大展望!裏銀座〜読売新道(烏帽子岳、野口五郎岳、水晶岳、赤牛岳)
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 21:13
- 距離
- 43.2km
- 登り
- 4,711m
- 下り
- 4,449m
コースタイム
- 山行
- 8:30
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 10:00
天候 | 9/23 晴れ〜曇り、稜線爆風 9/24 快晴〜曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
船
6時の時点で8割以上埋まっていた。 往路 タクシーは6時発 相乗りで750円 この日は6台ピストン 水晶小屋 1泊2食 14000円 朝食断れば1400円マイナス カレー、みそ汁お代わり自由 水は1Lまで200円 復路 平の渡は無料 黒部ダム〜扇沢 電気バス 1570円 路線バス 扇沢〜日向山高原 940円 タクシー 日向山高原〜七倉温泉 4740円 (扇沢〜七倉温泉 7640円なので約2000円節約)バスに乗る前にタクシー予約要 水場は奥黒部ヒュッテまでなし これ以降は好きなだけ沢水がある |
コース状況/ 危険箇所等 |
・ブナ立尾根 水場なし、三角点までは割と楽 ・小屋〜烏帽子岳 ちょっとしたアップダウンだが、足に来る 岩峰の登りはそれ程危険ではない ・烏帽子小屋〜野口小屋 非常に歩きやすいが、強風にやられてしんどかった ・野口小屋〜水晶小屋 歩きやすいが、アップダウン激しい ・水晶小屋〜赤牛岳 マーキングあって明瞭、歩きやすい ・赤牛岳〜奥黒部ヒュッテ 6/8まで急こう配、崩落箇所あり 5/8〜4までぬかるみ多く滑りやすい 2/8〜1鎖場と崩壊地 ・奥黒部ヒュッテ〜平の渡場 前半は地獄の木階段アップダウン 崩壊地ありでいずれ通れなくなるかも? 後半は平たん ・平の渡場〜黒部ダム ただ長い、ここも崩壊地あり。 ロッジくろよんが見えてからが長い |
その他周辺情報 | 七倉温泉は受付18時までで断念。 19時受付は葛温泉 高瀬館のみ。 700円。 真っ暗な大露天風呂が最高。 |
写真
感想
なかなか来れなかった裏銀座に読売新道を一緒にやったらどうか?
と計画したのは水晶小屋が予約出来た2日前。
初日が水晶小屋までが核心のつもりでスタート。
下りはなんとかなるべ?と計画はロクにしてなかった(^^;)
9/23仮眠3時間くらいで七倉温泉には3時30分着。
前を走っていた夜行バスが同時に着いた。
白馬に行く途中に下ろすらしい。
早くもタクシー待ちが始まる。
中途半端に寝ず、先が長いのでしっかりストレッチしてモーニングして、トイレ行って準備万端。
5時30分頃にはタクシーが来るがトンネル前ゲートは6時から。
6台来たので5時過ぎから並んだ人は概ね乗れたのでは?
5時55分くらいにフライングスタート。
運転手さんが高瀬ダムについて説明してくれた。
15分で堤上に到着。
歩いて上がっている先行者も数名いた。
こちらは脚満タン万全の状態でスタートする。
不動沢の土砂崩れは凄まじく、毎日36台のダンプで搬出しているらしい。
ブナ立尾根には早々に取り付く。
暑いので腕まくりとチャックフルオープンの上裸状態でグイグイ登る!
空気が冷たいから滝汗にはならず、ほぼ休み無しで登り切った(笑)
ここで9時前、かなり貯金出来て楽勝ムード。
が、
稜線は半端ない爆風。
烏帽子の稜線は紅葉バッチリ、青空と花崗岩のマッチングがたまらん。
ピークまではチョイ鎖場で問題なし。
ピークからは絶景!四十八池も素晴らしい。
西側には東沢谷を挟んで読売新道がドン!
近く見えるのは気のせいである。
烏帽子小屋まで戻り燃料補給。
三ッ岳へ向かう。
テン場はやや離れている。既に10張以上あったか?
11時前、早すぎでしょ。
表銀座を終始見ながらルンルンか?と思いきや、爆風で脚が止まる。
脚がさっぱり前に出なくなった(T-T)
身体が冷えすぎたのもあるだろう。
しかし、全然人が歩いていない。
ほぼスライドがなかった。
野口五郎小屋まで大した急登もないが、かなりかかった。
たまらず小屋で防寒装備。
手がカチカチだった。
野口五郎岳も大展望だが立っているのがやっと。
貸し切りなので、岩で三脚を固定してセルフで無理矢理撮影。
野口五郎から真砂までが更なる強風で何度も身体を持って行かれた(T-T)
完全にモチベーションが切れました。
ここからは惰性で水晶小屋へ。
いつもなら何のことないアップダウンが死ぬほど辛い。
何度も止まりながらほぼコースタイムでゴール貯金を吐き出した。
4年振りの水晶小屋だったがトイレが綺麗になっていた。
キャンセルが入って部屋も広く使えて快適。
ただ値段高すぎです。
17:40からカレー大盛り二杯食べて19:00前にはGood-bye(-_-)zzz
9/24
早く寝ると勝手に起きます。
3時には覚醒し、ヅケカタ、体操、トイレ。
5:30からモーニング、ご来光をいただく。
富士山、甲斐駒、鳳凰山までハッキリ解る最高の天気(笑)来て良かった。
6時過ぎにスタート。
やはり脚は重い。
こんなんで黒部ダムまで行けるのか?と心配は置いておいて、最高の景色を楽しむ。
水晶までは直ぐ、赤牛も近く見えるが甘くなかった。
小刻みなアップダウンで結構きつかった。
赤牛岳からの展望は素晴らしい。
双眼鏡で山座同定していたら、
ここで初めて地図をまじまじと見たが、黒部ダムまでのコースタイムは13時間(゚o゚)
ここまでのダラダラ歩きでは絶対無理。
クエン酸ドリンクを作って、読売新道を一気に下る。
登りがほぼないのが助かった。
コースタイムの半分で奥黒部ヒュッテまで駆け下りた。
スライドは3組くらいだったか?
これを登る気にはなれないな。
これで楽勝だろ?
と思いきや甘くはない。
平ノ渡場までは崩落地あり、前半は木階段の果てしないアップダウン。
全く飛ばす場所なし。
上の廊下行くには大荷物背負ってここを歩かないとあかんのか。
絶望的な気分である。
ここもスライドは1人?
平の渡場には何もなく、想像とは全く違った。
時間がかなりあったので、燃料補給とストレッチ。まだまだ先は長い。
船も想像とは違う小舟が現れた(゚o゚)
もちろん貸し切りである。
船頭さんから為になるお話をいただく。
着岸後も水平道ではなくアップダウンが続く(T-T)
しかし、止まったら間に合わない。
脚をひたすら前に出し続ける。
上の廊下行く前にここを歩いて良かったと、言い聞かせながら我慢の行軍。
なんと、ロッジくろよんまでスライドゼロ(゚o゚)
ロッジくろよんでやっと帰れる目処が付いた。
テン場のベンチで大休止。
足の裏が炎上していた。
黒部ダムの放送が聞こえてくる。
あとは消化試合。
いつもは人だかりのダムに誰もいません。
最終バス20分前に到着!
戦いは終わった。
まさかの核心は二日目でした(T-T)
完全なリサーチ不足だが、まあ下調べしないから旅は楽しいってことで(笑)
それにしても、あの強風の中を1日で水晶小屋まで行ったなんて凄いですね!
このコース、きついけど絶景とやり切った感がありますね。
9/24の14:10頃平の渡場でスライドしたお方ですね!
無事下山お疲れさまでした。
あの後、黒部ダムまでスライドなしでした(^^;)
タクシーの運転手さんの話好きだったこと(笑)
無事初日に水晶小屋まで到着なさったのですね。素晴らしい脚力です。
我が家は、烏帽子岳経由でダラダラと進み野口五郎小屋に初日宿泊しました。
烏帽子から野口は強風で足が進みませんでした。
運転手さん、お喋りでしたね(笑)
烏帽子〜真砂までの強風でかなり足を削られました・・・
翌日も天気がよくて良かったです。
あの時少しだけでしたが、あの山を歩いている人と会話ができ、元気もらいました😊
ありがとうございました😊
読売新道を登り切る力あれば楽勝ですから、是非行ってみてクダサイ!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する