富士宮口から富士山+お鉢巡り なぜこんなに下山が遅いのか【山梨百名山96】
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- GPS
- 14:03
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 1,589m
- 下り
- 1,592m
コースタイム
- 山行
- 11:58
- 休憩
- 2:01
- 合計
- 13:59
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・富士山スカイラインの旧料金所に警察官がいて、検温とナンバー控えをされた。 ・富士山スカイライン、行きは鹿、帰りは鹿と狐を見た。衝突に注意。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・積雪、凍結なし ・おそらくシーズン中はある「〇合目」表記は無いが、適当に付けているだけなので無い方が良い。 ・道標はほぼ無いが、コースは白ロープで囲まれ白ペンキ矢印が多数あるので迷うことなし。 ・九合五寸と呼ばれる場所(現地に表記無し)から先の登山道は工事中で、工事関係者の方からブル道を歩くよう指示されたので行き帰り両方で使った。帰りは九合五寸より下のブル道で下山しているハイカーを見た。 ・どうでもいいことですが、虻が時々襲来。夏程のしつこさはなく、軽く払えば去りますが、十回位来ました。馬の背の下にもいて、標高3700mにもいるのだなと変な感心をしました。 |
予約できる山小屋 |
八合目池田館
|
写真
そういえば剣ヶ峰で会話したおっちゃんが「夏でもこんないい天気の日は無い。あと2週間もすれば雪が降るし」と言っていた。
自分を追い越して行った二人組は、そのままブル道を下った。工事車両はいないので問題ない。
ブル道の方が足場は良いが車両用なので遠回り、自分の場合は萬年雪荘の裏にデポした衣服を回収する用事があるので、登りと同じ登山道を選択した
感想
次は南アルプスで、その次富士山で梨百完登!と考えていたので9/19週に南アルプスにしようと思っていたが
・9/18がワクチン2回目、副反応がどの程度、いつまで続くのか読めない
・飛び石連休で山小屋が満室となってしまった
ので延期。
モタモタしていると積雪や凍結で自分の技量では登れなくなってしまうので、先に富士山を登ることにした。
富士山は2010年に須走ルートで挑戦したが八合目で頭痛(高山病?)により敗退した。
リベンジとして須走ルートで行きたかったが、確実に登頂したいので須走ルートより400m標高差が少ない富士宮ルートにした。
前夜、体が熱っぽいので測ると37.1℃…来たか副反応…。
20時就寝、2:30に起きて測ると35.9℃。ヨシ!
3:30に出発、東名の御殿場ICを降りて富士山スカイラインへ。
水の塚公園を過ぎた辺りで鹿が路上に。危ない危ない。
旧料金所で検問みたいな感じで警察官に検温される。
結果を聞くと「34.9℃」えっ低すぎ!
👮「バイクで冷えてるからじゃないですかねw」
延々と登って🅿に到着。誘導員の指示に従ってバイク用スペースに駐輪。
いつものように支度したが震えが止まらないほど寒いので、ほぼそのままの恰好で登ることにした。
上:半袖+長袖+フリース上着(その上にストクル着ていたがさすがに脱いだ)
下:長ズボン+防水オーバーパンツ
いつものようにチョボチョボ歩きで進む。
後ろから追いつかれたらどうぞどうぞと先に行ってもらう。
休憩はできるだけ挟まず、家で読み返した「山登りはじめました」の富士山編にあった「休憩しなくて済むスピード」で進む。
この戦法で山小屋のたびに休憩する親子連れ二組を何度も抜かした。
高山病が一番怖かった。
症状が出たら即下山するつもりだったが、チョボチョボ歩きが功を奏したのか発症せず。
15分で標高100m登る…が理想だが、2回しか達成できず。
15分で平均50m程度しか登れない。
荷物が重いせいかも?
今日は快晴、今のところ半袖で十分な温かさで風は微風。
フリースジャケットなどは不要なのでデポして荷物を軽くしよう。
目立つ場所にデポすると鋸岳の時のカメラのように盗まれるので、萬年雪荘の裏に隠しておいた。
九合五尺からは工事関係者に指示されてブル道を折り返しながら進む。
この辺から辛くなるが、淡々と粛々と登る。
何度か抜きつ抜かれつした親子連れ(両親+男の子二人)が父親+長男と母親+次男に分かれてしまい、お兄ちゃんは弟の名を呼ぶが追い付かないのでグズり始め、父親にやめるか?と叱られている。
「あと標高100mだよ頑張ろう」と声を掛けたが、通じたかどうか。でもグズりは治まったようだ。
ついに登頂したが、イマイチ達成感無し。
そのまま剣ヶ峰に向かう。
情報通り剣ヶ峰への登り「馬の背」はザレていて登りにくかった。
剣ヶ峰に登頂し昼食後セルフで記念撮影するが、どうもここはつまらない。
目の前に富士山測候所の大きな建物があるので解放感、ピーク感がない。
使ってないなら壊せばいいのに…。
と思っても仕方ないので、お鉢巡りを始める。
お鉢には馬の背を下らずに合流できた。
お鉢巡りがこの日一番楽しかった。
時計回りが通例らしいが、逆回りですれ違う人もいた。
山梨県側に梨百のおなじみの標柱が無いか探しながら歩いたが、発見できず。
南/北/中央アルプスは雲がかかったようで見えなかったが、それ以外は快晴で景色を堪能できた。
一周して15:15下山開始。
ブル道を下っていると左脇腹が痛み始める。
奥多摩での下山などで出た症状だ。軽いが頭痛もする。
即ロキソニンを服用。
肋骨の上から左手で圧迫しながら歩くと、いつの間にか痛みは消えた。
下りは「15分で標高100m」しか下れない。
またかよ…どうしてなんだろう。答えは出ない。
懸念していた足の親指は、ほとんど痛まない。
先週の鳳凰三山で「つま先を下にして下る」をやって痛くなったので、今回は意図的に「踵から着地する」を繰り返したら親指の接触が減り、痛まなかった。
頭痛がやまない。高度は下がっているので高山病ではない。
ロキソニンの服用は最低4h開けるべきで、前回から1hしか経過していないが効かないなら仕方ない、再度1錠飲んだ。
ヘッデン歩き確定なので、途中でサングラスをザックにしまい、代わりにヘッデンを出す。
日没間近で気温が下がってきたので長袖を着用。
ヘッデンで下っていると、かなり下でヘッデンが点灯したような?
更に下って行くと、ヘッデンを点灯して立ち止まっている自分より若いハイカーがいたので、こんばんはと声を掛けた。
登山中かと思ったら下山中で、八合目まで行ったが時間が遅いので下山している最中だそう。ブル道を使って下山したそうだ。
「登るのが異常に遅い」そうで、出発時間を聞いたら5:30なので自分とほぼ同じだ。
八合目に着いたのは15時、自分は登頂してお鉢巡りが終わった頃だ。
なるほどそりゃ遅い。
こちらは「下山が異常に遅い」のだが。
鈍足者同士妙な連帯感が生まれ(?)、べらべらしゃべりながら下山。
暗闇のヘッデン歩きでも楽しく歩けた。
登山者一人とすれ違った。
更に後ろからもう二人下山者が追いついてきたが、離れていたので会話せず。
登りが異常に遅い彼とも、下っている間に間が開いてしまった。
彼は次の日仕事が休みだそうだが、自分は休めないので先に行かせてもらった。
19:50下山完了。
🅿は真っ暗なのでヘッデンのまま帰り支度。
Yahoo!カーナビで自宅までのルートを見ると、東名98km中、32kmが渋滞中。
覚悟していたがそれ程までとは。
小田原厚木道路はそれほどでもないが、インターまでが遠い。
休日割引が無い渋滞の高速を使うのは馬鹿らしいので、下道を使い23時に帰宅。
計画時の下山:ヤマプラで3h、実際は4h40、CTの1.5倍の時間掛かった。
(しかしレコを見ると1.0。なんで?)
次回の農鳥岳から奈良田までの道は長いと聞く。
鳳凰三山のときのような林道、今回のような森林限界を超えた明確な道ではなく、樹林帯のようだ。そんな道をヘッデン歩きしたくない。
これは計画を見直さなければ…。
11年前に登頂できなかった富士山に登頂できたが、あまり感動無し。
須走口からではなかったから?いや須走ルートなら下山が深夜になっていただろう。
富士宮口からにして良かった。
これから先、他の山から富士山を眺めたとき、「あそこに登ったんだなぁ」と感慨にふけるのかな?
コメントははじめまして。
「下山が異常に遅い」に共感しています(о´∀`о)
他の山から富士山眺めたとき「あそこに登ったんだなあ」って感慨に浸れるといいですね。うふふ。
カスティーナさんも富士山登ったそうで
下山遅いんですか?
いつも楽しそうなレコ拝見してますが、気づきませんでした。
私は最近キツイ山登ると下山スピードが異常に遅くなりますね…。
無理して急げば確実に転びそうなので、急げないし。。
よく言われますが富士山は登るより眺める山なのかなぁ?
レコに「あまり感動しなかった」と書き、ずっとどうしてなんだろうと思っていましたが、人工物が多すぎるからかも、です。
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