前常念岳〜常念岳〜蝶槍〜蝶ヶ岳
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- GPS
- 19:43
- 距離
- 20.7km
- 登り
- 2,400m
- 下り
- 2,396m
コースタイム
- 山行
- 8:27
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 8:47
- 山行
- 9:30
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 10:58
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
この地の最初の難関は駐車場問題! 予め日付が変わる前の到着が必須とは聞いていましたが、高速料金がかなり差が出るので日付け変更後に安曇野ICを通過。深夜0時半頃に乗り入れた林道では途中から数珠繋ぎ状態となり、第二駐車場手前でストップ!どうやら第一から戻る車とのすれ違いで渋滞となっていると推定し、諦めて第二駐車場に侵入したものの、既にここもメインの部分はほぼ満車で、奥の端の方に陣取りました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
概ね良好。ガスがかかると迷いやすい部分あり。 前常念手前の岩陵帯はヘルメットあった方が安心です。 |
その他周辺情報 | ガイドブックなどから得られる情報ニュアンスより過酷なルート(特に天泊装備では)です。 遭難多発との警告が各所に掲示してありました。 実際、途中で気持ちが挫けそうになりながらの山行でした。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
装備
MYアイテム |
![]() 重量:-kg
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---|---|
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ソフトシェル
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
トレッキングポール
テント
シェラフ
携帯トイレ
|
感想
シルバーウィークのさなか、台風一過の快晴の予報であったこの日は絶好のアルプス日和でした。
今回、紅葉の始まるこの時期に、百名山踏破とテン泊での穂高連峰を眺めながら周回出来るメジャールートとして挑みました。
事前に様々な登山ガイドや他の方のログの情報を調べて、ちょっと自分には過酷かなぁとも迷いつつ、無理なようであれば、もう一泊追加でと、気楽に考えて現地に向かいました。
いざ出発すると、ガイドブックで読んだ印象よりも、ずいぶん過酷なコースに半ば音を上げます。あげくに前常念からトラバースして常念小屋へ到着するも、15:00も過ぎたテントサイトはもう満杯!登山道まで溢れてテントを張る形となりました。ともあれやっと設営が終わってビールを飲んでホッとし、道中の疲労からちょっとウトウト寝ていたとき、突然突き上げるようにきた地震!一瞬体が浮きました。(空中浮遊の技が身に付いたかと…)
3度ほどの大きな揺れの後も、いつまでもガラガラと何かが崩れる音が、対峙する槍ヶ岳方面から続いていました。この後さらに大きな地震があったら、山ではどう対処すればよいかとか考えながら、今のうちに腹ごしらえを先にと夕食はラーメンで簡単に済ませました。そんな時でも日が暮れ行く空には中秋を前にした満月が煌々と明るく輝き、地震のあとの静けさが戻った北アルプスの山々をうっすらと照らし出していました。
翌日、テント場にて雲海から上がる日の出と穂高連峰のモルゲンロートを疲労が抜けきらない体で眺めてから撤収を開始。当初予定より出発時間は1時間押しての行動開始となりました。
その7時過ぎの登攀中、ヘリコプターが頻繁に何機も飛び交っています。この時点では情報が得られていませんでしたが、前夜の地震で鎌尾根方面で発生した落石による救難者救助の活動であったようでした。
ともあれ、前日の道中で受けた体へのダメージは、コロナ慣れしてなまった老体には相当そうとう響いていたようで、朝から大腿肢体筋が思ったように高度を上げていけません。おかげで朝一の常念岳ではさらに活動時間を加算します。
その後も延々と続くガスが出始めた稜線縦走ルートを2592ピーク、蝶槍と進み、頭で考えているとおりの動きを取ろうとしない大腿四頭筋を慰めながら歩を進めました。ともかく彷徨するかの如く蝶ヶ岳ヒュッテまで休み休みでのろのろと進んでいき、小屋の最終オーダーでランチ牛丼で一息つくことができました。
遅いランチで腹ごしらえも終え、エネルギーチャージが十分出来たところで、更に3時間ほどを費やし、よく整備された下山路を三俣口へ日没ぎりぎりで戻った、さんざんな山行でした。
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