ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 351579
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
妙高・戸隠・雨飾

好天の焼山&火打山(杉野沢橋から真川ルート)

2013年09月29日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
11:38
距離
23.8km
登り
1,951m
下り
1,946m

コースタイム

日帰り
山行
10:51
休憩
0:46
合計
11:37
4:28
8
4:35
4:35
31
5:06
5:06
12
5:18
5:22
180
8:22
8:22
7
8:30
8:31
5
8:36
8:36
43
9:20
9:26
10
9:35
9:54
43
10:37
10:37
95
12:12
12:14
25
12:39
12:49
24
13:14
13:16
25
13:41
13:41
16
13:56
13:57
34
14:30
14:30
55
15:25
15:27
37
16:04
16:05
1
16:06
ゴール地点
04:28 笹ヶ峰駐車場出発
05:05 杉野沢橋
05:17 治山ダム工事現場
06:05 滝沢(徒渉)
06:28 金山谷(徒渉)
06:31 裏金山谷(徒渉)
06:42 地獄谷(徒渉)
07:13 焼沢(水場)
08:22 富士見峠
08:36 泊岩
09:37 焼山山頂(小休止) 09:54
10:43 胴抜切戸(GPS)
12:13 影火打山(GPS)
12:38 火打山(小休止) 12:49
13:13 ライチョウ平
13:56 高谷池
14:30 富士見平
15:26 黒沢橋
16:08 笹ヶ峰駐車場帰着
天候 終日晴天
過去天気図(気象庁) 2013年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
往路:都内(13:00)−関越自動車道−上信越道−妙高高原IC−県道39号線−笹ヶ峰(16:35)
復路:笹ヶ峰(16:30)−県道39号線−妙高高原IC−上信越道−関越自動車道−都内(22:10)

コンビニは、妙高高原ICを下りて国道18号線の杉野沢入口交差点を直進したすぐ先にセブンイレブンがあります。

笹ヶ峰には登山口の駐車場とキャンプ場の駐車場があります。
両方とも無料の駐車場で、各30台ほど駐車可能です。
キャンプ場の駐車場にはトイレがありますが、多少傾斜をしています。
両駐車場とも空きがあり、比較的平らな登山口の駐車場に駐めました。

杉野沢橋には橋の手前に5台ほど、登山口近くには10台ほど駐車可能なスペースがあります。
現在は治山ダムの工事中で、重機などが置かれています。
また、地元のキノコ取りと思われる車も駐車しています。
コース状況/
危険箇所等
杉野沢橋からの登山口は、治山ダムの建設中で、真川の河川敷に工事用車輌の作業道ができています。
作業道ができる前の登山口は、杉野沢橋を少し入った所にピンクテープがありますが、通れそうもない感じで、治山ダムまで作業道を歩きました。

作業道を歩いて行くと、左手の山側にお助けロープなどが見え、登山道だったことが伺えます。
治山ダムまで来ると、左側(右岸)の堰堤は完成したようで、垂直の壁にタラップが取り付けてあり、登山道を示す標識があります。
タラップには養生のビニールが付いたままで、完成は最近のようです。
左手の山肌には、工事中の堰堤を越えるために使用したのか長いお助けロープが掛けられていますが、もう不要でしょう。
垂直の堰堤をタラップで登り、反対側にタラップで降ります。
タラップを降りたところから登山道が始まります。

小さな小川や涸沢を除いて徒渉は4ヶ所あります。
靴を脱いで浅瀬を渡るか、岩に飛び移って渡ります。
4ヶ所とも飛び移って渡りましたが、岩は濡れています。
飛び移れる岩の周囲は、水流も早く深いです。
落ちると腰または胸あたりまで沈むと思いますので、注意して飛び越えて下さい。
飛び越えるときに滑って頭を打つといけないので、できればヘルメットがあった方がいいでしょう。

沢筋ですので水場は豊富です。
焼沢の水場が最後となり、高谷池(要煮沸)まで水場はありません。

山と高原地図(昭文社)では、焼山まで破線ルートになっており、「危」や「迷」が踊っていますが、ルート上は刈り払いがされ、ピンクテープや赤マークが頻繁にあり、迷うことは無いと思います。
登山道の両脇の草や笹は背丈が高いので、刈り払いがされていないと難度は上がると思います。
とくに富士見峠手前の草藪は、夏草が伸びると厄介です。

富士見峠から焼山に登り始めて10分ほど、泊岩と呼ばれる避難小屋のような施設があります。
登山道からは見えませんので、暗くなって辿り着く場合は注意が必要です。
中には発砲スチロールが敷かれていて、詰めれば10人ほど宿泊が可能でしょう。

富士見峠側から焼山への登りはザレ(ガレ)ていて登り難いです。
山頂付近の地形は結構複雑で、ガスると登山道をロストする恐れがあります。
このルート上の難所は、山頂付近にあります。
斜度のある岩場の登りですが、ロープがあります。

焼山山頂から少し火打側に行くと、何ヵ所も水蒸気が吹き出しています。
硫黄臭が強いです。
水蒸気を見に行ったとき下山道を見失いました。
とくにガスったときは要注意です。

焼山からはガッツリと下ります。
急峻でお助けロープが下がっている箇所もあります。
登りのガレと異なり、濡れていると滑りやすいです。
いやってほど下った後に影火打への登り返しがキツイです。
狭い尾根もありますので、疲れた足には注意です。
影火打から火打山の登りは、それほど急峻ではありません。

火打山から先は割愛します。


笹ヶ峰の駐車場に向かう途中、妙高杉野原スキー場はススキで覆われていました。
5
笹ヶ峰の駐車場に向かう途中、妙高杉野原スキー場はススキで覆われていました。
もうすっかり秋ですなぁ。
10
もうすっかり秋ですなぁ。
16時半過ぎ、笹ヶ峰の駐車場に到着。駐車スペースは十分にあります。明るい内に明日の登山口を確認に行きます。
3
16時半過ぎ、笹ヶ峰の駐車場に到着。駐車スペースは十分にあります。明るい内に明日の登山口を確認に行きます。
杉野沢橋です。橋の両サイドに若干の駐車スペースがあります。手前には2台の車がありますが、地元のキノコ取りのようです。登山口は橋の向こう側になります。
3
杉野沢橋です。橋の両サイドに若干の駐車スペースがあります。手前には2台の車がありますが、地元のキノコ取りのようです。登山口は橋の向こう側になります。
橋を渡ると真川に沿って車道がありますが、治山ダム建設中で立入禁止の柵が置かれています。
4
橋を渡ると真川に沿って車道がありますが、治山ダム建設中で立入禁止の柵が置かれています。
更に進むと、現地事務所のプレハブがあり、車輌が入らないように重機でブロックされています。
3
更に進むと、現地事務所のプレハブがあり、車輌が入らないように重機でブロックされています。
真川に沿って工事用作業道が延びています。ここをテクテク歩きます。
3
真川に沿って工事用作業道が延びています。ここをテクテク歩きます。
右岸の山側の急斜面には、作業道ができる以前の登山道と思えるお助けロープが見えます。
4
右岸の山側の急斜面には、作業道ができる以前の登山道と思えるお助けロープが見えます。
建設中の治山ダムが見えてきました。
1
建設中の治山ダムが見えてきました。
完成したと思われる右岸の堰堤には、堰堤を乗り越えるためのタラップが取り付けられています。
4
完成したと思われる右岸の堰堤には、堰堤を乗り越えるためのタラップが取り付けられています。
タラップは最近付けられたようです。養生のビニールが付いたままです。
2
タラップは最近付けられたようです。養生のビニールが付いたままです。
堰堤の山側には工事中に高巻きをしたと思われるお助けロープが下がっています。
1
堰堤の山側には工事中に高巻きをしたと思われるお助けロープが下がっています。
タラップの確認を兼ねて堰堤に登ってみました。左岸側の堰堤は未完成です。
1
タラップの確認を兼ねて堰堤に登ってみました。左岸側の堰堤は未完成です。
堰堤の上から登山口が確認できました。
5
堰堤の上から登山口が確認できました。
下流を振り返ると真川の右岸河川敷に付けられた工事用作業道です。杉野沢橋から治山ダムまで作業道を歩くと楽です。
2
下流を振り返ると真川の右岸河川敷に付けられた工事用作業道です。杉野沢橋から治山ダムまで作業道を歩くと楽です。
杉野沢橋の駐車スペースです。重機が置かれていますが、10台程度は駐車できそうです。
3
杉野沢橋の駐車スペースです。重機が置かれていますが、10台程度は駐車できそうです。
笹ヶ峰の駐車場に戻って一人宴会も終わりました。早めの就寝です。
(ここまで前日)
12
笹ヶ峰の駐車場に戻って一人宴会も終わりました。早めの就寝です。
(ここまで前日)
(ここから当日)
月齢23.6、星はきれいですが月明かりはイマイチです.
サーチライトで杉野沢橋まで林道を歩きました。
3
(ここから当日)
月齢23.6、星はきれいですが月明かりはイマイチです.
サーチライトで杉野沢橋まで林道を歩きました。
治山ダムで日の出に合わせてスタートしましたが、まだ少し早いようです。
2
治山ダムで日の出に合わせてスタートしましたが、まだ少し早いようです。
さて垂直のタラップをよじ登ります。
6
さて垂直のタラップをよじ登ります。
登山口にはピンクテープがあります。
5
登山口にはピンクテープがあります。
まずは小川を超えます。
5
まずは小川を超えます。
空が白んできましたが、谷や樹林帯の中なので御来光は見えませんでした。
3
空が白んできましたが、谷や樹林帯の中なので御来光は見えませんでした。
登山道は刈り払いがされ、思った以上に歩きやすいです。
3
登山道は刈り払いがされ、思った以上に歩きやすいです。
最初の徒渉は滝沢です。ジャンプして越えますが、岩は濡れているので滑らないように注意です。
14
最初の徒渉は滝沢です。ジャンプして越えますが、岩は濡れているので滑らないように注意です。
突然展望が開けて焼山と裏金山です。コルの辺りが富士見峠、まだまだ距離はありそうです。
6
突然展望が開けて焼山と裏金山です。コルの辺りが富士見峠、まだまだ距離はありそうです。
焼山をアップにしてみます。雲ひとつない好天です。
25
焼山をアップにしてみます。雲ひとつない好天です。
2番目の徒渉地点は金山谷です。ここはそれほど悩みません。
5
2番目の徒渉地点は金山谷です。ここはそれほど悩みません。
ここでも焼山が見えました。位置的にはここが焼見台のようです。
2
ここでも焼山が見えました。位置的にはここが焼見台のようです。
3番目の徒渉地点は裏金山谷です。水の流れは速いです。
9
3番目の徒渉地点は裏金山谷です。水の流れは速いです。
そしてチョット緊張した4番目の徒渉地点は地獄谷です。落ちると深そうです。
15
そしてチョット緊張した4番目の徒渉地点は地獄谷です。落ちると深そうです。
地獄谷を過ぎると焼山が近くなります。
9
地獄谷を過ぎると焼山が近くなります。
山頂のアップ。紅葉も少し始まったようです。
21
山頂のアップ。紅葉も少し始まったようです。
焼沢は最後の水場になります。水量は豊富です。
6
焼沢は最後の水場になります。水量は豊富です。
富士見峠へは九十九折に登っていきます。振り向くと乙妻・高妻山です。最高の天気です。
15
富士見峠へは九十九折に登っていきます。振り向くと乙妻・高妻山です。最高の天気です。
富士見峠の方を見上げますが、草が伸びると登山道が判りにくいかも、、、
3
富士見峠の方を見上げますが、草が伸びると登山道が判りにくいかも、、、
南斜面にはまだお花畑が残っています。
6
南斜面にはまだお花畑が残っています。
ブナタテ尾根と高妻山。
4
ブナタテ尾根と高妻山。
裏金山から金山方面。地獄谷をつめるとこのスラブが立ちはだかるのでしょうか。
5
裏金山から金山方面。地獄谷をつめるとこのスラブが立ちはだかるのでしょうか。
地獄谷の上部には雪渓が残っています。
4
地獄谷の上部には雪渓が残っています。
富士見峠に着きました。質素な道標です。ここまで誰一人とも会っていません。
6
富士見峠に着きました。質素な道標です。ここまで誰一人とも会っていません。
富士見峠から見た金山です。紅葉が始まったようです。
6
富士見峠から見た金山です。紅葉が始まったようです。
焼山の山頂を見上げます。
6
焼山の山頂を見上げます。
富士見峠から10分ほど登った所に「泊岩」という名の宿泊施設があります。
13
富士見峠から10分ほど登った所に「泊岩」という名の宿泊施設があります。
中を覗くと避難小屋です。発砲スチロールが敷いてあり、宿泊は十分に可能です。
9
中を覗くと避難小屋です。発砲スチロールが敷いてあり、宿泊は十分に可能です。
焼山を登り始めると大きな金山が姿を現しました。
15
焼山を登り始めると大きな金山が姿を現しました。
焼山の奥には北アルプス。雲ひとつありません。
17
焼山の奥には北アルプス。雲ひとつありません。
そして雨飾山も見えてきました。
17
そして雨飾山も見えてきました。
焼山の山頂が近くなってきましたが、足元はザレていて歩きにくいです。
3
焼山の山頂が近くなってきましたが、足元はザレていて歩きにくいです。
焼山唯一の難所でしょうか。頂上直下、この岩場を登り
ます。お助けロープがあります。
15
焼山唯一の難所でしょうか。頂上直下、この岩場を登り
ます。お助けロープがあります。
下を振り返ると、小さいですが火口湖(池)があります。
7
下を振り返ると、小さいですが火口湖(池)があります。
焼山の山頂付近は複雑な地形をしています。
7
焼山の山頂付近は複雑な地形をしています。
焼山山頂です。360°視界を遮るものがありません。もちろん独占です。
27
焼山山頂です。360°視界を遮るものがありません。もちろん独占です。
まずはドライで山頂に乾杯!!
16
まずはドライで山頂に乾杯!!
好天には山キュウリ!ドライとの相性もよし!
25
好天には山キュウリ!ドライとの相性もよし!
富士山ですなぁ。
19
富士山ですなぁ。
高妻、戸隠、奥は南ア。
9
高妻、戸隠、奥は南ア。
金山から天狗原山。奥には北アの名峰が揃い踏みです。
6
金山から天狗原山。奥には北アの名峰が揃い踏みです。
名峰をちょっとアップで。この好天ですからキット混雑しているでしょう。
9
名峰をちょっとアップで。この好天ですからキット混雑しているでしょう。
雨飾山もいいですネ。
23
雨飾山もいいですネ。
そしてこれから向かう火打山と影火打山。登り返しが大変そう。
14
そしてこれから向かう火打山と影火打山。登り返しが大変そう。
妙高山も頭を出しています。
9
妙高山も頭を出しています。
糸魚川の市街と漁港が見えます。
8
糸魚川の市街と漁港が見えます。
鉾ヶ岳だと思います。上越市の方向です。
6
鉾ヶ岳だと思います。上越市の方向です。
吹き出す水蒸気に気を取られ、チョット登山道をロストしました。
19
吹き出す水蒸気に気を取られ、チョット登山道をロストしました。
硫黄臭がスゴイです。
7
硫黄臭がスゴイです。
ここは下りられそうもないので、上側に少し登って登山道に復帰しました。
7
ここは下りられそうもないので、上側に少し登って登山道に復帰しました。
焼山からイヤってほど急坂を下ります。影火打がとんどん高くなります。
12
焼山からイヤってほど急坂を下ります。影火打がとんどん高くなります。
火打は影火打の後ろに隠れてしまいました。
4
火打は影火打の後ろに隠れてしまいました。
下ってきた焼山を振り返ります。青空は続いています。
16
下ってきた焼山を振り返ります。青空は続いています。
影火打の山頂まで、うんざりする登りです。
7
影火打の山頂まで、うんざりする登りです。
影火打への登り途中で振り返った焼山。ここから見る焼山は存在感があります。
26
影火打への登り途中で振り返った焼山。ここから見る焼山は存在感があります。
影火打の山頂が近づいてきました。っと思ったら、山頂はまだまだ奥になります。
10
影火打の山頂が近づいてきました。っと思ったら、山頂はまだまだ奥になります。
やっと登り切ったと思ったら、影火打の山頂はまだ先。そして火打山が見えてきました。
13
やっと登り切ったと思ったら、影火打の山頂はまだ先。そして火打山が見えてきました。
影火打山から見た火打山。こちらはそれほど急登ではありません。今日、ここまでお会いした登山者はたったの3人。
11
影火打山から見た火打山。こちらはそれほど急登ではありません。今日、ここまでお会いした登山者はたったの3人。
火打山山頂です。たくさんの登山者が休んでいました。
23
火打山山頂です。たくさんの登山者が休んでいました。
本日2本目のドライは焼山へ、、、乾杯!
12
本日2本目のドライは焼山へ、、、乾杯!
エネルギー補給をしてそそくさと山頂を後にします。ここからは笹ヶ峰に向け下るだけです。
3
エネルギー補給をしてそそくさと山頂を後にします。ここからは笹ヶ峰に向け下るだけです。
妙高山と天狗ノ庭。あと2週間ぐらいでしょうか、、、紅葉したらきれいでしょう。
9
妙高山と天狗ノ庭。あと2週間ぐらいでしょうか、、、紅葉したらきれいでしょう。
天狗ノ庭と高谷池。ヒュッテも見えます。
7
天狗ノ庭と高谷池。ヒュッテも見えます。
木道のある湿原まで下ってきました。奥に黒菱の岩壁が見えています。
12
木道のある湿原まで下ってきました。奥に黒菱の岩壁が見えています。
火打山と奥に影火打山。この影火打山が侮れません。
32
火打山と奥に影火打山。この影火打山が侮れません。
天狗ノ庭まで来ると、本日の大本命焼山が見えてきました。焼山、期待通りでした。
16
天狗ノ庭まで来ると、本日の大本命焼山が見えてきました。焼山、期待通りでした。
カメラを仕舞って笹ヶ峰まで下ってきました。
お疲れぇ〜!!
9
カメラを仕舞って笹ヶ峰まで下ってきました。
お疲れぇ〜!!
笹ヶ峰付近の林道には、路肩の樹木からクルミなどがたくさん落ちていて、お猿さんが車道で秋を満喫しています。注意して走行しましょう。
13
笹ヶ峰付近の林道には、路肩の樹木からクルミなどがたくさん落ちていて、お猿さんが車道で秋を満喫しています。注意して走行しましょう。

感想

前回の登山から1ヶ月半も経ってしまった。
週末ごとの悪天もあったが、仕事や所用と重なって、山に行けない週末が続いた。

GPSに登録した登山ルートは10件を越えた。ほとんどが上越の山。
金曜日の夕方、出張先から戻り、なんとか今週末は休めそうな目処がついた。

土曜日の午前中に準備と交通情報を聞きながら、以前から登りたいと思っていた頸城三山の焼山に登ることにした。

ルートは笹ヶ峰に車を駐車して、林道を杉野沢橋まで歩き、真川沿いに富士見峠に登り、焼山から火打山へ周回するコース。
CTで約14時間、1ヶ月半もブランクのある足でチョット心配はあったが、火打山まで行けば後は下るだけ、サーチライトがあれば何とかなるだろうと13時頃都内を出発した。

杉野沢橋から焼山までは破線ルートになっているが、登山道は刈り払いがされ、快適に歩くことができた。
焼山山頂まではブランクの割りにはそれほど疲れもなく、途中で人に会うこともなく、快調に登ってきた。

山頂で写真を撮りながら一人で休んでいると、突然一人の登山者が現れた。
笹倉温泉から登ってきたようで、誰もいないと思っていたらしくビックリしていた。

焼山山頂は思ったより広く、何ヵ所からか水蒸気が上がっている。
硫黄の臭いが強いので、長くいるのは危険かも、、、

焼山からガッツリ下り、影火打の登り返しはキツそうに見える。
実際かなり厳しい。

焼山の下りも終盤になった頃、右足の太腿に違和感を感じた。
何やら太腿の筋肉が硬直しているような感じ。
ストレッチをすると違和感はなくなるが、しばらく歩くとまた違和感が、、、
いままでロングでも経験のない違和感、1ヶ月半ブランクの影響か、、、
こんな場所で痙攣を起こしたら大変、最も近い山小屋でも高谷池ヒュッテ、火打山まで登山者に会う可能性は少ない。

そして目の前には影火打の登りが待っている。
いままで足の痙攣は起こったことはないが、とにかく太腿の痙攣だけは避けたい。
影火打の登りは、ペースを落として、違和感が出るたびにストレッチとマッサージを繰り返し、何とか影火打のピークまで登ってきた。

この間、影火打の登りで二人の登山者とすれ違った。
一人は今回のルートと全く逆、笹ヶ峰から火打山に登り、焼山から杉野沢橋へ下る。
この登山者も人に会うとは思っていなかったようで、ビックリしながら情報交換をした。
もう一人は焼山をピストンすると言っていたが、これも厳しそう。

影火打のピークからなだらかに下って火打山の登りになる。
このなだらかな下りで太腿の違和感からは解放され、火打山へは普通に登ることができた。
火打山山頂にはたくさんの登山者が休んでいたので、エネルギー補給と靴の紐を締め直して笹ヶ峰まで戻って来ました。

昨年から登りたいと思っていた焼山。
好天に恵まれ、火打山まで出会った登山者は三人と少なく、静かでいいルートでした。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:4233人

コメント

こんにちは、hottenさん
気になっているんですよね、ココ

火打〜焼山の登り返しが結構大変そうですね、火打から見た時に思いました。
どうせ行くなら三山+雨飾で、なんて欲が出るのでますます遠いお山です

お疲れ様でした
2013/10/2 18:39
今、悩んでるところです(^.^)
hottenさん、お久しぶりです
長く出番がなかったので、どうしたかと思ってましたが、ご多忙だったようでしたね

僕は今年度になって給料が激減して、お山へ行く回数も激減状態ですよ

火打山の紅葉は如何でしたか?
チャンスがあれば、週末に行こうか悩んでるところです
情報、お待ちしてます

ロングコースお疲れ様でした
2013/10/2 19:49
酒は抜けたんかいな〜
hottenさん、まいど〜

流石のロングコース、お疲れ様でした〜

色付き始めた山の斜面が素敵ですねえ

焼山までの破線コース、渡渉さえ気を付ければ私でもなんとかなりそうな道でしょうか?

焼山も金山も未踏ですので、いつか行きたいなあと思っております

キュウリ、メッチャ長いんですけど〜
やっぱり味噌が付いてない方が美しいですね

一人宴会場、次回からは宴もたけなわな写真でお願いしますよ〜
2013/10/2 20:27
hottenさん、こんばんは。
頸城山塊に、くびかれそうになりましたか?
1ヵ月以上あくと、仕方ないですね。

雨飾山から、笹ヶ峰まで行ったことあるんですが(当然車ですけどね)、焼山と振り返っての雨飾山が、凄く印象的でした。

日本海が見えるお山は、遠出した感が強くていいですね。
2013/10/2 22:08
気になりますよネ、、、
おはようございます、1955さん!

最初は火打山から見て気になり、次ぎに金山から見て気になり、ついに行ってしまいました

このコース、焼山のピストンだけでも価値がありますよ
徒渉もいい経験になるでしょう。
どこを渡るか考えながら、、、いざとなったら靴を脱げば

そして焼山は現役の活火山です。
噴火から40年程しか経っていないのです。
社会勉強にもなるでしょう。
是非お出掛け下さい
2013/10/3 7:39
紅葉にはチョット早かったです、、、
おはようございます、komorebiさん!

紅葉にはまだ早かったですネ。
今月中旬以降ではないでしょうか

昨年も10月初めに金山を訪れましたが、チョット早かった気がします。

3連休にテント担いでいかがですか。
火打、焼山もイイですが、その先の金山も真っ赤な絨毯でお薦めです
2013/10/3 7:49
行くなら今でしょ、、、
おはようございます、FRESCHEZZAさん!

この破線コース、きれいに刈り払いが行われ、新しいピンクテープも随所に付けられていました。
地元の方が整備されたようです。

コース中、徒渉を除けは危険箇所も迷いそうな箇所もありません。
行くなら今でしょ

この時期、水も少ないので徒渉も難しくないでしょう。
ながら歩くとドボンですのでお気を付けて
2013/10/3 7:55
混雑の北アより静かな頸城、、、
おはようございます、ricalojpさん!

この時期、どこに行っても人人人で、うんざりです
私の場合、選択肢の第一は「静かな山」

しかし太腿の違和感には参りました。
何とか痙攣は避けられましたが、人のいない山で、山小屋も近くになく、ソロだと大変です。

1ヶ月半のブランクか、歳かな
2013/10/3 8:11
わ(´∀`*)♪
お天気の中このルート、静かで明るくて紅葉もきれいでいいですねぇ(*゚▽゚*)

やっぱり焼山いいなあ

わたしもまた再チャレンジしよう!!

hottenさんのコース状況、注意点や対策も適切で分かりやすいですね

海谷山塊にこないだ行ってきましたが、尾根は渋くてパッとしませんが、海谷高地がプライベート上高地といった感じで素敵でしたよ〜
2013/10/3 13:37
山といえば、やっぱりキュウリ
hottenさん、こんにちは。
久しぶりの山行お疲れさまでした。
仕事の藪漕ぎが一段落してよかったですね。

山行の間隔があいてもいつもハードなコースを軽く歩かれるそのタフさに驚愕していましたが、
hottenさんでも痙攣するんですね、ちょっと親近感です

焼山、魅力的ですね
頸城エリアは行きたいのですがまだ未踏でこんなステキなレコを拝見すると気持ちに火がついちゃいますね
でも私もhottenさんほどではないですが仕事であまり時間がとれないのに行きたいところばかり増えてしまって困りますね〜
2013/10/3 15:01
「静かな山」 同感です(^^♪
hottenさん、こんにちは。

いつもの事ながら山キュウリとビールは欠かせないようですね

頸城は火打山以外は何処も急登ばかりなので足への負担は半端無いですよね
このルートは徒渉もあるんですね

こんど焼山に行ったときには露天風呂作って来て下さい
2013/10/3 16:43
焼山いいなあ、、、
こんばんは、hirappeさん!

しばらくでした

焼山、、、昨年からずっと行きたいと思っていた でした。
紅葉には半月ほど早かったですが、好天に恵まれました。
予想通りにいい山でした。

海谷山塊ですか、、、
私も興味があり、山峡峠-732高地-鋸岳−鬼ヶ面−駒ヶ岳なんてのが妄想の隅っこにありますが、、、
2013/10/3 19:27
面白そうな場所
hottenさん、こんばんは!

穏やかな火打山とその周辺。これが私のイメージでした
今回のルートを拝見すると・・・随分ギャップがありますね
hottenさんの太股が痙攣寸前とは
侮れないルートですね!

慌てて累積標高を確認すると2000m弱
ブランク長かったですからね〜
最近私が持ち歩いている漢方薬 「ツ○ラのシャクヤクカンゾウトウ」
腰痛の他に痙攣にも効くんですよ!

このエリアは遠いですが何度か足を運んでいます
今回のレコで魅力を再確認いたしました
上越の絶景!是非また訪れたいと思います

マニアックなルートのご紹介!ありがとうございました
2013/10/3 19:59
藪漕ぎの帝王、kanosukeさん!
こんばんは!

久しぶりに登ってきました。1ヶ月半ぶりです

ブランクを考えずにチョットロングを歩いてしまいましたが、案の定、いままで経験をしたことがない違和感を太腿に感じました
痙攣にまでは至りませんでしたが、チョット焦りましたネ

消化するより行きたい山が増える、山ヤの宿命ですネ
私も妄想ルートが増えて、消化できません
2013/10/3 22:05
静かな山、、、
これが第一優先です

こんばんは、Maieさん!

焼山に露天風呂ですか
掘ってもお湯が出るか

山頂付近では水蒸気が吹き出していますので、上からツエルトを被せて、焼山サウナはいかがでしょう
かなり臭いますので、ガスマスクが必要かと思います
2013/10/3 22:09
面白そうな場所です!
こんばんは、tailwindさん!

妄想ルートのトップ3にあったコースです。
希望としては金山側へ周回したかったのですが、林道の攻略が見つからず、笹ヶ峰が起点となりました。

破線ルートですが、ここまで整備をして頂ければ、実線ルートに昇格してもおかしくないですネ

今回、いままで経験をしたことがない太腿の違和感、何とか痙攣は回避できましたが、ポンコツの始まりでしょうか
2013/10/3 22:24
やはり私にとっては参考外sweat01
こんばんは、hottenさん。

まずは久しぶりに山に行けて良かったですねhappy01

そして予想通り私のようなド素人にとっては凄すぎて
ちっとも参考にはならないレコをきっちり上げる辺り流石ですsmile

たまにはhottenさんが筑○山にケーブルカー利用で登ったレコなぞ見てみたい。
でもそれはそれで逆に参考になるレコにはなりませんな〜catface
2013/10/4 1:19
それほど難度は高くない、、、
こんにちは、muscatさん!

地図を見ると、破線で「危」「迷」「へつり」「徒渉」などが踊っているので、車の中にはザイルまで積んでいったのですが、長めのシュリンゲを数本用意しただけです。

実際に行ってみると、刈り払いはされ、テープは付けられ、一般道と変わりありませんでした。

焼山に日帰りで登れる最短コースではないでしょうか

これから紅葉もきれいでしょうから、是非お出掛け下さい
2013/10/4 12:59
焼山!!
こんばんは☆

火打、焼山・・今年度行きたい山リストの上位だったのですが、来年度になりそうです

やっぱり綺麗な山ですね〜

金山・雨飾、今年も行きたいですネ (笑)
2013/10/5 21:51
(゚ロ゚ノ)ノまたロングラン…
こんばんは。
えーっと、トレランですか? 獣ですか?笑
久々なのにすごい距離歩きましたね。
もっと山頂でビールときゅうりを楽しんでください
フォッサマグナ帯に属し、プレート境界上に立地する新潟焼岳はいつ噴火するかわからないですよね。
南海トラフ地震も怖いですが延長線の北側もいずれはすごい被害になると思います…。
私は活火山独特の岩肌と山が生きてる様子を見物したくて登山してるのに先日気が付きました。
あー新潟焼岳もいいですねぇ(´□`)写真見てたら行きたくなりました。
2013/10/6 19:43
すばらしい焼山、、、
こんばんは、bebebeさん!

今回歩いた焼山へのルートは、沢筋のルートです。
歩く人も少ないので自然がいっぱいです。

見たこともないような小鳥がたくさんいました
よく分からない糞もたくさん

昨年、雨飾−金山を周回したbebebeさんの足なら楽勝かと

非公式でしょうが、富士見峠には整地されたテン場があります。
至福の時が過ごせそうです
一張りだけですが、私もいつか、、、
2013/10/6 20:27
硫黄臭がすごいです、、、
こんばんは、pennylaneさん!

しばらくロングを歩かないと、足がうずいて、、、
pennylaneさんほど とは歩けませんが、妄想の中ではロングを歩きたい

焼山は地元では新潟焼岳ですか、、、
最近の噴火が40年ほど前ですから、いつ噴火してもおかしくないんですネ

活火山は、山の鼓動が聞こえるようで好きですネ。
ガスが吹き出していると、つい近寄ってしまします
今がいい季節です。
是非お出かけ下さい
2013/10/6 20:45
参考になりました。
雨飾山、火打山から見える煙る山。以前から気になる山でした。
御嶽山が噴火し、早めに登らせて頂くしかないと今季決行しました。
1年前のレポと異なることは、2点。
 1)堰堤タラップを使わなくても、その後取り付けられたと思われる堰堤脇に取付けられた坂道を使えばよい。
 2)泊岩の小屋の中に糸魚川市が用意したヘルメットが配備されている。往復する関係から、使わせて頂きました。
台風が連続し、延期していた関係で10月19日の山行となり、山頂は少々雪が付いていました。難所は凍結はしていないものの、ロープがなければ完全にアウトです。
徒渉のドキドキは想定内でしたが、雪壁のドキドキは想定外でした。
ただ、雲一つない晴天の焼山と、燃えるように鮮やかな紅葉は、行った者にしか味わえないものがありました。
2014/10/20 5:38
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 妙高・戸隠・雨飾 [日帰り]
火打山、妙高山二座周回
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら