信州百名山達成 茶臼岳-上河内岳周回(芝沢より)
- GPS
- 30:41
- 距離
- 35.2km
- 登り
- 3,218m
- 下り
- 3,209m
コースタイム
- 山行
- 6:48
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 8:00
天候 | 19日 霧雨-曇り 20日 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
茶臼小屋 水場OK トイレ使えます(男小用1 共用1) 危険箇所は特に無し 早朝はハイマツや道草の露で結構濡れました。 |
写真
感想
信州百名山もあと1つ、いつ行こうかとお盆から考えていた。日帰りで行くにはもったいない南アルプスの深南部は出来れば2泊で楽しみたいと思っていた。
狙っていた3連休の土曜日は台風接近もあって止め、日曜日と月曜日の2日間で決行した。時間に余裕があれば前回ガスで何も見えなかった聖岳のリベンジもしたかったがなんせ長い距離を歩くし翌日の仕事もあって諦めた。
自宅を2時半頃出発 国道を離れ渋沢ゲートまで奥への細い山道は霧雨で視界も悪くそれだけで疲れてしまった。ゲート手前に駐車場ができていたので先が通行止めと思いしばらく時間をロスしてしまった。渋沢ゲート前に到着した頃は駐車場はすでに満車状態だった。急いで支度をして出発、易老渡の登山口まではMTBを利用した。
易老渡から易老岳までは長い急登が続く、いつもより重い荷物に何度も途中休憩を入れた。わかっていたがやっぱりつらい登りだった。3年前光岳に登った時には3時間ほどで登れたコースも今回はひたすら忍耐の登山道だった。途中休憩の度に追いついたり追い越したりしたソロの男性と会話を交わしながら進んだ。
易老岳で小休止をし 初めてのコースを進む、この頃になると天気も少し回復し日差しが出てきた。回りを楽しむ余裕もでてきて なだらかな登山道の先に仁田岳が見えてくると元気が出てきた。その後登山道は一旦鞍部まで下りそこから新田岳への登りが始まる。200 M ほどの標高差だったがこれが意外にきつかった。喜望峰と言うピークまで登ると目の前に穏やかな仁田岳の山頂が直ぐ先に見えて、そこまでのハイマツの広々とした稜線はこの日一番の清涼剤だった。晴れていたら眺望抜群の山頂だろうと思った。
喜望峰到着が10時半頃だった、ここであった長身のソロの男性は聖平小屋まで行くと言う、一瞬迷ったが明日の日の出を上河内岳でと思っていたし、無理はしないことにした。目標の茶臼岳にすぐに到着したが、ガスで周りは何も見えなく喜びも拍子抜けといった感じだった。あとはすたすた下って茶臼小屋に向かった。
茶臼小屋の2Fに荷物を置いてのんびり昼食をとっていると、少し前に来ていた20代の兄弟と山談義が始まりそのまま酒も入り話も熱を帯びてきた。そのうちに同じ信州100名山を目指している長野の女性2人も加わりますます賑やかに楽しく歓談させてもらった。泊まりで来なければできない楽しい時間を過ごした。
小屋はゆったりしていて皆さん静かに過ごされ快適だった。
夜10時に目が覚め外は霧雨でがっかりした、それなら寝坊をしようかと思った。2時過ぎ富士山が見えるとささやき声が聞こえ、びっくりして窓から薄暗く白ずんだ先に富士を見てテンションがアップした。すでに昨日の女性2人は用意をして3時前には出発していった。
自分も支度をして3時40分に出発、稜線にでると満月にちかい月がこうこうと辺りを照らしていたが、直ぐにガスが出て道がわからなくなりGPS頼りに進んでいった。暗い中ヘッドライトの光にハイマツの葉が反射して、霧氷をまとったかのように美しく幻想的だった。
上河内岳山頂では昨日の小屋の皆さんが集合、揃って日の出を待った。
富士山の圓ら上がる朝日に歓声を上げ素晴らしい時間を共有できた。
昨日と打ってかわった眺望を満喫し今回の山行のハイライトは終焉した。
さあ、あとは下るだけ、この日は茶臼小屋の2400mから上河内岳の2800mへそして2200mまで下って聖平、そこから200m以上登って2500m付近から一気に1100mの西沢渡まで下る。薊畑分岐の登りで気力が萎えてしまった自分には目前に迫る聖岳の挑戦は消し飛んで別れの挨拶しか言えなかった。
薊畑からの下りはほとんどノンストップで駆け下りた。さすがに最後の方は足腰に来てへろへろだった。渡渉もスパッツを着けてジャブジャブ渡ったが濡れずに時間短縮できた。帰りの長い林道歩きはミンミンゼミの声を聞きながら秋と夏が交錯した中を惰性のまま歩いてきた。
易老渡まできてMTBで下る、風が抜けていく時間は天国のようだった。汗も乾いて身も心も軽くなって芝沢ゲートに到着した。
午前中に山行が終了、ちょっともったいなかなと思ったが楽しい時間が過ごせて満足だった。睡眠不足だったので早く帰って寝ようと思った。
今は信州百名山から開放され今後は何処に行こうか迷う。
文面が素敵で情景を思い出しながら読ませてもらいました。
uranoさん、やっぱり聖もって登ってたりして・・なんて話してましたが。
西沢渡は渡渉の方が絶対楽だ!と思いました(笑)
昼前に下山とは!さすがの健脚ですね。
私たちは長すぎる林道歩きにたまらずミニ滝つぼにドボンしちゃいました。
何はともあれ、最高のご来光でしたね。
出会ったみなさんと感動が共有できて忘れられない山行になりました。
では、またどこかで。
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