初めての沢中泊 笛吹川 釜ノ沢 東俣 美しい滝の連続
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- GPS
- 15:05
- 距離
- 21.2km
- 登り
- 2,476m
- 下り
- 2,430m
コースタイム
- 山行
- 6:39
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 7:40
天候 | 初日は曇り、晴れ、夜から雨 翌日は霧雨からの雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ラバーかフェルトかまようところ。 千畳のナメはつるつるなので、フェルトだと歩きやすいが、高巻きする箇所も多かったです。 |
その他周辺情報 | 笛吹の湯 |
写真
感想
ずっと行ってみたかった、釜ノ沢東俣。
昨年、沢デビューした時に、初心者向け沢泊企画があったのですが、お天気の事情で日帰りの沢に変更になったのです。
その時から、沢泊したい!釜ノ沢に行きたい!!
と思っていました。
今回、Tさんが企画してくださって、念願の釜ノ沢に行けることになりました。
ただ、季節はもう秋。寒そうです。
沢泊定番のタープ泊ではなく、テント泊で行くことになりました。ちょっと安心。
道の駅みとみで前泊。
ここでも、テントで暖かく眠れました。
翌日は、身支度を整えて西沢渓谷の駐車場へ。
少し歩くと、立派な吊り橋があります。
橋を越えて河原にでたら、渡渉開始!
うう!さすがに水が冷たいです。
高巻きの道を少し進むと、有名なホラの貝のゴルジュへ。とても綺麗な水色です。
水難事故が起きているところらしいので、見るだけでスルーかと思いきや、本日のサブリーダーYさんは突破したことがあると。
入り口までなら泳げるよ、とのことなので、チャレンジするも、水流に押されて奥まで行っても壁が掴めない…諦めて元の岸に戻ろうと泳ぎ返しますが、途中逆向きの水流に押されて泳いでも泳いでも前に進まない!焦って必死に水をかいていたら、メンバーが木の枝を差し出してくれました。ホッ。
泳ぎ終わったら、全身冷えて、疲労感もマックス!足なんて、生まれたての子鹿のようにプルプルです笑
Yさんは核心手前まで行って戻ってきましたが、何と防水カメラのバッテリー部分の蓋が開いてたみたいで、カメラがお亡くなりに…涙
ホラの貝は誰の命も奪いませんでしたが、私の体力とYさんのカメラが犠牲に…恐ろしい所です。
こんな序盤の高巻き予定地で、疲労感マックスになってしまって、無事に今日の幕営地までたどりつけるのでしょうか?心配。
その後も、ちょっと足場が悪いかな?というトラバースポイントでドボン。メンバーのAちゃんと一緒に流されちゃいました。ここは諦めて2人は高巻きコースへ。
全身びしょ濡れで、身体が重いです笑
その後も難しそうなところは私は高巻き、強いメンバーは正面突破して進みますが、足に疲労が溜まりすぎている私、メンバーより遅れがちで、高巻きポイントから下るも、メンバーの姿がどこにもありません。焦る!
たぶん、道の先で待ってると思うけど、万が一後ろで待ってくれてたらマズイ。
キョロキョロしてたら、別パーティの2人組を発見。手を振ると応えてくれたので、2人のところまで行って、4人メンバーを見なかったか確認。
「いましたよ。この先で誰か待ってる風でしたよ」と。良かったーー。
これで安心して前に進めます。
でも来た道を下ってしまったので、また前に進まねば。
ずるずる慎重に沢を登ってると、かすかに「ピー」と笛の音。メンバーの合図だ!笛が聞こえるまで近くにいる!と、私も笛で合図。
その後も笛を鳴らしつつ、無事に合流できました。良かったー。別パーティさん、ありがとうございました!
また、無駄に体力と時間を削ってしまい、ヘロヘロと遡行再開。あんまり私がポンコツなので、メンバーが少し荷物を持ってくださいました。優しい!ありがとうございます。
その後は、乙女の滝や、東のナメ滝、西のナメ滝に癒されます。途中、釜ノ沢への分岐を間違って信州沢に向かいましたが、早めに気づいてセーフ。魚留の滝は、迫力でした!
特にロープを出すこともなく無事に高巻き。
その後、絶好のウォータースライダーポイントで、遊びましたが、ヘロヘロの私とリーダーのTさんは遠慮しました笑
体力残ってたらやりたかった!つくづくホラ貝で泳いだのが悔やまれるー。
続いて千畳のナメ滝!噂に違わぬ美しさ!!
ここで後付けのフェルトソールを装着したので、滑らず気持ちよくナメを楽しめました。
気持ちいいーー♪
しばらく進むと、両門の滝へ。
ここは高巻きするので、フェルトソールは外して、ラバーに元どおり。フェルトの出番、短かったな…笑
両門の滝も、迫力があってかっこいいーキレイ。
はぁ、ヘロヘロだけど、釜ノ沢に来れて良かったなぁ。
その後は、幕営地探し。
疲れていたので、一番手前の幕営適地で良いのでは?と思ったのですが、5人メンバーだし、ある程度焚き火とテントに距離をもたせたいので、より広い好立地を求めて奥へ。
すでに足が棒状態…正直どこでも良いから休みたいーと思ってました笑
ほどなく、水場も近く広々としたテン場候補が見つかりました!苔と落ち葉で地面はふかふか。
大きな石もなく、マット無しでも寝れそうな好立地です♪
早速テントを張って、焚き火の準備。
皆で片っ端から薪を集めます。
細いのから太いのまでたくさん集まったら、石でかまどを作って焚き火開始!あったかーい!
身体が冷え切っていたので、焚き火の暖かさが沁みる。そして、カンパーイ!
私は食担なので、本日のメインミッション、夕食作りへ。焚き火で焼き物を作ろうと考えてましたが、火が安定するまで時間がかかりそうだったので、ガスで調理しちゃいました。
まずは、エリンギとズッキーニの焼き物。
キャベツとオイルサーディンの炒め物も前菜的な感じ。メインは、浅蜊の水煮缶とスープの素で、クラムチャウダー風パスタ。あと、長いソーセージ焼き。最後に余り物のキャベツとニューコンミートとオリーブの炒め物。
前泊ありの日程なので、缶詰多用レシピです。
我ながらなかなか美味しかった!!
デザートに、マシュマロを持ってきてくれたメンバーがいたので、細い枝にマシュマロを指して焚き火で炙って食べました。甘くて美味しいー♪
すでに18時にはみんなウトウトし始めました。朝、早かったですものね。20時にお開き、21時には寝て、明日は4時起きすることに。
山の一日は早いなぁ。
夜には雨が降ってきて、思ったよりも本格的な降り。テント泊で良かったです。1人サブリーダーYさんはテントに入りきらずタープで寝たけど、大丈夫だったかしら?
朝はAちゃんが温かいラーメンを作ってくれました。カボスが添えてあって、さっぱり。朝から食べやすい!美味しくいただきました。
テント撤収して、遡行再開。
昨日は水平移動が多かったけど、今日はかなり登ります!足の疲れはよく寝て軽くなったけど、単純に登りがしんどい!
そして、沢の水が昨日よりずっと冷たいです。お天気でこんなに変わるんですね。
途中、分岐で進むべき沢を間違えて、鹿の道をトラバースすることになっちゃいましたが、思ったより歩きやすい道で、すぐに元の沢に降りられました。ホッ。沢ってほんとにルーファイ難しいですよね。GPS様々です。
そこからは、ひたすら登ってポンプ小屋まで。
この辺りが一番疲れてたかな?
甲武信小屋の前で一休み。屋根とテーブルと椅子があって最高。ちょっと早いお昼ご飯を食べて、ザック類をデポし、身軽に山頂を目指します。
荷物がないって、すっごく身体が軽いーー。
山頂では奇跡的に雨が止み、いい景色と雲海を楽しみました。山頂でご飯を食べてた方、写真撮っていただいてありがとうございました!
その後、雨はどんどん強くなり、結局下山まで降りっぱなし。ザックは雨で重くなり、足元はぬかるんで滑り、長い下りが膝に来ました笑
でも、徳ちゃん新道はとてと整備されていて歩きやすく、最高の下山路です。
さぁ!下山だ!温泉だ!!と喜んでいたら、またもトラブル発生。車の小さなライトが付けっ放しだったようで、バッテリーがあがってしまった!
エンジンがかからない!!
他の車とケーブルで繋いで、電気を分けてもらえばエンジンがかけられるけど…ケーブルを積んだ車が果たしてあるかしら?
幸いにも、雨にもかかわらず駐車場には、車がたくさん停まっていたので、リーダーが声かけ。
無事に電気を分けてもらえました!!有難い!
これで温泉に入れるー♪
笛吹の湯で身体の芯から温まりました。
あー生き返る!冷たい沢と雨で凍えていたので、ホッとしました。
何だか、プチトラブル続きな沢行ではありましたが、とても楽しかったです。
わちゃわちゃの沢泊、またやりたいなぁー
季節はもう秋。また来年までお預けでしょうか?
次はどこに行こうかな?
来年の沢に向けて、地道にボルダリングと体力づくり、頑張ります。
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