権現岳 - 観音平より周遊
- GPS
- 07:25
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 1,441m
- 下り
- 1,443m
コースタイム
雲海 6:31
押手川(青年小屋への巻き道分岐) 7:03
編笠山山頂 7:58(観音平より2:02)
青年小屋着 8:30
青年小屋発 8:55(休憩0:25)
のろし場 9:14
西ギボシ 9:34
権現小屋 9:58
権現岳山頂着 10:04(青年小屋より1:09)
権現岳山頂発 10:40(休憩0:36)
三ツ頭 11:13
前三ツ頭分岐 11:18
木戸口公園 11:52
ヘリポート跡 12:02
雲海 12:29
延命水 12:43
八ヶ岳横断歩道出合 12:52
観音平駐車場着 13:16(権現岳より2:36)
天候 | 晴れ時々ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・駐車場は40台程。溢れた人は皆路駐しています。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・トイレは道の駅小淵沢で済ませておくといいでしょう。 ・編笠山から青年小屋への石だらけの場所は、ガスで視界が効かないと迷うかもしれません。 赤ペンキのマークを見落とさないように… ・西ギボシからの岩場には風化によって脆くなっている岩が沢山ありますので、足を置いたり、 手がかりにする場所には気を付けて。 ・ギボシの崖上のトラバースは、高所恐怖症気味の人にとっては心拍数の上がる場所です。 ・道の駅小淵沢の隣には”スパティオ小淵沢”なる温泉施設あり。 |
写真
感想
南八ヶ岳では恐らく一番気軽に登れるのであろう権現岳。3連休の2日目に行って
来ました。別荘を持つ知人にお誘いを頂いて、前日から近くに来ていた事もありま
すが^^; この辺りは車が無いと行動がかなり制限されてしまうので、他の皆様の為
にも午後早い時間に戻らなければなりません。
途中で鹿が飛び出してきてちょっとびっくり。観音平駐車場には朝6時前に着きま
したが既に満車でした。前日から入っている方も多いのでしょう。少し下ったとこ
ろに駐車スペースを見つけ、皆に倣って路駐。車載の外気温計では12℃です。昼
間の平地ではまだ30℃近くなるのに…寒いです!
登山口を探して暫しウロウロした後、早速登り始めます。まずはペースを作る事に
心がけながら朝日の射し始めた林を登ります。ペースが出来始めた頃に雲海展望台
に到着。ベンチがありますがここで休むのは早すぎ。ジャケットを脱いで先に進み
ます。振り返ると富士山が見えていました。大きめの石がゴロゴロした登山道をペ
ース良く歩いていると、前方でバサバサっと鳥の羽ばたきが。すぐ上の梢に見慣れ
ぬ鳥が留りました。写真を撮るまで居てくれたので良かった^^ 後で調べるとホシガ
ラスという鳥でした。
押手川という青年小屋への巻き道との分岐には数名の方が休憩中。進んでみて解る
のですが、この後は編笠山の山頂まで落ち着いて休憩できるような場所はありませ
んでした。そんな事は露知らず、調子良くなってきたペースを崩すのがイヤで、水
分補給のみで先に進みました。何だか登山道の石の大きさが大きくなってきたよう
に感じます。知りませんでしたが山頂までは直登でした。”キツイんだよ…コノヤ
ロー!”とブツブツ悪態をつきながら、これは苦行だよなーと思い始めた頃、1枚
のブリキのメッセージボードが…『山頂まで本当にホントにあとちょっと』。苦行
の果てに聞こえた仏さまの声…本当でした!
編笠山の山頂は噂に違わぬ360度の展望!前週に登った奥秩父の金峰山から大菩
薩、御坂、富士山、南アルプス、中央アルプス、北アルプス…遠くは恵那山、御嶽
山、乗鞍岳…そして北には南八ヶ岳の主峰群!素晴らしい景色でした。さぁ、青年
小屋まで行って大休止を取る事にしましよう。おなかも減って来たし。写真でおな
じみの石の広っぱを超えて青年小屋に到着。一緒に別荘に遊びに来た方につくって
頂いた3つのおにぎりのうち1つを食べ、ゆっくりと一服しました。
青年小屋からは梢越しに目指す権現岳が見えます。道標には1時間30分とありま
すが、その時間で本当に行けるの?? 大休止で途切れたペースを作り直しつつ、
シラビソ(?)の林の中を登って行きます。降りてくる方も結構います。のろし場あた
りで編笠山と同じくらいの標高に戻りますが、ガスが出て来ました。ガスに包まれ
る編笠山を見ながら、早く登り始めて良かった!と心底思いました。のろし場から
西ギボシを見上げると、左は超ガケ。これでもかって言うほどのガケ。でも、そっ
ちに行かない限り落ちはしません^^ 西ギボシへのザレ場ではナデシコが応援してく
れました。前にこんなところ歩いた事あるよなぁ…と感じましたが、烏尾山から三
ノ塔への急斜面がこんな感じだったかな。
岩場を登り終えると、隠れていたギボシが姿を現しますが、登山道は山腹を巻いて
います。そうだろそうだろ^^…と思いながら進むと、高所恐怖症気味の私にはちょ
っとコワいトラバース。ここだけは心拍数上昇、深呼吸しながらの通過でした。
そこを乗り越えてしまうと、もう天国です。スキップするように権現小屋まで少し
降りてあたりを物色…う〜ん、ガスで良く見えない。天気が良ければスゴイ景色な
んでしょうね。山頂に向かう途中でサングラスを拾いました。上に居た方が落とし
主でしたが、観音平からず〜〜〜っと同じコースを先行されていた山ガールさんで
した。
赤岳方面のキレットでは団体様が渋滞中でした。間近に見えるはずの赤岳、阿弥陀
岳方面には雲が多く、両方同時にはなかなか見えません。剣のあるリアル頂上に行
って写真を撮って頂いて、三ッ頭側に少し下ったところで残りのおにぎりを食べ、
休憩。その間に赤岳の雲が取れ始めました。南アルプスの方はくっきりとは言えな
いものの、そこそこ見渡せました。とても気分の良い朝ごはんでした^^
もう少し待ちたいところでしたが、時間が押しているので次の絶景ポイントの三ッ
頭へ下山します。三ッ頭に着いた頃には多少雲が取れて、そこそこの八ヶ岳展望が
得られました。三ッ頭のすぐ先から木戸口公園方面に進みます。ここが公園??と
不思議に思える木戸口公園を過ぎると、後は変わり映えの無い笹原を降りるだけ。
ヘリポート跡でフジアザミの巨大な花を見られたのは良かったです^^
八ヶ岳横断歩道に入って一回アップダウンをこなして観音平の駐車場に到着。何と
か午後2時には別荘に戻れそうです。高山って、やはり景色が命ですね。ガスが出
てしまうと凄くガッカリです。今の時期は高山植物と紅葉のはざまなので、それは
楽しめませんでしたが、それほど人も多くなく、落ち着いた八ヶ岳…って感じでし
た。今年はこれで高山は打ち止めかな^^ 南アルプスデビューは来年か♪
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