初雪の槍ヶ岳と逆さ槍
- GPS
- 56:00
- 距離
- 39.7km
- 登り
- 2,080m
- 下り
- 2,072m
コースタイム
上高地 05:39
08:24 横尾 08:49
10:12 槍沢ロッヂ 10:35
12:06 槍沢大曲 12:06
13:13 槍沢天狗原分岐 13:13
14:30 ヒュッテ大槍分岐 14:30
15:13 殺生ヒュッテ
10月13日
殺生ヒュッテ 07:18
07:55 槍ヶ岳山荘 07:55
08:28 槍ヶ岳山頂 08:40
08:59 槍ヶ岳山荘 09:16
09:40 殺生ヒュッテ 10:12
11:19 槍沢天狗原分岐 11:24
11:48 天狗池 12:15
12:42 槍沢天狗原分岐 12:45
13:15 槍沢大曲 13:15
13:57 槍沢ロッヂ 14:10
15:03 横尾 15:10
15:53 徳沢
10月14日
横尾 05:54
07:22 上高地
天候 | 10月12日 晴れのち雪 10月13日 晴れ 10月14日 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
タクシー 沢渡⇔上高地4000円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・上高地から槍ヶ岳山荘まで危険箇所はありません。 ・分かりやすい標識と整備された登山道は歩きやすいです。 ・上高地から槍沢ロッヂは殆んど傾斜を感じなく、その先、ばば平(槍沢キャンプ場) までは少し急になるが、その先大曲までは平坦な道になる。 ・現在、槍沢大曲手前の登山道が一部崩壊している。 作り直していますが、応急処置としてその区間50mほど槍沢の河原を通過します。 増水時には注意が必要かもしれません。 ・本格的な急登は槍沢天狗原分岐から。 ・グリーンベルトと呼ばれるモレーン上のハイマツ帯と、殺生ヒュッテ手前は かなりの急登でキツイ。 ・槍沢天狗原の分岐から概ね九十九折の急登になりますが、整備されているので、 肩の小屋 まで荒天時ガスの中でも雪でも積もらない限り登山道を外れるという ことはないと思います。 ・逆さ槍の天狗池は天狗原からのトラバース道も歩きやすく、往復1時間くらいな ので、天気が良いというのが条件ですが一度は訪ねてみたい池です。 |
写真
感想
この三連休の予報はイマイチだった。
それが少し好転。13日,14日は晴れになったので取敢えず槍方面に行くことに決めた。
5時に沢渡の市営駐車場に到着。
駐車スペースはまだかなり空いていた。
余談になるが、帰りのタクシーの運転手さんの話では、13日は全ての駐車場が一杯
になり、停めきれない車を路上駐車させていたとうことだ。
年間で何度もあることではないらしい。
タクシーで上高地に入る。
バスターミナルは沢山の登山者で一杯だったが、この日は格段に沢山の人がいたと
思った。
横尾では、登山者は涸沢方面と槍沢方面に分かれるが、ほとんどの登山者は涸沢に
登るので、槍沢は落ち着いた雰囲気の登山道になります。
槍沢ロッヂを過ぎて一時的に雨が降るが、雨量はさほどでもない。
グリーンベルトと呼ばれるハイマツ帯と殺生ヒュッテの手前の急登がつらかった。
特にヒュッテ大槍の分岐あたりから、細かいみぞれが降り視界が極端に効かなく
なった。
風はかなり強く、東鎌尾根から吹きおろしており、九十九折を登り右を向いた時、
帽子のつばを深く被り、その上にフードをしっかり被って、下を向いた状態でも
顔にみぞれがまともに当たってかなり痛かった。
そんな状態で下を向いて歩いたが、登山道を外れる事はなかった。
グリーンベルトを歩いていた時、ガスがちょっとだけ晴れ、一瞬だが殺生ヒュッテ
を確認することができた。
あれは涸沢の涸沢ヒュッテと同じだと思った。
見えてから一時間は歩くと思ったら、やはりそんな感じだった。
登山道は雪が降り始めたら、すぐに積もり始めて、殺生ヒュッテに着くころには2,3
cm積もった。
当初の計画では、北鎌尾根に登るつもりだった。
槍沢ロッヂまでは水俣乗越から北鎌沢出合に下ろうか迷っていたが、そのまま槍
へ向った。
天気は下り坂だし、どのくらい雪が積もるとも見当がつかないのと、体調が悪く
風邪をひいたのか、高山病だったのか、大曲を過ぎた頃からペースダウンする。
グリーンベルト辺りから亀の歩みのように遅くなって苦しかった。
殺生ヒュッテに着いたとき、風はかなり吹いていた。10mくらいかそれ以上吹いて
いたかもしれない。
そんな状態でテントを張れば、持ち物全てが濡れてしまう。体調も良くないし迷
わず小屋の素泊まりにした。
他にも6人組のテント装備の学生さんも素泊まりに変更していたし、他にもかなりの
数のグループが変更していた。
年配の単独の方も最初はテントを張っていたが、風で支柱を折ってしまい素泊まり
に変更したと言っていた。
その後、殺生ヒュッテには続々と登山者が到着する。
最初ガラガラだった小屋は、いつの間にか一杯になっていた。
何組かは肩の小屋まで登ったのだろうが、かなりの数の登山者は殺生ヒュッテへ
逃げる様に飛び込み、避難小屋状態になっていたと言っていた。
夕方に登ってきた一人は着いた途端、放心状態で暫く動けなかったのを見た。
私はやはり調子悪く寒気がしたので、布団に寝袋を持ち込んで18時には寝た。
次の日の朝、天候は完全に回復していた。
富士山までバッチリ見えた。
予報通りとはいえ、ここまで晴れるとはね。
私の体も回復していた。
小屋では雪で槍には登れないだろうと言うので出発を遅らせた。
少しでも遅く出て雪を解かすためだ。
山頂付近には大して雪は積もっていなくて、簡単に登頂できた。
今回行こうと思って行かなかった北鎌尾根に目を向ける。
上から見る限り雪は少ないように見える。
もしかしたら北鎌尾根へは行けたかもしれないが致し方あるまい。
14日の帰り道、中央高速は大渋滞が予測された。いつもの事だけど・・
その渋滞に巻き込まれたくないので、13日は下れる所まで下ることにした。
横尾か徳沢。できれば上高地まで行ければもっと良い。
そんな事を考えながら槍沢を下っていたら、ハイマツ帯の上部で突然声を掛けられた。
マツさんとピカちゃんだ。
偶然とは恐ろしいな。
(悪い事はしてないけど)悪いことはできないと思った(笑)
名残惜しいが、また一緒に歩こうと約束を交わし槍をバックに記念撮影して別れた。
その余韻も冷めぬ内に、前々から行ってみたいと思っていた天狗池からの「逆さ槍」
を見に行った。
天狗池は雪渓が溶けた水が溜まってできた池で、雪渓があるうちは見れない。
夏の終わりから秋にかけて見ることができる幻の池なのだ。
今迄、行きたくても中々行けなかった天狗池には槍ヶ岳の端整な姿を映し出していた。
時期もそうなのだが、槍まで見通せる天気も味方に付けなければ逆さ槍は微笑んで
くれないのだ。
槍穂方面に行と必ず通るのが徳沢だ。
徳沢は昭和初期まで牧場だったそうだ。
なるほど開放的で平らな原っぱなだけに頷ける。
ここを通る度テントを張りたいと憧れていた。
しかし、思ってた徳沢のテント泊はもっと静かなイメージだった。
泊まらず、憧れだけに留めておけばよかったな。
次の日、早目に行動開始。
7時には上高地に着いたので、小梨平へ寄っていった。
夏は徳沢同様うるさそうだ。
冬季ここでキャンプするならよさそうだと思った。
バスターミナルはひっそりとしていた。
バスはまだ出ないようだ。
誰かタクシーに乗らないかと探していたら、男女二人組がいらした。
あちらも一緒に乗る人を探していたみたいで相乗りで沢渡に行った。
昼には東京に帰ることができた。
onsenさん、お疲れさまでした。
初日のお天気がですねぇ・・・、
お互いに今季初の北鎌尾根を中止にせざるを得なくて
ホント残念でした。
初日は知りませんでしたが、
onsenさんが金曜日発を土曜日発に変更されたこと
あのままお互いに水俣乗越を越えていれば
北鎌沢出合で合流し、
先月の剱岳・北方稜線と完璧に同じメンバーで
北鎌尾根も一緒に登る事が出来ましたね。
しかし、どれだけ雪が積もるのかも分からない状況下、
結果オーライでは済ませられないですね、
また来季にと云う事で今年の無積雪期高所登山はお終いです。
来期、タイミングが合えばご一緒させて下さい。
こちらも人数が増えそうです・・・
noborundaさんと同じ気持ちです
お会いしたかったです・・・。
来年はto4さん達も北鎌行きますから(無理やり)楽しみですね(笑)
noboさんおつかれさまです
今回は行かないつもりだったので、金曜日は朝からゴルフ
してたんですよ (笑)
したら、天候が回復傾向になったので取敢えず行こう
ってことになったのですが、かなりバタバタして行きました
北鎌尾根は残念は残念だったのですが、どちらにしても
体調も今一歩だったので諦めるしかなかったでしょうね
それでも、今季最後の槍からの眺めは最高でした
あの眺めが見られるなら何度でもトライしてみたいです。
来季は水俣乗越からもそうなのですが、湯俣からのクラ
ッシクルートをもう一度トライしてみたいです。
増水していたら行けませんから、タイミングを合わせる
のは難しいですが遣り甲斐はあります。
またご一緒しましょう!
楽しみにしています
そうなんですね
ちゃんと連絡取り合ってれば、またコラボってことにも
なったのかもしれません
上にも書いたように、突然行こうと決めたので、全てに
対して余裕がなかったです
やはり綿密に行動しなきゃダメですよね(笑)
(いかんいかん)
トシさん、エリちゃんもいよいよバリデビューしたよう
ですし、来年も宜しくお願いします
お疲れ様です!
何となく穂、槍にいらっしゃる気配を感じていました(笑)
おそらく大混雑の涸沢無いかなぁ
とか
ひょっとして北鎌につっこんだ?とか皆と話していました(笑)
しかし、合流していたら再結成でした、残念…
バリデビューと言っても上げてもらって下ろしてもらって
です・・・
残念なお知らせは自分より確実に
えりっぺの方がセンスがあります
と言うよりかなり上手に歩いていました (笑)
急に行くことに決めたのでバタバタでした
横移動300km以上だし・・(笑)
それにしても残念でした
どこかでメールでもできたらなって思うばかりです
流石に涸沢は無かったですね。しかし、北鎌へ突っ込むは
・・・あり得たかもです(笑)
天気が好転の方向だったので、そのつもりで歩き出して
いましたし(笑)
上げてもらっても、下ろしてもらってもデビューはデビュー
です。
それよりエリちゃんの方が上手でしたか・・あはは
それは多少ショックでしょうね
それはフォローできないなー(笑)
また、一緒に行きましょうね
こんばんはですー。
なんとびっくり、13日の8:00に槍ヶ岳山荘なら、5分差で私、すれ違っていますよ!
殺生ヒュッテから、槍ヶ岳山荘には寄らずに穂先に上がられたのですか?
私が槍ヶ岳山荘を出発したのが8:00過ぎですもの
何だか笑っちゃう、結局みんな、穂高周辺に集まっていたんですね(^∇^)
天狗池綺麗ですね〜。私も今年ここも行きたかったのですが叶わず。。。
私も来年、可能なら湯俣から行ってみたいところです。
お疲れ様でした!(^∇^)
あの時間、槍ヶ岳山荘にいたのですか〜?(笑)
言われる通り山荘に着いたらそのまま槍に取り付いて
しまいました〜
ノボさん達のレコで槍穂の稜線上にいるのは知っていた
のですが、四人組が穂先に向かっていたのでそれより
早く取り付かなきゃって思って・・・(笑)
とにかく残念でした
百聞は一見にしかず、天狗池の逆さ槍は素敵でしたよ
とはいえ、精力的にお一人で登ってしまうittiさんの
こと、来年あたり行ってしますのでしょうね?
湯俣からの北鎌尾根もしかりです(笑)
またチャンスがあったら行きましょうね
宜しくお願いします
天狗池は良かったですね。
晴天の日にこの景色を見ることができたのは「日頃の行い」でしょうね。悪いことをしていたら槍の神様も黙っていないでしょうから。前日の大荒れがちょっと気にはなりますが。
私達は逆順でしたので槍の頂上からもしっかり天狗池を確認できました。
また、ご一緒しましょう!
ん〜、見覚えある4人のお姿、楽しく拝見しました
(右の方もお会いしてますよね?笑)
こんなにみんな上高地に集合してるなら
私も上高地にすればよかったような気もします。
でもonsenさんが山に戻ってきてくれて
またレコが見れてうれしいな〜
onsenさんの感想が好きなんです〜
またご一緒させてくださいね
我々は下りだったので、下から登って来る登山者を確認する余裕は
無かったですね
それにしてもあの時間で、天狗池を見てからモレーン近くに居たのは
さすがと言うしかありません
(ピカちゃんかなりヘロヘロ状態だったような…) (笑)
お会いした時、逆さ槍の話は全くしてなかったのに、同じ日に天狗池を訪れた
のは不思議な縁を感じました。
天狗池素敵でしたね?
逆さ槍は自然が織り成す色々な条件をパスした奇跡の池だと初めて認識しました。
ただ、槍の穂先から天狗池を垣間見るという発想は全くなかったです
また何かにつけて山に街にご一緒しましょう
ヤマレコメンバーと微妙な距離を置いて北アに居たのですね(笑)
私が山に戻って早や数カ月...
なのにヤマレコの中では、逆にたまちゃんだけが縁がない
みたいで不思議な感じです
関西へ行ってもアクセスが悪いのに、こっち方面に精力的に
登ってるみたいで凄いね
その努力に脱帽でーす
会ってますよ。あの二年前の冬の八ヶ岳事件の時....
って、たまちゃん的には事件じゃないか
こうやってまたチャチャ入れられるのが楽しみです
ヨロシク〜
onsenさんコンバンワです。
土曜日の夜は少し荒れて寒かったですね、その後は好日にて山を楽しめましたね。天狗池は本当に絶好の撮影ポイント、何時かは行ってみたいモノです。
最近山に戻ってきました
そうなんですよね寒かったです。
せっかくテント装備で臨んだのですが、テントで泊まる
なんて考えられないくらい強い風が吹いていましたので、
迷わず小屋泊に変更しましたが、要は根性なしってこと
ですかね。
天狗池へは初めて訪れました。天候にも恵まれましたが、
槍ヶ岳の眺めのいい気持ちのいい池でした。
今度は紅葉のシーズンを狙ってみたいですね。
ところで、私も13日徳澤にテントを張ったのです。
後で思い出したのですが、私のテントの隣では結構
大人数のキャンパーが焚火を囲んで楽しそうにしてました
あれってkintaさん達だったのですね?
5mくらいしか離れてなかったと思いますが、そんな
近くで、そうそうたるヤマレコ有名人が介していたと
はびっくりです
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