剱岳・奥大日岳(剱沢・テン泊〜別山尾根ルートへ)


- GPS
- 28:20
- 距離
- 25.4km
- 登り
- 2,265m
- 下り
- 2,268m
コースタイム
8:05室堂 - <雷鳥沢〜室堂乗越へ> - 10:40奥大日岳 - 13:20別山乗越(剱御前小屋) - 14:20剣山荘 - 14:50剱沢キャンプ場(テン泊)
【2日目】
4:00剱沢キャンプ場 - 4:25剣山荘 - 4:50一服剱 - 5:35前剱 - 6:15カニのタテバイ - 6:50剱岳山頂7:00 - 7:20カニのヨコバイ - 8:00前剱 - 8:30一服剱 - 8:45剣山荘 - 9:10剱沢キャンプ場(テント撤収)10:05 - 10:50別山乗越(剱御前小屋) - 12:25室堂
天候 | 2日間ともに快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
立山駅〜美女平まではケーブルカー。(所要7分) 美女平〜室堂までは高原バス。(所要50分) 立山駅〜室堂往復\4,190。(高原バスは10kg以上の荷物で片道別途\300必要) 立山駅は土曜日の朝5:30の時点で上の駐車場は満杯。河原の駐車場は空きあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■コース状況 ・剱岳近辺以外は危険箇所なし。 ・剱岳は言うまでもなく落石・滑落に細心の注意が必要。 ・特に自他共に落石を起こす可能性があるためヘルメットの着用を推奨。 ■剱沢キャンプ場 ・この時期は無人となっているため受付等は不要。 ・トイレ、水場は通常通り利用可能。 ・連休翌週ということでかなり空いていた。 ■ドコモ電波状況 ・全体的に良好 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
今年2013年の目標のうち、最後まで残っていた「剱岳登頂」。
7月に一度チャレンジしたものの天候不良で断念。
今回ようやくリベンジする機会を得た。
ちなみに、今年の目標は次の通り。
--------------------------
1.白山BC(3/30達成)
2.富士山BC(5/18達成)
3.針ノ木岳BC(5/12達成)
4.立山BC(4/14達成)
5.★剱岳登頂(今回達成)
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先週の3連休は激混みの鹿島槍から剱岳を眺めていたが、今回は逆に剱岳から鹿島槍を眺めることになる。
その時のトラウマなのか、出発前から剱沢のテン場の混み具合やタテバイ、ヨコバイの渋滞が気にかかる。
いつも通り室堂から雷鳥沢へと向かうものの、剱沢に直行してしまうとさすがに早く着き過ぎてしまうので、前から行ってみたかった「奥大日岳」に寄り道することにした。
奥大日岳には二つピークがあり、まずは三角点のある2606ピークへと向かう。
さすが200名山、大日岳、富山湾などの景色も最高だし、思ったより登山者で賑わっている。
その後、少し戻る形で2611mの最高点へ。
最高点から眺める剱岳、立山の景観はまさに秀逸というほかない。
この二つの峰を同時にこの距離で眺められる場所は他にないのではないか。
奥大日岳からの360度の展望を楽しんだ後、室堂乗越に戻り剱沢のキャンプ場へと向かう。
別山乗越からそのまま剱沢へ降りてもよかったが、剱岳へのルートの下見を兼ねて剣山荘経由で歩くことにする。
途中の道から剱沢キャンプ場を見下ろす形で混み具合を確認することができた。
何よりテン場の混み具合が気になっていたのだが、14時を過ぎているにも関わらずテントはまばら。
前週の混雑とは雲泥の差だ。
テン場へ着くと、水場に近く整地された良い場所を確保することができた。
翌朝、3時に起床し準備を整えてから4時に剱岳へ出発。
辺りはまだ真っ暗だが既に一服剱に向けてヘッドライトの列が見える。
こちらも前週の渋滞情報が気になっていたが、結果的には渋滞はなく、ストレスを感じることなく歩くことができた。
一服剱を過ぎた辺りで富山平野の夜景が目に飛び込んでくる。
この距離感で間近に富山の夜景を見たのは初めてだったので感激。
東側の後立山連峰もうっすらとオレンジ色に染まりはじめていた。
「うまくいけば前剱あたりで御来光を見れるかも…」
そう願いつつ前剱を目指す。
そして前剱の頂上に着くと、五竜岳、鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳が真っ赤に染まっていた。
その直後、鹿島槍の右肩、ちょうど布引山あたりから赤い太陽が昇ってきた。
しばらく写真を撮りまくる。
前週に同じタイミングで反対側の鹿島槍から剱岳のモルゲンロートを眺めていたことを思うと感慨深い。
その後いくつかのクサリ場を通過しながらカニのタテバイへ。
多少の待ち時間はあったが、スムーズに通り過ぎることができた。
そしていよいよ念願の剱岳のピークへ。
直前まで薄いガスがかかっていたが、登頂と同時に晴れてきた。
富山方面を見ると、そこにはなんとブロッケン現象が!
槍の山頂でも見ることができたが、なんともにくい演出だった。
山頂には数人の登山者がいたが、他の山頂と明らかに雰囲気が異なり、皆さん全員がとてもハイテンション(笑)
困難なルートを踏破した達成感、それにブロッケン現象と360度の大展望といった好条件がそうさせたのだと思う。
今年の最後の目標は120%の好条件下での剱岳登頂、という素晴らしい形で締めくくることができた。
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