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Yamareco

記録ID: 359276
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

雲海わく絶景の金峰山へ@富士見平テント泊

2013年10月17日(木) ~ 2013年10月18日(金)
 - 拍手
GPS
23:00
距離
10.9km
登り
1,135m
下り
1,135m

コースタイム

【day1】1040新宿=1239甲府1300=1314韮崎1330=1505瑞牆山荘1505-1550富士見平(泊)
【day2】0515富士見平-0602大日小屋-0630大日岩分岐-0720砂払ノ頭0735-0825金峰山0910-1115富士見平1200-1230瑞牆山荘1255=1315増富の湯1447=1545韮崎1610=1622甲府1630=1840新宿
天候 day1 曇り時々晴れ
day2 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2013年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
新宿〜甲府 中央高速バス(平日往復2900円ポッキリ)
甲府〜韮崎 JR中央本線(片道230円)
韮崎〜みずがき山荘 峡北バス(片道2000円)
コース状況/
危険箇所等
■道の状況
大変よく整備されて歩きやすく、台風の直後だというのにぬかるみもほとんどなかったです。花崗岩の岩場はフリクションがよく効きますが、下りの方が滑るかも。大日岩より上の方は霜が降りて氷も張ったようです。

■温泉
ガンが治る?というラジウム鉱泉で全国的に有名な増富温泉の町営日帰り施設、増富の湯は峡北バスを利用すると100円割引券がもらえます。また、乗り継ぎできる「片道券」が分割して払うより100円お得になります。富士見平小屋でくれた割引券は50円引きでした。通常入浴料金700円で休憩室が利用できます。持ち込み可。

■飲食店
増富の湯に併設の食堂は、なんと近所のばーさんが打った手打ちのそばが食べられるそうで、サイクリングのグループがわざわざ食事だけのために寄ってました。

韮崎駅には以前パン屋だったところがセルフのそば屋になってて、さぬき方式で天ぷらやおいなりさんをトレイに取ってから注文するスタイルで座って食べられます。それか駅前の観光案内所が入ってる新しいビルにパン屋があって、イートインできるカフェになってて時間調整に使えます。
瑞牆山荘から富士見平に向かう途中、カラマツの間から透けて見える瑞牆山。明日はスカッと晴れるといいな
2013年10月17日 15:41撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/17 15:41
瑞牆山荘から富士見平に向かう途中、カラマツの間から透けて見える瑞牆山。明日はスカッと晴れるといいな
富士見平より下のあたりはまだミズナラの葉が青いです
2013年10月17日 15:42撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/17 15:42
富士見平より下のあたりはまだミズナラの葉が青いです
富士見平でテントを張り、暗くなる前にさっそく晩飯づくり。今夜は水餃子入りキムチ豆乳鍋。にんにくニラ豚バラでスタミナつけて、油揚げと豆腐も入れてイソフラボン大量摂取w これで寒い夜を乗り切る!
2013年10月17日 17:09撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/17 17:09
富士見平でテントを張り、暗くなる前にさっそく晩飯づくり。今夜は水餃子入りキムチ豆乳鍋。にんにくニラ豚バラでスタミナつけて、油揚げと豆腐も入れてイソフラボン大量摂取w これで寒い夜を乗り切る!
早朝5時台の樹林帯歩き。苔がみっしりで、夜叉神峠〜鳳凰山のあたりや北八ヶ岳のようなしっとりした雰囲気。
2013年10月19日 06:52撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
10/19 6:52
早朝5時台の樹林帯歩き。苔がみっしりで、夜叉神峠〜鳳凰山のあたりや北八ヶ岳のようなしっとりした雰囲気。
ずっと暗い樹林帯から、明るいカンバ林に出たと思ったら大日小屋でした。
2013年10月18日 06:02撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/18 6:02
ずっと暗い樹林帯から、明るいカンバ林に出たと思ったら大日小屋でした。
大日岩まで来ました。岩が冷たい
2013年10月18日 06:23撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
10/18 6:23
大日岩まで来ました。岩が冷たい
テン場は多分5度前後までしか下がってないと思うけど、標高2000mより上はかなり冷え込んだみたいです
2013年10月19日 06:52撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/19 6:52
テン場は多分5度前後までしか下がってないと思うけど、標高2000mより上はかなり冷え込んだみたいです
苔との組み合わせが私には珍しくてきれいだと思った
2013年10月19日 06:52撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
10/19 6:52
苔との組み合わせが私には珍しくてきれいだと思った
ようやく樹林帯を抜け出した!青空だ!
2013年10月18日 07:20撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/18 7:20
ようやく樹林帯を抜け出した!青空だ!
富士山、久しぶり!
2013年10月18日 07:21撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/18 7:21
富士山、久しぶり!
南アルプスかな?
2013年10月18日 07:21撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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南アルプスかな?
八ヶ岳バックの瑞牆山!この位置から見ると全貌がよくわかる
2013年10月18日 07:22撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/18 7:22
八ヶ岳バックの瑞牆山!この位置から見ると全貌がよくわかる
うーんアルペンだ〜
2013年10月18日 07:23撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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うーんアルペンだ〜
オットセイ岩と名付けよう
2013年10月19日 06:52撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/19 6:52
オットセイ岩と名付けよう
富士山を見ながら、天空の朝ご飯ですw
くるみパンにイチジク、甲斐路ぶどう、栗、ラズベリー&ブルーベリー、梅など色々なジャムとバターをサンドしたものを作ってきました。温かいレモンティーと共に。
2013年10月18日 07:29撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/18 7:29
富士山を見ながら、天空の朝ご飯ですw
くるみパンにイチジク、甲斐路ぶどう、栗、ラズベリー&ブルーベリー、梅など色々なジャムとバターをサンドしたものを作ってきました。温かいレモンティーと共に。
さてここからは稜線歩きw
2013年10月18日 07:38撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
10/18 7:38
さてここからは稜線歩きw
花崗岩がにょきにょき
2013年10月18日 07:38撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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花崗岩がにょきにょき
しびれますね、このシルエット
2013年10月18日 07:42撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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しびれますね、このシルエット
ゴリラ岩のアゴ先に富士山w
2013年10月18日 07:42撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/18 7:42
ゴリラ岩のアゴ先に富士山w
すごい勢いで沸いてくる雲海
2013年10月18日 08:13撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/18 8:13
すごい勢いで沸いてくる雲海
あのもっこりが例の五丈岩かな?
2013年10月18日 08:13撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
10/18 8:13
あのもっこりが例の五丈岩かな?
振り返ると南アルプス
2013年10月18日 08:21撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/18 8:21
振り返ると南アルプス
早朝でまだ誰も立ってません
2013年10月18日 08:21撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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早朝でまだ誰も立ってません
裏側から見ればなんとなくルートが読める
2013年10月18日 08:24撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/18 8:24
裏側から見ればなんとなくルートが読める
はい着きました!八ヶ岳バックに
2013年10月18日 08:27撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/18 8:27
はい着きました!八ヶ岳バックに
うーん、何とも素敵な稜線だ
2013年10月18日 08:34撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/18 8:34
うーん、何とも素敵な稜線だ
写真には写ってませんが、肉眼では真っ白く雪化粧した北アルプスがはっきり見えました。台風の後で一時的に冬型になって、昨日は白馬三山から蓮華岳だか針ノ木岳だかまで全部積雪あったんですね
2013年10月18日 08:34撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/18 8:34
写真には写ってませんが、肉眼では真っ白く雪化粧した北アルプスがはっきり見えました。台風の後で一時的に冬型になって、昨日は白馬三山から蓮華岳だか針ノ木岳だかまで全部積雪あったんですね
国師ヶ岳と甲武信岳へと続く稜線。大弛峠まですぐに見えますね
2013年10月18日 08:34撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/18 8:34
国師ヶ岳と甲武信岳へと続く稜線。大弛峠まですぐに見えますね
写ってないけど、肉眼では浅間山とか頸城山塊とか日光連山とか御岳山とか本当によく見えました
2013年10月18日 08:34撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/18 8:34
写ってないけど、肉眼では浅間山とか頸城山塊とか日光連山とか御岳山とか本当によく見えました
いつかそっちにも行くから!
2013年10月18日 08:41撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/18 8:41
いつかそっちにも行くから!
さて来た道を戻りますか
2013年10月18日 08:41撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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さて来た道を戻りますか
凍ってます
2013年10月18日 08:47撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/18 8:47
凍ってます
南アルプスを眺めつつ休憩。柿の甘さがきく〜
2013年10月18日 08:58撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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南アルプスを眺めつつ休憩。柿の甘さがきく〜
帰りもずっと富士山が左側、正面に南アルプス、右前方に八ヶ岳が眺められて、夢のようです
2013年10月18日 09:12撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/18 9:12
帰りもずっと富士山が左側、正面に南アルプス、右前方に八ヶ岳が眺められて、夢のようです
ここ飛べたらな〜
2013年10月18日 09:17撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/18 9:17
ここ飛べたらな〜
お城みたい
2013年10月18日 09:41撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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お城みたい
富士山も隠れそうな勢いの雲海
2013年10月19日 06:52撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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富士山も隠れそうな勢いの雲海
樹林に入るとガスガスです
2013年10月18日 10:30撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
10/18 10:30
樹林に入るとガスガスです
すっかり落葉して寂しげな大日小屋前のテントサイト
2013年10月18日 10:44撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
10/18 10:44
すっかり落葉して寂しげな大日小屋前のテントサイト
カラマツが若干色づいてます
2013年10月18日 10:44撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
10/18 10:44
カラマツが若干色づいてます
道が落ち葉で埋め尽くされています
2013年10月18日 10:48撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/18 10:48
道が落ち葉で埋め尽くされています
見上げるとちょっとだけ残っている
2013年10月18日 10:48撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
10/18 10:48
見上げるとちょっとだけ残っている
この山域ではあまり紅葉は期待していなかったけど、カエデの落ち葉がきれいでした
2013年10月18日 10:48撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/18 10:48
この山域ではあまり紅葉は期待していなかったけど、カエデの落ち葉がきれいでした
富士見平のテントサイトに到着。さて畳んで帰るか
2013年10月18日 11:19撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/18 11:19
富士見平のテントサイトに到着。さて畳んで帰るか
立派な町営の日帰り温泉施設です
2013年10月18日 14:44撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/18 14:44
立派な町営の日帰り温泉施設です
韮崎駅前にて時間が余ったのでそばを食べて締めくくる
これで490円だったかな
2013年10月18日 15:47撮影 by  GR DIGITAL 4 , RICOH
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10/18 15:47
韮崎駅前にて時間が余ったのでそばを食べて締めくくる
これで490円だったかな
撮影機器:

装備

個人装備
ストック ナルゲンボトル サーモス ティッシュ アルコールティッシュ 防水袋 フェイスタオル 帽子 GORETEXジャケット 防寒着 スパッツ 手袋 パジャマ 洗面道具 日焼け止め ヘッドランプ カメラ 携帯電話&iPod Touch 時計 ファーストエイドキット
共同装備
テント フットプリント シュラフ ウレタンマット コンロ ガスカートリッジ レードル コッヘル(鍋) 皿&カトラリー ゴミ袋 キャンドル ナイフ プラティパス セームタオル

感想

この秋の山行、立山や那須でじゅうぶん紅葉は楽しんだけど、毎週必ず火水にやってくる台風のせいで、ガスが多くて展望がイマイチ。寒くなってきたしもうテント泊登山もそろそろ終わり、最後にどっか近場で見晴らしのいい山に行きたいな。ってことで、10年に一度の大型台風24号が去った翌日、晴天率の高い山梨へ向かう。しかし雲が多いな。南洋ではさっそく次の台風も生まれちゃったみたいだし、、、

韮崎に着いて瑞牆山荘行きのバスを待っている中に、京都から来たという5人組みのおばさまたちの登山者がいらした。関東の人間からすれば奥秩父は手近な日帰りの山だけど、さすが百名山2つが隣り合ってるだけあって、全国区なんだな〜。瑞牆山はルックスもかっこいいしね。

富士見平小屋は前回3年前に瑞牆山に登った時に中をのぞいたら、じめっとして廃屋っぽくて気持ち悪かった記憶があるのですが、最近はオーナーが変わって熱心に手入れをされているようでそれならとキャンプすることに。バス降りて1時間歩かないでテント張れるなんてラクだしトイレ水場も完備なら鍋山行やるにも申し分なし。ってことで、ほとんど食材しか入ってないデカザック背負って歩きました。

着いたらもう日が陰っていて、先客は2張り。選び放題のサイトにさっさとテントを張って鍋を仕込む。先週那須の避難小屋では1.8Lの鍋でやったら水分が多すぎて消費に困ったので、今回はフライパンを持って行ったのだけど、まあひとり鍋にはちょうどいいサイズではあるが若干ななめってるサイトなのでこぼれないか気が気でなく、なかなか難しいものがあるなー。しかしながら鍋キューブのキムチ味で作る豆乳キムチチゲはとても美味しく、冷凍の水餃子ももちもちしてて満足いく出来映え。寒い夜を乗り切ることができた。

早朝4時に起きて、まだ真っ暗な中支度をし、テント張りっぱなしで5時過ぎにヘッドランプをつけて出発。朝9時には山頂についてないと、ガスがわいてきて展望が台無しになりそうな気がしたので。日の出は5時45分ぐらいだったと思うが、樹林帯歩きなので6時過ぎてもまだ暗く、30分ぐらいはランプをつけて歩いた。1時間ほどすると突然明るいカンバの林になり、そこが大日小屋だった。大日岩がそそり立っているのがよく見える。白い幹の間にテントを張るのも雰囲気良さそうだけど、国師に縦走するんでもない限り使わないだろうな。そこからさらに30分ほどで大日岩の分岐に出てやっと少し展望が開け、富士山も見えた。うん、お天気は悪くないぞ。そしてまた樹林帯は続く。さすが奥秩父。。。

歩き始めて2時間、急登もトラバースも樹林帯はもういい加減うんざりしたあたりが砂払ノ頭で、突然視界がばーんと開けて冷たい風が吹き付ける。眼下には青い富士山、南アルプス、八ヶ岳。すぐ近くに瑞牆山のかっこいい岩峰たち。これこれ、これですよ、見たかったのは!ここで休憩を取ることにする。サーモスに入れて来た熱湯でレモンティーを作り、手製のジャムサンドとバナナとゆでた野菜やソーセージや卵の天空の朝ご飯。さてここから先は写真を撮りながら稜線漫歩だ。それにしても美しい稜線。去年の鳳凰三山のことを思い出す。同じ花崗岩の山だし、似てるのも当然か。

フリクションのよく効く岩場歩きをほどなくして、五丈岩、スルーして山頂へ。向こう側に大弛峠へと続く稜線、その先に国師と甲武信岳。ほぼ雲に隠れそうな位置に大菩薩嶺。富士山、日光連山、浅間山系、頸城山塊、真っ白く冠雪した北アルプスとくに後立山の稜線、御岳山、乗鞍岳、赤岳手前の八ヶ岳、そして鋸岳から甲斐駒、仙丈、白峰三山と南アルプスのイケメン達。こうして見ていると、今年1年の山行を振り返る年末棚卸し決算および来年度の山行計画を練りたくなりますな。

小一時間山頂周辺をプラプラして眺望を楽しんだ後、富士見平へと来た道を戻る。ピストンだけど、帰りもずっと展望が目を楽しませてくれるから嬉しい。とはいえ、10時頃にはどんどんガスがわいて来て、再び樹林帯に入る頃にはガスが充満してきました。早出しといてつくづく良かった。日帰りで瑞牆山荘方面から上がってくる人はちょうどこのぐらいの時間に山頂に着くので、平日ながらちょっとしたすれ違いラッシュアワーでした。

富士見平には思いのほか早く戻れたので、1本前のバスに乗って当初予定していなかった温泉に立ち寄ることに。個人的には鉱泉とかラジウム泉に思い入れがあるわけではないのですが、まあ温泉好きの間では有名な
増富温泉、話の種にはなるし、しばらくこの山域に来ないかもしれないから、と思って行きました。指示通り、25度から37度のぬるめの湯にかわるがわる1時間は浸かったのではないかな?途中寒くてサウナに入ったりもしたけど、やっぱり健康体のただの筋肉疲労にはフツーに硫黄泉のが効く感じが。。。しかしながら施設自体は食事処があったり無料の休憩室があってお茶が飲めたり横になれたりと、いかにも町営のアットホームな感じがリラックスできて好感度高し。時間がなくて食べてないけど、そばは手打ちらしいですし。

そんなわけで、大満足の山行となりましたが、この山は眺望がすべてなので、お天気次第でだいぶ印象も変わるんだろうなあ。






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