甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根ー日向八丁尾根周回
- GPS
- 20:33
- 距離
- 26.2km
- 登り
- 3,316m
- 下り
- 3,320m
コースタイム
- 山行
- 8:50
- 休憩
- 1:54
- 合計
- 10:44
- 山行
- 8:53
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 9:39
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
きらきらした景色の写真がいっぱいで、こんなに美しい空間に行けた幸せをかみしめた山行になりました。
■登り、黒戸尾根
2度目。1度目は日帰りで、下りは天気が崩れたので、大変だったとかより、
晴れたときにまた来たい・・・と思っていました。
念願叶っての快晴。気持ちよく登るはずが、忙しい日が続いて疲れがたまっていたのと寝不足とで
絶不調。あと荷物のせいも。途中繰り返す階段はしごにノックアウトでした。
こんな不調で山頂踏んで、さらにその先のテン場まで行けるか、先が見えない気持ちになりましたが
途中、10分だけ寝させてもらい、少し回復。
山頂が見えたらうれしかった。
■甲斐駒山頂からテント場
下りはじめ、少しうろうろ。途中も不明瞭なところがありましたがなんとかわかる感じでした。
この下りは山肌の紅葉、黄金色に感激しつつ、調子悪かったのも忘れ、何度も立ち止まって
見渡して、写真撮ってました。
石室も立ち寄り、中を見学させてもらいテント場へ。なんとかたどり着けてよかった。
■テント場
この日、私たちを除いて3張り。
仙丈がバッチリ見える、展望地です。
水場は思ったより下でしたが、ありがたい。
この日最後の力をふり絞って登り返しました。
夕方、少し雷がゴロゴロ、雨が一瞬パラっとありました。
疲れて放心状態、着替えたり、荷物広げたり、なんとかごはん食べなきゃー。
メニューはじゃがマッシュ(←よっしーおすそわけのうずらの卵のせ)
バジルソースのパスタ、カップスープ。
温かいものでお腹が満たされて、ほっとしました。
その後は即寝。熟睡。
朝は4時起き、5時半出発。朝方星もきれいに見えました。
■テント場から大岩山
歩き出しは地面が凍って硬かった。
朝日があがりつつ、照らされる山肌がきれいでした。
朝の光って、どうしてこんなにきれいなのか。
歓喜の声を何度もあげて歩いていました。
踏み後メインで追ってしまい、途中ルートロスもありましたが後続者も同じだったよう。
大岩山登りとりつきは、鎖、はしごの連続。
気を抜けない、一歩ミスしたら、大けが?終わり?なところを、なんとか無事に突破。
一歩目の足をかけるのが大変でした。
安堵して、大岩山で一息、休憩。
■大岩山から日向山
大岩山からはいたって平和な道。
風もなし、歩きやすく、快適な下りが続き、楽しい時間。
鞍掛山に立ち寄り、また、ここからは、堂々たる甲斐駒のすばらしい展望に感激。
ここでテント張りたい!ってなりました。
1度目に来た時はそこまで思わなかったのかな?天気のせいか?
日向山手前の雁が原ではkちゃんが濃いピンクの花に注目。
帰って調べたら、大びらんじでした。
■下山後
帰りの車の道中、音楽の話で、グレートトラバースのテーマ曲が話題になり
Youtubeで歌詞付きのを見たら、もう一度見たくなり、
帰って、しっかり見たら、すごく良い!。
心に映像と歌詞が焼き付いて、人生のテーマ曲にしたくなりました。
これまで、陽気さんの旅と音楽のセットで英語を聞いていたけど、
歌の意味がわかると、とっても心に響きました。
これから、登りのときに思い出そう!
今回、帰ってオオビランジを調べたら、日向山に以前訪れた自分の記録を見てびっくり。
花は覚えてないし、錦滝にも下ったことあるのに、覚えていない・・・。
自分の記憶がどんなにあてにならないことかと、落胆。
山へ行けばご機嫌という幸福論で生きている自分。
もっと山に真剣になりなよーって。
しかし、行けば行くほど奥が深い山の世界。まだまだとらえられていないってことか。
でも、とにかく、またとない、すばらしい景色に出会えた今回。
感謝があふれます。ありがとうございました。
2016年
初めて日向山から甲斐駒ヶ岳を見上げ
2017年
栗沢山で雰囲気がガラリと変わる甲斐駒ヶ岳見上げ
2019年
ソロで黒戸尾根日帰りピストンで登頂するも日向八丁尾根に興味が湧く
その後計画を2年間温めての決行である。
黒戸尾根
言わずとも知れた急登の尾根は容赦なく体力を奪いすんなりと登らせてはくれなかった
いつもは梯子や鎖場など有難いくらいなのに、重いザックが負荷となり体が持ち上がらない。
軽量化の重要性を改めて考えさせられた
いや、最大限に山を楽しむなら重荷に耐えられる強靭な肉体を作ればいいのだが…自分に甘い。
七丈小屋に着いて大休憩、キャパオーバーすると食べ物を受けつけない体が憎い。
計画変更してここで泊まるのも有りかな…と頭をよぎった
みんなを引っ張ってくれるukkyちゃんもこの日体調が悪かったが、私の計画だった事もあり頑張ってくれてるのがヒシヒシと伝わった
休み休み、なんとか甲斐駒ヶ岳登頂
出来る事ならココでビバーグしたい!叶わぬ夢まで抱き始める始末
今回はこの先も行かなくてならない、この先こそ私の夢なんだ!
甲斐駒ヶ岳山頂から六合目小屋の少し先のテン場までの稜線歩きもルーファイ難しかった
普段からukkyちゃんに頼ってしまう悪い癖がある、この日体調が芳しくないukkyちゃんにルーファイさせてしまい申し訳なかったです。この山行で一番の反省点でした。
テン場に着いてからもまだひと仕事残っていた
水の確保だテン場からピンテを頼りに下り補給した。やっと補給し終わると雷が鳴り始め慌ててテントに戻った
雨はパラパラで済んだけど、疲労困憊もうヘトヘトで食欲も無かったが明日の為に頑張って食べた
折角上げたビールも飲めない始末
どんなに疲れても食べれる人寝れる人は強い。両方ダメな私。
日向八丁尾根
2時間寝て30分起きてを繰り返す
疲れてる割に良い睡眠が取れなかった
ダラダラし過ぎてみんなを待たせてしまった。
5時30分スタート
鋸山へ向かう人なども歩かれているので踏み跡はあるものの
三ツ頭分岐手前でルートを外した濃い踏みに導かれてしまったけど、昨日の反省もあり踏み止まり確認や相談を怠る事なく進めたと思う。
歩いてみたかった日向八丁尾根は想像を遥かに超える展望箇所があった
凄かったのは烏帽子岳
天候にも恵まれ加えて山肌が紅葉の着物纏っていてパノラマビューを最大限に楽しめた。絶景をみると素直に感謝の気持ちが湧く。
普段生きてる事に感謝などせず過ごしてるのに不思議だ。
鞍掛山も特等席が用意されていた。
しかし良い事ばかりではなく、大岩山の難所もある
鎖や梯子など整備はされているけどかなり慎重になった、足の置き場や手が掛かる場所を探しなんとか登るもやはり重いザックを背負いながら体を上げるのは大変でした。下りに使うのとどっちが大変なのだろう。
難所は無事通過したけど、心身共に疲れたので大岩山山頂で休憩した。
その後は鞍掛山まで笹原や唐松の素晴らしい林をルンルンで歩き、日向山で思いを馳せた昔の自分と対話して
山に登れる事、山の仲間がたくさん出来た事、全てに感謝の気持ちでいっぱいになりました。
なにより.3人で二日間苦楽を共にし励まし合い、無事下山出来て良かったです
ありがとうございました
コメント
この記録に関連する登山ルート
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鞍掛山 展望台でご一緒させていただいたFutaroです。
皆さんが歩かれたコースは、僕も10年前に歩いたので、このレコを見て懐かしくなりました。
六合石室に泊ったのかと思ったのですが、各自でテントを持って天泊したのですね。テント装備でこのコースは大変だったでしょう。お疲れ様でした。かなり疲れた様ですが、3人で歩けば楽しいキャンプ山行だったのではないでしょうか。ところで僕の歩いたルートでは紅葉していませんでした、皆さんが歩いた上の方は既に紅葉していたのですね。
若い頃はテントを担いで海外を風太郎していたのですが、かなり前から軽装の日帰りにすっかり慣れ、久しくテント泊をしていません。皆さんのレコを見ると、あらためてテント泊でなければ味わえない登山の良さが有るな〜と思い出しました。
これからも皆さん一緒に良い山行を楽しんで下さい。
返信おそくなりました。コメント、ありがとうございます。
海外を風太郎でfutaro。なるほどですね!
とってもうらやましい、あこがれます。
あの日、短い時間のやりとりでしたが、お話の端々から、無敵の強者感たっぷり。
海外も含めて、いろいろなご経験されているのですね。
テントは荷物が確かに大変ですが、山で一泊の時間は、日常に味わえない解放感、星空、朝焼け、日の出・・・が魅力で
荷物が苦にならない体力が目標です。
あの日の鞍掛山からの展望、すばらしかったですね。
共有できてうれしく思います。
また、どこかの山でご縁がありましたらうれしいです。記録も参考にさせていただきます。
海外を旅していた時、頑丈な靴を履いて大きなザックを背負っている人ほど一目おかれました。長く色々な所を旅をするには、軽量なザックや靴では無理だからです。当然重いので荷物が苦にならない体力を持っている必要が有ります。
これからも荷物が苦にならない体力を作り、テント山行で深山の旅を楽しんで下さい。僕も来年にはテント山行を復活できると思うので、その時にはトレーニングの種類を変えようと思います。
ではまたどこかの山で。。。
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