木曽駒ヶ岳とロッククライミング？の宝剣岳

2021年09月19日(日) [日帰り]

• GPS: 05:45
• 距離: 5.7km
• 登り: 470m
• 下り: 469m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:27
• 休憩: 2:13
• 合計: 5:40

8:09 千畳敷駅
8:16 8:16 ホテル千畳敷
8:19 8:22 千畳敷駅
8:23 8:24 ホテル千畳敷
8:59 9:18 乗越浄土
9:21 9:22 宝剣山荘
9:25 9:26 天狗荘
9:44 10:06 中岳
10:15 10:18 木曽駒ヶ岳 頂上山荘
10:34 10:58 木曽駒ヶ岳
11:14 11:17 馬ノ背分岐
11:27 11:29 木曽駒ヶ岳 頂上山荘
11:50 11:50 天狗荘
11:53 11:53 宝剣山荘
12:10 12:29 宝剣岳
12:40 13:08 宝剣山荘
13:10 13:17 乗越浄土
13:48 13:48 ホテル千畳敷
13:49 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

南アルプス駒ケ岳ロープウェイの千畳敷駅から往復

コース状況／危険箇所等

急な岩場が多いので、登り下りともに要注意です。
特に宝剣岳は、一歩踏み外すと滑落間違いない様な鎖場があり、初心者の方の挑戦はお薦めできません。
また、中岳の巻道は、幅の狭い部分があり、ここも危険です。

その他周辺情報

露天こぶしの湯：温めのお湯でゆっくり疲れます
https://hayataro.org/stay/kobushi/
手打ち蕎麦処 なごみ：蕎麦もソースカツ丼も美味しかったです
https://www.oishii-shinshu.net/shop/kamiina/komagane/17302.html

写真

9/19 8:08

バスとロープウェイ、長蛇の列に並びつつ、ようやくやってきました中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイの千畳敷駅がこの日のスタート。
5:30時点では気温9℃との情報でしたが、8時過ぎには気温17℃に上昇していました。

9/19 8:10

そして、千畳敷駅を出たらいきなりこの眺め。
一気にテンションがあがりました。

9/19 8:13

東側はこの眺め。雲海に南アルプス。この時点で富士山は残念ながら雲の中。富士山の左に標高第三位の間ノ岳、更にその左に標高第二位の北岳があるはずなのですが、雲のためよく判りません。
いきなり2600mの高地に来たので、高山病にならぬよう、深呼吸を繰り返し、身体の中に酸素を充分送り込みます。

9/19 8:21

いよいよ登山開始。

9/19 8:26

前日の台風の影響で、日陰部分はまだ湿っているので、滑らない様に注意が必要でした。

9/19 8:27

最高の風景です。

9/19 8:30

東側の眺め。

9/19 8:38

急登が始まりました。

9/19 8:38

振り向くと雲海と千畳敷ホテル。

9/19 8:43

宝剣岳。登頂してみたいが、かなり危険と聞くので、どうしようか？この時点では逡巡していました。

9/19 8:53

かなり登って来ました。

9/19 9:00

9/19 9:01

このつづら折りを登りきれば乗越浄土。

9/19 9:02

9/19 9:07

9/19 9:08

乗越浄土に到着。

9/19 9:09

宝剣岳の岩の上には人の姿が！

9/19 9:10

乗越浄土からの眺め。

9/19 9:10

富士山にズームイン！やっと見えました！！

9/19 9:10

乗越浄土から北の眺め。

9/19 9:10

中岳。

9/19 9:24

宝剣山荘、トイレ200円。帰路に利用させていただきました。

9/19 9:26

宝剣岳。右側の岩がヒトの横顔に見える？天狗岩と呼ばれているそうです。天狗にしては、鼻が低い？

9/19 9:32

八ヶ岳もバッチリ見えました。テンション上がりっぱなしです。

9/19 9:39

中岳へ。

9/19 9:44

中岳山頂！

9/19 9:59

このお賽銭の台の石組みが素晴らしい。

9/19 9:45

中岳山頂から南側の眺め。

9/19 10:06

東には甲斐駒ヶ岳。

9/19 9:45

中岳山頂から北側は、もちろんこの日のターゲット、木曽駒ヶ岳です。

9/19 10:09

頂上山荘とテントエリア。

9/19 10:27

カラフルなテントは見ているだけでも楽しい。やはりモンベルのシェアが高い様に感じました。

9/19 10:31

奇岩が見えたり、

9/19 10:33

木曽小屋が見えてくると、そこはもう、

9/19 10:34

木曽駒ヶ岳の山頂です。

9/19 10:35

遂に、木曽駒ヶ岳をゲット！

9/19 10:38

山頂の神社。

9/19 10:37

西には御嶽山

9/19 10:39

そのやや北には乗鞍岳。

9/19 10:39

更に北方は北アルプス。

9/19 10:52

と、ここでガスってきてしまいました。

9/19 10:52

が、富士山はまだ健在。

9/19 11:04

下山は、東側の尾根から回ります。
こちらのルートは登山者が少なくて楽に下れました。

9/19 11:11

しかも、北アルプスを眺めながらの下山は楽しいッス。

9/19 11:25

中岳。

9/19 11:27

ハイマツの中を通る。

9/19 11:31

頂上山荘。

9/19 11:30

山荘の前にはカラフルなテント群。

9/19 11:34

中岳の巻道へ。「難所あり」とのことで慎重に進みます。

9/19 11:37

奇岩がいっぱい。

9/19 11:42

この辺の岩場と、

9/19 11:44

道幅の狭い場所が、難所だったのだと思います。要注意です。

9/19 11:51

そして、4名のうちhankenのみが宝剣岳に挑むことになりました。荷物をメンバーに預け身軽になりました。荷物が無かったので動きやすく、後で振り返るとそれが勝因だと思います。

9/19 12:00

宝剣岳山頂への最後の標高30mほどは、ほぼ全て鎖場。

9/19 12:02

下る人と登る人で声をかけあって、譲り合い時間をかけて進みます。
登る時は楽しいが、ふと下を見ると、

9/19 12:03

こんな感じで、下りは危険やなぁと身が引き締まる。

9/19 12:03

長く続く鎖場。

9/19 12:03

そして、下をみる。

9/19 12:05

下る人と入れ違いで時間をかけて登ります。

9/19 12:08

で、この西側の急勾配を、ほぼ登りきって山頂とほぼ同じぐらいの高さの場所で、下る人が多かったのでかなり待たされました。
かなり待たされた後、西側から反時計回りに南側へ回ると、、、、

9/19 12:13

最後の鎖場にビックリ！崖に張られた鎖のみを頼りに、20cmも幅の無いような足場を探して5mほど進むのです。登らないけど、この平行移動が一番インパクトありました。だって、下は奈落の底ですもの。その下を撮影する余裕がありませんでした。

9/19 12:16

そこを抜けると岩場のみの山頂に到着。何と山頂に15名ほどの人がひしめいていました。
その時に、下りの人をもっと優先するべきだった意味が分かりました。
最後の平行移動の前の場所辺りに「この先は山頂です。山頂に居られる人数が限られるので、下る人を優先させましょう」的な表示があれば良いのに！と思いました。

9/19 12:14

南側の眺め。

9/19 12:15

東側の眺め。千畳敷ホテルと駒ヶ根の町と南アルプス。

9/19 12:19

宝剣岳山頂！
さすがに、この岩の上には立てませんでした(哀)。
私の直前には、この岩に立つ人が居なかったので、どうやって立つのかも解らなかったです(涙)。

9/19 12:18

山頂から西側の眺め。
人の頭が映っている通り、そこを通って登ってきました。

9/19 12:22

そして、登りより怖い下りです。

9/19 12:23

通常は、登る人が優先されるのが山のマナーですが、ここは下る人を優先しないと、山頂の岩の上に人が溢れてしまいます。
ということを掲示するなどして喚起しないと大変です。

9/19 12:23

崖に張られた鎖を頼りに進むこの場所が最難関。

9/19 12:24

登って来る人を制止して、これ以上山頂に人が居られないことや下る人が何名いるので、それまで待って欲しい旨を説明します。

9/19 12:24

下を見るとこんな感じ。鎖から手を離したら一巻の終わりです。

9/19 12:26

その最難関をクリアできたら、登るときに危険そうに見えた下りも意外に簡単にスピーディに下れました。テンションハイでアドレナリン出まくりだったのだと思います。楽しかったです。

9/19 12:37

宝剣山荘の前で、一足先に昼食を摂っていた仲間と合流。

9/19 13:13

昼食を摂り、Voice of Coffeeを飲んで、下山開始です。

9/19 13:13

そこそこ紅葉が始まっていますね。

9/19 13:16

午後になって、陽の当たり方が違うのでそれを眺めるのも楽しい。

9/19 13:17

9/19 13:20

9/19 13:25

駒ヶ根の町並み。

9/19 13:28

9/19 13:35

振り向きます、かなり下ってきました。

9/19 13:47

南アルプスにはずっと雲がかかっていました。

9/19 13:50

部分的に紅葉。

9/19 13:50

ホテル千畳敷＝ロープウェイ千畳敷駅に戻って来ました。

9/19 13:52

この眺め、見納めです。

9/19 14:02

ロープウェイで下ります。

9/19 16:17

温泉「露天こぶしの湯」で汗を流し、

9/19 17:39

夕食は「手打ち蕎麦処 なごみ」へ

9/19 17:57

反省会です。信州名物の馬刺し。そして、もちろんビールです。

9/19 18:07

信州そばと駒ヶ根名物のソースカツ丼(ミニ丼)のセット。
全て美味しかったです。最高に楽しく充実した一日でした。

撮影機器：

HIGH SPEED EXILIM EX-ZR500 カシオ

感想

hanken

遂に念願の木曽駒ヶ岳に行くことができました。
前日に台風が通過したことで、朝から絶好の天気。連休の初日に台風が来ていたとはいえ、三連休の中日、やはり超人気の山は、コロナ時代でも大勢が訪れていました。
菅の台バスセンターのバスは5:15が始発なので、その20分ほど前に着いたのですが、バス乗り場は既に長蛇の列。バスに乗れたのは、6:40分。ロープウェイ乗り場に着いたのが、7:15。で、ロープウェイに乗れたのは8:00という大混雑ぶりでした。さすがです。
しかし、ロープウェイの千畳敷駅を出た瞬間に飛び込んできた眺めに、そこまでの苦労が全て報われました。輝く千畳敷と宝剣岳、東には雲海と南アルプス。一気にテンションがあがりました。ロープウェイで一気に2600mもの高地に上がったので、高山病などには充分注意を払い、酸素摂取に気をつけて、ゆっくりと登りました。
乗越浄土までの急登はキツかったですが、とにかく天気が良いのでテンションは上がりっぱなし。中岳や木曽駒ヶ岳からの壮観な眺めに感動。
そして、かなり危険と聞く、宝剣岳にチャレンジ。荷物を同行仲間に見てもらって、単独でのアタック。「ロッククライミングの初歩技術が必要」と聞いていました。自分はロッククライミングの知識/経験など無いし、今までで最も難しかったのは、おそらく岩櫃山の山頂。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2308190.html
というレベルなので、危険があったらムリをせずに引き返そう　と考えていたのだけど、いざチャレンジしてみると楽しくて、危険な鎖場も難なくクリアできました。が、岩に張られた鎖に捕まって、20cmほどの幅を数メートル進むという、足を滑らせたら一気に奈落の底の様な場所もありました。単独行だからテンション高く楽しく進めましたが、身内と一緒に行っていたら、心配で見ていられなかった　というか、絶対引き返していたと思います。初心者の方にはお薦めできない難峰だと思います。
下山後は、温泉「露天こぶしの湯」で汗を流し、「手打ち蕎麦処 なごみ」で信州そばや馬刺し、そして駒ヶ根名物のソースカツ丼を食し、大満足の一日でした。