記録ID: 347843
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無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜
充実の5日間 收霏堯措島槍〜五竜】
2013年09月18日(水) ~
2013年09月19日(木)
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 20.4km
- 登り
- 2,363m
- 下り
- 2,125m
コースタイム
【前夜】:自宅〜扇沢にて車中泊
【1日目】扇沢05:06〜7:39種池山荘07:49〜09:16冷池山荘09:23〜11:05鹿島槍11:13〜12:43キレット小屋13:00〜16:09五竜岳16:11〜16:49五竜山荘
【2日目】五竜山荘05:41〜08:38アルプス平〜09:17神城(JR)信濃大町(バス)11:55扇沢(南アルプスへ転戦)
【1日目】扇沢05:06〜7:39種池山荘07:49〜09:16冷池山荘09:23〜11:05鹿島槍11:13〜12:43キレット小屋13:00〜16:09五竜岳16:11〜16:49五竜山荘
【2日目】五竜山荘05:41〜08:38アルプス平〜09:17神城(JR)信濃大町(バス)11:55扇沢(南アルプスへ転戦)
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
2009年の北鎌以来、年間に14〜15回ほど山に登り、もうそろそろ自ら積極的に行きたいなぁと思うような山やルートがほとんどなくなってしまいました。 そういう状況の中で、北アルプスで言えば、とりあえず後立山って八方から唐松を経て白馬までしか行ったことがありませんでしたので、今回は扇沢から鹿島槍を経て五竜まで行こうと思いました。 また南アルプスに関しても北部は北岳、間ノ岳、農鳥岳、あるいは甲斐駒、鋸岳、仙丈ケ岳などに行ったことがありますが、南部は荒川三山ぐらいしかなく、赤石岳や聖岳にも行きたく思っていました。 そこで今年の夏山シーズン終盤に入り、それらの山行を9月に2度ある3連休や土日に計画していたのですが、ここのところ週末は天候が良くなく、さらに1回目の3連休は台風・・・ そんな中で17日以降は台風一過の快晴が期待できることや逆に翌週の週末が晴れる保証がないこと、一方で有休消化が進まず早期取得を迫られていたことなどから、いっぺんにこの2つの山行をやっつけてしまおう!と考え、18日〜20日を有休にして6連休とし、今季3度目の「ダブルヘッダー」を画策しました。 まず北アルプスの鹿島槍〜五竜です。 このルート、色々調べると通常1泊2日か2泊3日で抜けるようですが、2泊3日で行くにはテント場に着く時間が早くなり到着後に手持ち無沙汰になりそうでした。かと言って1泊2日で行こうとすると中間点のキレット小屋にテント場がありません。 思案した結果、ちょうど2年前の剣岳・北方稜線以来山小屋には泊まっていないので、たまには小屋泊まりの山行でもするかと考え、途中のキレット小屋泊まりの1泊2日で行くこととしました。 |
写真
火曜日の勤務終了後に夕食とシャワーを済ませ、GW以来の扇沢へ向かいます。
扇沢に1時ごろ到着し、朝4時まで仮眠し、翌朝軽く食事を済ませて出発。車道を歩いて15分ほどで柏原新道の入口に到着して取り付きます。
扇沢の市営駐車場。最近はどんどん有料化が進み、無料で停められる場所も争奪戦が激しくなりましたね・・・
扇沢に1時ごろ到着し、朝4時まで仮眠し、翌朝軽く食事を済ませて出発。車道を歩いて15分ほどで柏原新道の入口に到着して取り付きます。
扇沢の市営駐車場。最近はどんどん有料化が進み、無料で停められる場所も争奪戦が激しくなりましたね・・・
柏原新道。
結構な急登かと思っていましたが、噂通り整備がキチンと行き届いており、思ったほどの負荷は感じずに稜線に出ることができました。
ホント、ここまで整備されている登山道は見たことがなく、後半戦の南アルプスの登山道は見習ってほしいと感じるほどです。
結構な急登かと思っていましたが、噂通り整備がキチンと行き届いており、思ったほどの負荷は感じずに稜線に出ることができました。
ホント、ここまで整備されている登山道は見たことがなく、後半戦の南アルプスの登山道は見習ってほしいと感じるほどです。
ここからは3000m級の稜線歩きとなりますが、天気は台風一過の快晴! 種池山荘、冷池山荘を経て鹿島槍へ。北アルプスの3000m級の稜線歩きですが、鹿島槍までのルートは穏やかな登山道で、初めて北アルプスを体験するにはもってこいのルートではないでしょうか。
鹿島槍から先はところどころ岩稜帯が出てきます。最初、八峰キレットが一番の難所になるんだろうと思っていたのですが、安全に対策賀施されており、危険性はあまり感じずに通過し、キレット小屋に到着したのは12時40分ごろでした。
当初の計画ではココに泊まるつもりでやって来たワケですが、まだ13時にもなっていません。テラスでくつろいでいたオジサンたちはビールを飲んで“お泊り態勢“に突入していましたが、地図を見るとこの先の五竜山荘まで4時間40分・・・ ココまで10時間30分のコースタイムを小屋泊装備なので7時間ほどで来ていたので、理論上五竜山荘までは3時間半ほどで着くと仮定すると到着は16時半ごろ・・・
真夏と違うし台風一過の後ですから雷の心配はないし、今日中に五竜山荘まで行ければ、明日は毎度剣・立山エリアに来ると立ち寄る蕎麦屋にも寄れるし、ゆっくり温泉にも浸かれるし、次の南アルプスへの移動も早くできて睡眠時間も確保できるし、五竜山荘まで行くことにしました。
真夏と違うし台風一過の後ですから雷の心配はないし、今日中に五竜山荘まで行ければ、明日は毎度剣・立山エリアに来ると立ち寄る蕎麦屋にも寄れるし、ゆっくり温泉にも浸かれるし、次の南アルプスへの移動も早くできて睡眠時間も確保できるし、五竜山荘まで行くことにしました。
予想外にクサリ場などが多い・・・
でも難所は八峰キレットのことしか頭になかったのでこの先はたいしたことはないだろうと思っていたら、長時間歩いてきた疲れもあったのかもしれませんけど、五竜岳までは意外にハシゴ・クサリが多くて疲れましたね・・・
でも難所は八峰キレットのことしか頭になかったのでこの先はたいしたことはないだろうと思っていたら、長時間歩いてきた疲れもあったのかもしれませんけど、五竜岳までは意外にハシゴ・クサリが多くて疲れましたね・・・
五竜山頂直下、そうあとちょっとで頂上という場所で雷鳥くんを発見! 我が家にインコが2羽いることもあって雷鳥くんは大好きで、しかも5羽もいます! もうこの時期になると、雛もどれが親でどれがヒナかわからないぐらい大きくなっておりますが、あまりヒトを恐がることもなく、ただ私が頂上へ向かう方向で登ってきたために自然に雷鳥くんたちを頂上へ追い立てる形となり、頂上までご一緒しました。
で、久しぶりの小屋泊ですが、やはり小屋は小屋でいいところがありますね。まずなんと言っても暗くなっても小屋の中をうろちょろ行動できる。テントだと夜空を眺めるか寝るしかない(笑)。小屋だと本があったり宿泊客と語らいがあったりと時間が経つのが早く感じます。
当然雨風は防げるし、食事も作ってくれるし、時間制約を受けることとコストが高いことを除けば改めていいなーと思いましたね。
この日はまだ3連休前ということもあって定員の半分程度の入り。夕食こそ2回戦でしたが朝食は1回戦でした。
当然雨風は防げるし、食事も作ってくれるし、時間制約を受けることとコストが高いことを除けば改めていいなーと思いましたね。
この日はまだ3連休前ということもあって定員の半分程度の入り。夕食こそ2回戦でしたが朝食は1回戦でした。
翌日は遠見尾根を下って南アルプスに移動するだけでしたのでちゃんと朝食をいただき、5時40分ごろに出発。
最初は唐松まで行って八方尾根を下りる遠見尾根を下るか迷いましたが、八方は夏冬で2回今まで歩いているので、今回は遠見尾根を下って神城へ降りました。
でもこんなに天気がいいのなら八方池はさぞかし景色が映えるだろうなぁと思ったので、ちょっと八方にも未練がありましたが・・・
最初は唐松まで行って八方尾根を下りる遠見尾根を下るか迷いましたが、八方は夏冬で2回今まで歩いているので、今回は遠見尾根を下って神城へ降りました。
でもこんなに天気がいいのなら八方池はさぞかし景色が映えるだろうなぁと思ったので、ちょっと八方にも未練がありましたが・・・
アルプス平からはゴンドラで麓に下り、そこからJRの神城駅までは徒歩15分程度でしたが、扇沢へ戻るのに信濃大町までJRに乗るんですけど本数が少なく、1時間以上電車を待って信濃大町まで戻り、バスで扇沢へ戻ったのは12時前でした。
こちら市営の無料P。
駐車場まで戻り着替えをして、昼食に蕎麦を食べ、温泉にも入り、次に南アルプスへ向かうべく安曇野ICから中央道に乗ります。でもナビによれば甲府南で一旦高速を降りて富士川あたりまで一般道を行き、再度高速(新東名)に乗って新静岡ICで降りるというルートで9時間以上!との表示・・・ これが本当なら着くのが22時を過ぎるということに驚きました。
駐車場まで戻り着替えをして、昼食に蕎麦を食べ、温泉にも入り、次に南アルプスへ向かうべく安曇野ICから中央道に乗ります。でもナビによれば甲府南で一旦高速を降りて富士川あたりまで一般道を行き、再度高速(新東名)に乗って新静岡ICで降りるというルートで9時間以上!との表示・・・ これが本当なら着くのが22時を過ぎるということに驚きました。
撮影機器:
感想
実は今回予定していた後半戦の荒川三山〜赤石・聖のルートは昨年も荒川三山には行っており、その際は2時に現地に到着し1時間だけ仮眠して3時に起きて4時に沼平のゲートから自転車で突入したものの、仮眠したのが響いて椹島から登り始めたのが6時20分ごろとなってしまい、結果予定していた荒川小屋まで辿り着けずに途中の冬季期間中に入ったばかりの中岳避難小屋泊まりとなりました。今回は1日目に五竜山荘まで行ったんで十分な睡眠が取れると思い込んでいたので、今回は前回の反省を踏まえて2時に起きて3時スタートを考えていたのですけど、22時到着だとあまり睡眠時間が取れず少々焦りました。
でも甲府南からの一般道は以前バイクツーリングで散々走ったことのある道で交通量も少なくナビの時間よりも早く到着すると思った通り、20時半ごろには畑薙ダムに着きました。
【南アルプス編に続く】
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コメント
この記録に関連する登山ルート
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜 [4日]
扇沢−種池−爺ヶ岳ー冷池ー布引山−鹿島槍ヶ岳−八峰キレット−五竜岳−唐松岳−不帰ノキレット−白馬岳−栂池
利用交通機関:
車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
こんばんは・お疲れ様です。
小屋泊まりでもビバークサイトをチェックしてくるところがBIMOTAさんらしいです。
山の基本は幕営だと思っていますが、小屋は小屋で快適でいい。夏の山行では大助かりでした。
静岡から長野方面へ向かう場合は新東名の新清水ICを降りて国道52号線⇒増穂ICから双葉JCTへ抜けるのが常識となりました。
以前は富士宮道路から東精進湖道路と走り甲府南ICを利用したのですが、新東名の開業と中部横断道の部分開業で52号を走る区間が短くなり利用価値が高いです。
1時間近い時間短縮が出来ます。
もう少し南アルプス南部のアクセスが良いといいのですけれど。
有給を消化しろと上から言われてみたい。羨ましい限りです。
どうしてもテント基本なもんですからビバークサイトを見つけると写真撮ってしまいます・・・(笑)
いつ利用することになるかわかりませんから・・・
でも今回小屋を利用しましたけど、改めて小屋の良い部分も再認識しましたので、要は使い分ければいいと思います。
今回長野から静岡へは、たぶん甲府南から精進道路を経て新東名に入ったと記憶しています。
あー、そうか、ウチの車、実は新東名入ってないんですよ(爆)。
だから新清水と増穂〜双葉JCTを表示しなかったんだな・・・
次からこの辺に行く時はスマホのナビを使います。
こんばんは。
晴天が約束された週に6連休とはうらやましい限りです。
それにしてもタフなルートをダブルヘッダされたとは!
素晴らしい体力ですね。
私も予定通り三連休に鹿島槍〜唐松まで縦走してきました。
のちほどアップしますので、よろしければ見てください。
(BIMOTAさんと同じような写真になるかと思いますが・・・)
ハイ、結局、
・聖平小屋は23日で閉まる。
・キレット小屋も30日で閉まる。
・荒川小屋は来月14日まで開いている。
ということで、この週末は、
\司燭最初に閉まるので今週はまず南アルプスに行って、鹿島槍は28・29日の1点に賭ける
∪司疹屋はテン場もあるがキレット小屋にはテン場がなく、故に今週は鹿島槍を優先して南アルプスは聖平は閉まってても荒川小屋が閉まるまでに行けばいい
のどちらにするか迷いましたが、ちょうど台風一過で当分晴天が望めること、有休消化をするよう迫られていたことから、「なら両方行っちゃえ!」と3連続のダブルヘッダーを敢行、5日間山と戯れてきました。
こんな長期間山と向き合ったのは学生時代以来でした・・・
あとでレコ、拝見させていただきます!
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