荘方面。爺ヶ岳、種池山荘は遥かかなた。
爺ヶ岳山腹は紅葉が大分始まっている印象。
2013年09月22日 12:41撮影 by  NEX-5N, SONY
9/22 12:41
爺ヶ岳山腹は紅葉が大分始まっている印象。
爺ヶ岳中峰。この辺りはガスまみれで眺望ゼロ。
2013年09月22日 13:21撮影 by  NEX-5N, SONY
9/22 13:21
爺ヶ岳中峰。この辺りはガスまみれで眺望ゼロ。
爺ヶ岳南峰。
五竜岳、G4、G5と進んで最後はGヶ岳ってのも洒落てます。これがG3(爺さん)か?
2013年09月22日 13:42撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/22 13:42
爺ヶ岳南峰。
五竜岳、G4、G5と進んで最後はGヶ岳ってのも洒落てます。これがG3(爺さん)か?
山と高原地図に載っていた目印のケルン。
2013年09月22日 15:30撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/22 15:30
山と高原地図に載っていた目印のケルン。
ケルンから小屋が見えるらしいがガスまみれでわからず。
2013年09月22日 15:30撮影 by  NEX-5N, SONY
9/22 15:30
ケルンから小屋が見えるらしいがガスまみれでわからず。
扇沢出合。ポストがあります。
2013年09月22日 16:06撮影 by  NEX-5N, SONY
9/22 16:06
扇沢出合。ポストがあります。
撮影機器:

装備

個人装備
食事
7食分
行動食・おやつ
タオル
レインウェア
1式
上下
上着
着替え
ザックカバー
カメラ・カメラケース
ティッシュ
ヘッドライト
財布
Suica
携帯電話
手袋
ストック
帽子
サングラス
シュラフ
マット
メガネ
歯ブラシ
共同装備
GPSロガー
1
単3電池
4
地図
温度計
コンパス
ナイフ
テント・ポール
ソロテント
トイレットペーパー

感想

先週の3連休は天候不良で消化不良に終わったので、今度こそはといろいろ検討した結果、北陸方面の方が天気が良さそうだったので、遠征することに。連休最終日には昼過ぎからの予定もあったので、それに間に合うようにいろいろと計画を模索して、八方尾根から扇沢への縦走コースを選択。初めは扇沢から北上するコースを考えていたが、JR大糸線のダイヤがネックになり逆方向にした。

【1日目】
06:00〜08:00 八方尾根第五駐車場→八方池山荘
最終日は扇沢から信濃大町にバスで移動し、そこから電車で白馬駅まで移動、最後は駐車場に徒歩で戻るということを考えると、第五駐車場が都合良さそうだったので、そこに車を停める。無料なのも良い。広い駐車場はまだまだ駐車スペースに余裕があった。
以前3連休に行った北岳では大変な目にあったので、警戒していたものの6時半くらいの段階では7時半発のゴンドラ乗り場には思ったほどの人はいなかった。チケットの窓口が閉まっているので、おのおのが適当に暇をつぶしながら待っているようだったが、窓口前にリュックを置いている人もいたので、それにならってリュックを置き順番確保。7時前には様子に気づいた人たちが並び始め、7時過ぎにはそれなりに長い列になった。窓口は7時半前には開き、無事切符を購入することができた。本当は第一ケルンではなく黒菱平から歩いて行こうと思っていたが、思いのほか先頭グループでチケットを買うことが出来たので混雑前に先行しようと思い、第一ケルンまで行くことにした。荷物は15kg未満なら無料だというのでそれ以内に抑えるつもりが自宅で測ると18kgあったので、調整範囲ではないと思い諦める。(飲料水を減らせば調整できそうだったが、結局その分水を買うことになって余計に高く付きそうだった)しかし、3段階のゴンドラ、リフトそれぞれで別に荷物料金をとられるのがちょっと痛い…。
ゴンドラ、リフトから見える景色は素晴らしく、登山しない人が来るのもうなずける。(流石に朝一で乗る人たちは観光という雰囲気ではなかったが)

08:00〜10:51 八方池山荘→唐松岳
ゴンドラ、リフトから降りていきなり眺めが良いところからスタートできるのは素晴らしい。一般観光客も歩くような所だというのもあってか歩きにくさも感じない。朝一なので、人の出も思ったほどはなく、天気も良いので最高の滑り出し。
途中、若干道が細い所もあったが特に問題なく唐松岳頂上山荘まで到着。山荘前からは剱岳や唐松岳山頂がはっきりと見て取れる。ザックをデポして唐松岳までピストン。唐松岳山頂は360度の眺望。お手軽にこの景色を望めるのはなんとも贅沢。

10:51〜13:29 唐松岳→五竜山荘
唐松岳から山荘に戻ると、周辺はさっきより人が多くなっていた。こまないうちにと大黒岳方面へ進む。
大黒岳に取り付いてすぐにストックをしまうように促す看板があるので、ここでストックをしまっておいたほうが良い。少しなら大丈夫かと思って、途中で後悔することになった。ここからしばらくは岩場、鎖場の連続。慎重に進む。道が狭いので途中のすれ違いは気をつかうが、それ程人数は多くなかったのが幸いだった。
ひとしきり下ったあとは白岳への登り返し。山荘手前で白岳山頂に寄り道する。しかしこれが失敗だったかも。山荘でテン場の受付をした後はテント設営のスペースがなく、結局テントとテントの間に無理やりねじ込むことに。後からわかったのだが両隣は同じグループのテントだったらしい。
結局この日は続々とテン泊者が増え、非テントサイトも含め通常のキャパシティの倍くらいにはなったのではないだろうか。

【2日目】
03:50〜04:51 五竜山荘→五竜岳
夜中に額を打つ水で目が覚める。結露防止のために入口はネットだけにしていたのだが、雨が降ってきたらしい。鹿島槍をあきらめて遠見尾根から下山するかなど色々考えをめぐらしていたが、一眠りして起きたときには幸い雨は上がっていたので、予定通り先へ進むことにする。
まだ暗かったが、山頂への道ははっきりとついており特に問題はない。途中で鎖場が出てくるあたりから昨日の教訓をいかしてストックをしまっておく。岩場などでルートがわかりづらい所もあったが、登りやすそうな雰囲気の方を見るとたいてい○印がついているのでそちらに進む。
山頂手前の分岐から少しの所に五竜岳山頂。幸い誰もいなかったので、つかの間の写真撮影タイム。が、暗いのでなかなかうまく撮れない。もたもたしていると後続の人が山頂に向かってきたので入れ替わるように先へと進む。

04:51〜07:52 五竜岳→八峰キレット小屋
五竜岳からキレット小屋までは岩場や鎖場多数。岩場もホールドやスタンスはいくらでもあり、慎重に行けば特に難しい所はない。ただ、グローブを忘れてしまったので岩のカドが食い込んで手が痛い。岩場が多いのはわかっていただけに悔やまれるミス。一応ゴンドラ乗り場でも軍手は売っていたのだが。
この辺りではキレット小屋泊まりの人たちとすれ違う。話を聞くとキレット小屋も混雑していたらしい。キレット小屋はどこかのピークの裏に隠れているという情報は知っていたが、なかなか現われないのでやきもきする。大分疲れてきた所でようやく小屋に到着し、ここで少し休憩。

07:52〜10:26 八峰キレット小屋→鹿島槍ヶ岳南峰
キレット小屋の隣はいきなりの急登、きつい道のりだったが、通過自体の難度は特に高く無いと感じた。登り方向(南下)だったのが功を奏したのかもしれない。逆に下り方向だった大黒岳付近の方が怖かった。また、予想通り冷池山荘からの縦走者が続々と押し寄せ、途中のすれ違いで待たされることが多かった。
吊尾根付近では思ったより多くの登山者と遭遇。ここらあたりから縦走ではなく冷池山荘や種池山荘からのピストン登山者メインになっていた模様。他の登山者にならって、吊尾根にザックをデポして北峰へアタック。特に難所もなく北峰に到着。山頂到着時にはタイミングよく人が少なくなっていたものの、すっかり曇り空になってしまったのが残念。
北峰で少し休憩して今度は南峰にアタック。山頂をつなぐゆるい稜線歩きと思いきや、北峰よりかなり厳しい登りでこの日最大の山場だった。
南峰は北峰より広く、休憩者も多数。行く先を見ると遥か彼方に種池山荘が見えた。爺ヶ岳のアップダウンも厳しそうだったが、時間的には扇沢まで行けそうなペースだったので気を改めて出発する。

10:26〜13:42 鹿島槍ヶ岳南峰→爺ヶ岳南峰
吊尾根以降は人の姿が多かったが、これまでのように通過に時間がかかるようなところはなかったので、待ち時間は気にならない。
冷池山荘のテン場はまだ昼前だったせいか、テントサイトには十分空きがあった。昨日泊まった人の話を聞くと、ここもいっぱいいっぱいだったらしい。眺めは最高だがトイレが遠いのが難点だろう。テン場が混み合って眺めも無くなるようになれば最悪だ。
冷池山荘を過ぎると本日の最後の山場、爺ヶ岳。遠目から見てアップダウンが多いのでかなりビビっていたが、地図や山荘の案内では1.5時間ほどで到着するとか。実際、道は歩きやすいように付けられていて、思ったほど辛くなかった。中峰、南峰は巻き道もついており、ガスにまかれて眺望もないのはわかっていたが、せっかくなので寄り道してアタック。完全に自己満足の世界。中峰への道は若干きつかったが、南峰の方はほんの少しの寄り道という印象。

13:42〜16:25 爺ヶ岳南峰→扇沢駅
爺ヶ岳南峰からはほぼ下りのみ。多少石ころが邪魔なくらいで、基本的には歩きやすい道なので心持ち早歩き。途中で開けているところもあるので、いつもの下山のような単純な林道歩きより楽しめそうな雰囲気はあったが、あいにくの曇りで展望もきかないのが残念。お陰で無心で歩き続けることができた。
途中で会った人に扇沢出合にバス停っぽいものがあったということを聞き、そこからバスに乗れるかと期待したが、バス停らしきものが見当たらないので諦めて扇沢駅まで歩く。普段なら大したことないが気が抜けてしまったせいか、駅までの上り坂がこたえる。なんとか30分のバスに間に合ったものの、一般客(黒部ダム観光か?)が多く乗車しておりバスはすでに満席、補助席に座ることになった。汗臭いまま乗車して申し訳ない。

総括
初めて行った山域で大変有意義な山行だった。まだ歩いていない所も多いのでまた行って他の所を歩いてみたい。

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