鳥海山・湯ノ台ルート〜絶景いっぱいの秀峰

2021年09月29日(水) [日帰り]

• GPS: 09:41
• 距離: 12.7km
• 登り: 1,203m
• 下り: 1,194m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:04
• 休憩: 1:18
• 合計: 9:22

距離 12.7km 登り 1,203m 下り 1,204m

7:06 湯ノ台口
7:22 7:24 滝ノ小屋
8:22 8:32 河原宿
10:48 伏拝岳
10:58 行者岳
11:52 12:21 鳥海山
12:27 12:56 御室
13:30 行者岳
13:36 伏拝岳
15:20 15:26 河原宿
16:12 16:14 滝ノ小屋
16:28 湯ノ台口

前日、月山のレコ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3573967.html
翌日、大朝日岳のレコ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3578812.html
最終日、蔵王山のレコ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3582653.html

天候

快晴。山頂周辺のみガス。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

駐車場情報。

(湯の台駐車場)

鳥海高原ライン(全舗装路)の終点。
約300m手前にも駐車場あり(75台)。
Mapion マップコード 954 215 898
→ナビの通常検索では、HITしづらいです。
コード入力がお勧め。

コース状況／危険箇所等

登山口〜あざみ坂入口)


滝ノ上小屋は、この日はまだ営業されているはずが
閉鎖されていました。水場、トイレ未確認。

河原宿は、小屋は倒壊。トイレは利用可能。
清潔です。水場はありません。

心字雪渓は、マーキングを辿りますと
大小ともに通りません。
急坂、「あざみ坂」は滑りやすく
転倒注意かと。

伏拝岳〜鳥海山大物忌神社〜新山山頂)

道標類の表記は、「山頂・小屋」と
表示されています。
行者岳から、ダイレクトに
御釜に向かう道は通行止めです。
七高山分岐を経由しなければ
行けません。岩場では落石注意です。
「胎内くぐり」はとても狭いです。
慎重に。
山頂のトイレは、使用する際に
呼吸停止と勇気がいる状態。

◎　新山周辺は、マーキングを
大きく外しますと
岩がもろく危険です。

その他周辺情報

下山後の温泉は
「鳥海山荘」一押し。
0234-61-1727
http://www.choukai.jp/choukaisansou/

ここを逃しますと、酒田郊外までありません。

写真

9/29 8:05

山形遠征2座目は
名峰、鳥海山です。
カタチがとても秀麗な
お山です。

9/29 7:06

登山開始〜
滑りやすい岩が多い様子。
下りでは注意しなきゃ。

9/29 7:12

滝ノ上小屋に到着。
大きな山容に感激します。
山頂まで遠いですが
頑張ります。

9/29 7:34

ササ原と紅葉の組み合わせも
見事な眺めです。

9/29 7:41

くぼんだところが
「仙ケ洞」ですね。
岩と紅葉の相性は
バツグンです。

9/29 7:42

「シロバナトウウチソウ」
早池峰山でも見かけた
東北固有種です。

9/29 8:02

庄内平野と
日本海が一望です。
黄金色の田んぼが
秋の深まりを告げています。

9/29 8:05

なかなか近づかない山頂。
大きなお山です。
って実は山頂は
見えてないのです。
見えてるのは外輪山。

9/29 8:10

河原宿到着。
トイレのみ利用可能。

9/29 8:34

1mおきにマーキングが
あります。
さすがの整備。

9/29 8:37

河原宿と月山。
広々した眺めです。

9/29 8:41

心字雪渓です。
紅葉と残雪が
同時に見れるのは
楽しいです。

9/29 8:41

歩きやすいのはここまで、
この先は、あざみ坂と
呼ばれる急坂です。

9/29 8:50

チングルマの草紅葉が
鮮やかです。

9/29 15:16

まだ、フサフサが
残っていました。

9/29 8:54

鳥海山は、火山なんだと
実感します。

9/29 8:55

天気は快晴。
登山日和です。

9/29 8:58

「ミヤマリンドウ」
まだ咲いてるとは
ラッキーでした。

9/29 9:53

展望がよく利いたこの日
月山の先に、朝日連峰が
望めました。
翌日の登山先です。

9/29 9:54

奥羽山脈です。
アプリで確認しますと
栗駒山周辺のようですが
確信なし。

9/29 10:21

鳥海湖が見えましたっ！！
今回行けないことが
とても残念に感じました。

9/29 10:44

外輪山コースに乗越して
ようやく見える
新山山頂。
荒々しい曼荼羅の世界観。

9/29 11:09

ここへきての
30mの下りと
登り返しは
心理的ダメージが
あります。

9/29 11:31

御釜の底に着きました。
こんな風景があるとは
想像できませんでした。

9/29 11:58

難所、胎内くぐり、
マジで狭いです。

9/29 11:54

新山山頂到着！！
山形県最高峰に
登りました。

9/29 12:17

外輪山コースまでの
上り返しが
ようやく終わります。

9/29 10:46

神社の立地には
改めて泥きます。

9/29 13:04

下山開始。
高度感ある道を
進みます。

9/29 13:20

行者岳、伏拝岳へと
外輪山を巡ります。
海を望みながらの
素敵な歩きです。

9/29 13:20

秋田方面の道も
とても面白そうです。
次回はあちらで。

9/29 13:30

この平坦部が
千畳ヶ原ですね。
遠目からでも
草紅葉の見事さが
見て取れます。

9/29 13:51

あざみ坂は
あざみの宝庫です。
こちらは、羽後アザミのようです。

9/29 14:26

こちらが鳥海山固有種
「鳥海アザミ」でしょうか。
そうであってほしい
ところです。

9/29 14:26

雪渓付近では
ウサギギクの
群落がありました。

9/29 15:14

シロバナトウウチソウの
紅花発見。
可憐です。

9/29 14:27

鳥海山の地形美は
とても変化に富んでいます。
外輪山コースの
荒々しい岩肌は
迫力があります。

9/29 15:15

雪渓を抱えた
なだらかな傾斜の地形も
楽しめます。

9/29 15:17

ゆるやかな平原の眺めも
得られます。
絶景の宝庫です。

9/29 15:22

海に夕日が映りだしました。
幻想的です。
でも少し急ぎましょう。

9/29 15:39

明るい紅葉のトンネルを
進みます。

9/29 15:53

滝ノ上小屋周辺は
紅葉真っ盛りです。

9/29 17:30

日没です。
残照に染まる月山。

9/29 17:46

そして鳥海山。
素敵な思い出を
ありがとうございました。

なんと、この角度からですと
新山山頂が見えています。

撮影機器：

Canon EOS Kiss X7 Canon

COOLPIX L32 NIKON

装備

備考

途中で水の補給ができないので多めの持参推奨。

感想

komaki

山形の山旅、二日目、9月29日は
名峰の誉れ高い「鳥海山」です。

初日の午後に、空港に近い月山、
翌日に、こちら鳥海山という順番の日程は
予備日の確保、移動距離を少なくすることなどを
考慮しますと、選択の余地はないところです。
影響を受けることが確定してしまった
台風16号の動きに、ハラハラしましたが
このたび、無事に山頂に立つことが
できました。

今回、最短ルートであります、湯の台からの
ピストン登山でありましたが
登山口からは、想像できない
山のスケール、懐の深さ、景色の多彩さに
感激しました。

滝ノ上小屋付近の森の紅葉、
心字雪渓付近のお花畑と草紅葉、
外輪山以降の、猛々しい火山としての眺め、
新山、荒神ヶ岳などの、修験の頂点としての
眺めなど、期待を裏切らない絶景を
たくさん見せてくれた名峰でした。

今回、リサーチ不足で
鳥海湖、千畳ヶ原方面に
廻り込めなかったことが
とても残念でした。
より深く、よりたくさん
鳥海山の魅力を再び感じたいので
機会があればぜひ再訪問したく思います。

本来、翌日9月30日は、
ユル登山、もしくは
休息日に充てる予定だったところ
台風の影響によりまして
急遽、今回の、最高難易度のお山
「大朝日岳・日帰り」に
登ることとなりました。

旅は翌日の、大朝日岳と続きます。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3578812.html