秋の笠ヶ岳 笠新道 小屋泊ゆっくりピストン

2021年09月24日(金) ~ 2021年09月25日(土)

• GPS: 18:57
• 距離: 22.3km
• 登り: 2,171m
• 下り: 2,145m

コースタイム

1日目

• 山行: 10:30
• 休憩: 1:09
• 合計: 11:39

距離 11.5km 登り 2,029m 下り 308m

5:16 新穂高温泉バス停
5:28 5:32 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
5:54 お助け風穴
6:13 中崎橋
6:25 6:42 笠新道登山口
11:29 11:31 杓子平
13:44 笠新道分岐
13:48 13:54 分岐指導標（仮称）
14:46 14:47 抜戸岩
15:34 16:11 笠ヶ岳山荘
16:41 16:43 笠ヶ岳
16:55 笠ヶ岳山荘

2日目

• 山行: 7:11
• 休憩: 0:40
• 合計: 7:51

距離 10.8km 登り 152m 下り 1,864m

5:39 笠ヶ岳山荘
6:15 抜戸岩
7:07 7:08 笠新道分岐
7:10 7:26 分岐指導標（仮称）
8:40 8:46 杓子平
12:12 12:21 笠新道登山口
12:33 中崎橋
12:49 12:50 お助け風穴
13:08 13:12 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
13:22 13:25 新穂高温泉駅
13:27 中崎山荘 奥飛騨の湯
13:30 ゴール地点

天候

晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

新穂高温泉駐車場P3を利用。1泊1,000円でした。P3は入出庫可能な時間が変則的なので利用する場合は事前に確認されたほうが良いと思います。
今年の10/10までに関しては、
https://shinhotaka-ropeway.jp/news/
の7/25のニュースに入出庫時間についての案内が出ていました。
出庫する場合は電話してゲートを開けていただくようですが、13時台に出庫したときは係りの方がゲートにいました。
1台あたりのスペースが広いのと新穂高センターのトイレが近いので、こちらを利用しました。

コース状況／危険箇所等

登山口から小屋まで水場が全く無いので、暑くなりそうな時は多めに水を持ちましょう。秋なので1.5Lで十分かと思ったのですが、2Lあったほうが良かったです。
稜線部分の標準タイムが厳しいのでしょうか。普通に歩いているつもりでしたが、かなりオーバーしました。

その他周辺情報

新穂高ロープウェイ駐車場近辺での夕食場所が無くてどうしようかと困りましたが、駐車場から２Kｍ程のところにある「ひがくの湯と登山者食堂」は夜も食事が可能でした。https://shinhotaka.com/place/766/
駐車場に送迎の案内があり、電話すると送迎していただけました。

写真

前日15時ころに新穂高センターに到着。

無料駐車場の新穂高センター側出口に食堂の案内が。早速電話しました。

夕食はけいちゃん定食。明日に備えて早めに就寝しました。車中泊にはちょうど良い気温ですね。寝ている間に1度だけ体感できる余震がありました。

9/24 5:13

朝3時半に起きて、新穂高センターを5時過ぎに出発。まだ暗いのでヘッデン点けて。余震ありませんように。

9/24 6:12

林道だけで300m標高をあげます。地震で崩れた岩岩は片付けられていました。

9/24 6:34

笠新道入口。バテないように必要以上にゆっくり登ります。

9/24 7:15

最初はそれほど急ではありません。普通の登山道。

9/24 7:52

こまめに休憩しました。

そのうちゴロゴロした石の道に。

9/24 8:41

30分おきくらいで休み休み。

大きな段差の岩が増えてきます。

9/24 8:50

周りの山も見えてきた。焼岳と乗鞍岳ですね。

9/24 8:56

森林限界を超えて、笹の道に。谷側を歩かないように。

9/24 9:14

穂高がよく見えます。

9/24 9:22

槍も見えてきました。

9/24 9:37

この頃から急に遅くなったのか、ゆっくり過ぎるのか、なかなか次のポイントに着きません。。。

9/24 9:46

ジグザグが増えてきてるんですかね？

後頭部を直射されてます。登ってる時は気付かなかったけれど、このあたり既に紅葉してますね。

9/24 11:27

まだか、まだかでようやく杓子平へ。笠新道は前半はそうでもないけれど、ゆっくりなので、シンドイと言うよりも、後半はなかなか進まなかったですね。

9/24 11:29

杓子平の上のほうはガスで見えません。

9/24 11:58

腰を下ろしてゆっくり休憩。カツサンドとアンパンでちょっと体力戻ったかな。

9/24 12:06

杓子平から稜線までも結構長い。見えているから更に距離を感じる。救いはそれほど段差がなくて歩きやすいことかな。

9/24 13:46

稜線到着。笠ヶ岳方面はガスってます。分岐はちょっと下のほう。

9/24 13:48

分岐でちょっとだけ休憩して稜線歩きへ。

9/24 14:19

白馬と白馬大池の間の稜線をイメージしてたけど、こちらはアップダウンが結構ありました。疲れてるからそう感じるのかな？

9/24 14:40

抜戸岩通過。名前が付いてるけど、特に珍しい岩でもない感じ。

9/24 15:00

下って上って、そろそろ着かないかな？

9/24 15:13

稜線で一番の上りを登り終えると、ようやくテント場に飛び出ました。案外テントが張りやすそう。けど、笠新道をテント背負って登る人は尊敬する。

9/24 15:18

テント場から初めて山頂と山荘が見えた。結構な斜度で、テント場から山荘へトイレに行くのは大変だな。。。

9/24 15:23

たどり着けそうで安心感が漂う登り。

9/24 16:09

ようやく小屋に到着。水1.5Lがギリで、喉が乾いた。500円するなっちゃんを買って一気飲み。ビール飲みたいところだけど、山頂到着すぐにビール飲んで高山病の症状出たトラウマあって、夜まで我慢。ちょっと休憩して山頂へ。

空身で山頂へ、ロンT一枚だとちょっと寒い。

9/24 16:11

周りに山荘無いので、貴重な山荘ですね。

9/24 16:29

山頂手前の祠で無事下山を祈願。

9/24 16:29

祠のところからの山頂。

9/24 16:32

なんとか登頂できました。山頂標識で記念撮影。隣に三角点らしきものがあったけど、その上に岩が積み重ねられていて、よく判らなかった。晴れているけど、展望無し。

9/24 16:35

よーく見ると、ブロッケン現象。赤岳展望荘以来かな。

9/24 17:37

小屋の夕食はカレーでした。疲れてるからか、あんまり食欲無くてお代わりしなかった。周りはガンガンお代わりしてた。20時消灯前に缶ビールロング缶700円を飲んで寝ました。

9/25 5:15

4時半に目覚ましかけてたけど、4時前に起きた。支度して外に出ると槍・穂高がシルエットに。今日は天気良さそう。

9/25 5:15

徐々に空が明るくなって、槍もくっきり。

9/25 5:15

大キレットと穂高もくっきり。

9/25 5:32

北アルプス中央部の山々も見えてきた。

槍、穂高から見た笠ヶ岳も良かったけど、笠ヶ岳から見る槍・穂高も良いですね。

9/25 5:38

下山開始。小屋ではバッジが売り切れていて残念。

9/25 5:49

テン場からの眺めも最高ですね。体力あればねえ。。。

9/25 6:04

来るときアップダウンなら、帰りも同じ。振り返ると稜線からも山頂が見えてます。

9/25 6:04

槍・穂高のシルエットを見ながら太陽に向かって歩く稜線。

9/25 6:04

南側も見えてます。

9/25 6:15

北側も見えてます。昨日と全然違いますね。

9/25 6:18

抜戸岩。歩きやすい。

9/25 6:31

チングルマの綿毛からの穂高。

9/25 6:47

写真に出てくるような笠ヶ岳。

9/25 7:06

相変わらず時間掛かるなと思ってたら、分岐でした。

分岐を尾根に上がって、笠ヶ岳方向。

9/25 7:12

尾根を超えると日差しが差して暖かい。

9/25 7:14

暖かいところで岩に座って小屋の弁当で朝食にしました。朴葉寿司だけど、美味しくて、珍しく朝からたくさん食べれた。

9/25 7:50

杓子平へ降りていきます。

紅葉と青空が綺麗。

9/25 8:27

ガスで稜線が見えなくなった。

9/25 8:34

昨日も休んだ休憩ポイント。貴重な座って休める場所です。

9/25 8:38

尾根に沿って雲がある感じ。草紅葉はもうちょっとかな。

山頂は雲の中。杓子平でお別れです。

9/25 8:40

急坂はゆっくり安全に。

9/25 8:43

紅葉と槍

もう一枚

9/25 9:07

ゆっくり確実に下ります。

9/25 10:08

麓に向かってダイブするような感じ。杓子平から1000m以上激下りなので膝が心配でしたが、痛くなる予兆も無し。

9/25 12:17

登山口に着いて、一安心。下りは意外と普通でした。

9/25 12:33

林道をゆっくり歩いて下ります。

9/25 12:50

昨日気付かなかった風穴。普通に涼しいですね。

9/25 13:12

林道ゲートを通過して、新穂高ロープウェイ駅でグッズを物色。
バッジも売ってなかった。

9/25 13:38

今年の夏山（もう秋だけど）も終わりですね。無事下山できて良かった。次ここに来るときは、鷲羽岳、水晶岳とか北アルプス中央部の山の時ですね。

帰りは自分の車でひがくの湯に寄って、一昨晩と同じけいちゃん定食を食べて帰りました。

撮影機器：

RICOH WG-4 RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも サンダル ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ

感想

ミチル

穂高や槍から見た山容がかっこ良くて、いつか行かないとと思いつつ、天候とかなにかと理由をつけて後回しにしてきた笠ヶ岳にようやく小屋泊で行ってきました。日帰りしている人もいるけれど、行ってみて日帰りは自分には無理なのがよく解ったのと、小屋泊でも決して楽じゃない山ですよね。
登山口の駐車場事情にしても、食事事情にしても、長野や富山に比べてウェルカム感が伝わってこない、硬派な感じです。新穂高ロープウェイを除いて。
安楽に向かいがちな自分にとっては気軽に登れない山だけど、晴れた時に見える笠ヶ岳の登山道からの山容や杓子平の風景、笠ヶ岳から見える山々の風景は素晴らしいですね。ゆっくり歩けば笠新道も辛くないし、良い山でした。心残りはバッジが売り切れて買えなかったのと、遭遇率が高いと言われる雷鳥に会えなかったことですね。
とにかく、地震の余震もなくて、無事に下山できて良かった〜！