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Yamareco

記録ID: 3556386
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

八ヶ岳 丸山・中山・天狗岳・硫黄岳

2021年09月23日(木) ~ 2021年09月24日(金)
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
12:57
距離
19.6km
登り
1,224m
下り
1,842m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
2:54
休憩
0:51
合計
3:45
10:51
13
11:04
11:05
36
11:41
11:42
17
11:59
12:00
4
12:04
12:08
1
12:09
12:11
70
13:21
13:23
3
13:26
14:06
15
14:21
14:21
5
14:26
14:26
5
14:31
14:31
5
2日目
山行
7:33
休憩
1:28
合計
9:01
7:02
7:03
54
7:57
7:58
10
8:08
8:10
3
8:13
8:19
17
8:36
8:37
13
8:50
8:51
8
8:59
8:59
8
9:07
9:07
26
9:33
9:33
4
9:37
9:38
59
10:37
11:06
35
11:41
11:46
55
12:41
12:41
5
12:52
13:18
53
14:11
14:12
32
14:44
14:47
2
14:49
14:58
0
14:58
14:59
3
15:02
15:03
24
15:27
15:27
10
15:37
15:37
0
15:37
美濃戸口バス停
天候 快晴時々曇り
過去天気図(気象庁) 2021年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー
茅野駅9:07着特急あずさ1号
茅野駅9:30発2番バス停アルピコ交通バス草峠線麦草峠10:41着1,500円
コース状況/
危険箇所等
丸山・中山は湿度が高く、急登の上に岩をよじ登る箇所もあり、滑らないよう注意が必要。
黒百合平から天狗岳への直登ルートは大きな岩がゴロゴロした中をよじ登る。これも足を滑らさないよう、また岩に描いてある○印や矢印を見逃さないよう注意が必要。ここは転倒して救助を呼んだ人もいるらしい。
その他周辺情報 美濃戸口に立っていたタクシー会社の電話番号
アルピコタクシー0266-71-1181
第一交通0266-72-4161
美濃戸口より茅野駅東口まで\5,940でした。
タクシーの運転手に教えてもらった温泉。次回利用してみようと思う。
原村のもみの湯 美濃戸口から徒歩1時間車で10分
アクアランド茅野 茅野駅から徒歩20分車で5分
玉宮温泉望岳の湯 美濃戸口から車で15分 茅野駅から車で10分
予約できる山小屋
黒百合ヒュッテ
丸山への道は苔むして。
丸山への道は苔むして。
まるで獅子神の森のよう。
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まるで獅子神の森のよう。
高見石からの眺め。
高見石からの眺め。
こういうのをよじ登っていきます。翌日、これを延々と繰り返して登る道を行くことになろうとは。
こういうのをよじ登っていきます。翌日、これを延々と繰り返して登る道を行くことになろうとは。
全体的に湿気の多い山。だから標高高いのに木が鬱蒼と茂っているのだろう。
全体的に湿気の多い山。だから標高高いのに木が鬱蒼と茂っているのだろう。
中山展望台からの眺め。
中山展望台からの眺め。
中山山頂は気が付かずに通り過ぎてしまう。その先に眺めのいい場所があり。中山展望台までと違って風がなかった。絶好のお昼ポイント。
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中山山頂は気が付かずに通り過ぎてしまう。その先に眺めのいい場所があり。中山展望台までと違って風がなかった。絶好のお昼ポイント。
翌日、黒百合平から天狗岳に直登するルートを選び、黒百合ヒュッテを振り返る。
翌日、黒百合平から天狗岳に直登するルートを選び、黒百合ヒュッテを振り返る。
天狗の奥庭。初日に高見石で予行練習したみたい。延々とこれが続く。そりゃ中には転倒して怪我をして救助呼ぶ人出るはずだ。
天狗の奥庭。初日に高見石で予行練習したみたい。延々とこれが続く。そりゃ中には転倒して怪我をして救助呼ぶ人出るはずだ。
イワツメクサ。5花弁だという。10弁あるように見える。
イワツメクサ。5花弁だという。10弁あるように見える。
東天狗岳より西天狗岳。天狗の奥庭で手間取り、今回西は諦めました。
東天狗岳より西天狗岳。天狗の奥庭で手間取り、今回西は諦めました。
鉄網の橋。通る時結構怖い。
鉄網の橋。通る時結構怖い。
白砂新道入口が見えてきました。
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白砂新道入口が見えてきました。
白砂新道入口より。
白砂新道入口より。
変わって箕冠山の道は樹林帯。
変わって箕冠山の道は樹林帯。
夏沢峠から先はまた石が変わる。
夏沢峠から先はまた石が変わる。
硫黄岳に近づくと再び石が変わる。
硫黄岳に近づくと再び石が変わる。
硫黄岳火口
ケルンがいっぱい。
ケルンがいっぱい。
硫黄岳山頂より。台座の頭・横岳・赤岳か。
硫黄岳山頂より。台座の頭・横岳・赤岳か。
赤岩の頭が見えてきた。
赤岩の頭が見えてきた。
赤岩の頭山頂はあっちらしい。
赤岩の頭山頂はあっちらしい。
赤岩の頭山頂から硫黄岳。
赤岩の頭山頂から硫黄岳。
赤岳鉱泉のカレー。今日は辛いのしかないって。
赤岳鉱泉のカレー。今日は辛いのしかないって。
さっきのカレーみたいな色の沢。
さっきのカレーみたいな色の沢。
ここも雰囲気ある。林道沿いだけど。
ここも雰囲気ある。林道沿いだけど。
茅野は、縄文土器が出土したところなのだとか。
茅野は、縄文土器が出土したところなのだとか。

装備

個人装備
マスク クッカー・ストーブセット 長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ(軍手) 防寒着 雨具(カッパ) ザック 昼ご飯 行動食 非常食 コンパス 計画書 ヘッドランプ 筆記用具 ガイド地図(ブック) ファーストエイドキット 保険証 携帯 サングラス タオル ツェルト トレッキングポール 短パン 熊避け鉄砲 カメラ 携帯バッテリー サブバッグ 水1.5L 着替え 老眼鏡 近視眼鏡 登山靴を入れる袋 双眼鏡 心拍数計 カメラ胸部固定具 ヘルメット

感想

 さて、群発地震で奥穂高岳に登れず、山に行きたい気持ちを今日は八ヶ岳に。あずさ1号八王子から茅野まで1,480円チケットレス割引。JR東日本のアプリからブラウザに飛んでネット予約。紙のチケットは発券せずそのまま予約した座席に座る。頭上のランプが緑色だと予約客がいるという意味。赤だと当分乗ってこない。オレンジに変わると、次の駅で予約客が乗ってくる。座席を指定しなかった人は、赤のランプを探して座ることになる。座席指定した方が楽。これって、在来線普通列車のグリーン車と違う運用だけど、色は似たような意味がある。赤は空き、緑は誰かいる。
 茅野駅からはアルピコ交通バス。麦草峠行きは、駅から陸橋を渡って2番バス乗り場から。ICカードは使えない。現金のみ。茅野駅から麦草峠まで1,500円。待ち時間が少しあり、朝ごはんにおにぎりをかっこむ。駅の改札を出たところに立ち食い蕎麦やってた。ここで八割蕎麦をかっこむのでもよかった。二八蕎麦でなくて八割蕎麦と表現するのは何か意図があるのだろうか。
 バスはエアコンを入れないまま1時間ほどで麦草峠から麦草ヒュッテに乗り入れ、そこで降りる。麦草峠行きなのに、まだバスに乗ってたままの人が大勢。ここが終点ぢゃなかったのか?
 一緒に降りた人に聞くと、その先の白駒池まで行くのだとか。麦草峠からのルートは雰囲気がいいからその人はここからのが好きだと言っていた。
 ちょっと泥濘んでる。滑る。段々と鬱蒼としてくる。まるで、もののけ姫に出てきた獅子神の森みたい。木々や岩が苔むして。そのぶん滑る滑る。結構急登で、天然の岩階段で心拍数が上がる。まてまて。ゆっくり登らないと。
 後から来た人に道を譲り、150以下をキープ。キャットアイは優秀。センサー選べば無料アプリで使える。
 丸山頂上はあっさりと現れた。頂上付近には腰を下ろしてる登山客が。頂上まで木々が覆い、眺望は望めないものと降りかけた時、後ろの人が何やらカメラを高く持ち上げてる。しまった。あそこから眺望が望めたか。もう幾段か降りてしまってて、登り返す気にならなかった。また今度。
 下りも上りと一緒で鬱蒼と。気をつけながら降りる。白駒池への分岐辺りには、泥濘を避けられるように一部木道が敷いてある。今日のルートは、泥濘全部ではないが木道があり、ありがたい。
 高見石小屋到着。何やら看板があり、小屋の裏手に展望ができる場所があり、荷物は小屋に置いて身軽で行けと書いてあった。構わず直行。大きな岩が重なり、赤い丸を頼りに前へ進む。戻ってくる人たちと譲り合い。確かに、360度見渡せるところだった。で、降りてきて初めて気づいた。ここは高見石がある小屋。初日の岩登りは10分程度で終わり、それが予行演習だったことを思い知るのは翌日。
 中山への道は、小屋前から少し戻る感じで始まる。小屋を左手に発見してそっちに気を取られていると右に分かれる中山への道を見逃しやすい。まっすぐ行くと白駒池へ行ってしまう。
 泥濘がちな道を行くと、中山への登りが始まった。ここも丸山と同じで獅子神の森。結構な標高なのに樹林帯が乾燥してなくて湿度が高い証拠。涼しいし気持ちがいいのだが、如何せん足元が悪い。泥濘をまともに踏んでしまうと、次に岩に足を置いた時、滑るのが嫌で泥濘をできるだけ踏まない場所を探して歩を進める。岩がゴロゴロしたところを登り、場所によってはよじ登る。振り返ってみると、これも前哨戦だった。
 なかなかにハードな登りでくたびれたところで開けて平らなところに出る。ここが中山かと思ったら、中山展望台らしい。岩がゴロゴロしていて、遠くにケルンも見える。その先にはどこだろう、中央アルプスか。AR山ナビが機能しなくて役に立たない。
 中山の山頂はフラットで、木々が覆い繁っていて山頂標識も見当たらず、通り過ぎてしまう。
 と、視界が開けて遠くの山並みが。ふと気がつくと、さっきまで上空を轟々と鳴り響いていた風の音がしない。静かだ。日当たりもいい。岩の地べたに座り込んでお昼にすることにした。下からきた人は、振り返らないとこの景色に気づかない。ぼくが顔を見上げて遠くを眺めながらおにぎりを頬張っているのを見て、皆が振り返るのが面白かった。
 湯を沸かしてアマノフーズ豆腐の味噌汁。ちょっと高いやつだったからか、豆腐がやけにたくさん贅沢に入っていた。山で温かいものは旨い。キリマンジェロ。こちらは、お菓子の空袋に入れてきたせいか、香りが抜けてしまっていた。しかも、今日の分しかない。
 片付けて黒百合ヒュッテまで20分程度を降り始める。と、カメラのバッテリーが減ってきて、動画に変えると赤サイン。やばっと思ってさらにやばいことに気づく。iPhone用のケーブルは持ってきているが、カメラ用のを忘れた。バッテリーは充分あるのに充電できない。
 左は崖で、木々が生えていて見えづらいが落ちたらサヨナラコースの箇所を通り過ぎる。分岐標識の写真は、バッテリーを温存しつつ、ヤマレコアプリから。
 で、黒百合ヒュッテ到着。支払いを済ませ、ケーブルがあったら借りたいと尋ねたが、持っているのは形状が違うとのこと。部屋への案内は4時半からだという。それまで1階の食堂で待つ。生ビールを所望。ゆっくりと飲みながら八ヶ岳の山と高原地図を眺める。地図は飽きないなぁ。で、2杯目を所望。都合3杯飲んだか。少し寒さを覚え、無印のダウンを羽織る。ユニクロのよりフィルパワー高くて、いい買い物したと気に入ってる。
 4時半前に部屋に案内するという。2階に上がってわかった。大部屋に布団が敷いてあって、あなたはあっち、あなたたちはこっちと指を刺す。そう言えば、受付のお兄さんが厨房に向かって布団を敷きに行くとか言ってたな。畳んで置いてあるのと違って、直ぐに寝れるように敷いてある。
 荷物を置いてヘッドライトを取り出したり、今晩使わないものをザックに片付けたり。
 で、向こうの登山客にケーブル持っていないか尋ねた。快く貸してくれた。ありがたかった。晩ご飯までに充電しながら一頻り話をした。見知らぬ者に持ち物を預けるのは嫌だろうと思い、晩ご飯に降りる時に返すことにした。
 晩ご飯のお膳も、あなたはあっち、あなたたちはここ。おかわりは黙って手をあげるように、と。飲み物が欲しい方はという声にハイッと手を挙げる。見渡すと、男で呑むのはぼくだけ。女性は、グラスワインやらサングリアやら熱燗やら好きなものを。メインはハンバーグ。赤いキャップがデミグラスでオレンジが和風大根おろしソース。高野豆腐にかぼちゃの煮物。デザートに葛餡もちまである。
 食べ終わって歯を磨き、食堂に並んでいる本を1冊手に取る。高橋和之という人のことをまとめた本。カモシカスポーツの創業者で、自身ヒマラヤに登った冒険家らしい。少し引き込まれた。
 お腹いっぱいで眠くなり、本を元に戻して上へ上がる。程なく眠ってしまった。
 で、夜中に目が覚めて、初日の山行日記をばiPhoneのメモで書いているうちに寝落ち。

 2日目。階下に降りて朝ごはん。昨夜と同じくご飯おかわり半分。歯を磨いて支度と整える。厨房で朝ごはん中の山小屋の人たちに、お世話になりましたとお礼を述べ、靴紐を編んでいざ。あ、黒百合の名前の由来を聞くの忘れた。一帯に、時期が来れば黒百合が咲くのだろうか。
 中山峠経由でなく、予定通り、天狗岳に直登するルートを。いきなり急登で、岩をよじ登る。これが、昨日は上り下り10分だったところ、今日は登り1時間半。山と高原地図の標準コースタイム。けれど、ヤマレコのらくルート1時間は違うだろう。岩に描いてある丸印や矢印が頼り。行けどもいけどもなかなか着かない。やっとの思いで中山峠経由の道に辿り着く。そりゃ、ここでは転倒して怪我をする人が出るはずだ。で、中山峠経由で来たらしい、女性2人組に追いつく。黒百合ヒュッテ前で今朝写真を撮ってあげた人たち。道を間違えて時間が掛かったとか。
 東天狗岳頂上は、360度見渡せて。西天狗岳は、次回に取っておくことにした。
 天狗岳から降りると、鉄網でできた橋がある。ちょっと怖い。
 白砂新道入口。白い砂浜のような砂がいっぱい。浜の白砂は、山の花崗岩が風化して流れていってできたのだとわかる。
 根石岳は、大したことなかったような気がする。山頂は、岩がゴロゴロ。もう、いいかげん気づいても良さそうなもの。これらの山々は、火山の岩でできた岩々でできている。それが登っていく途中に転がっていることもあるし、山頂に積み重なっていることもある。
 根石岳山荘は、根石岳と箕冠山の間にあり、乾いていそうな場所に建っていた。この山荘も黒百合ヒュッテと同じく水は雨水を集めて利用しているのだろうか。近くに水源があるようには見えなかった。
 箕冠山に登って驚いたのは、それまでと変わって木々が覆った樹林帯だったこと。大地が水分を保持しているように思った。
 夏沢峠へ。ここに建つ2軒の山小屋は休業中。トイレも使えない。そこはかとなく屎尿のかほりが。山荘には付き物の。そういえば、黒百合ヒュッテは臭いがしなかった。おそらく、太陽光発電と風量発電で貯めた電力の殆どを使っているという空気を送って微生物の活性を促すシステムを導入しているせいか。
 夏沢峠から先は地面の石の様子が変わったのに気づいた。岩石を専門とする人なら種類を特定できるのだろう。硫黄岳に近づくにつれ、平たく割れた岩が目立つように。あの大岩を超えたら見えてきますよと、下ってきた女性が声をかけてくれた。こういうのは励みになる。言う通り、ケルンが見えてきた。見えてからも長いのだけれども。途中、爆裂火口の壁が見える。
 で、硫黄岳山頂は平で広く。遠く、登ってきた山々や、まだ登っていない、これから行ってみたい山々が見える。
 硫黄岳を降り始めると、岩の色が灰色から黄色い色に変わったのに気づいた。南側は、硫黄を含んでいるのだろうか。
 赤岩の頭と書いてある分岐標識に騙されることなかれ。ここは赤岩の頭山頂にはあらず。ヤマレコマップで見ても、どうもその先まで行かないとピークでないような。見上げても、あそこにピークがあるような。
 で、登ってみると、「ここは赤岩の頭山頂」。なんだ。ここじゃん。
 さて、ここからは下り。膝を庇うようストックを取り出してセット。美濃戸口まで1,000mくらい降りなければならないから。
 一度、ドシンと右脚をおろしてしまった後に右膝に違和感を覚えた。けれども、慎重に降りていくにつれ、両膝とも違和感なくずっと降りることができた。山は、人と競わない。後ろから来るトレランの格好をした人たちが足早に降りていくのに道を譲る。
 だいぶ降りて赤岳鉱泉が近づいてきた頃、妙齢の女性とすれ違った。立ち止まって道を譲ってくるのはありがち。けれども、下を見遣って、連れがいる風だった。若い男性が一人、続いて若い男性の団体とすれ違う。しかし、女性は立ち尽くしたまま。比較的高齢の男性とすれ違った。かなり息が上がっている。女性の分も荷物を余計に担いでいるのか、女性の方が体力があるのか。けれど、この時間にこのペースで登ってしまったら、どこかの山荘に日が暮れるまでに辿り着けるのだろうか。心配はしたけれど声を出すことができなかった。
 沢の音がする。赤岳鉱泉が近い。沢の水が赤い。お腹が空いた。赤岳鉱泉はまだか。
 念願のカレーでエネルギーを補給すべく赤岳鉱泉到着。カレーを注文すると、ご飯がなくて、10分時間がかかると言う。待ちます待ちます。辛いの大丈夫ですかと聞いてくる。普通のがよかったけれど、今日は辛いのしかないらしい。構わん。我にカレーを!800円。
 あとで思ったのだけれど、辛いカレーは唐辛子が増量してある。当然。で、赤い。赤岳鉱泉だけに。沢の水も赤いし。そゆことなのか?
 下っていくと、沢の水が赤い。さっきのカレーの色に似ている。唐辛子と鉄分。
 下りも所々泥濘んでいるところあり。木の橋を掛けてあるところが結構ある。お金を掛けてあるというか、人手を掛けて整備してあるというか。これらがなかったら登山を楽しめない。でも、所々経年劣化が激しいところもあり、若干不安。
 車が見えた。林道の終点か。近寄ると、林野庁の車だった。
 ここからは歩きやすいかと思っていたら、それほどでもない。岩がゴロゴロしていて歩きにくい。ずいぶん下ったところで右手に「迂回路」と書いた場所を通過した。見ると、林道に並行して川側に登っていく道があるのかと思しき標識だった。先行するカップルに続いて成り行きで林道を下って行ったら、ヤマレコマップがルートから外れたとお叱り。見ると林道はこの先ぐるりとカーブしているところ、予定ルートはショートカットするみたい。意を決して遡る。後から来た男性と別のカップルが脇へ逸れるのを見る。やっぱりか。さっき見た迂回路の場所。そこから下へ降りる道があり、ピンクテープまである。疲れて注意散漫で、そこでヤマレコマップを開いて見ればよかったものを。
 先行していたカップルの前に出た。ま、それくらいのショートカット。
 美濃戸山荘で100円トイレを借り、一般車が来れる場所まで来た。赤岩山荘や、やまのこ村という山荘の駐車場に皆自家用車を預けて登るらしい。ここを通り過ぎると、車が後ろから追い抜いていく。
 ようやく美濃戸口。八ヶ岳山荘。今日は飛び石連休中びで平日とあり、バスは運行していないはず。アルピコタクシー066711181に電話をすると、出払っていて空きしだい30-45分以上掛かるという。タクシー乗り場にあった別の第一交通066-72-4161に掛けると、30分だというのでこっちにした。八ヶ岳山荘で生ビール。800円と、ヘリで物資を運ばなければならない黒百合ヒュッテと同じ値段なのは解せないなと思いつつ、上の山荘と経営が一緒なのだろう。
 タクシーの運転手が、道すがら色々と温泉の話や、茅野の名物について教えてくれた。寒天と縄文土器が自慢。

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