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記録ID: 348348
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無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

舟山十字路から未踏の西岳へ再挑戦(阿弥陀岳〜赤岳〜権現岳)

2013年09月23日(月) [日帰り]
 - 拍手
GPS
10:36
距離
22.0km
登り
2,568m
下り
2,569m

コースタイム

5:05舟山十字路-6:05御小屋山-6:45不動清水-7:55阿弥陀岳8:20-8:45中岳-9:25赤岳9:45-10:40キレット小屋-11:00ツルネ11:10-11:35旭岳-11:55権現岳12:10-12:45青年小屋-13:25西岳13:45-14:35信玄の隠岩-15:15広河原-15:35舟山十字路
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
小淵沢IC〜舟山十字路駐車スペース
約15台ぐらい駐車可
コース状況/
危険箇所等
・西岳〜信玄の隠岩までは、2000mより上部はやや踏み跡薄く、テープを目印とします。
 2000mより下部は明瞭な一本道です。
・信玄の隠岩〜広河原はこの周回ルートの最難所。
 特に上部はテープが少なく、踏み跡も薄く、また枝が散乱しているため、ルートファインディングが難しかったです。
 (帰宅後GPSを地形図に落としたら、前半はルートを踏み外していたことが判明)
 下部は踏み跡もかなり明瞭となりますが、道も狭く、歩きやすくはありません。
・水場は、不動清水、乙女の水、舟山十字路付近の水場とも勢いよく出ていました。
南アに日が射し始めます(左から北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳)
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南アに日が射し始めます(左から北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳)
マツムシソウ
シラタマノキ
朝日を浴びる権現岳(左)と編笠山(中央)
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朝日を浴びる権現岳(左)と編笠山(中央)
御小屋尾根に阿弥陀岳の影が映ります
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御小屋尾根に阿弥陀岳の影が映ります
7月に撤退した付近からの阿弥陀岳
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7月に撤退した付近からの阿弥陀岳
今日は雲海の位置が高いです
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今日は雲海の位置が高いです
蓼科山(左)は山の形ごと雲に包まれてます
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蓼科山(左)は山の形ごと雲に包まれてます
御小屋尾根は上部ほど急になります
御小屋尾根は上部ほど急になります
ここまで上がってくるとようやく日が射します
ここまで上がってくるとようやく日が射します
阿弥陀岳登頂、赤岳は思いっきり逆光です
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阿弥陀岳登頂、赤岳は思いっきり逆光です
富士山は一日良く見えてました
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富士山は一日良く見えてました
阿弥陀岳南稜とこれから目指す権現岳
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阿弥陀岳南稜とこれから目指す権現岳
権現岳(左)とギボシ(右)は吊尾根っぽく見えます
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権現岳(左)とギボシ(右)は吊尾根っぽく見えます
硫黄岳(右)、西天狗(中央)、東天狗は雲の中
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硫黄岳(右)、西天狗(中央)、東天狗は雲の中
横岳〜硫黄岳
中岳からの阿弥陀岳
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中岳からの阿弥陀岳
赤岳を目指します
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赤岳を目指します
赤岳頂上直下の鎖場、この辺りは渋滞気味
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赤岳頂上直下の鎖場、この辺りは渋滞気味
南アをバックにモーター付きのパラグライダーが飛んでました、空から見下ろす八ヶ岳はどんな感じでしょう
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南アをバックにモーター付きのパラグライダーが飛んでました、空から見下ろす八ヶ岳はどんな感じでしょう
赤岳山頂から横岳への縦走路
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赤岳山頂から横岳への縦走路
阿弥陀岳と手前に中岳
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阿弥陀岳と手前に中岳
山頂は混み合ってました
山頂は混み合ってました
頂上小屋ですごいパフォーマーが、思わず見入ってしまいました
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頂上小屋ですごいパフォーマーが、思わず見入ってしまいました
竜頭峰付近からの赤岳
竜頭峰付近からの赤岳
キレットを目指して下ります
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キレットを目指して下ります
阿弥陀南稜を真横から
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阿弥陀南稜を真横から
キレットへの下りから見える小天狗と大天狗
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キレットへの下りから見える小天狗と大天狗
鎖のトラバース
キレットに向けて真っ逆さまに下りていきます、落石を発生させないよう神経使います
キレットに向けて真っ逆さまに下りていきます、落石を発生させないよう神経使います
下からの見上げ、最初はガレ場ですが徐々にザレ場変わっていきます
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下からの見上げ、最初はガレ場ですが徐々にザレ場変わっていきます
キレットの下りからの阿弥陀岳と中岳、横から見ると中岳もそれなりの存在感です
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キレットの下りからの阿弥陀岳と中岳、横から見ると中岳もそれなりの存在感です
少し紅葉が始まってました
少し紅葉が始まってました
キレットから見たツルネ
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キレットから見たツルネ
ツルネからの旭岳、ここで天狗尾根を登り出合小屋へ下るという方としばしおしゃべり
ツルネからの旭岳、ここで天狗尾根を登り出合小屋へ下るという方としばしおしゃべり
ツルネからは赤岳〜阿弥陀岳が間近に眺められます
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ツルネからは赤岳〜阿弥陀岳が間近に眺められます
赤岳と小天狗、大天狗をズームで
赤岳と小天狗、大天狗をズームで
旭岳まで来ると、権現岳(左)とギボシ(右)は目の前
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旭岳まで来ると、権現岳(左)とギボシ(右)は目の前
旭岳からは横岳、硫黄岳も姿を現す、手前にツルネ
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旭岳からは横岳、硫黄岳も姿を現す、手前にツルネ
長いハシゴを登れば権現岳です
長いハシゴを登れば権現岳です
ギボシも立派な山容です
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ギボシも立派な山容です
権現岳のてっぺんを目指します
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権現岳のてっぺんを目指します
権現岳山頂には剣がありました
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権現岳山頂には剣がありました
ギボシから権現岳と権現小屋
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ギボシから権現岳と権現小屋
ギボシからの編笠山
ギボシからの編笠山
存在感あるギボシ
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存在感あるギボシ
オッと忘れちゃいけません、今日の主役の西岳です
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オッと忘れちゃいけません、今日の主役の西岳です
今回は編笠山はパス
今回は編笠山はパス
西岳へは樹林帯のルート
西岳へは樹林帯のルート
西岳に登頂です、これで八ヶ岳の未踏は峰の松目だけとなりました
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西岳に登頂です、これで八ヶ岳の未踏は峰の松目だけとなりました
西岳からの権現岳(左)と編笠山(右)
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西岳からの権現岳(左)と編笠山(右)
南アの展望台ですが、わずかに甲斐駒ヶ岳が頭を出してます
南アの展望台ですが、わずかに甲斐駒ヶ岳が頭を出してます
マムシグサ、赤くなってます
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マムシグサ、赤くなってます
ヤマトリカブト
西岳からの下りはクッションが効いて歩きやすかったですが。。。
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西岳からの下りはクッションが効いて歩きやすかったですが。。。
問題の分岐点、信玄の隠岩方面に進んでしまいましたが、他の方の記録を見ると第五配水池方面に下るのが正解か?
問題の分岐点、信玄の隠岩方面に進んでしまいましたが、他の方の記録を見ると第五配水池方面に下るのが正解か?
何も書いてませんでしたが、信玄の隠岩か
何も書いてませんでしたが、信玄の隠岩か
赤テープを見つけてからは一安心、でも踏み跡は薄いです
赤テープを見つけてからは一安心、でも踏み跡は薄いです
舟山十字路から来た場合にはこのサインの所で右に曲がります
舟山十字路から来た場合にはこのサインの所で右に曲がります
広河原に到着、無事辿り着けてホッとした瞬間でした
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広河原に到着、無事辿り着けてホッとした瞬間でした

感想

高山に行きたくて、中1日で出撃です。
甲信越地方は北東気流の影響も少なくまずまずの天気予報、
7月に強風とガスのため撤退した舟山十字路からの周回ルートで、未踏の西岳を目指します。

中央道を走っていると大月付近から雨がぱらつきだし、嫌な予感。
でも笹子トンネルを抜けると雨は止み、舟山十字路に着いた時には月が見えて一安心です。
(帰りも甲府盆地は晴れてましたが、笹子トンネルを抜けるとどんより曇り空。大菩薩と奥秩父の南部で雲を食い止めているのがよくわかりました)

阿弥陀岳まで2時間50分と1年前より25分早いペース。
最近、1発目の登りを飛ばし過ぎて、後半バテルことが多いので要注意です。
阿弥陀岳は既に10人弱の人がいてびっくり。
赤岳はもっと人が多いことが容易に想像できるので、まだ8時でしたが山頂の広い阿弥陀岳で昼食。
阿弥陀岳〜赤岳の間はさすが3連休の八ヶ岳といった盛況ぶりで、すれ違い渋滞が起きました。
案の定、赤岳山頂も所狭しと大勢の人で賑わってます。
一方、赤岳を出てから権現岳の間は2組とすれ違い、2組を追い抜いただけ。
同じ縦走路にもかかわらず、すごいギャップです。

信玄の隠岩までは順調に来ましたが、最後の破線ルートの所は大苦戦。
出だしからルートがわからないは、倒木や枝の散乱でどちらへ行ったら良いものか。
最初は黄色のリボンに導かれて信玄の隠岩&千枚岩と思しきところに到達するものの、
その後2つほど黄色リボンがあったものの、その後は全く見当たらず。
もう少し、ヤマレコで予習しておくべきだったと思うものの、後の祭り。
時間が早かったからよかったものの、薄暗い時間だったら帰れたか自信ありません。
何とか地形図とコンパスを頼りに進み、赤のテープを発見してピンチ脱出、久々にひやひやモノでした。

でもやっぱり晴天の高山はいいですね。
阿弥陀岳〜赤岳以外は空いていて、帰りの中央道の大渋滞にもかかわらず、満足感一杯の帰宅となりました。

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コメント

いい周回ですね
hirokさん、こんばんは。

いい周回でしたね。この駐車場からの周回は私もぜひともやりたいと思っているので、このレコ、たいへん参考になります
この日は関東は天気が悪かったですが、八ヶ岳はよかったのですね。富士山、南アも見えて、羨ましいです。

速攻登山、お疲れさまでした。
2013/9/24 23:39
決行しましたね!
hirokさん、こんばんは。

舟山十字路周回、お疲れ様でした。中1日とは、やりますね。しかも、関東平野は天気が悪いなか、気持ちよく晴れた八ヶ岳、最高です!

峰の松目って、8の1峰ですが、あまり行かないですよね。
2013/9/25 0:24
先を超されちゃいました
hirokさん、こんにちは!

八ヶ岳でしたか
実は、西岳は未だ未踏の難ピークです
私も登頂したい〜

こういったルート取りも可能なんですね
流石だな〜
私のように実線しか歩かない人間はには「目から鱗」です!
いつかこのルートをトレースしたいと思いますが・・・
道迷いが怖いな〜。岩場も苦手だし

hirokさんのように死角の無い登山者を目指し
精進致します!
2013/9/25 9:28
会心の周回ですね!
hirokさん こんばんは!

未踏の西岳登頂、おめでとうございます!

土曜日のハイクもタフなルートだと思っていましたが、
中一日でこの周回ルートとはビックリです

南アの頭だけが出る高い雲海もまたキレイですね
8枚目の雲の服を着た蓼科山はとてもユニークです
2013/9/25 20:44
御小屋尾根、使い勝手いいです
shigetoshiさん、こんばんは

1年前は美濃戸→阿弥陀岳→赤岳→硫黄岳→美濃戸の周回をやりましたが、
その時御小屋尾根を初めて使って、早くも3度目です。
御小屋尾根は変化に富んでいて、人も少なくお勧めです。
今回の周回も阿弥陀岳〜赤岳を除けば静かなルートでした。

shigetoshiさんはバリエーションもたくさんやっているので問題ないと思いますが、広河原〜信玄の隠岩は久々に破線らしいルートでした。
八ヶ岳でコンパスを使ったのは初めてでした
2013/9/25 21:13
紙一重の天気でした
sat4さん、こんばんは

写真でも掲載しましたが、北八ッは雲の中、東天狗まではあまり顔を出さなかったかと。
奥秩父や北ア、御嶽、乗鞍も姿を見せず、天気は紙一重だったかと思われます。
やはり晴天に勝るものはないですね。
7月は撤退して正解だったなあ、とつくづく思いました。

赤岳〜権現岳間は私もまだ3回目ですが、人も少なく、変化に富んでいるので、是非チャレンジしてみて下さい。
ツルネ、旭岳も大物に挟まれて地味ですが、なかなかの展望台です。
2013/9/25 21:17
百高山も行きたかったのですが
tailwindさん、こんばんは

tailwindさんの百高山集中登山に刺激され、鋸岳も考えたのですが、
台風18号以来レコがなかったので、無難な八ヶ岳を選択しました。
百高山は来年以降の楽しみにとっておきます
そういえば、百高山の1〜5座目は全て八ヶ岳だったかと。
登山の楽しみを教えてくれた原点の山です。

tailwindさんほどの健脚であれば、このコースは余裕で行けますよ。
阿弥陀岳やキレットの岩場も、涸沢岳〜北穂高に比べれば楽勝かと。
破線ルート部分はダメな見本になってしまったので 正しく歩かれている方のレコを参照されることをお勧めします。
2013/9/25 22:07
励ましの通りに
doppo634さん、こんばんは

7月撤退記の際の、「不運の残高ゼロ」という励ましの言葉通りになった山行でした。
天気は紙一重でしたが、結果は完勝
最後の道迷いの際もなかなか正規のルートが見つからず焦りましたが、何とか赤テープを発見でき、ツキがあった山行となりました

赤岳、硫黄岳、権現岳といった人気の山に隠れる西岳ですが、山頂の周囲20歩ぐらいだけ樹林帯から顔を出している地味〜な山頂でした。

8枚目の蓼科山の写真、個人的には大変気に入っているのですが、注目していただきありがとうございます
2013/9/25 22:18
中一日置いて
hirokさん、こんにちは。

中一日置いて、出撃でしたか

私も、このコースは数年前から狙っていました。
今年こそはと思いつつ、年はめぐる。。。
tailwindさんに同じく、西岳はまだ登ったことが
ないのです。

破線部分、迷い易いとのこと、気をつけます

それにしても、連休最終日、渋滞は大変だったと
思います。しかし、充実感が遥かに勝ってよかった
ですね!
2013/9/26 12:45
高山への想い
youtaroさん、こんばんは

8月の針ノ木岳以降、天候等の理由もあり、本来秋に行こうと思っていた中低山の山行が続きました。
でもやはりこの季節は高山に行きたい!
ということで、帰りの中央道の大渋滞も見えている中での出撃となりました。

私も昨年からこのルートは考えていたのですが、やはりいいルートでした
終始展望はいいし、変化にも富んでいると思います。
逆回りの方が破線部分はわかりやすいかなあとも考えましたが、やはり早い時間帯に高い所に立ちたい、とのことで今回の時計回りとなりましたが、やはり最後は迷ってしまいました

帰りは小仏トンネルから久々に大月ICまで渋滞が延びていましたが、
大月IC〜相模湖ICを一般道で通ったため、19時台には帰宅できました
2013/9/26 23:04
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