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Yamareco

記録ID: 358153
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無雪期ピークハント/縦走
朝日・出羽三山

以東岳・・“暑さボケに渇っ!”を喰らった感じの強風頂上

2013年10月13日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
10:36
距離
20.7km
登り
1,643m
下り
1,661m

コースタイム

泡滝ダム登山口5:01―6:20七つ滝沢橋―7:24大鳥小屋―8:09渡渉部―10:26以東岳頂上10:42―13:09大鳥小屋―14:11七つ滝沢橋―15:32登山口
天候 雨のち曇り・・10℃〜頂上7℃ながら、頂上では立っていられないほどの強風
過去天気図(気象庁) 2013年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 飛行機
新潟空港からレンタカー利用・・食料等の調達時間も含めて4時間近くかかりました

「庄内あさひIC」から登山口まで30kmほどの距離で、残り7kmの地点からダートになります・・速度を落とせば特に問題の無い道でした

泡滝ダム登山口手前の路肩が駐車場になっていて、簡易トイレもありました

コース状況/
危険箇所等
駐車場から少し進むと登山口があり、まずは沢沿いの一本道でアプローチ

大鳥小屋までは緩斜面の小さなアップダウンで中々標高が上がっていかない道です

直登コースの大鳥池に沿った部分で、道幅が狭くてやや歩きにくいところがありました・・路肩が崩れてスリップし、あわや池に落ちそうになりました

渡渉部は、前日からの雨による増水を心配しましたが、特に問題なく渡れました

渡渉後は、「直登コース」の名に恥じない急登となり、登りも下りも結構大変でした

標高1300〜1600mの紅葉、特に草紅葉が良かった印象

頂上は、普通に立っていられないほどの強風で、薄手のグローブだけだと手がかじかんでしまい、冬用オーバーグローブを持参して正解でした

石ゴロや木の根で足をフラットに置きにくい道が多く、距離・標高差以上に疲れた印象です
泡滝ダム登山口・・「大荒れ情報」も出る雨の中ですが、とりあえず大鳥小屋まで行ってその先を考えることにしました
2013年10月13日 05:01撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
10/13 5:01
泡滝ダム登山口・・「大荒れ情報」も出る雨の中ですが、とりあえず大鳥小屋まで行ってその先を考えることにしました
轟音を上げて流れる大鳥川沿いの一本道
2013年10月13日 05:42撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
10/13 5:42
轟音を上げて流れる大鳥川沿いの一本道
大鳥小屋まで水場が数箇所ありました
2013年10月13日 05:44撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
10/13 5:44
大鳥小屋まで水場が数箇所ありました
吊橋を2ヶ所渡ります
2013年10月13日 05:55撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
10/13 5:55
吊橋を2ヶ所渡ります
次第にブナのいい森に
2013年10月13日 06:30撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
10/13 6:30
次第にブナのいい森に
ショートカット禁止の「七曲がり」からじきに〜
2013年10月15日 07:37撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
10/15 7:37
ショートカット禁止の「七曲がり」からじきに〜
大鳥小屋到着・・管理人さんから情報をもらって計画通り直登コースへ(未明ごろはかなりの流量で、宿泊された縦走者の方々にはオツボ峰コースを奨めたとのことでした)
2013年10月13日 07:24撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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10/13 7:24
大鳥小屋到着・・管理人さんから情報をもらって計画通り直登コースへ(未明ごろはかなりの流量で、宿泊された縦走者の方々にはオツボ峰コースを奨めたとのことでした)
2013年10月13日 07:29撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
10/13 7:29
天気は回復傾向で、何とか登頂を目指します
2013年10月13日 07:30撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
10/13 7:30
天気は回復傾向で、何とか登頂を目指します
小屋の水場が最終になりそうで、1.5L補給(この後の渡渉部でも水を汲むのは可能でした)
2013年10月13日 07:38撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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10/13 7:38
小屋の水場が最終になりそうで、1.5L補給(この後の渡渉部でも水を汲むのは可能でした)
怪魚・タキタロウ伝説の大鳥池沿いを行きます
2013年10月13日 07:43撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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10/13 7:43
怪魚・タキタロウ伝説の大鳥池沿いを行きます
やや歩きにくい部分もあり、路肩が崩れてスリップした際はヒヤっ!
2013年10月15日 07:38撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
10/15 7:38
やや歩きにくい部分もあり、路肩が崩れてスリップした際はヒヤっ!
渡渉部は特に問題ありませんでした
2013年10月13日 08:09撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
10/13 8:09
渡渉部は特に問題ありませんでした
渡渉後は、「直登コース」のイメージどおり急登となります
2013年10月15日 07:38撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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10/15 7:38
渡渉後は、「直登コース」のイメージどおり急登となります
標高が上がってくると、「あれが熊の毛皮か!」と納得
2013年10月13日 09:31撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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10/13 9:31
標高が上がってくると、「あれが熊の毛皮か!」と納得
やや太目のクマさん
2013年10月13日 09:16撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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10/13 9:16
やや太目のクマさん
標高1300m以上は紅葉も中々でした
2013年10月15日 19:28撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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10/15 19:28
標高1300m以上は紅葉も中々でした
振り返ると小法師山〜化穴山
2013年10月13日 09:39撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
10/13 9:39
振り返ると小法師山〜化穴山
存在感のある化穴山
2013年10月15日 19:29撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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10/15 19:29
存在感のある化穴山
草紅葉が特にキレイでした
2013年10月15日 19:30撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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10/15 19:30
草紅葉が特にキレイでした
さらに登ると、次第にクマさんサヨウナラ
2013年10月15日 19:30撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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10/15 19:30
さらに登ると、次第にクマさんサヨウナラ
以東岳〜以東小屋が間近になってきました
2013年10月13日 10:11撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
10/13 10:11
以東岳〜以東小屋が間近になってきました
壁が無残に剥れた以東小屋
2013年10月13日 10:18撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
10/13 10:18
壁が無残に剥れた以東小屋
さあ頂上へ
2013年10月15日 19:31撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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10/15 19:31
さあ頂上へ
ものすごい風の中、何とか登頂できました
2013年10月15日 19:40撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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10/15 19:40
ものすごい風の中、何とか登頂できました
さらに進んで三角点
2013年10月13日 10:36撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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10/13 10:36
さらに進んで三角点
朝日連峰の力強い主稜線縦走路
2013年10月15日 07:57撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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10/15 7:57
朝日連峰の力強い主稜線縦走路
岩陰でオーバーグローブを着けて、大朝日岳にかかる雲が取れる瞬間を待ちます
2013年10月15日 19:36撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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10/15 19:36
岩陰でオーバーグローブを着けて、大朝日岳にかかる雲が取れる瞬間を待ちます
おお!大朝日岳〜西朝日岳が姿を見せました
2013年10月15日 19:36撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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10/15 19:36
おお!大朝日岳〜西朝日岳が姿を見せました
大朝日岳をズーム・・サスガ主峰!ピラミダルでカッコイイ!!
2013年10月15日 19:37撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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10/15 19:37
大朝日岳をズーム・・サスガ主峰!ピラミダルでカッコイイ!!
あれに見える雲のかかった山は月山かな?
2013年10月15日 19:38撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
10/15 19:38
あれに見える雲のかかった山は月山かな?
下山は、写真奥に見えるオツボ峰コースを行く予定でしたが、この風で稜線歩きはパス
2013年10月13日 10:33撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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10/13 10:33
下山は、写真奥に見えるオツボ峰コースを行く予定でしたが、この風で稜線歩きはパス
「頂上でランチタイム」とはできず、以東小屋へ逃げ込みました・・外壁は剥れていましたが、中では普通に休憩できました
2013年10月13日 10:49撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
10/13 10:49
「頂上でランチタイム」とはできず、以東小屋へ逃げ込みました・・外壁は剥れていましたが、中では普通に休憩できました
大鳥小屋まで戻って頂上を振り返ります
2013年10月13日 13:09撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
10/13 13:09
大鳥小屋まで戻って頂上を振り返ります
東北遠征のお楽しみ・ブナ林のトレッキングを楽しみ下山
2013年10月15日 13:07撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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10/15 13:07
東北遠征のお楽しみ・ブナ林のトレッキングを楽しみ下山
簡易トイレのある登山口帰着
2013年10月13日 15:32撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
10/13 15:32
簡易トイレのある登山口帰着
駐車場はこんな感じでした
2013年10月13日 15:36撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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10/13 15:36
駐車場はこんな感じでした

感想

以東岳は、“朝日連峰の北の重鎮”とも称される堂々たる二百名山です。

ベストルートは、以東岳→大朝日岳→祝瓶山へと連峰主稜線を貫く縦走路でしょうが、いかんせん2日しか休みが無いのと、遠征登山に軽快なフットワークをもたらしてくれる「フライト&レンタカー」の弱点である「車の回収」に難儀をしそう(土地勘のあるエリアでのマイカーなら、バイクやバス・電車・タクシーを活用できる)で、今回も2年前の大朝日岳登山と同様に最短ルートでの山頂往復となりました。最短ルートと言っても奥深い朝日連峰ゆえ標準CTは11時間半で、歩きごたえは十分ありそうです。

当日は、生憎と雨の中のスタート。西高東低の冬型で、北日本日本海側の山には「大荒れ情報」も出されていたので、念のため軽アイゼンや冬用の防寒具もザックに忍ばせました。

実際のところ、積雪こそ無かったものの頂上は立っておれないほどの強風。薄手のグローブだとすぐに手がかじかんでしまい、オーバーグローブやカッパの下の冬用インナーが威力を発揮。他の登山者が”登頂即下山”の中、大朝日岳にかかる雲が取れる瞬間を待つことができました。

計画では、下山はオツボ峰経由の周回予定でしたが、ハンパない風に稜線ルートを歩く気にはなれず、「早く樹林帯に逃げ込みたい」一心で直登コース下山に変更しました。

前日まで夏のような日が続いた後だけに、体感0℃の頂上で、“暑さボケの頭と体に渇っ!”を一発入れられたような山行となりました。

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体力レベル
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