餓鬼岳(白沢登山口-山頂-中房温泉)
- GPS
- 30:20
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 1,940m
- 下り
- 1,460m
コースタイム
9/23 餓鬼岳小屋06:00-07:00剣ズリ近辺07:10-09:45東沢乗越10:00-12:35中房温泉
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
白沢の登山道は良く整備されていたが、最終の水場までは沢筋に付けられた道なので、洪水情報とその後の修復具合はチェックする必要がある。 また、東沢の道は、乗越までは岩稜帯のアップダウンで体力を消耗するし、また沢筋に降りてからは白沢とは比べらものにならないくらい沢床に道が付いており、洪水のたびに道が変わる場所である。今回も何か所か通過に難渋する場所があった。 |
写真
感想
先週は連休の最終日に日帰りをするつもりであったが、台風18号のため断念。この連休は絶対に出かけるぞと決めていた。
しかし、連休初日の朝早くから車で出るほどの気力が出ず、昼過ぎに電車で信濃大町に向かった。電車は混んでいたものの、甲府駅で座ることができ予定通り。大町では登山客に重宝されている七倉荘に投宿、屋上のパノラマに至福の時を過ごす。
翌朝6時前に駅前からタクシーで白沢登山口に向かい、6:15登山開始。最初のうちは白沢の沢の白さに目を奪われていたが、最終の水場からは息の切れる急登が続くようになる。ここから大凪山までの登りは本当に辛いものがあった。大凪山からしばらく水平に近い緩い登りとなり、最後の百曲りもさしたることなく通過、8時間近くかかって餓鬼岳小屋に到着。ツアー客が入っており満杯を告げられたが、この時間から下るのは難しいので何とか入れてもらう。
山頂で写真を撮った後、食事時間までに山頂と小屋の近くでビールを片手に周りの方々と雑談していた中で翌日のルートの話になり、東沢に下る方がお二人おられたのでご一緒させて貰うことにする。
翌朝は出発前に再度山頂へ。少しもやがかかったようであったが、それでも180度の絶景を堪能して東沢乗越に向かう。
出だしこそなんてこともない稜線漫歩であるが、すぐに岩場と梯子が出てくる。まるで障害物競走のようだ。それも結構アップダウンが激しく、時間と距離の割に体力を消耗していく。地図上で剣ズリの表示がある部分を通過すると一旦大きく下ってまた東沢岳に登り返すようになっているが、山頂の表示がある場所を通過することなく東沢乗越に到着する。さすがに空腹を覚えたので少し腹ごしらえをして沢に下り始める。が、なんと急な坂なのか、草付に付けられた道ではあるが、ザレ場をほとんど滑って下りているような道で、200mくらい下ってようやく少し緩くなり緊張感から解放される。しかし、すぐに沢通しの道になると今度は右に左にとルートが渡渉を繰り返すようになり、今度はルートファインディングで緊張感が要求されるようになる。石積みの堰堤が崩壊している場所や、堰堤のすぐそばに直径1mくらいの大木が倒れているところなどを通過してようやく中房温泉に到着した。
同行していただいた安曇野在住の方等と穂高駅までタクシーに同乗させていただく。
餓鬼岳は燕岳の尾根続であるから全山花崗岩の山である。したがって、岩は白いし尾根筋は奇岩奇勝の連続である。遠景を背景にした撮影ポイントには事欠かないと言って良いだろう。しかし、その分稜線でさえ細かなアップダウンが多く、地図では読めない過酷さがあると言って良いだろう。
また、白沢、東沢のどちらのルートも、大雨の最中や後は立ち入りに相当の注意が必要であると感じた。
小屋で話の相手をしていただいた70歳の御夫婦の方、名古屋の女性の方、穂高のUさん、お世話様でした。
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